ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

spドラマ

「居酒屋兆治」☆☆☆

 兆治といえば村田……って、まさにそれ由来の店名でしたw
高倉健で映画化、渡辺謙で連ドラになったという原作を令和にspドラマでリバイバルです。

 小さな居酒屋を営む伝吉(遠藤憲一)は、無口で無骨ながら屋号の「兆治」呼びで常連に愛されて、そこそこの賑わい。まさにコの字の良い店です。
ある日、ふいに現れた昔の女さよ(井川遙)が
「あなたのせいだからね」
と思わせぶりな言葉を残してまた消えて。警察に捜されているというさよは、何をしたのか。何が伝吉のせいなのか。

 うーん、妖精のようなさよが美しすぎて、しばらくは伝吉の幻覚か霊だったかと思ってしまいましたよ。だって30年前の女が、井川遙~?? 後に、ヤンキーの小娘だったさよに別世界を夢みせてくれたのがノンプロ投手でプロ入り確実!と人気だった当時の伝吉だと語られるので、伝吉30才そこそこの頃と思えば……うーん犯罪(実年齢15歳差なのでw) しかし伝吉は肩を壊し夢破れ、一方的に別れを告げて。 以後、会社勤めに励むもリストラ役に病み退職、支えてくれた今の奥さん(真矢ミキ)と開いたのが居酒屋兆治なんですってよ。なのにやだ、奥さんが可哀想~と浮気に気をもむまでもなく、さよは姿を消したままですw
 クビになっても家族に言えない常連さん(手塚まこと)が、朝から家をでて居場所がなくてずーっと草野球を見ている横に黙って伝吉が寄りそったり。幼なじみ(渡辺いっけい)の妻の急死で葬式に駆けつけたりと、淡々と日常が続きます。

 ところで「兆治」は区画整理で移転が必須。じゃあ、と物件をすすめてくるのが、困った常連河原(西村まさ彦)です。
店が好きで通うんでしょうに料理にケチつける、他の常連と喧嘩。小物なのに居丈高な様子を西村さんが好演です(インタビュー記事こちら 撮影用の料理がちゃんと美味しかったそうですよw)

くだんの物件、実は伝吉がもつ焼きを習った師匠店が近いのです。はっきりそう言ってくれずに恥をかかせた、と河原は怒りますけどね、腰が重い段階で察して。 なんと河原は、伝吉に捨てられたさよに今の夫との仲を取りもったそうで、悪態つきながらも人の役には立ちたいタチなのかも。なのに思うほど感謝されずに苛立つのでしょうか。
 怒る河原に、気が済むなら殴れと自らけしかける伝吉でしたが、まさか本当にしたたか殴った挙げ句に要らないことをいうとは。つい、手がでた一発は思いもかけない重傷を負わせてしまい……。

 逮捕された伝吉に、さよのことばかり聞き込む警察。なんと自宅に火をつけて失踪しているのだとか。後に遺体が発見されて。余命わずかと分かって自棄になったのかなんだったのか。探しに来た夫(正名僕蔵)が言うように、ずっと伝吉を思い続けていたのだか。悲しい女の最期でした。

 淡々といい話ではあるのですが、さよの境遇があまりに昭和。これを現代にリメイクしておいて、伝吉に語らせないのはずるいですよねw ときめいたのか、迷惑なのか。こんな人が来たと嫁にも言わないわけ! 訪れる女の方も、病で老け込んだりせず美しいままなのが全くファンタジー。 中年男に『俺だって30年前のあいつが今も惚れ続けてるかも、いやきっとそうだ』と夢をみさせるお話なんでしょうねえ……。

「科捜研の女スペシャル2」 ☆☆

 2010年放映。『恐怖の200メートル狙撃、疑惑の体内弾道?矛盾する発射タイミング! 京都~小豆島、逃げる女vs迫る狙撃者の謎』のサブタイトル通りの2時間ドラマ感でした!

 オフィス街、職場ビル前でいきなり頭を打ち抜かれ死亡するサラリーマン。狙撃現場と思われるビル屋上は遺留品だらけで、容疑者と目された男はライフルで自殺。しかし角度や奥歯の損傷から、自殺に偽装した他殺の疑いが。更に、当時現場に居合わせた女性銀行員(清水美沙)がまた狙撃される。真の狙いは彼女だったのか?

 いやもう、次から次へと間髪いれずに証拠が現れデータが提示され、榊マリコ(沢口靖子)率いる京都府警科捜研には、行き詰まるということがありません! 
狙われた女性の持ち物から宗教団体「神の手」の関与が疑われ、彼女を守ろうとする弁護士(黒田福美)も銃により死亡。どうやら当初の狙撃はわざと狙いを外し、彼女を追い詰めて弁護士をあぶり出すのが目的だった模様です(それで殺された人、めちゃ可哀想~!)
逃げる女性を土門刑事(内藤剛志)と教団の殺し屋(金子賢)が追う一方で、「あなただけは信用出来そう」と呼び出されたマリコだったのに、土門刑事と連絡をとる中で漏洩する隠れ場所。まさか土門が教団の手先?いや他に警察内部に信者が?

 警察は電話番号から居場所を探知し、時に勝手に居場所連絡アプリを容疑者の携帯にダウンロード、追われる側はわざと携帯を捨てて追跡を振り切りと、激しい攻防が。あ、でもスマホじゃなくて折りたたみ携帯なところに時代を感じました。最後は小豆島で、女性は無事に娘と再会し殺し屋は逮捕され、なんだかんだ教団の不正も裁かれてめでたしめでたし!

