ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

spドラマ

「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」☆☆

 検事から特捜部に配属になった富永真一(玉木宏)の実家は老舗和菓子店富永。
剣もほろろな事情聴取に、素人ですがとお茶を点て実家の茶菓子を添える裏技で、政界大物未亡人(草笛光子)の口も滑らかになったりして。

 そんなある日、幼馴染の左門(鈴木浩介)が失踪。
残した不可解なメッセージを読み解いてたどり着いた動画では左門が、日本の宇宙開発技術が売り渡されると告発していた。そのスパイはなんと元首相橘洋平(仲代達也)と、時の官房長官中江信綱(西村まさ彦)?
 一方、宇宙開発センターの現場では、若い八反田遥(相武紗季)が不満を溜めていた 。表では開発に好意的な官房長官が、実際の予算や成果には締め付けが厳しく、思うように研究が進まない。そんな中、上司寺田教授(勝村政信)の不正アクセスを発見。問い詰められた寺田が『いっそ予算も人手も潤沢なアメリカで研究してもらったほうが』と吐露するのには、
「それは犯罪です」 
とぴしゃり。 遥の父はその昔、データを売られ失意のうちにこの研究センターを去っていたのだった。

 富永が独断で動くうち左門がスパイ容疑で指名手配されてしまう。富永の家も荒らされ、実家は全焼。益々捜査にのめり込んでいく富永は「国は何もしてくれない」と信用薄い八反田から何も聞き出せず。やっとたどり着いた橘から真相を知らされ中江逮捕を目指す間にも、寺田が自殺……。
巨悪の前に、正義はこんなにも無力なのか?

 というわけで、脅されても騙されても動じない正義の人玉木宏でっす。
幼馴染の危機に、小さい頃のスパイごっこの思い出からパスワードを解除する展開は胸熱ですね。しかしそうまでしてたどり着いた動画の告発は半分、嘘。スパイと言われた橘氏は、むしろ宇宙開発を守る立場で左門の味方。中江側に動画が渡った時に富永を守るため&中江逮捕につながる様にと、あえてのミスリードだったのでした。 それを、左門の種明かしの前に自分の頭で解き明かした富永、さすがさすがと橘氏も気に入ってくれましたよ。
 いい場面なんですけどねえ。いかんせん橘氏がご老体で長く喋れず、全て富永の推理と左門の録画動画で語られるのはちょっとどうなんだか。リモートでもない録画って、騙されたり脅されたりしていないのか、富永が難しい顔をする度に『この左門の仕草が、嘘言ってる合図だなんてことは?』と深読みして疲れましたw  富永の事務官五十嵐(萩原聖人)が中江と通じている!のを、いつもしている空咳で示す演出もかっこいいのですが、それを本人がぺろっと富永に告げ、でも橘の配下ですと二重スパイ自己紹介って!盗聴でもされてたら詰むよねー。2時間にまとめたせいなんでしょうか?
 可愛い八反田さんに「僕が、守ります」キリッを意味なく繰り返すのも、少しでも恋バナっぽい場面を入れなきゃイケナかったんでしょうかw

 さてお目当ては中江官房長官〜!
記者のぶら下がりも、研究者との会議も、苦虫を噛み潰したような渋面で強面です(でも切り揃えた白髪が逆光でぽわぽわと輝く様子はちょっと雛鳥w 触りたいw ) なぜ国を売るようなことを企てたのか? 邪魔な特装の実家の火事も中江の指示なのか?そんな内面は何も描かれることのないまま、伸びた背筋、文字通りの上から目線で下々を見下ろす嫌な奴のまま、尊大に逮捕されて退場でした。

 富永検事シリーズには続編があり、五十嵐事務官も出演していますが橘氏は出番なし。八反田さんともと官房長官のその後は出てこなさそうですw


「岸辺露伴は動かない」1、2、3 ☆☆☆☆☆

 いやあもう、実写化大満足!

 そういえば感想忘れてましたが、リアルタイムで3日間見ましたよ。今度再放送があるんですねえ。
あの露伴さまを高橋一生が演じることに、なんの不安もありませんでしたが。蓋を開けたら予想を超えるクオリティ。語尾に欠かせない「ッ」が聞こえるw  原作で目に焼きついたあのポーズこのポーズも見事に具現化!それもそこだけの不自然な止めでなく、流れるように決めてくる、Eスコア高さw  衣装も白黒でスタイリッシュながらヘアバンドと筆先ピアスはそのままに! あと幼女のワンピのラインも見事に荒木飛呂彦! 各部署の本気が見えます。 (露伴邸も有名な名建築と建物マニアな友人談)

 またジョジョに欠かせない要素「スタンド」の説明をあえてせず「ヘブンズドアー」を露伴個人の超能力として描写したのもナイスでしたね。 人間が倒れ、ペラペラと顔がめくれて本になる場面のインパクトを、初見でもそのまま受け止めるために最適だったのでは。 
  狂言回し編集嬢のゴージャスふりふり鈍感力MAXも愉快。漫画家志士十五とのやりとりでは、禁止で逆に問題が拡散する矛盾や,禁止への不満を作品に昇華させたのか。実際にそんなリストがあったのか,ニヤリ案件ですね。

 違和感があったのは唯一、記憶をなくしたカメラマン平井太郎周りでしたが。3話の繋がりを持たせるためでまあいいかな。頭がふわっとしている恋人=事故前から恋人で世話し続けているに違いない、と思い込んでしまったのは私の偏見でw  実際は事故後に出会っていると3話で分かりましたよね。転生それでいいのか問題もまあいいやw 
 あとあの幼女は、日清の坦々麺CMで商品名言えてなかったあの子よね!可愛い。

<物語> 
 岸辺露伴(高橋一生)は、大人気漫画を連載し続ける売れっ子漫画家。脇役のたった一言にも下調べの手を抜かない露伴には、ある特殊能力があった。
「ヘブンズドアー」
そう唱えると、人間は一冊の本となり、本人すら忘れた記憶の全てを露伴の前に曝け出すのだ。

★今日も、空き巣を捉えその人生を生きた資料として読む露伴の前に、新人編集者泉(飯豊まりえ)が現れて……。山奥の不思議な物件、住む人は必ず成功するという豪邸を買う自分を、取材しないかと持ちかける!
 マナーに厳しい売主との面会は、一つ失敗を犯すたび『大切なものを一つ失う』恐ろしいチャレンジだった(「富豪村」)
★編集部がよこした使用禁止語リストに、わからない言葉がある。幻の言葉「くしゃがら」を求め、廃人と化していく同僚漫画家志士十五(森山未來) 言葉は文字通り彼に取り憑いたのだ(「くしゃがら」)
★ある日、出会った『逆さにしゃべる幼女』 しかし問題は子供でなく、その子を世間から執拗に隠そうとする母親(瀧内公美)の方にあるのでは。 皆が見守る前で姿を消した子供を追いかける一同。 居合わせた、泉の恋人(?)太郎(中村倫也)も母娘と一緒に「ヘブンズドアー」で本になるとそこには。信じられない調和が広がっていた(「D.N.A」)

