ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

2022年 秋ドラマ

「2022年秋ドラマ 総括」

 さて、長かった正月休みも終わり新ドラマ始まりましたねー。その前に秋ドラマのまとめを。
 さあやっとドラマ見られるぞー!と思ったはずなのに、話題の社会派「エルピス」も見逃し「silent」も1話見たまま感想を書く気が起きず、気がつけばお気軽な続編ものや原作既読の実写化ものばかり見ていた気がする秋ドラマ…まあそんな時もありますよね!

 てなわけで完走したのは
「高嶺のハナさん(2)」「孤独のグルメ(10)」「北欧こじらせ日記」「作りたい女と食べたい女」「拾われた男」「霊媒探偵・城塚翡翠」(倒叙集は1で断念、コミュ障な翡翠ちゃんを返して〜) 「警視庁考察一課」と、わずか7作でした。
「北欧」と「霊媒探偵」が普通の半分なのに!

 ランキングは
1位 「拾われた男」泣いて笑って!泣いた!
======越えられない壁======
5位 「霊媒探偵城塚翡翠」斬新ローテンション
6位 「北欧こじらせ日記」斬新ぶった斬り
7位 「高嶺のハナさん(2)」
      「孤独のグルメ(10)」
         「作りたい女と食べたい女」
         「警視庁考察一課」

主演男優賞
  仲野太賀 「拾われた男」松戸諭
主演女優賞
  清原果耶 「霊媒探偵城塚翡翠」翡翠
新人賞
  西野恵未
    「作りたい女と食べたい女」春日
    
ってところでしょうか!
大河「鎌倉殿の13人」には翻弄され、最終回は衝撃で泣き。朝ドラは「ちむどんどん」にムカつき「舞いあがれ!」は幼少期の良さがパイロット養成学校編で消えてしょぼん。今は工場手伝いでパイロット辞めてしまうのかヤキモキしています

1月からのクールはもっと観たいな。芸人の推し板倉さんも連ドラ出演なので楽しみでーす、

「孤独のグルメ(10)」〜最終回&2022大晦日sp☆☆☆

 お馴染みシリーズ、特に書いてなかったけど見てましたw
 いつもの五郎さん(松重豊)、いつもの独白。
感染対策の強調が煩わしかった9作目に比べその辺が気にならなくなったのは、映し方の差か見てるこちらが慣れたのか?
でも毎回2人前3人前をランチに食す大食いを、店の人が驚いて茶化す演出はマジ増えているはず…。メニューをたくさん紹介できる様に、でしょうか。初期作を今見たら、少食に思えるのかな。

 てなわけで、今年の仕事納めは12/29の築地市場な五郎さん。旅行とか行く〜?それとも…と探りを入れてくる店主(岩松了)がどうしたかと思ったら、なんとこれから北海道に届け物の依頼です。
巨大な動くカニ🦀看板を!
愛車ミニの上にくくりつけて!笑

 なぜそんな、はスペシャルで語られまして。親戚の旅館で経営者が倒れ、急遽OLを辞めて継ぐ姪っ子(北乃きい)の為、俺にできる贈り物といったら、このカニ看板🦀……!ですってよ?
 んな無茶な、な依頼とはいえお人好しの五郎さん。さっさと車にカニを括られ、有無を言わさずの出発です。まずは大洗から苫小牧までフェリー!そんな旅してみたいですねえ〜でも冬は寒いし雪……は、思ったよりないや、本当かな?秋撮影で、本当の年末は積もってない?
 さておき、雄大な風景の中小樽の旅館を目指す道すがら、苫小牧の港でラーメン食べ、牧場でアイス食べ、ジンギスカンも…と順調に食べまくる五郎さん。それと同時に通りすがりのギャルやら何やらに写真撮られるわ、笑われるわ。エンストに困ってた車まで、助けもらって何ですが…とやっぱりカニと写真撮る笑 だよねーするよねー。
そして石狩漁港にもエンスト車の届け物代行で寄って、寿司、石狩鍋w  名物を網羅すること、地域発ドラマの如し!
(石狩鍋って、牛乳で白い鍋だと思ってましたよ?実は味噌バターで山椒なの?)