 お目当て西村さんの役どころは、研修に行った科捜研レギュラーの代わりの文書鑑定士相原辰巳(西村まさ彦)

スケジュール都合の代打出演かと思いきや、終盤がっつり証拠隠滅に走る、警察内部の「神の手」信者でしたよ。みんなと仲良くおやつ食べ~の、白衣で現場鑑識し~のからの、やっと解読した暗号データを消してやったぜと勝ち誇った悪い顔。でもコピーがあって当惑&がっかり、逃げようとして土門刑事に投げ飛ばされる等々と、いろんな西村さんを堪能出来る回でした!当時見逃してましたわ。そして2010年といえばあの「機動捜査隊216」がこの4ヶ月後に放映されて、沢口靖子さんとの絡みが以後10年続くわけで、感慨深いです。


 そしてラスト、内通者はこいつらだった!と放りだされる履歴書の相原の分もがっつり写りまして。富山県立大山小学校→大山北中→北高→東西大学→ロンドンw 昭和35年1月12日生まれ(ご本人は同年12月12日)などなど楽しめました(^^)

「スイッチ」☆☆☆☆

 うわーやられた。

 阿部サダヲ&松たか子のトンでも元カップルが、いがみあいながら事件を解決?ぐらいに気軽に見始めたら、いつの間にかトンでもない闇に付き合わされていました(^^;;;;;)  そもそもとっくに分かれたと言いながら連絡を取り合い、現カレカノを紹介しあう意味。なるほどなあ……。脚本坂元裕二なのでした。

 検事の駒月直(阿部サダヲ)と企業弁護士蔦谷円(松たか子)は同窓生で元恋人。会えば口げんかしつつも、互いの恋人(中村アン、眞島秀和)を紹介しあう仲。更には互いの恋人のSNSを毎日チェックしてまで貶め合うって。まだ好きじゃん!またその恋人たちが絵に描いた様にトゲのないいい人で凡庸で、……むしろそっち同士でお似合いなほど。二人ともお相手からプロポーズされたのに、即答できずに保留にするのね……。
 そんな頃、世間を騒がす「背中ドン男」の殺人事件に関わる阿部と松。警察と検察のミスをつき、容疑者の某企業御曹司(篠原悠伸)を解放させた円は
「僕がやった中に死んだ人いないもん」
と、死亡した以外の突き落としは自分だという御曹司の言葉を聞いてしまうのですが。さてじゃあ、その死亡事故は。目星のついた新容疑者を、調べてはならんと圧力をかけられる直。「来ちゃった☆」と手料理を準備する恋人を置いて病院に駆けつけて、容疑者を殺害する寸前で取り押さえた黒い影は……円!?
「なんで分かったの?」
「『またか』だから!」
そう、数々の事件で法で裁かれそうにない犯人を、義憤にかられて自ら殺そうとする円を止めるの、もう7回目~って、えええええ!(だから企業弁護専門にしとかなきゃダメなのねw)しかもそうなった理由の切ないこと。トンネル崩落事故の生き残りとして、実は高校時代に知り合っていた直と円。不正工事に両親を殺された痛みを、たまの密かな楽しみを、分かち合って離れがたく生きてきたのね……。そして、当時既に巨悪を殺そうとした円を止めw 
長じては、検事と弁護士の立場で協力し合い別件逮捕の搦め手で刑務所にぶち込んでみるものの。不正工事関係の政治家(嶋田久作)だけは
「出たらまた殺す」
と、まだまだ『スイッチ』入ったままの円w これは……互いにしか理解しあえないものの、一緒にいたら傷が癒えないのも分かる、分かりすぎる(^^;;;;;;) 一時の激情で元さやに戻りそうになるものの、なんとなくまた落ち着いちゃったりして。 もう結びつきがセックスじゃないんだろうなあw

 それでも、俺に任せろと言ったとおりに証拠を集める直。今までも事あるごとにああやってポケットマネーをばらまいて、だから高給取りなのに質素な暮らしなのね。そして上に疎まれて。でも見事真犯人は逮捕されたのでした~。お母さん(原日出子)が殺される経緯を、通話中の電話から聞かされてしまった娘さん(石橋静河)警察が何もしてくれないので思いあまって真犯人(岡部たかし)を殺人未遂してしまいましたけど、そちらが自供して裁かれるなら娘さんの罪は情状酌量で軽くなるだろうし、未遂で良かったとやっと思えましたね。


 円の上司高畑淳子も、後輩弁護士岸井ゆきのもいい感じ。直を慕う検察事務官井ノ脇海もいて。連ドラで楽しみたかったような、でもそれじゃ円の殺すスイッチがしょっちゅう入りすぎで困るような。スペシャルで戻ってきてくれてもいいなあ。その度に直の赴任地が違うのw

そして鳩を憎む円。 私もヒヨドリと日々戦っているので、あれ分かるw そういう細かいところもいいんだよね……。

「アロハ・ソムリエ」1 ×

 これはもう、ドラマっぽい何か……。
ヒロインの心の声が切れ目無いんですよ、副音声かってぐらいにorz

 フジTVで「新」とついていたので、すわ連ドラか!と録画したのに。大阪では初放映でも、世間的には昨年末に放映済みらしいです。それも4夜連続で放映して連ドラでござい。観月ありさの連ドラ主演記録が28年連続に更新されましたよ!ってずいぶん無理矢理な。まあいいけど。ファン層の女子は年の瀬は忙しかったのでは。それともその母役浅田美代子あたりがターゲット?? その割に日本語字幕はついていませんよ。(耳の悪い主人はそれで視聴を諦めてました。中身的にも興味なかったでしょうけどw)

 母(浅田美代子)を連れ、ハワイに母娘旅行に来た響子(観月ありさ)ですが、はしゃぐ母に生返事で上の空。別行動で、昼からビールをあおってやっと人心地。周囲の会話につい耳をそばだててしまう響子に、男児が
「僕を誘拐してください」

と言い出して?

 もちろん大した事件じゃありませんからw
やもめの父を、恋人と二人きりで過ごさせてあげたいんですってよ。いや、そんな状況の二人きりでデート気分にならないって!もちろん響子も断りましたけどね。つい気になって後をつけるところが観月ありさっぽいのかな。男児の悩みを聞いて励まして、保護者と合流して怒られるのを見届けて。そして最後は安定の、いっけな〜い待ち合わせ!お母さんは待ちぼうけw 期待通りです(^^;;;;)

 甘党の母が行きたいパンケーキ店は実在する有名店らしく。ビールソムリエだという響子がビールを頼むテラスも素敵なところ。そんな飯テロやハワイ観光も楽しめるお得なドラマって感じなんでしょうねえ。それはそれでいいのに。なんで副音声みたいに全部語るんでしょう。
『私と母はなんでも正反対なのだ!』
それはエピソードで十分通じてますよ~

「オリガミの魔女と博士の四角い時間」中村倫也、上野樹里☆☆☆

 う…、うさ耳!丸い尻尾! 「月のうさぎ」の中村倫也に悩殺されましたw

 お月見の晩、餅をつくウサギがいる月を見上げて
「お餅食べたいなあ」
と呟いたオリガミ博士(滝藤賢一)のもとに、どかーんとウサギさんが墜ちてきます。つきたての餅を持って。そして帰らないw  月は寂しくてゴツゴツしてて、1人で餅つきも疲れるし腰痛くなるし、とにかくもう、イヤ!なんですってw  駄駄を捏ねるうさちゃん(中村倫也)がとにかくキュートなんですよ。魔女へのオバさん呼ばわりも、可愛すぎるので許す(><)
台詞そのまま、かわいこちゃんに演じさせても問題ない内容を誰がどーしてイケメン中村倫也に当てたのか。それとも中村倫也に何をさせようか会議にうさ耳が出たのか、それが問題です!!!