 ああ、再放送また見ちゃうかも。続編に期待です。 

「古畑任三郎ファイナル ラストダンス」☆☆☆

 田村正和追悼再放送。
こんな悲しい気持ちで「古畑任三郎」を見る日が来ようとは…。

そして15年前のTVは3夜連続古畑任三郎スペシャルなんてお祭りが出来たんだと思うと隔世の感です。犯人役が藤原竜也、イチロー(当時の弊レビューこちら) ときて、最後になる松嶋菜々子が今作。
 松嶋菜々子、綺麗!今もこの15年前と遜色ないのですから女優さんて流石です。
双子の姉妹を一人二役。地味で引きこもりで僻みがちな姉のノーメイク時、こんな松嶋菜々子初めて見たけどイイね!と引き込まれました。 そう、どうやら私これ初見??今更すぎてびっくりなんですけど!

 売れっ子脚本家加賀美京は、双子姉妹もみじとかえで(松嶋菜々子)が共有するペンネーム。
実は古畑任三郎(田村正和)も、加賀美脚本の刑事ドラマ「鬼刑事ブルガリ三四郎」のアドバイザをしていて打ち上げに呼ばれ、構成&渉外担当の華やかなかえでに密着ダンスに誘われてデレデレ。しかしその間も実作担当の姉もみじは徹夜で脚本を仕上げていたのでした。

 翌日、古畑と待ち合わせている かえでに『入れ替わり』の悪戯を持ちかけた もみじは、自分に扮したかえでを殺し、妹のふりで古畑の前に現れるのですが……。

 例によって、会って2秒。ブルガリ三四郎コスの真っ黄色コートをスルーした時点で実はもう疑われてましたよね。新ドラマの制作発表でも『恒例のアレ』を求められて立ち往生。そんな簡単に入れ替われる訳は無かったのでした。
たとえ何日か切り抜けたとしても、「その人」になるって、らしく振る舞うだけじゃ無い。それぞれの相手と築いてきた関係や距離感が問題でしょうにね。
 それでも、独り立ちしたかった。出来ると思った。それ自体は悪いことじゃないし。「好きにすれば」と口では認めつつ、服や化粧にケチをつけ、打ち合わせや宣伝を姉には無理無理と言い募った妹だって、1人は不安だったんでしょうよ。そこで『お姉ちゃんが居なきゃ困る』と言えていたら。殺してしまう前に、2人でもう少し、話し合えていたら良かったのにねえ。

 しかし爆竹は鳴り、遺体は発見されて。
 今泉くん(西村まさ彦)臨場! 若い!髪、黒い!おでこツヤツヤ!
共同ペンネームと知らず、今死んでた加賀美京子を呼ぶ西園寺くん(石井正則)に動揺し、現れた かえで(を装うもみじ)に怯える様子がキュートです☆
今泉くんは「白い巨塔」推しw 「鬼刑事ブルガリ三四郎」ごときは一晩で書けるとクサし、脇役ダメ刑事鶴田もバカにしてたのに、古畑さん監修→自分がモデル?と気づいて、文句を言いに来るのもラブリー☆  その時のドア音で、人形が落ちてヒントに。ほら役に立ってるんですよ(銃声でなくとも人形は動くとも示しましたけど)
あ、マンションの裏口目指してダッシュもありました!
「アイツは怪しい!」
と勘でもみじを疑う今泉、ロジカルに彼女には不可能だと主張する西園寺。その横でもの思う古畑さんは既に、どう入れ替わりを認めさせるかを考えていたのかも。
(トリックの穴をつつくと、大概の犯人は必死で抗弁してきますよね。今回も、姉は自殺だと言い張る犯人さんでしたが。あのかえでさんが殺したのなら、自説はともかく相手の他殺説を立て&侵入者がいたなんて怖い…としなだれかかるぐらいはしそうです)

 締めはしっとりと、ラストダンスで。




「医療捜査官・財前一二三」6 ☆☆

 きゃー西村さんカッコいい〜☆ そして高島礼子パンツスーツの美ライン!美脚&美貌いまだ健在ですね。

 事件現場は人気映画「殺意のメス」6作目の製作発表。殺人予告を受けて
「捜査一課、柔道五段の五十嵐鞘次郎が賊を取り押さえてやりますよ」ハハハハハ(段位上がってるw)
と警備に当たる五十嵐巡査部長(西村まさ彦)でしたが、会見中に主演女優永池カオル(香寿たつき)があえなく死亡します。
 倒れたカオルに駆け寄り、死亡判定をしたのは担当ではなかったはずの財前一二三(高島礼子) ? 実は原作ファンなだけでなく、医師で小説家な原作者伊瀬(長谷川初範)は一二三のかつての指導医だったのでした!

 かつてって、30年ほど前では。それで惚れた腫れたって今更ですが。先輩六車(石倉三郎)が伊瀬と一二三の仲を下衆に勘ぐる度にムッとする五十嵐が可愛いですねえ。
 殺され方が未発表の小説と同じで、まず伊瀬が疑われ。助手の遠山(石井智也)がゴーストライターと判明し容疑がかかるやいなや転落死。今度こそ伊瀬が?と疑う五十嵐の再現作業が愉快でしたわ。某ホテルのスイートルーム。伊瀬御用達で、一二三さん実際に鍵見せられて誘われている部屋での
五十嵐「寝た?」
一二三「ネタ…?」
これ日本語字幕がこうなのですが、お誘いを思い出していた一二三の方が「寝た?」と聞こえたでしょうし(笑) 五十嵐はトリックのネタを話しているつもりですから「ネタ」で、逆じゃないのかとw

 レーザーポインタでホテルからかなり遠い現場屋上を狙う検証実験!防護メガネもせずに待ち受ける六車たちw  そして推定映像も転落にかなり無理があり、むしろダメダメな印象←誠実ですね!
 実際は、遠山の相談に乗っていた窓際編集者(斉木しげる)が突き落とし、捜査撹乱にあえての遠隔可能トリックでした!じゃーん!
 女優永池カオルが、かつて伊瀬の専門だったALSを発症していたという悲劇が添え物になってたのは残念でした。患者だから浮気じゃなかった、と言うなら奥様(山口美也子)にぐらい、打ち明けておきましょうよ〜、守秘義務だというならカオルから言っておこうよ〜。健気な妻の本音、は素敵なエピソードでしたのに。

 小野武彦がゲスト課長代理。カオル情報を語りヒントを与える役どころですが、長年大ファンの割に「残念だね〜」「許せないね〜」ってだけ。警察関係者、変死慣れすぎ設定?