 そしてやっと辿り着いた小樽では歓待の人だかり! でっかい蟹積んだミニが小樽目指してる!とSNSで話題を呼んでいたのでした。#カニミニ! 旅館オープンの大宣伝にもなって、めでたしめでたし〜

 そんな人混みをそっと去り、腹を満たしながら年越しを迎える五郎さんなのでした…あれ、生放送部分はどこ? 窓から顔出すとか、紅白の優勝を台詞に入れる的な遊びは今年はしなかったのかな。どうせこちらは録画で見てたりするので無理することもないよねえ。それより、ホッケスティックを食べて10年前のあの店で〜と振り返ってくれる方が大事なのかも。
 続編がまたあったら、どんなに変わり映えしなくても見ちゃうんだろうなあ。

 スペシャルの駄洒落では、空腹玄界灘と中華鍋は楽器だ!がしばらく耳に残りそうです笑

「警視庁考察一課」5 ☆☆

 子供の頃からへの字口、西村撃たれる!

 と、書いてから1ヶ月そのままになってしまいました笑
珍しくリアルタイムで視聴したのに、もう一回見直してから書こうとか思うからですよね〜。せっかくの推し西村さんフィーチャー回で気合い入っちゃったからで、主人公回があったのは大喜びでしたが。今思うと、活躍はしてなくない?だって撃たれて入院してるから!!
 何度も死んだみたいに扱われ
「西村さん死んでません!」
とツッコまれる天丼は何度でも美味しかったですが、それも芸達者な考察課の面々のお仕事で、西村さんは不在よ? せっかくの主人公回なら、もっとこう美女に言い寄られるとか、ヘリから垂らした縄梯子で退場とか(?)  せめて撃たれて崩れ落ちる場面くらい見せてくれても〜
もしやスケジュールの都合で地方でした? ありえるorz

 大富豪のパーティ会場で撃たれた西村刑事。参加者の中には、その幼馴染郷間が。そして現場から消えた時価3億円の壺!
実は贋作を作らされていた郷間、作品を破壊しようとした罠で西村を傷つけてしまったのでした…。壺は割れたのか?割れたなら破片は?

 現場は十二角館、綾辻行人にちなんでいてニヤリ。
 幼馴染とゴマちゃんまさ雄ちゃんと呼びあったり、高島刑事にがっつり殉職扱いされたのを電話で聞いちゃっても
「生きてるよ?」
と軽くいなすの可愛かったでーす。


 

「拾われた男」1〜最終回☆☆☆☆

 数奇な運命にはまだまだ先があったよ!

 名脇役、松尾諭。
彼が自販機の下から航空券を拾った縁で芸能界入りし、まずは事務所のエース井川遥の運転手をしていたのは有名な話で、その辺を書いたエッセイを読み耽って夜が明けたりしていた身としてはとても期待して見始めましたが、いやはや出来栄えは期待以上でした。
 松尾諭も本人役で毎回冒頭に出演ですが、少〜し名前を変えた若き日の彼、松戸諭(仲野太賀)が大熱演で段々両者が合体して思えて来ます。
 てかね、ディズニー制作なわけですよ。
作中でもエキストラから「電車男」らしきドラマに役がつき、映画も「進撃の巨人」「シンゴジラ」と世界で公開された大作に出演するように。そこでIMDbに登録して全世界から仕事オファーを狙おう!となれば、その線で何かディズニーと縁ができたのかと思うじゃないですか。ところが登録するなり鳴った電話は、音信不通になっていた兄たけし(草彅剛)のアメリカでの入院を告げるもの!
 慌てて渡米した諭を待っていたのは、脳梗塞で動けない兄の入院費1000万円超えの請求!金なくビザなく不法滞在で、でも友はいた兄。
 決して仲良くはない兄弟だったけど、倒れた時に連絡をとる伝手になるほど、弟は俳優だと触れ回っていたのも胸熱でしたし、兄を慕う男の子のために無茶な野球勝負を代わりにしてやる展開もじんと来ましたわ。どこまで実話??とも絶え間なく思いつつ泣いて笑って。この後半のアメリカ滞在部分をディズニーが見込んだのか!と納得でした。
「シンゴジラ」撮影場面で、松尾諭のセリフを
「落ち着け」←→「冷静になれ」
と少し変えながらも使っているように、    差し障りがないように変えながらもかなりは実話なんじゃないのかなあ、少なくともお兄さんの入退院、強制送還に伴う入院費云々のあたりなど?