 月にウサギがいなくなったら、みんな困っちゃうよ!と、何とかなだめたい博士。当のウサギさんには見ることができない、ウサギが餅をつく月がどう見えるのかを教えようと、得意の折り紙でウサギを折ることになりました。もちろん横でウサギさんも折りますが……真剣に教える博士の、耳をつまんで邪魔をする魔性のウサギさん。え、博士がうさ耳触った時には「痛っやめてっ」とクールに拒否しておいて自分はニコニコとそれするんだw   尻尾を立体に折る段では、灰色もこもこスーツの尻尾を見せてフリフリ踊ってくれますorz

 そして自分で折ったウサギと月を重ねて。やっと帰る気になったウサギさんに、折り紙を持たせる博士。 やっと一息、見上げる満月には餅つきをするウサギ…でなく、折り紙を折るウサギさんが映っておりました(耳もスーツも靴も灰色の中、靴下だけ差し色ピンク。それと同じ色の折り紙でしたよ~)


 さてその折り紙を、どこで仕入れるのかが上野樹里ゲストの回「千輪桜」
いやいやカラスも月のウサギも人の姿でやってきて、折り紙魔女も動き回る魔法の森。用紙だっていかにもな商人がお届けかと思いきや、なんと街ロケです! ええええ、あの森、現代日本のどこかだったんだw
 街道に面した老舗をのぞき込むオリガミ博士。
「休業」と張り紙した木枠のガラス戸をガラガラと開け、雑な応対をした留守番嬢(上野樹里)は、店主はいないと言うばかり。しかし博士の熱い折り紙愛と、そのために店主さんがどれだけ真摯に紙を選んで用立てしてくれたかを聞くと一転、プロなら折り紙を折ってくれと言い出します。それも桜の花を。実は入院中、もう来年の桜は見られないだろう店主=祖父に、満開の桜の花をせめて折り紙で見せてあげたいと、泣かせてくれるじゃないですか。
紙だらけの店内から、桜で染めたという和紙を選んだオリガミ博士。奥の和室で、小さく切り揃えた和紙で、一緒に桜を折り始めます。パーツ4つを糊付けして桜一輪を生み出す手法、糊付け部分がしべに見えて綺麗ですが、折っても折っても終わりが見えない…! いつしか机に伏せて眠り込んでしまった2人の頑張りに、魔女(付いてきてましたw)が使った魔法は。

 目を覚ました孫娘が、光る中庭に目をやると。折った桜が中庭の木にびっしりと見事に満開に咲いていたのでした…!
折しも再放送の今は桜の季節。公園を彩る満開の桜と、遜色ない美しい桜に見えましたよ。翌日、孫娘さんと博士で揃って行っただろうお見舞いの手土産の桜の枝。店主さんはさぞ喜んでくれたことでしょう(^^)


 あと最近では、オリガミ博士が親戚のおばさんに振り回される「エミおばさんのにんじん」も面白かったです。
いつもアポなしで「ゆきおちゃ~ん(博士のことw)」と、ご陽気に現れるエミおばさん(久本雅美) 勝手に料理や掃除を始めて、作品の折り紙は潰すわ結婚しろと言い出すわ。温厚な博士も流石にキレて怒ると、実は家族にも同じ調子でお節介を焼きすぎて疎遠にされて「誰にも必要とされていない」と泣き出してしまうのです。 他人事とは思えない魔女の口添えで、博士はエミおばさんを折り紙作りに誘います。
 緑とオレンジが表裏の折り紙で、人参の折り方を教える博士。エミおばさんたら案外折り方が綺麗。実は繊細なのかも、と言われて喜んだり。あっという間に形が進んで戸惑ったり、間違えて笑い転げたり…。最初は「折り紙なんか」と言っていたエミおばさんも、博士の
「折り紙で人が笑顔になる。折り紙で人の役に立ちたい」
という言葉がやっと心に届いた様です。博士の凄さ、折り紙の素晴らしさを認めて、益々自分には何もないとまた弱音を吐きますが、おばさんはそのままで、居てくれるだけでいいんだよと励まされて元気に帰っていくのでした(^^)
 そして半年後。なんとあれからオリガミにはまっちゃったというエミおばさん。創作折り紙を手に意気揚々と、またアポなしでやって来たのでした。おそるべしエミおばさん!
ぐいぐいと陽気で、ガサツに見えて案外と繊細、というこれまた久本雅美のイメージにぴったりな役でしたよ。当て書きなのかな。

「シューカツ屋」☆☆☆

 福井発地域ドラマ。

 教員の旦那は毎年ギリギリ最後まで頭を痛めるこの時期に、まあタイムリーな(^^;;;;)  なので珍しく旦那から見たがったドラマだというのに、舞台の福井国立大学の就職率がここ数年国公立ナンバーワンを誇り、それというのもこういうああいう親身なサービスをしているからですよ~、の展開には「私学なら普通ダァ!」とツッコミが五月蝿いw 
一方、地域発ドラマファンのじゃすみんとしてはそこよりも、就活を絡めることによって眼鏡やカーテン、製糸、3Dプリンタを擁する新産業といった地元企業も名産トマトも、物語の中で自然にアピールできてしまうぞと感心しました。勿論モデルになった福井大学そのものの知名度もアップ! 上手いw
そして今時の就活を描きつつ、いつの時代も同じように若者が悩み、親子の葛藤もあり、乗り越えて未来を掴んでいくんですよ。就活SPドラマといえば民放でも昨年「恋と就活のダンパ」(弊レビューこちら)があり近々再放送されるよう。恋愛と就活を重ねるところも同じですが、支援室から描くこちらの方が好きかな。

 ヒロインは福井国立大学経理部勤務の、流川美野里(水川あさみ)
婚活パーティ参加後、男性の名刺を並べて悩む美野里に馴れ馴れしく声をかけてくるおじさん!仕方なく受け取った名刺はなんと、同じ福井国際大学の…就活支援室エース叶野仁志(橋本じゅん)!
同じ建物で叶野は企業説明会に参加。美野里を採用企業側と勘違いしたとはいえ、お断りの言葉をむしろ見込んで、強引に就活支援室に引き抜きます。最初は嫌々だった美野里ですが、段々と就活支援のやりがいに目覚めることに!