 ラスト、横浜の観覧車を背景に屋台飲みで打ち上げる3人。課長代理をそっちのけで、もつ煮こみを取り合い痴話喧嘩です。なのにカバンから出てきた本は、五十嵐が「殺意のメス」一二三が「青春どすこい!」⁉︎   互いの愛読書に興味を持ってこっそり読んでましたのよおおお!いい年して本当もう焦れったいです(笑)



 
 
 

「シグナル 長期未解決事件捜査班」SP ☆

 みんな記憶力、良すぎでしょ!

「諦めなければ、未来は変わる」
の合言葉はそのままに、4年の時を経て「シグナル」、時を超える不思議通信機が帰ってきました!

 上司中本(渡部篤郎)殺害の濡れ衣を着せられたまま、失踪中の大山(北村一輝)を探す三枝健人(坂口健太郎)警部補と桜井(吉瀬美智子)
  その大山とつながる通信機が、
「20年前に自殺した恋人を見た」
と、カメラマン武田(古川雄輝)が相談に来たところで通信復活。大山側の時間は、奇しくもその恋人上杉胡桃(桜井ユキ)が遺体で発見された翌日。きっと意味がある、と健人が信じた通り、胡桃を殺した男こそ、中本殺しの真犯人でした!
 ただし、殺害女性は人違いorz
実際に殺され遺棄されたのは別人で、胡桃はその子になりすまし海外に逃げていたものの、事情あって帰国中を桜井(吉瀬美智子)が確保。
殺害の証言も証拠音声もバッチリで、もう逃げなくてもいいと真犯人の石川社長(青木崇高)を追い詰めるのです。
 でも射殺事件は、肝心の銃が廃棄済。胡桃の証言だけでは弱いと承知の石川が、もう無い処分先をペラってくれるものだから。はい、過去の大山がサクッと発見!過去で逮捕!……てことは、大山の冤罪も逃避行も、無かったことになりましたー!

 うん、めでたいのですが。
その変更を大山がどう把握しているのかが、相変わらずよく分からなくてモヤモヤします💦 そして何故左遷? むしろ表彰ものだったのにね。
 
 そして、過去の大山の時間では健人が育って警察官になる、その日。何やらマスコミに届けようとしていた大山を何者かが射殺。また事件の根っこは闇に葬られて……続きは映画でね? なんだそりゃ〜!

 完結編は気になりますが、映画もきっと雑なんでしょうねえ。最後に大山と健人が「初めて」会ってくれるだけで、全部許せるのかな??

 今回、1番気になったのは胡桃の告白場面!
20年別人として生きてきたことが警察にバレて。そもそものレイプ事件からお話ししてる間も、そこには姉(篠原ゆき子)が……💦 姉も出て行くタイミング失っただろうけど、警察も気が利かないよね??
 そして武田は一度だけ来た人を「大山刑事」と忘れずw  胡桃も、ヤバい状況で漏れ聞いた「中本を殺した」発言をしっかり供述! そんな記憶力抜群カップルでも、哀しい過去がガラッと改変されたことは知る由もなく。
2人が幸せな家庭を築いていて良かったですけどね。それを健人と桜井さんでこっそり見に行く意味ありましたか? 一般人の住所調べて?
例えば胡桃は女優として成功し、オシドリ夫婦として武田と共に報道されていたって良かったのにね。  癌で移植が必要だったお母さんは、きっと心労もなく発症しなかったのでしょう。

「名建築で昼食を スペシャル横浜編」☆☆☆☆

 うわー横浜って素敵(><)
そして物語も切なく、いいスペシャルでした。

 そういえば本編の最終回は書いてませんでしたっけw だって藤(池田エライザ)とお友達の喫茶店計画の頓挫は目に見えていた一方で、師匠と弟子2人の関係は深まりも壊れもせずに特に何もなかったですもん。
そこに新春スペシャル。
千晶さん(田口トモロヲ)の乙女建築ブログ更新も滞るなか、藤も仕事で忙しく、なんとなく疎遠になっていた2人。久しぶりの名建築巡りのお誘いは藤の地元?の横浜だったのでした。
 神奈川県立図書館と音楽堂。またもやル・コルビジェの名を聞きながら巡る名建築。いやー素敵素敵、行ってみたいです。本シーズンの様にざっくり「東京」と広すぎるより訪ねやすそうですよね。

 楽しく語らいながらも、端々にいつになく歯切れ悪く思い出話を挟む千晶さん。横浜には人に会いに来た……会う筈だった……という彼の背を押し藤も馴染みのホテルニューグランドに向かうとそこで千晶さんを呼び止めたのは、藤も幾度もみかけた凜とした老婦人(加藤登紀子)で……。
どうやら千晶の父の恋人だったらしいその女性。貴方にこそ持っていて欲しいと設計図を取り出します。

疎遠な息子に言い出せずにいたけれど、お父さんはこの設計図を貴方に模型にして欲しかっただろう、と。故人らしきお父さんが、恋人と暮らすための家ではありましたが。それで何やらわだかまりが溶けたらしい千晶さん。帰宅後作り始めた模型は、その家なのでしょう。
 赦す。その相手はもういなくても。

 藤相手には、建築家の父親の素性は確か語っていなかった千晶さん。 でも老婦人がいつも抱いていた本はKOUJI UEKUSA。藤も分かっているでしょうに、水をむけられても気がつかなかったふり。いい間合いです。たまに何かのテーマで少し会って、少し話して。ちょっと心が軽くなる。良い仕事ができる。それでいいんですよね。
(お土産のお返し、をいつも持ってくる乙女な千晶さん。それも『持ってきた』と言いつつも、荷物になるから別れるまではずっと千晶さんが持っているんですよ。そんなところも本当に優しく気の付く育ちのいい人です。犬には嫌われていてもw)


「警視庁ゼロ係 出張捜査sp」 ☆☆

 やったー、4月からシーズン5決定!
と、最後のニュースが全てのスペシャルでしたw お決まりの赤い野菜さつまいもと赤カブをここで出しちゃって、連ドラでどうなるのかが一番の心配ですw

 身寄りを無くした幼児と関わったゼロ係。

その子に全財産を贈るといっていた名家の祖父も急死、幼児を送り届けるついでにその龍神家を調査していると親族が続々急死。弁護士が連れてきた女は、本当に失踪していた幼児母なのか?……ここで、幼児とその女のDNA鑑定を出されてもw 親族勢揃いなんだから、姉としましょうよ。 ほら、実母ではあるけど龍神家とは関係なかったじゃん!