 バラバラになった家族が、兄帰国をきっかけにまた1つになり、また揃って太巻きを食べる。
友人の葬式で地元に帰った諭が、幼い日の自分達兄弟を白昼夢に見る武庫川駅の下はもう、涙なしには見られませんよ…
とはいえシュッとした兄と芋芋した弟な配役に将来が草彅くんと松尾諭な格差が分かりすぎて、子役兄弟が揃うとやっぱり笑えるのでした…

 井川遥役の井川遥、松田妻な伊藤沙莉、事務所社長に薬師丸ひろ子とどの役者さんも良かったです〜
 

「自転車屋さんの高橋くん」〜最終回☆☆☆☆

 ええーそこから?と、驚かされた最終回でした笑 そんな出会いを忘れないでよパン子!

 順調に愛を育み、親御さんにもご挨拶。
金髪ピアスの男なんぞと言ってた母(濱田マリ)も、遼平(鈴木伸之)本人と接すれば無事、良い人認定でしたよ!
 友情あついし、同居の祖父(斉木しげる)の世話もこまめに気にかけてるし、パン子も大事にしてくれて、そうそう初エッチもちゃんとパン子(内田理央)が塩梅よく心構えできるまで待ってくれる良い漢なんですよ〜。
 ただし、セクハラ上司にキレて会社の呑み会に乱入!な遼平はやばかったし2人の初喧嘩にもなったけどw  断れない女パン子が、嫌なことをきちんと嫌と言えるようになったのはホント高橋くんのおかげだから!

 ……結果、電撃退社w クズ実父とも訣別。
過激なことにはなりましたけど、傷ついて引きこもった弟の力にも少しなれたし未来の犬猫虐待も救えたよね?
 そうだ、パン子の同僚氏も高橋くんのおかげで祖母にゲイをカミングアウトし見合い攻勢をストップ。なるほど「同じ東京出身だから」なだけで誘ってきた挙句、雑にされたわけだ。
またね、贈り物の相談がいいんですよね。「女子は」と一般論で答える元同僚氏に「パン子が好きなものを聞いてんだ」とキレる遼平!
筋通ってるわ〜惚れてまうやろ〜!
結果、プレゼントが自分と揃いのピアスで、パン子の耳には穴空いてなかったのはご愛嬌?

 しかーし!
そんな素敵な高橋くんと初めて会ったのががパン子が思ってたのよりはるか昔! 8年前まだ学生服だった遼平が会社の制服の綺麗なお姉さんを背負って歩いたことがあったってさ!
退社後、捨ててスッキリな ださピンク制服だったけど(貸与じゃなかったのかなー笑)  あれのおかげで遼平は、あの時の人だーと思って以後見てたかも??

 これからお互いを知っていこう、と言い合う初々しい恋人達。
ずっと胸キュンでした、ありがとう、お幸せに!