そういえば就活と婚活、出会いやプレゼンの考え方も似ているしw 婚活が不首尾な彼女なら、就活がうまくいかない学生にも親身になると考えた叶野は正しかったのかも、酷いけどw

 まず3人の担当を任された美野里。
 1人は、安全な子供服を作りたいと繊維業界を目指した繊維科の女生徒(白石聖) 友人は内定が出たのに自分は保留、と泣いて帰った日もありましたが、最終的には子供服メーカーに。大学で学んだことと違ってもいいじゃないですか。 もう1人は陽キャなのに、なぜか決まらない男子学生(篠田諒) 屁理屈ばかりの奴ですが、バイト先&部活リサーチをした美野里は『面倒見がいい』との美点を発掘。過去に、そんな子達が就職していった企業をリストアップして渡し(びっくり親身!)平均年収が低いとごねられても、=平均年齢が若い、若くして活躍できるってこと!とデータの別の側面も教えて送り出します。 結局リスト企業には縁がなくても、自覚がなかった『面倒見』の良さは、彼の就活の柱になりました。
 最後の1人が難物で、留年している植田(上川周作)は自宅でサブワーク。育てた観葉植物を売って、既に生活費と学費を自ら稼いでいるのに就活なんて必要ないのかも。支援の働きかけも
「どうせ就職率を上げたいだけでしょ」
と斜に構えてお断りです。
でもそんな学生にだって、おせっかいを辞めない支援室。補助金をもらいながら農業を学ぶ道を紹介し、彼も興味を持ったようでしたが…、彼の父親(津田寛治)がこれまた難物。なんと先の女生徒も面接した企業の社長さん。息子は俺の会社を継ぐ、この大学だってそのために入れたのにと、息子の希望に聞く耳を持ちません。諦めてしまいそうな息子を励まし親子ゲンカをけしかけた美野里は、例によって酒場リサーチで知った社長の親心をぶちまけつつも、息子の甘えた了見は一刀両断。どっちの味方でもないんです、きちんとぶつかり合った結果の選択なら、後悔しないから!

 そんな就活騒ぎの傍らで美野里の恋遍歴もサクッと描かれ、お団子ヘアで学生時代を表現している水川あさみが見れますよーw  夢を語る彼(片山亨)を、最後まで信じることが出来なかった。それを学生の就活と重ねられると戸惑いますけどもw  ざっくり人生の岐路という意味では、まあ、うんw  それに支援室の仕事を通じて、彼とも再会した模様。
「いつか時計職人になったら直す」
と預けてあった時計を受け取って、2人の時もまた動き出すんでしょうか。
(と、いい感じに〆ましたが。別れた時に返せ!とツッコミましたw  途中で学生に褒められてた時計がそれだと思ってましたよw)

 美野里の親友高橋愛と、津田寛治、片山亨が福井出身です。
その他の福井発地域ドラマに「恐竜せんせい」(弊レビューこちら) 


「教場」前後編 ☆☆☆

 白髪に義眼の、慇懃無礼な木村拓哉。
…いいじゃないですか! 陽気で気さくなアウトローよりも、こういう偏屈で端正で苦しんでいる役の時の方が好きなんですよねえ。「華麗なる一族」とか「武士の一分」とか。

 各組に担当教官の名を冠し、○○教場と呼ばれるのだという警察学校。
厳しいスケジュールや規律に慣れてきた頃にやってきた臨時教官風間公親(木村拓哉)は、初日から全員の顔と名前を把握。神業のような注意力で事件事故を察知する反面、不適格者に次々と
「退校届」
を突きつけていく。果たしてその真意とは。

 事件起こりすぎ!犯罪者いすぎ!
元教師や元会社員元ボクサーと経歴も様々で皆成人。それでも全員警察官になりに来ているはずなのに、どうして同期に脅迫状を送り続ける奴や、密造銃を持ち込む奴(たった三ヶ月家に置いておけないのw)、密売人や金でテスト問題買う奴までいるのよ!殺人未遂も2件!!風間教場だけですか、これ?  問題児が多いので風間を呼んだというわけでもないよねw
 事前に察知しつつも、泳がせて回避策しか取らない風間。ex洗剤を水と入れ替えておく、教官預かりのスマホを渡し助けを呼べるようにしておく…。そりゃ何もしないうちには逮捕できませんが(^^;;;;;)

 ここはどんな場所だ、と聞かれた生徒は
「不適格者を篩(ふるい)にかける場所」
と答えますが、むしろ風間は篩の目から落とされそうな生徒を救おうとしていると視聴者にはすぐ分かりますからねえ。辞めたくない、と食い下がれば味方になってもくれる。大ごとになる前に渡す退校届けは、何かあれば俺に言えというサインですよね。
(放映時期の近い「3年A組」と比べる意見を見かけましたが、アピール先がマスコミや世間ではないところなど「女王の教室」の方が似ていますかね)

 職務質問や取り調べ、家宅捜査の授業で犯人役を演じる教官たち(筧利夫、和田正人)がチンピラ演技上手すぎるところや、「いい警官わるい警官」といった伝統手法がスマホで撮られると問題になる現代ではアレンジが必要なことなど、警察学校そのものも興味深かったです。

 生徒役では、村井良太がどんな役か楽しみに見たのですが終始コミックリリーフ。と見せかけて同期に毒を盛るようなこともなくw  ちょっと残念ながら、石山(村井良太)が登場する度ホッとしましたわ。
可哀想大賞はやはり、平田(林遣都)に無理心中されかけた宮坂(工藤阿須加)でしょう。いくら薬品を水に取り替えておいたからって、それを知らない宮原は毒ガス発生の恐怖で泣き叫んでるのに放置orz 密造銃でも脅されて。でも、平田に憎まれたのは間違った善意のせい、銃だって隠されてるのに無邪気に発見と、自業自得ではあります(^^;;;;) そこから寝込まず辞めないタフさこそが適性だったりしてw  
となると、沙織(葵わかな)の方が可哀想ですね。親友と慕った楠本しのぶ(大島優子)が脅迫状の送り主!誤認でひき逃げ犯と決めつけられて身に覚えなし。普段が仲良かっただけに、分かった時は恐怖でしょう…。仕返しの結果、殺しかけての退校。人生変わっちゃったじゃないですか。その気になればお互い訴訟案件。新しい職場に謝りに来られて、追い返さずに談笑してあげてて心広すぎです(^^;;;;)