 そもそもの設定が、2時間ドラマ風味なゼロ係。なんだかんだで地方で捜査を始めても違和感ゼロw
小早川冬彦警視(小泉孝太郎)のいつものレポートが『龍神伝説』、地元の名家で起きる連続殺人、四神の見立て、出生の秘密。はいはいはい。逆さの脚に包帯に何かと『犬神家の一族』オマージュなのもギャグの域ですよねえ。その上、出先の役場『よろこんで相談室』通称『(役に立たない)零点係』から来た秋彦(NON STYLE石田明)が上から下まで真っ赤の赤かぶりw ハイテンションが馴染んでましたねえ……。
 その辺はいいんですけどね。
いつもの警視どの失礼って、厳格な捜査会議で正論吐いたり、偉い人や犯人相手に好き放題するから痛快なのであって。民間人相手に好き放題では、国家権力の横暴だー(^^;;;;)  酷い火傷、という女性に包帯を取らせておいて『うわーっ』って、寅三先輩(松下由樹)まで一緒に失礼になるのも違うのではorz (結局、火傷は嘘でしたけどね)

 今時らしくリモートで会議するゼロ係、煩い署長(石丸謙二郎)を音声オフw 紫(安達祐実)ピンク(戸塚純貴)と、暇な面々があちこちで証拠を集めて来てくれます。山に登ればピンクがドローン飛ばします。うんうん。しかし黄色の卒業は手痛いですね。そっか桜庭(木下隆行)は鑑識で犬代わりに活躍しちゃってるのか……orz  ゼロ係勢揃い!と赤の警視どのを囲んだ時に、黄色がいないだけでこんなにも各色勢揃い感がなくなるとは思いませんでしたよ。別のおデブさん連れて来られるのもいやですが、寂しいな。

 さて4月からは新シーズン!
シーズン3でのワイロ先生(石坂浩二)みたいな好敵手登場を楽しみにしています!

「こもりびと」☆☆

 10年引きこもってた息子雅夫(松山ケンイチ)が、父一夫(武田鉄矢)の葬式では立派に喪主を務めました!って、そんな上手くいくなら世話ないです。でも視聴者の、同じ境遇の親御さんの不安は多少減らせて、同じ境遇のお子さんには多少の希望が見えてくる、そこが物語の良いところなのかもしれません……。

 というわけで「おくりびと」的なうるわしいタイトルにしたところで、主題は身も蓋もなく引きこもりです。
ただし大学は(希望校でなかったにしろ)きちんと卒業し、就業も(正社員になれなかったにしろ)して30才までは頑張って店長にもなったのに、ブラックで心を病んで以後引きこもったそうで、知恵も経験もプライドもあるいい大人。知的にも精神にも障害がなければ行政からの補助も望めない。学校にいけないまま大人になって今に至るのとはまた違いそうです。
同じ家に住みながら、観て観ないふりを続けていた父一夫。家を出た兄妹には、雅夫は『海外で働いている』と言いつくろっていましたよ。しかし余命宣告を受け、遅まきながら向き合うことにしたのでしたが……。

 既に何度か衝突済みで、正面からは話にならない父子の間に入るのは姪っ子です。雅夫がコンビニタイムの間に部屋に忍び込みPCをチェック!
自助団体や、資格試験を調べている履歴。そうそう現代は部屋に居てもゲーム以外のことも出来るんですってば(さすがNHK、健全w)ちゃーんと録画を仕掛けていった雅夫にバレて激怒されますけどね。抜かりなくSNSアカウントも調べた姪っ子ちゃん、一夫に使い方を指南しました……。
 @カチナシオ のハンドルで不満を書き散らす息子に、@パンク先生 として父が接触、説教する様になるのです……。うわー、なりすまし最悪orz

 息子の本心を、のぞき見るだけならアリだったかもしれません。実際、すべて親のせいで上手くいかないと思っていることすら知らずにいたんでしょう?
さすがに40才にもなるのに『親のせい』って、無理あると思って観ていましたが、雅夫視点の回想ではまあ、人生の節目節目に必ず罵詈雑言orz 優秀な兄と比べてクズだ甘えだ出来損ないだと、当時教師だった人がよくもまあしちゃイケナイ見本をこれだけ並べるようなことになったのか(^^;;;;;;;) 果ては、病気の母の介護で退職したんじゃないですかー! 息子が辞めたことに文句を言う前に、正規雇用の自分が時短なり休暇なり取って支えるつもりがカケラでもあったのか、と。
@カチナシオの趣味に合わせたブルーハーツ履修も、今更です。KingGnu的な近々の曲じゃあるまいし、ブルーハーツを一緒に聞いてもいないとはいつからの断絶。 だいたい、部屋に侵入された直後から新規アカウントに連日絡まれたら、もう秒でバレますよね。ほらバレた(^^;;;;;)

 俺を馬鹿にしてる、あの時もこの時も、とやっとぶちまけられた雅夫に向かってテンプレの「悪気はなかった」「発憤させようとして」を繰り返す一夫。だったら雅夫だって今悪気はないし、お前の引きこもり対応の評価を教えてやってるんだから。25年前の雅夫が黙って言われるがままだった様に黙って聞いておけー!
 しかし哀しいかな病気の老人。興奮が障って倒れた一夫はそのまま帰らぬ人に。雅夫の不満大爆発を受け止めたことが、親として最期の勤めになってしまいました。自分のせいで、と落ち着いたら苦しむこともあるかもしれないけれど、言えなかった後悔はすくなくともせずにすみます。冒頭に書いた様に立派に人前で挨拶をして喪主も務めて、引きこもりからの脱却を垣間見せての一件落着です。多分。

 途中、一夫が訪ねる自助グループは実在のもの。参加者も実際のこもりびとの方々だったそうで、ドラマと合わせて取材番組も作成されているとか。苦悩する人々の存在を啓蒙、アピールする良い番組でした

「居酒屋兆治」☆☆☆

 兆治といえば村田……って、まさにそれ由来の店名でしたw
高倉健で映画化、渡辺謙で連ドラになったという原作を令和にspドラマでリバイバルです。

 小さな居酒屋を営む伝吉(遠藤憲一)は、無口で無骨ながら屋号の「兆治」呼びで常連に愛されて、そこそこの賑わい。まさにコの字の良い店です。
ある日、ふいに現れた昔の女さよ(井川遙)が
「あなたのせいだからね」
と思わせぶりな言葉を残してまた消えて。警察に捜されているというさよは、何をしたのか。何が伝吉のせいなのか。