「作りたい女と食べたい女」〜最終回☆☆☆

 なるほど、ここまで。

 料理好き=良妻 的な褒め言葉にヒロイン野本さん(比嘉愛未)がうんざりしていたように、よく食べる春日さん(西野恵未)は春日さんで、封建的な家庭で女は食べるなと抑圧され、常に空腹で育っていて。大食を肯定してくれるヒロインとの食事は癒し。
と、それぞれの出自を語り合う仲になっていくんですねえ。

 一緒の食事が回を重ねて距離が縮まり、買い出しドライブも楽しい!体調崩した時の気遣いも細やかで感激。もっと一緒にいたい! と、感情表現が素直な野本さんに応えて、無口な春日さんも一緒が楽しいと言ってくれます、

 次は何作ろう、いつ誘おう、そのウキウキを
「恋してるみたい」
と評されてドキッとする野本さん。そうかもしれない。で、相手は同性だと打ち明けてみれば、ふーんと特に騒がない同僚。ここで、変だ気持ち悪い心の迷いだと叩かれていたら気持ちはひしゃげてしまったんでしようね。
好きでいていいんだ!と、とりあえず自分の心だけ見定めて、2人で過ごす年越し。

打ち明けるでなし、春日さんの恋愛感を尋ねるでもなし、恋の行く末は不明なままでしたが、これはこれでいい終わり方だったかな。

「高嶺のハナさん(2)」〜最終回☆☆☆

 はいはい、ハッピーエンドね!

 お互いを大切にしすぎてすれ違う弱木きゅん(小越勇輝)とハナ(泉里香)さん。夜に上司とタクシーに乗っただけで、2人の仲を疑うだなんて!他の誰が騒いでも、弱木キュンだけは信じてあげないとダメじゃんよ?

 社員旅行の熱海(だっけ?)
ザパーンと海に突っ込んでハナに熱く思いを語るチャラ田(猪塚健太)!弱木の口元についたアイスを舐めとる苺ちゃん(香音)!と、それぞれ見せ場の接近シーンもありながらきっぱりお断られ。なのに、だからってハナと弱木がパッと上手くはいかないのもお約束でハラハラだぞー!
 またその間の、好き好き挙動不審だったり泥酔したりするハナさんがフリきって演じていて最高です!暴れるホースでびしょ濡れになる弱木くんも、自らやってるはずなのに上手すぎでしょう〜

 その上司不動さん(小柳友)、ハナを好きすぎて思ってる反対を(英語でw)言ってしまうおバカ病なのですが、それを唯一逆と見抜けたのが天満橋、いや淀屋橋梅ちゃん(中村里帆)! また不動さんも梅とは普通に話せて、きちんと有能な上司でいられるわけで、もうここくっついちゃえはいいのにね!

 で、NY行きの出世をとるか、日本で弱木といるかの2択に揺れるかにみえたハナさんでしたが…悩むのはそこじゃなかったよね!
「淋しいです!」
と正直にいえた弱木に
「私も淋しい!」
応え、それでもNYに旅立ったハナさんは…そう、何かあったらすぐ戻ってきて弱木キュンに会って、また帰ったら良いんだよー笑
マイル溜まりまくってそのうち無料で来られるね!

 

「デブとラブと過ちと!」3☆☆

 か、可愛い〜、前向きすぎるヒロインが見事にウザ可愛い!!

 転落事故で記憶を失ったヒロイン夢子(かなで)は、太めの体型に抱いていたコンプレックスまでさっぱりと無くし、自信満々で陽気に生まれ変わっていた!
 遠くから盗撮するだけだったイケメン圭介(草川拓弥)を励まして急接近←実は自社の副社長w 企画部の仕事もバリバリ解決〜

 そこで気になるのが圭介の不倫疑惑?
休日にまるで家族のように圭介といた子供と女性はいったい??

 ……実は課長の奥さんで社長令嬢。圭介にとっても元同僚で仲が良かったが、結婚後にも会っているのは流石にどうなのか……
って、社外のデザイナーが、事情を知らない社員夢子にペラペラと副社長のプライベートを垂れ流すのもかなりダメでは。でも速攻夢子に、なーんだちゃんと確認してませんよね、と論破されていてプチすっきり。
 少なくとも、直球で交際相手の有無を尋ねた夢子には「恋人はいない」と返答しているのだし。恋人じゃなくセフレです!なわけない笑
 そのうち奥さんも夢子パワーで笑顔を取り戻し、誤解も解けて夫婦仲も良くなって解決でしょう。既に副社長は夢子を好きだよね?