 前編の事件がそれなので、後編でスポットが当たる菱沼羽津希(川口春奈)と枝元佑奈(富田望生)の美女と野獣?コンビのバランスが崩れだした時には、またどんな恐ろしいことになるかとハラハラしましたが…。家庭の事情で退校やむない枝元が、能力はあるのに努力しない縁故菱沼にキツく当たったのは本気になって欲しかったから。といういいお話に。また、風間教官の過去を調べては警察批判を繰り返す都築(味方良平)にも、都築父の事業失敗まで持ち出した風見が泣くまで追い詰めた結果、警察は何もしてくれなかったという恨み節からの
「だから自分は、弱い人に寄り添える警察官になりたい…!」
という本音を引き出す場面も感動的で、そうだ本来これを期待してドラマ見たのよねと我に返りました。おそらく短編をつなげた結果なのでしょうが、二日連続放映で昨日と今日の事件レベルが違いすぎですw

 ところで校内で密造銃が見つかり、風間が作成者南原(井之脇海)に銃口を向ける場面。扱いが正しくないとミリオタに批判されてましたけどw
射撃経験者として、それはおもちゃ、と南原が言い逃れた経緯があるそこよりも、最終的に風見が銃口をそらして発砲したら、的の中央に当たる演出の方が「分かってない」と思いましたよ。それ凄くないから。南原も言ってるじゃないですか、銃はそれぞれ癖があると。なのに試射もなしノールックでぶっ放して、幾つもある的のどれかに偶然当たったからって、それ腕前と何も関係ないです(試合でも隣の的に当てちゃう奴いるけど、中央でもゼロ点ですからw)
 しかも結果として、素人の作った銃を試し打ちしてあげちゃったorz  少なくとも一回、暴発せずに発射できる銃を作った経歴で闇職人になれちゃう…。

  風間が義眼になった事件は、都築が調べた新聞記事がちらっと映るだけ。原作がまだあるなら連ドラ化あるかもしれませんね。

「きのう何食べた?」正月sp2020 ☆☆☆

 タンクトップで料理する小日向さん(山本耕史)でもう、お腹いっぱいw

 ケンジとシロさんが帰ってきた!
のっけから、憧れのアイドル三谷まみ(宮沢りえ)に会ってポーッとするシロさん(西島秀俊)だの。彼氏で~すと三谷まみにぶっちゃけるケンジ(内野聖陽)だのw 微妙なヤキモチが可愛らしいです(^^)
でも、その三谷まみを紹介してくれた小日向さんと恋人ジルベール(磯村勇斗)の関係ときたら。常日頃からわがまま放題受け入れ放題。

映画デートのドタキャンは酷いかもだけど仕事絡みなのにw 潮干狩りの土産もあるのに「海臭い!」家に砂を入れるなとトイレも寄れずに追い出されるってw

『簡単に手に入るものは、大事にされない』
というジルベール哲学に基づく計算と甘えと…やっぱりお試し行動もあるよねえ(^^;;;)  珍しく料理(小日向が準備した出汁や取り寄せ高級食材を無駄に使ってw)して、いっそ食べ残しを床の皿に入れて食えと言っても小日向さん食べそうなのに、ちゃんと一人分鍋に残した上にテーブルセッティングまでしてあるじゃないですか。なのに不必要に脅し言葉を重ねるジルベール。小日向の嬉しさのあまりの絶句に怯えて怒り出すなんてもう、案外自信ないんじゃないの、可愛い~w
そんなジルベールのわがままを、自分1人でがっつり受け止めたいんだそうですよ小日向さんは。はいはい。


 といった大騒ぎな恋愛もエピソードとしては楽しいですが、やっぱりこのドラマの肝はケンジとシロさんの落ち着いた関係。黙って『ふたりの老後』を考えていたりw 2人で食べる夕飯、相手を思いながら料理すること、たまに交代したら
『普段はこうやって自分を思いながら料理しててくれたんだ』
と胸ときめかせること(^^)   素敵ですよね~。
 3万円の傘、高いけど。弁護士さんならそれぐらい持って箔付けて大丈夫だから!むしろ失くす方が心配ですが、そこはシロさんだからきっと大丈夫でしょう。相合傘で歩きたかったんだ~、だなんてケンジの願いはいつも手が届くところにあって、可愛いよね(^^)
料理好きの息子にどんこしいたけの贈り物、こんなものしかと繰り返す母に笑顔で謝意を伝える場面も良かったです。少なくとも、ツボ買って「これで嫁が!」と言ってた頃よりずっとw

 毎年恒例のスペシャルになってくれたら嬉しいです(^^) 

「みをつくし料理帖 スペシャル」☆☆☆☆

「いけねぇ、こいつはいけねぇよぉ!」
 と、つる屋の店主(小日向文世)もまた騒ぐw みんな大好きNHK「みをつくし料理帖」が前後編で帰ってきました!原作6巻「心星ひとつ」を中心に、その前後も含んで翻案。

 降って湧いた小松原さま(森山未來)との結婚を踏まえ、澪(黒木華)に武家行儀見習いの話が持ち上がります。 でも澪は、小松原の気持ちがわからないままご母堂(富司純子)や妹君早帆(佐藤めぐみ)さまの意向で進む縁談に戸惑い悩むばかり。やっとのことで本人の口から
「俺の女房殿ににならぬか」
と聞かされる場面はもうこちらも胸熱ですねえ。そして喜びのあまり言葉が詰まる澪に「さっさと答えんだよお!」となだれ込んでくる一同には微笑ましいやら(^^)  その報せに、お祝いを言いにきて雨の中傘を忘れて帰るほど動揺している源斎先生(永山絢斗)が哀れです(^^;;;;)