 うーん、妖精のようなさよが美しすぎて、しばらくは伝吉の幻覚か霊だったかと思ってしまいましたよ。だって30年前の女が、井川遙~?? 後に、ヤンキーの小娘だったさよに別世界を夢みせてくれたのがノンプロ投手でプロ入り確実!と人気だった当時の伝吉だと語られるので、伝吉30才そこそこの頃と思えば……うーん犯罪(実年齢15歳差なのでw) しかし伝吉は肩を壊し夢破れ、一方的に別れを告げて。 以後、会社勤めに励むもリストラ役に病み退職、支えてくれた今の奥さん(真矢ミキ)と開いたのが居酒屋兆治なんですってよ。なのにやだ、奥さんが可哀想~と浮気に気をもむまでもなく、さよは姿を消したままですw
 クビになっても家族に言えない常連さん(手塚まこと)が、朝から家をでて居場所がなくてずーっと草野球を見ている横に黙って伝吉が寄りそったり。幼なじみ(渡辺いっけい)の妻の急死で葬式に駆けつけたりと、淡々と日常が続きます。

 ところで「兆治」は区画整理で移転が必須。じゃあ、と物件をすすめてくるのが、困った常連河原(西村まさ彦)です。
店が好きで通うんでしょうに料理にケチつける、他の常連と喧嘩。小物なのに居丈高な様子を西村さんが好演です(インタビュー記事こちら 撮影用の料理がちゃんと美味しかったそうですよw)

くだんの物件、実は伝吉がもつ焼きを習った師匠店が近いのです。はっきりそう言ってくれずに恥をかかせた、と河原は怒りますけどね、腰が重い段階で察して。 なんと河原は、伝吉に捨てられたさよに今の夫との仲を取りもったそうで、悪態つきながらも人の役には立ちたいタチなのかも。なのに思うほど感謝されずに苛立つのでしょうか。
 怒る河原に、気が済むなら殴れと自らけしかける伝吉でしたが、まさか本当にしたたか殴った挙げ句に要らないことをいうとは。つい、手がでた一発は思いもかけない重傷を負わせてしまい……。

 逮捕された伝吉に、さよのことばかり聞き込む警察。なんと自宅に火をつけて失踪しているのだとか。後に遺体が発見されて。余命わずかと分かって自棄になったのかなんだったのか。探しに来た夫(正名僕蔵)が言うように、ずっと伝吉を思い続けていたのだか。悲しい女の最期でした。

 淡々といい話ではあるのですが、さよの境遇があまりに昭和。これを現代にリメイクしておいて、伝吉に語らせないのはずるいですよねw ときめいたのか、迷惑なのか。こんな人が来たと嫁にも言わないわけ! 訪れる女の方も、病で老け込んだりせず美しいままなのが全くファンタジー。 中年男に『俺だって30年前のあいつが今も惚れ続けてるかも、いやきっとそうだ』と夢をみさせるお話なんでしょうねえ……。

「科捜研の女スペシャル2」 ☆☆

 2010年放映。『恐怖の200メートル狙撃、疑惑の体内弾道?矛盾する発射タイミング! 京都~小豆島、逃げる女vs迫る狙撃者の謎』のサブタイトル通りの2時間ドラマ感でした!

 オフィス街、職場ビル前でいきなり頭を打ち抜かれ死亡するサラリーマン。狙撃現場と思われるビル屋上は遺留品だらけで、容疑者と目された男はライフルで自殺。しかし角度や奥歯の損傷から、自殺に偽装した他殺の疑いが。更に、当時現場に居合わせた女性銀行員(清水美沙)がまた狙撃される。真の狙いは彼女だったのか?

 いやもう、次から次へと間髪いれずに証拠が現れデータが提示され、榊マリコ(沢口靖子)率いる京都府警科捜研には、行き詰まるということがありません! 
狙われた女性の持ち物から宗教団体「神の手」の関与が疑われ、彼女を守ろうとする弁護士(黒田福美)も銃により死亡。どうやら当初の狙撃はわざと狙いを外し、彼女を追い詰めて弁護士をあぶり出すのが目的だった模様です(それで殺された人、めちゃ可哀想~!)
逃げる女性を土門刑事(内藤剛志)と教団の殺し屋(金子賢)が追う一方で、「あなただけは信用出来そう」と呼び出されたマリコだったのに、土門刑事と連絡をとる中で漏洩する隠れ場所。まさか土門が教団の手先?いや他に警察内部に信者が?

 警察は電話番号から居場所を探知し、時に勝手に居場所連絡アプリを容疑者の携帯にダウンロード、追われる側はわざと携帯を捨てて追跡を振り切りと、激しい攻防が。あ、でもスマホじゃなくて折りたたみ携帯なところに時代を感じました。最後は小豆島で、女性は無事に娘と再会し殺し屋は逮捕され、なんだかんだ教団の不正も裁かれてめでたしめでたし!

 お目当て西村さんの役どころは、研修に行った科捜研レギュラーの代わりの文書鑑定士相原辰巳(西村まさ彦)

スケジュール都合の代打出演かと思いきや、終盤がっつり証拠隠滅に走る、警察内部の「神の手」信者でしたよ。みんなと仲良くおやつ食べ~の、白衣で現場鑑識し~のからの、やっと解読した暗号データを消してやったぜと勝ち誇った悪い顔。でもコピーがあって当惑&がっかり、逃げようとして土門刑事に投げ飛ばされる等々と、いろんな西村さんを堪能出来る回でした!当時見逃してましたわ。そして2010年といえばあの「機動捜査隊216」がこの4ヶ月後に放映されて、沢口靖子さんとの絡みが以後10年続くわけで、感慨深いです。


 そしてラスト、内通者はこいつらだった!と放りだされる履歴書の相原の分もがっつり写りまして。富山県立大山小学校→大山北中→北高→東西大学→ロンドンw 昭和35年1月12日生まれ(ご本人は同年12月12日)などなど楽しめました(^^)

「スイッチ」☆☆☆☆

 うわーやられた。

 阿部サダヲ&松たか子のトンでも元カップルが、いがみあいながら事件を解決?ぐらいに気軽に見始めたら、いつの間にかトンでもない闇に付き合わされていました(^^;;;;;)  そもそもとっくに分かれたと言いながら連絡を取り合い、現カレカノを紹介しあう意味。なるほどなあ……。脚本坂元裕二なのでした。

 検事の駒月直(阿部サダヲ)と企業弁護士蔦谷円(松たか子)は同窓生で元恋人。会えば口げんかしつつも、互いの恋人(中村アン、眞島秀和)を紹介しあう仲。更には互いの恋人のSNSを毎日チェックしてまで貶め合うって。まだ好きじゃん!またその恋人たちが絵に描いた様にトゲのないいい人で凡庸で、……むしろそっち同士でお似合いなほど。二人ともお相手からプロポーズされたのに、即答できずに保留にするのね……。
 そんな頃、世間を騒がす「背中ドン男」の殺人事件に関わる阿部と松。警察と検察のミスをつき、容疑者の某企業御曹司(篠原悠伸)を解放させた円は
「僕がやった中に死んだ人いないもん」
と、死亡した以外の突き落としは自分だという御曹司の言葉を聞いてしまうのですが。さてじゃあ、その死亡事故は。目星のついた新容疑者を、調べてはならんと圧力をかけられる直。「来ちゃった☆」と手料理を準備する恋人を置いて病院に駆けつけて、容疑者の殺害寸前で取り押さえた黒い影は……円!?
「なんで分かったの?」
「『またか』だから!」
そう、数々の事件で法で裁かれそうにない犯人を、義憤にかられて自ら殺そうとする円を止めるの、もう7回目~って、えええええ!(だから企業弁護専門にしとかなきゃダメなのねw)しかもそうなった理由の切ないこと。トンネル崩落事故の生き残りとして、実は高校時代に知り合っていた直と円。不正工事に両親を殺された痛みを、たまの密かな楽しみを、分かち合って離れがたく生きてきたのね……。そして、当時既に巨悪を殺そうとした円を止めw 
長じては、検事と弁護士の立場で協力し合い別件逮捕の搦め手で刑務所にぶち込んでみるものの。不正工事関係の政治家(嶋田久作)だけは
「出たらまた殺す」
と、まだまだ『スイッチ』入ったままの円w これは……互いにしか理解しあえないものの、一緒にいたら傷が癒えないのも分かる、分かりすぎる(^^;;;;;;) 一時の激情で元さやに戻りそうになるものの、なんとなくまた落ち着いちゃったりして。 もう結びつきがセックスじゃないんだろうなあw

 それでも、俺に任せろと言ったとおりに証拠を集める直。今までも事あるごとにああやってポケットマネーをばらまいて、だから高給取りなのに質素な暮らしなのね。そして上に疎まれて。でも見事真犯人は逮捕されたのでした~。お母さん(原日出子)が殺される経緯を、通話中の電話から聞かされてしまった娘さん(石橋静河)警察が何もしてくれないので思いあまって真犯人(岡部たかし)を殺人未遂してしまいましたけど、そちらが自供して裁かれるなら娘さんの罪は情状酌量で軽くなるだろうし、未遂で良かったとやっと思えましたね。


 円の上司高畑淳子も、後輩弁護士岸井ゆきのもいい感じ。直を慕う検察事務官井ノ脇海もいて。連ドラで楽しみたかったような、でもそれじゃ円の殺すスイッチがしょっちゅう入りすぎで困るような。スペシャルで戻ってきてくれてもいいなあ。その度に直の赴任地が違うのw

そして鳩を憎む円。 私もヒヨドリと日々戦っているので、あれ分かるw そういう細かいところもいいんだよね……。

「アロハ・ソムリエ」1 ×

 これはもう、ドラマっぽい何か……。
ヒロインの心の声が切れ目無いんですよ、副音声かってぐらいにorz

 フジTVで「新」とついていたので、すわ連ドラか!と録画したのに。大阪では初放映でも、世間的には昨年末に放映済みらしいです。それも4夜連続で放映して連ドラでござい。観月ありさの連ドラ主演記録が28年連続に更新されましたよ!ってずいぶん無理矢理な。まあいいけど。ファン層の女子は年の瀬は忙しかったのでは。それともその母役浅田美代子あたりがターゲット?? その割に日本語字幕はついていませんよ。(耳の悪い主人はそれで視聴を諦めてました。中身的にも興味なかったでしょうけどw)

 母(浅田美代子)を連れ、ハワイに母娘旅行に来た響子(観月ありさ)ですが、はしゃぐ母に生返事で上の空。別行動で、昼からビールをあおってやっと人心地。周囲の会話につい耳をそばだててしまう響子に、男児が
「僕を誘拐してください」

と言い出して?

 もちろん大した事件じゃありませんからw
やもめの父を、恋人と二人きりで過ごさせてあげたいんですってよ。いや、そんな状況の二人きりでデート気分にならないって!もちろん響子も断りましたけどね。つい気になって後をつけるところが観月ありさっぽいのかな。男児の悩みを聞いて励まして、保護者と合流して怒られるのを見届けて。そして最後は安定の、いっけな〜い待ち合わせ!お母さんは待ちぼうけw 期待通りです(^^;;;;)

 甘党の母が行きたいパンケーキ店は実在する有名店らしく。ビールソムリエだという響子がビールを頼むテラスも素敵なところ。そんな飯テロやハワイ観光も楽しめるお得なドラマって感じなんでしょうねえ。それはそれでいいのに。なんで副音声みたいに全部語るんでしょう。
『私と母はなんでも正反対なのだ!』
それはエピソードで十分通じてますよ~

「オリガミの魔女と博士の四角い時間」中村倫也、上野樹里☆☆☆

 う…、うさ耳!丸い尻尾! 「月のうさぎ」の中村倫也に悩殺されましたw

 お月見の晩、餅をつくウサギがいる月を見上げて
「お餅食べたいなあ」
と呟いたオリガミ博士(滝藤賢一)のもとに、どかーんとウサギさんが墜ちてきます。つきたての餅を持って。そして帰らないw  月は寂しくてゴツゴツしてて、1人で餅つきも疲れるし腰痛くなるし、とにかくもう、イヤ!なんですってw  駄駄を捏ねるうさちゃん(中村倫也)がとにかくキュートなんですよ。魔女へのオバさん呼ばわりも、可愛すぎるので許す(><)
台詞そのまま、かわいこちゃんに演じさせても問題ない内容を誰がどーしてイケメン中村倫也に当てたのか。それとも中村倫也に何をさせようか会議にうさ耳が出たのか、それが問題です!!!

 月にウサギがいなくなったら、みんな困っちゃうよ!と、何とかなだめたい博士。当のウサギさんには見ることができない、ウサギが餅をつく月がどう見えるのかを教えようと、得意の折り紙でウサギを折ることになりました。もちろん横でウサギさんも折りますが……真剣に教える博士の、耳をつまんで邪魔をする魔性のウサギさん。え、博士がうさ耳触った時には「痛っやめてっ」とクールに拒否しておいて自分はニコニコとそれするんだw   尻尾を立体に折る段では、灰色もこもこスーツの尻尾を見せてフリフリ踊ってくれますorz

 そして自分で折ったウサギと月を重ねて。やっと帰る気になったウサギさんに、折り紙を持たせる博士。 やっと一息、見上げる満月には餅つきをするウサギ…でなく、折り紙を折るウサギさんが映っておりました(耳もスーツも靴も灰色の中、靴下だけ差し色ピンク。それと同じ色の折り紙でしたよ~)