 でも幸せと引き換えに、弁当で保っていた野江ちゃん(成海璃子)との縁も切らなくちゃなりません。武芸や和歌に勤しむ代わり料理をしない、出来ない生活になって果たして本望なのか。自分の料理を喜んでくれた人たちの笑顔が浮かんでは消え…。
結局、これだけは譲れない生きる標=心星、に従って、辛いながらも料理人の道を選ぶ澪。「もやは迷うな。道は、1つきりだ」と受け入れてくれる小松原さま。いつもの呼び名「下がり眉」でなく、やっと「澪」と呼んでくれたのがこんな別れの時だなんてorz  そしてなんと、やはり出世に有利な縁組がしたいと触れ周り、悪役になって破談にしてくれるのです…。早穂さまに謝られ、兄を詰られても、違う、自分のわがままだったとも言えない澪は苦しむばかり。そして嫁取りの日にも、節分の豆にまた澪を想う小松原さま。辛すぎですorz

 そんな傷心の中、遊郭での花見の宴を頼まれた澪は、女の料理だ、格が低いだと登龍楼にケチつけられながらも見事な仕事をやり遂げます。あさひ太夫、もとい野江とも襖越しながら言葉を交わし、励まし合い。いつか野江の身請けはできるんでしょうか。雲外蒼天の身ならばこそ、雲を摑むような夢を…!

 75分✖️2、通常放送なら5回分と思えば短くはなかったのですが、2週で見るには駆け足に感じました。ワンクールで見たかったような、それでは澪の苦しみが長引いて余計に不憫なような。そして癒しの小松原さまが出ないこの先、ますます辛い展開で不憫極まるのですが、そこを乗り越えてこその旭日昇天。するならきちんと最後まで描いてくださいね!


 ところで序盤、戸惑う澪が自分は若くも美しくもないので嫁に望まれる気がしないと吐露。そんなことないよ澪坊~可愛いよ!と心の中で声をかけつつ、民放版が続いていたらそれ北川景子が、と当惑。北川景子は何も悪くないけどw やはり配役は大事で、ああ、あさひ太夫を北川景子で見たかったー。

「時効警察 復活スペシャル」☆☆

 あの時効警察が帰ってきた!

 ドラマ中では、アメリカに派遣されていた桐山(オダギリジョー)が戻ってきた!
12年ぶりにw 長すぎでしょう~。なのに誰一人として面変わりしていない恐ろしさ。離婚歴は増えてたりしても、部長ですら禿げても太ってもおらず、三日月(麻生久美子)なんて婦警のミニスカ制服に二つくくりがまだオッケー!再放送でさっき見た感じプラスαぐらいのキープ具合、芸能人ってすごい(^^;;;;;)  
 それと呼応するかの様に、物語の核は美魔王(武田真治)、戸籍上60代なのに激若くムキムキでバラエティに引っ張りだこの有名人!(12年前には、武田真治が筋肉ムキムキで人気になるとは思ってなかったことを思うと胸熱)
一方で、24年前のガソリンスタンド爆発&高校生が焼死したという時効事件を調べ始めた桐山と三日月は、その焼死した高校生の叔父が美魔王藤原で、容貌が生き写しだったことを知ります。て、ことは、藤原は入れ替わった甥ではないのか。あの手この手で藤原に近づく二人。さて。

 関係者に、甥のことを尋ねる度にガーッと開くエントランスドアw  最新式は体温変化を感知して開ける様になっている=その質問に平静でいられなかった証拠、だそうですが。それって、日々普通に帰宅した時には何を感知して開けてくれるのか、謎ですw
まあ新シリーズもゆるっと見ますわ。

「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019」☆☆

 あの二人が帰ってきた!
そしてシャングリラ十字軍までw そっちは要らないのになー。

<ABCキラー編>
A地区でイニシャルAさんが。B地区でイニシャルBさんが殺され、同じ手口&同じ旋状痕から連続殺人と断定され……た上に、反抗宣言が届く。警察を無能と嗤い「有能な火村英生」に挑戦する犯人の狙いとは? そしてC川にイニシャルCのシャン十構成員がまた射殺体で浮び……。
要はクリスティの「ABC殺人事件」を思わせる導入部。
でもそこに、イニシャルC遺体の元妻という美女(高橋メアリージュン)が絡み、しかも作家有栖川有栖ファンだと抱きついてくるわで、有栖くん(窪田正孝)メロメロ。ご機嫌斜めの火村(斎藤工)が、まるで嫌がらせのように次のD事件で、彼女を重要参考人だと言い出すわけですが。

 被害者Cの元妻と、被害者Dの夫(波岡一喜)の不倫を、SNSの匂わせ(お揃いのネックレス、脱いだジャケットを少しだけ画面に入れる自撮りetc、某女子アナがジャニーズと交際をほのめかしたというアレ)で突き止めるのは今風で楽しかったです。でもそんな火村の推理はさておき。全ての事件において、鑑識はどうなってるのかと。
足跡痕、髪の毛などの微物調査は。 使用銃が同じでも、使う人物の身長が違う可能性だって入弾の角度で分かりそう。
 大家さん(夏木マリ)とのやりとりは楽しいだけに、ホント捜査部分が例によって適当で脱力なんですよぉ。後付けで「火村さんのいった通りでした!」となってもいいから、全てを観察と推理まかせでなく、警察だって仕事してる様子を少しは見せてくださいよぉ。
 あと、自分のために殺人までされちゃったD夫の反応が薄い。驚いてはいましたが、もっとこう、それでも愛せるのか、殺人にはドン引きなのか。そして美女の方だって、D夫に犯行を知られてどうなのか、縋るのか、それともテメエがはっきりしないせいでこうなったと詰るのか。そんな心理には興味ないですか、そうですか。

 挙句、目の前で銃を抜かれ、自殺を図られるorz  犯人だと思うなら、使用した銃を保持している可能性を視野に入れて行動してくださいよぉ。
そして予告状、というか毎回事後に届く犯行宣言状は、マスコミ関係の愉快犯というか、だらしないごまひげ記者の佐藤隆太でした。えーっと、ここまで描いておいて、連ドラの導入でもなんでもないの? おっとHuluで計2時間の前後編、そちらに繋がるんですね。もう多様化に付いて行かれない~。

 ここまでディスっておいて、連ドラだったら見るつもりだった自分もなんだかなw そして女子大生のまま2年半後の山本美月も出てましたが、別に有栖がつまづけば済んだのに。事件をブログで綴るワトスン役だそうですが、え、それ有栖が小説でするんじゃなくて?