 さてその折り紙を、どこで仕入れるのかが上野樹里ゲストの回「千輪桜」
いやいやカラスも月のウサギも人の姿でやってきて、折り紙魔女も動き回る魔法の森。用紙だっていかにもな商人がお届けかと思いきや、なんと街ロケです! ええええ、あの森、現代日本のどこかだったんだw
 街道に面した老舗をのぞき込むオリガミ博士。
「休業」と張り紙した木枠のガラス戸をガラガラと開け、雑な応対をした留守番嬢(上野樹里)は、店主はいないと言うばかり。しかし博士の熱い折り紙愛と、そのために店主さんがどれだけ真摯に紙を選んで用立てしてくれたかを聞くと一転、プロなら折り紙を折ってくれと言い出します。それも桜の花を。実は入院中、もう来年の桜は見られないだろう店主=祖父に、満開の桜の花をせめて折り紙で見せてあげたいと、泣かせてくれるじゃないですか。
紙だらけの店内から、桜で染めたという和紙を選んだオリガミ博士。奥の和室で、小さく切り揃えた和紙で、一緒に桜を折り始めます。パーツ4つを糊付けして桜一輪を生み出す手法、糊付け部分がしべに見えて綺麗ですが、折っても折っても終わりが見えない…! いつしか机に伏せて眠り込んでしまった2人の頑張りに、魔女(付いてきてましたw)が使った魔法は。

 目を覚ました孫娘が、光る中庭に目をやると。折った桜が中庭の木にびっしりと見事に満開に咲いていたのでした…!
折しも再放送の今は桜の季節。公園を彩る満開の桜と、遜色ない美しい桜に見えましたよ。翌日、孫娘さんと博士で揃って行っただろうお見舞いの手土産の桜の枝。店主さんはさぞ喜んでくれたことでしょう(^^)


 あと最近では、オリガミ博士が親戚のおばさんに振り回される「エミおばさんのにんじん」も面白かったです。
いつもアポなしで「ゆきおちゃ~ん(博士のことw)」と、ご陽気に現れるエミおばさん(久本雅美) 勝手に料理や掃除を始めて、作品の折り紙は潰すわ結婚しろと言い出すわ。温厚な博士も流石にキレて怒ると、実は家族にも同じ調子でお節介を焼きすぎて疎遠にされて「誰にも必要とされていない」と泣き出してしまうのです。 他人事とは思えない魔女の口添えで、博士はエミおばさんを折り紙作りに誘います。
 緑とオレンジが表裏の折り紙で、人参の折り方を教える博士。エミおばさんたら案外折り方が綺麗。実は繊細なのかも、と言われて喜んだり。あっという間に形が進んで戸惑ったり、間違えて笑い転げたり…。最初は「折り紙なんか」と言っていたエミおばさんも、博士の
「折り紙で人が笑顔になる。折り紙で人の役に立ちたい」
という言葉がやっと心に届いた様です。博士の凄さ、折り紙の素晴らしさを認めて、益々自分には何もないとまた弱音を吐きますが、おばさんはそのままで、居てくれるだけでいいんだよと励まされて元気に帰っていくのでした(^^)
 そして半年後。なんとあれからオリガミにはまっちゃったというエミおばさん。創作折り紙を手に意気揚々と、またアポなしでやって来たのでした。おそるべしエミおばさん!
ぐいぐいと陽気で、ガサツに見えて案外と繊細、というこれまた久本雅美のイメージにぴったりな役でしたよ。当て書きなのかな。

「シューカツ屋」☆☆☆

 福井発地域ドラマ。

 教員の旦那は毎年ギリギリ最後まで頭を痛めるこの時期に、まあタイムリーな(^^;;;;)  なので珍しく旦那から見たがったドラマだというのに、舞台の福井国立大学の就職率がここ数年国公立ナンバーワンを誇り、それというのもこういうああいう親身なサービスをしているからですよ~、の展開には「私学なら普通ダァ!」とツッコミが五月蝿いw 
一方、地域発ドラマファンのじゃすみんとしてはそこよりも、就活を絡めることによって眼鏡やカーテン、製糸、3Dプリンタを擁する新産業といった地元企業も名産トマトも、物語の中で自然にアピールできてしまうぞと感心しました。勿論モデルになった福井大学そのものの知名度もアップ! 上手いw
そして今時の就活を描きつつ、いつの時代も同じように若者が悩み、親子の葛藤もあり、乗り越えて未来を掴んでいくんですよ。就活SPドラマといえば民放でも昨年「恋と就活のダンパ」(弊レビューこちら)があり近々再放送されるよう。恋愛と就活を重ねるところも同じですが、支援室から描くこちらの方が好きかな。

 ヒロインは福井国立大学経理部勤務の、流川美野里(水川あさみ)
婚活パーティ参加後、男性の名刺を並べて悩む美野里に馴れ馴れしく声をかけてくるおじさん!仕方なく受け取った名刺はなんと、同じ福井国際大学の…就活支援室エース叶野仁志(橋本じゅん)!
同じ建物で叶野は企業説明会に参加。美野里を採用企業側と勘違いしたとはいえ、お断りの言葉をむしろ見込んで、強引に就活支援室に引き抜きます。最初は嫌々だった美野里ですが、段々と就活支援のやりがいに目覚めることに!

そういえば就活と婚活、出会いやプレゼンの考え方も似ているしw 婚活が不首尾な彼女なら、就活がうまくいかない学生にも親身になると考えた叶野は正しかったのかも、酷いけどw

 まず3人の担当を任された美野里。
 1人は、安全な子供服を作りたいと繊維業界を目指した繊維科の女生徒(白石聖) 友人は内定が出たのに自分は保留、と泣いて帰った日もありましたが、最終的には子供服メーカーに。大学で学んだことと違ってもいいじゃないですか。 もう1人は陽キャなのに、なぜか決まらない男子学生(篠田諒) 屁理屈ばかりの奴ですが、バイト先&部活リサーチをした美野里は『面倒見がいい』との美点を発掘。過去に、そんな子達が就職していった企業をリストアップして渡し(びっくり親身!)平均年収が低いとごねられても、=平均年齢が若い、若くして活躍できるってこと!とデータの別の側面も教えて送り出します。 結局リスト企業には縁がなくても、自覚がなかった『面倒見』の良さは、彼の就活の柱になりました。
 最後の1人が難物で、留年している植田(上川周作)は自宅でサブワーク。育てた観葉植物を売って、既に生活費と学費を自ら稼いでいるのに就活なんて必要ないのかも。支援の働きかけも
「どうせ就職率を上げたいだけでしょ」
と斜に構えてお断りです。
でもそんな学生にだって、おせっかいを辞めない支援室。補助金をもらいながら農業を学ぶ道を紹介し、彼も興味を持ったようでしたが…、彼の父親(津田寛治)がこれまた難物。なんと先の女生徒も面接した企業の社長さん。息子は俺の会社を継ぐ、この大学だってそのために入れたのにと、息子の希望に聞く耳を持ちません。諦めてしまいそうな息子を励まし親子ゲンカをけしかけた美野里は、例によって酒場リサーチで知った社長の親心をぶちまけつつも、息子の甘えた了見は一刀両断。どっちの味方でもないんです、きちんとぶつかり合った結果の選択なら、後悔しないから!