「宮崎のふたり」☆☆☆

 宮崎発地域ドラマ。

 その昔は新婚旅行の聖地だった宮崎。自分も嫁と来たもんだ、といいながら現在の寂れ方をディスりまくるご老人(柄本明) 耐えかねたタクシー運転手詠介(森山未來)がキレ、途中で降ろされてしまいますが、流石に年寄りを放り出すわけにもいかず戻ってきたのが運の尽き。クソジジイ呼ばわりをしながらも、思い出の地巡りにつきあうことになるのでした。

 まだ爺さんがバリバリ働いていた頃、妙に奥さんが旅行に行きたがったのにドタキャンしたのだとか。実はすでに痴呆治療を始めていた奥さん、一人内緒で宮崎を訪れ、この旅行で夫に話すつもりだったのにと、旅館の女将さんには打ち明けていたそうですよ。 今は無き思い出の旅館、詠介の恋人咲耶(池脇千鶴)の実家だった縁で、古い古い新婚旅行の宿泊客を収めたアルバムなど繰りながらの思い出語りを聞いていた詠介。夫婦ってそんなものかと。ただでさえ結婚に踏み切れない現状で、冷めた想いを抱いてしまいます。
 しかも、わがままジジイが行きたい場所はつぶれたり閉鎖された場所ばかり。やっと突き止めた場所でも
「嬉しくなんかない」
とうそぶくジジイに閉口するのですが。手にしていた絵は、もう話せない奥さんが施設で描いて送ってくるもの。それを、きっと思い出の宮崎だと信じて探しにきたジジイが
「なんでお前がいないんだ」
と吠え、ついに吐露する妻への想いに心動かされ……結婚を決意する詠介なのでした。分かり易すぎて咲耶さんも笑ってますよw

 ところで冒頭でディスられていたパームツリー。南国風に、と植えられたけれど寿命を迎え(大阪市立大学キャンパスでも名物でしたが、今年ついに伐採)植え替え費も莫大で、バカじゃないかとジジイがさんざん叩くのですが……。全国に植樹を呼びかけ、結婚記念に夫婦の木として植えてもらうプロジェクトがあったんですね!
 植樹の様子を見守る詠介と咲耶。咲耶はかねてから計画の料理修行に、東京に旅立ち遠距離恋愛に……でもこのふたりなら、きっと大丈夫(^^) そんな温かい気持になるドラマでした。

 私も新婚旅行じゃ無いけど、30余年前に宮崎行ったな〜。あちこち懐かしかったです。


「ひなたの佐和ちゃん、波に乗る!」

 宮崎発地域ドラマ!

 ヒロイン佐和ちゃん(池間夏海)、高3なれど進路決まらず。
父(玉山鉄二)のサーフィン狂が原因で両親が離婚、沿岸育ちなのに家でサーフィンの話題は厳禁……の筈が、ボードを抱える弟と遭遇してビックリ。勉強しろ!と叱るも、弟の反論にぐうの音も出ません。苦労して2児を育てる母(田中麗奈)の手前「やりたいこと」を諦めていた自分に気づいた佐和は、まず父とサーフィンに挑戦。知らずにいた魅力と難しさを知ります。プロサーファーを目指す同級生武瑠(立石ケン)の夢と不安にも触発されて、ついに母に宣言するのです。
「私、歌いたい!」

 爽やかでいいドラマでした、佐和ちゃん可愛い。この撮影で本当にサーフィンにはまったというのも可愛いわ(^^) そして玉鉄のダメ父もキュートですw
歌手になりたい、プロサーファーになりたい。町を出たい。そう言うと大人はすぐに「無理」「甘い」「ちゃんとしろ」と返すけど、それがサラリーマンになりたいだったら、甘くないの?「挑戦ぐらいしたっていいだろ!」という佐和ちゃんの啖呵には納得です。それも、まずは武瑠の夢を嗤った武瑠父に向けて怒り出すところがいい。自分より、友達のための方がパワーでるよね!

 酔うと、何かと地元小の校歌を歌う大人たち。未だプロサーファーを目指してるお父さんの様に、町の大人たちにだって夢があったはず。見ている私たちにだってね。そんなことを思って甘酸っぱい気持ちになりました☆

 そして海辺のラストコンサート、やっと見に来てくれたお母さんの前で歌うのは! かっこよくアレンジした校歌だよーん。 武瑠父も、佐和ちゃんに叱られてから武瑠の試合を見にきてくれたそうで大団円なのでした。

「深層捜査3」 ☆☆

 市長の不正疑惑と、女性誘拐監禁事件。同じ精神科医=主人公が関わるまでは想定内でしたが、それ以上のまさかの関わりが……!

 てなわけで、長塚京三が精神科医大嶋二郎を演じるシリーズ第3作。え、いつの間に3?
 女性市長松川(松下由樹)の部下、落札業者との癒着を疑われた建設部長が墜死。遺書もありましたが偽造で、殺人が疑われます。そのうち落札業者の方まで刺殺され……。市長の公約、念願の「こどもセンター」建設予定は風前の灯に。ショックで過呼吸を起こすようになった市長は大嶋クリニックに収容されるのでした。

 一方の誘拐監禁犯北詰(窪塚俊介)は言動が怪しく、精神鑑定に大嶋が呼ばれます。
実は再犯で、以前は心神喪失と診断された北詰。机を叩き続け星がどうのこうのと、取調室での挙動は同じでも大嶋の応対が違います。手の痛みを心配し、生まれ育ちの苦労をねぎらうなど対話の姿勢。その後、被害者との面談から詐病と確信した大嶋。北詰にその証拠をつきつけると同時に「人として」お願いをするのです。
 誘拐と同じ場所、同じ時刻で起きた殺人について、何かを目撃してはいませんか……?と。

 いやあ、監禁被害者がさらわれたのが、墜死ビルの入り口前。犯人の車が近くに…の流れなら、ドライブレコーダ確認かと。なのに目撃証言をw 丁寧にお願いw 心神喪失無罪を、再度狙うような奴の良心に訴えるとはびっくりです。しかし「人として」のお願いに心動かされたのか、犯人は証言してくれました。死んだ男に連れがいた、と。そして似顔絵作成まで。
おかげで、秘書(加藤虎ノ介)に殺されるところだった市長も無事に救出されてめでたしめでたし。

 それと同時に、市長の生い立ちと悪夢の謎も解明されます。
恒例、地元旅!今回は群馬。縁者を訪ねる先が富岡製糸場と高崎白衣大観音、伊香保温泉。名物上毛カルタまで登場です! 名所巡りになって観光もできてお得なシリーズですよね!

両親死亡で養女に出されていたはずですが、実は義父事故死。後につきおとしたと自供した母が服役のため、親友夫婦に託したのが真相と判明します。しかも、卒業入学と人生の節目に必ず訪れていた温泉旅館で、いつも祝ってくれた仲居さんこそが……実母(吉行和子) 感動的ですねえ、よくぞ市長選挙中に、ほじくり返されなかったものです(^^;;;;;;) 実母が夫を殺害、スキャンダルじゃないですか。しかも真実は、幼い日の市長が義父を……じゃなくて、勝手に足を滑らせたんですけど。お母さんは娘が殺したと思い込んで、罪をかぶり……。うーん。美談では割り切れませんが、当時だれも見破れなかったなら仕方ない。

 その過去も事件も、見事に表現していたのが「箱庭」治療。
川、建物、力強いカバ、リス、埋められたおはじき。 議会(建物)を守る反対勢力(カバ)、無力な自分(リス)w 埋められていたおはじきは、忘れていた幼い頃の幸せな記憶……本当にこんな風に綺麗にぴったりと現れるものなんでしょうか。全て解決してからじゃないと、読み解けなくないですか? (余談、「警視庁ゼロ係」での松下由樹なら「このカバが寅三先輩ですね☆」と言われちゃってるところでしょうねw)

 谷本警部(西村まさ彦)、部下をひきつれての登場からかっこいい~(1作目のフェミニンはどこへ、2作目には登場せず) 
手すりの指紋に言及し、部下の『同場所、同時刻』指摘を受け入れ、頼むところは大嶋に頼み、きちんと事件を解決に導きましたよ! そう反対派の小野武彦らは、「こどもセンター」建設案に賛成可決しておきながら、スキャンダル捏造で潰そうとしていたのでした。 しかし、その有能な谷本係長も何故か弱いのが、制服パツパツのかたせ梨乃……。

 柏木百合子(かたせ梨乃)は相変わらず謎にクリニック&大嶋自宅に出入りし、まるで婦長ですが、警察官で『警視庁犯罪被害者対策室室長』、偉さがピンと来ないものの、捜査一課谷本も鼻であしらう押しの強さはなんなのでしょう。1作目では元妻路線を疑いましたが、もしや誰にでもああなのか?
 大嶋はといえば、警察でも「ユリちゃん」呼びw もう大嶋の内縁の妻でいいのに、むしろ大嶋とはサバサバ感(^^;;;)  もしや世代なら、巨乳で色っぽいけどサバサバ、というかたせ梨乃に対するお約束があるのでしょうか……。「極道の妻たち」だもんね


「戦艦大和のカレイライス」☆☆

 広島発地域ドラマ。
舞鶴、横須賀、呉、佐世保。旧軍港4市海軍グルメファイトって、ちょっとオモシロ美味しそうw

 ヒロイン沙織(秋元才加)は『平和』の溢れる広島市出身。東京でモデル業もしたけれど……今は呉市のミニコミ紙「KURE:YON」のモデル兼ヘボライター。呉の誇り戦艦大和をヤマト表記にして怒られても口答え(^^;;;;) それでもグルメをまかされて出会ったのは……。
寡黙な料理人長二(三浦貴大)と、彼が作る 戦艦大和のカレイライス!

 リンゴの角切り入り、肉は牛。長二が作るカレイが旧海軍の、それも『戦艦大和のカレイ』に似ていると好事家が集まっています。
グルメファイトにぴったり!とはしゃぐ沙織には断るばかりの二郎ですが、戦艦大和の生き残りという友人祖父のためにはカレイを作ってきてくれました。しかし、ご老人の長い昔話の締めくくり
「人生に無駄なことなど、ない」
という言葉に、死んだ兵士もかと噛み付く長二。更には「思い出のままにしておきたい」とその日の試食を断られ、鍋の中身を庭にぶちまけて出て行く非礼……。追いかけた沙織と言い合いになりますが、「俺たちは」と、まるで戦時中にそこにいたかのようです。

 あの男に似た人が、大和の厨房手(料理人)に居たと言い出すご老人。
 金の種類や電話のことなど、現代の常識を事細かに(縦書きで!)書き留めた長二のノート。
「私ノ人生ハ無駄ダッタノカ」
そこに挟まる写真の女性を突き止める沙織でしたが、別の写真に並んで映る婚約者「司」はどう見ても長二です。「大和ミュージアム」戦没者名簿には、司長次郎、の名。

 まさかの、SFなんて縁がなさそうな沙織側からタイムスリップを確信。しかも、長二郎を追って超常現象に巻き込まれ……大和から海に放り出された長二郎を呼んだ「死なないで!」の声と手が、沙織のものだったとは。
改めて過去と決別し、なにか吹っ切れたような長二郎です。

 そしてグルメファイト当日。
会場に食べにきたご老人は、あの時のままの味だと。そして思い出と同じ言葉をかける長二郎に、車椅子から立ち上がって敬礼までしてくれるのです。もっとも、今までに美味いものを食べ過ぎて、あのカレーが人生で一番美味いと、当時の様にはもう思えないのだそうですが。今日の長二郎はそれでいいのだと、穏やかに笑います。
「人生に、無駄なことなどない」
やっと、そういえる様になったんですね。


 いやあ秋元才加のスカートが短い! もとい三浦貴大の生真面目な風貌が昭和で良いですね。
正直、海から上がって時代が違うと気づいた時や、その後アパートを借り屋台のバイトを始めるまでの、長次郎の人生が気になります。戸籍もあるのか心配ですが、それはまた違う話(^^;;;;)
坂の多い呉の街、見下ろす坂の奥にけぶる港がいい背景でした。作中で語られる広島と呉の違いも興味深いですw
 しかしこの役、広島出身の娘じゃなくなぜ秋元才加? 滑舌も発声も申し分ないのですがその分、興奮しての長台詞がキャンキャンと煩くて参りました。しかも内容が、モデルを諦めた自分と大和を降りなかった長二郎が同じだとかなんとか……おい。長二郎も「違う」とはっきり遮りますが、そのもっと前に本当にもう黙れと思ってしまいましたよ。
あとカレイライスに添えられてるのフォークでしたw 大和ではそうだったのかなw 

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