 そんな就活騒ぎの傍らで美野里の恋遍歴もサクッと描かれ、お団子ヘアで学生時代を表現している水川あさみが見れますよーw  夢を語る彼(片山亨)を、最後まで信じることが出来なかった。それを学生の就活と重ねられると戸惑いますけどもw  ざっくり人生の岐路という意味では、まあ、うんw  それに支援室の仕事を通じて、彼とも再会した模様。
「いつか時計職人になったら直す」
と預けてあった時計を受け取って、2人の時もまた動き出すんでしょうか。
(と、いい感じに〆ましたが。別れた時に返せ!とツッコミましたw  途中で学生に褒められてた時計がそれだと思ってましたよw)

 美野里の親友高橋愛と、津田寛治、片山亨が福井出身です。
その他の福井発地域ドラマに「恐竜せんせい」(弊レビューこちら) 


「教場」前後編 ☆☆☆

 白髪に義眼の、慇懃無礼な木村拓哉。
…いいじゃないですか! 陽気で気さくなアウトローよりも、こういう偏屈で端正で苦しんでいる役の時の方が好きなんですよねえ。「華麗なる一族」とか「武士の一分」とか。

 各組に担当教官の名を冠し、○○教場と呼ばれるのだという警察学校。
厳しいスケジュールや規律に慣れてきた頃にやってきた臨時教官風間公親(木村拓哉)は、初日から全員の顔と名前を把握。神業のような注意力で事件事故を察知する反面、不適格者に次々と
「退校届」
を突きつけていく。果たしてその真意とは。

 事件起こりすぎ!犯罪者いすぎ!
元教師や元会社員元ボクサーと経歴も様々で皆成人。それでも全員警察官になりに来ているはずなのに、どうして同期に脅迫状を送り続ける奴や、密造銃を持ち込む奴(たった三ヶ月家に置いておけないのw)、密売人や金でテスト問題買う奴までいるのよ!殺人未遂も2件!!風間教場だけですか、これ?  問題児が多いので風間を呼んだというわけでもないよねw
 事前に察知しつつも、泳がせて回避策しか取らない風間。ex洗剤を水と入れ替えておく、教官預かりのスマホを渡し助けを呼べるようにしておく…。そりゃ何もしないうちには逮捕できませんが(^^;;;;;)

 ここはどんな場所だ、と聞かれた生徒は
「不適格者を篩(ふるい)にかける場所」
と答えますが、むしろ風間は篩の目から落とされそうな生徒を救おうとしていると視聴者にはすぐ分かりますからねえ。辞めたくない、と食い下がれば味方になってもくれる。大ごとになる前に渡す退校届けは、何かあれば俺に言えというサインですよね。
(放映時期の近い「3年A組」と比べる意見を見かけましたが、アピール先がマスコミや世間ではないところなど「女王の教室」の方が似ていますかね)

 職務質問や取り調べ、家宅捜査の授業で犯人役を演じる教官たち(筧利夫、和田正人)がチンピラ演技上手すぎるところや、「いい警官わるい警官」といった伝統手法がスマホで撮られると問題になる現代ではアレンジが必要なことなど、警察学校そのものも興味深かったです。

 生徒役では、村井良太がどんな役か楽しみに見たのですが終始コミックリリーフ。と見せかけて同期に毒を盛るようなこともなくw  ちょっと残念ながら、石山(村井良太)が登場する度ホッとしましたわ。
可哀想大賞はやはり、平田(林遣都)に無理心中されかけた宮坂(工藤阿須加)でしょう。いくら薬品を水に取り替えておいたからって、それを知らない宮原は毒ガス発生の恐怖で泣き叫んでるのに放置orz 密造銃でも脅されて。でも、平田に憎まれたのは間違った善意のせい、銃だって隠されてるのに無邪気に発見と、自業自得ではあります(^^;;;;) そこから寝込まず辞めないタフさこそが適性だったりしてw  
となると、沙織(葵わかな)の方が可哀想ですね。親友と慕った楠本しのぶ(大島優子)が脅迫状の送り主!誤認でひき逃げ犯と決めつけられて身に覚えなし。普段が仲良かっただけに、分かった時は恐怖でしょう…。仕返しの結果、殺しかけての退校。人生変わっちゃったじゃないですか。その気になればお互い訴訟案件。新しい職場に謝りに来られて、追い返さずに談笑してあげてて心広すぎです(^^;;;;)

 前編の事件がそれなので、後編でスポットが当たる菱沼羽津希(川口春奈)と枝元佑奈(富田望生)の美女と野獣?コンビのバランスが崩れだした時には、またどんな恐ろしいことになるかとハラハラしましたが…。家庭の事情で退校やむない枝元が、能力はあるのに努力しない縁故菱沼にキツく当たったのは本気になって欲しかったから。といういいお話に。また、風間教官の過去を調べては警察批判を繰り返す都築(味方良平)にも、都築父の事業失敗まで持ち出した風見が泣くまで追い詰めた結果、警察は何もしてくれなかったという恨み節からの
「だから自分は、弱い人に寄り添える警察官になりたい…!」
という本音を引き出す場面も感動的で、そうだ本来これを期待してドラマ見たのよねと我に返りました。おそらく短編をつなげた結果なのでしょうが、二日連続放映で昨日と今日の事件レベルが違いすぎですw

 ところで校内で密造銃が見つかり、風間が作成者南原(井之脇海)に銃口を向ける場面。扱いが正しくないとミリオタに批判されてましたけどw
射撃経験者として、それはおもちゃ、と南原が言い逃れた経緯があるそこよりも、最終的に風見が銃口をそらして発砲したら、的の中央に当たる演出の方が「分かってない」と思いましたよ。それ凄くないから。南原も言ってるじゃないですか、銃はそれぞれ癖があると。なのに試射もなしノールックでぶっ放して、幾つもある的のどれかに偶然当たったからって、それ腕前と何も関係ないです(試合でも隣の的に当てちゃう奴いるけど、中央でもゼロ点ですからw)
 しかも結果として、素人の作った銃を試し打ちしてあげちゃったorz  少なくとも一回、暴発せずに発射できる銃を作った経歴で闇職人になれちゃう…。

  風間が義眼になった事件は、都築が調べた新聞記事がちらっと映るだけ。原作がまだあるなら連ドラ化あるかもしれませんね。

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