 いやあ、にしたんのCMでも華麗に踊るおデブちゃんな かなで がハマり役です。お肌ツヤツヤ唇ぷるぷる! 自己肯定100%で微笑まれたら、うん、そうだね君は美しいね!ってなるわー。そこでいやお前デブじゃんと貶すやつの方が滅ぶべき。
 ところで1、2話を見逃したので原作読んでみたら、事故前の夢子は地味で陰気でアイディアがあっても言えずに俯いている人間だったそうですが……それでよく就活で花形の企画部に…?? まあいいですけども。


「作りたい女と食べたい女」1☆☆☆

 夜ドラ!
朝ドラみたいに毎晩15分の帯ドラマ枠が出来たんですねえ〜。で、そこにネットで話題の『つく食べ』こと本作です。原作の漫画好きなんですよねえ。
出てくる料理がどれも美味しそう!
でもグルメドラマかなと見始めた人は、1話目にして何か違うジェンダー問題の匂いを嗅ぎ取るのでしょう。

 料理が好きで、ただ楽しくて自炊してお弁当作ってるのに
『いいお嫁さんになれるよ』
だなんて男のためみたいに会社で言われてモヤモヤするヒロイン野本ユキに比嘉愛未。ちっちゃいお弁当やSNSにアップした料理を上品と褒められながらも実は、ドーンとメガ盛りも作ってみたい!でも少食でそんなに食べられない!
 と、そこで知り合った2つ隣の部屋の女性春日さん(西野恵未)は大柄で、パーティでもするのかという4袋分のテイクアウト料理をなんと
「1人で食べます」

 ある日、つのったイライラでつい、大鍋に作り過ぎてしまった料理を前にユキが思い出したのは、そのご近所さん!
恐る恐るお誘いすると、わしわしと平らげてくれて……スッキリ!

 実は春日さんは春日さんで、女性というだけで定食屋のご飯盛りを勝手に減らされていたり。

 作りたい女と食べたい女が出会って、男どもの余計な思惑から解放されて、一緒に食事をするようになるんですよ。そしてその先は…どこまで描くのかな?

 ドラマ化と聞いて1番に心配したのは春日さんの配役だったのですが、見事な人を連れてきてくれたものです!ミュージシャンで演技は初めてだそうですが淡々と無理なく演じていて好感が持てます。

 あ、会社のイラつく男は蛙亭中野!なんで彼女できないんでしょうねえじゃねえよ、そういうところだよ、な感じが見事です。実際はそこそこモテるらしいですが笑

「ザ・トラベルナース」1☆

 思ってたのと違った……。

 てっきり、修学旅行やキャンプ、バスツアーなどに同行し、旅先での突然の不調や不安、持病のコントロールに付き合ってくれる元気で優しいフリーランス看護師さんのお話かと。
 それが蓋を開けたら『医師の指導なしに診断や手術もできる資格』とやらを持ってアメリカで活躍していた那須田(岡田将生)が日本の総合病院に赴任。やたら看護師が辞めていくその病院で、10人分の働きをするのか?ってお話でした。

「医龍」「ドクターX」的な名医ものの看護師アレンジなんですかね。ちなみに放射線技師アレンジだと「ラジエーションハウス」かな、居合わせる医師が無能になってしまいがちです。
 今作でも、那須田が緊急を主張する難手術より政治家が優先される……だけでなく、執刀医(柳葉敏郎)本人が手術室で昏倒!しつこい咳、病気だったんかーい!

 そこでNP=ナースプラクティショナーとして誇り高い主人公那須田歩(岡田将生)がパッと大活躍、かと思いきやもう1人いました。
いつ見ても掃除をしている九鬼(中井貴一)! その実態は伝説の清掃員…もとい看護師??

 意識高い那須田はどうも喧嘩腰で、せっかく見目麗しいのに摩擦を起こしがち。その点九鬼は、穏やかな物腰とここぞの鋭い一言でするするっと意見を通す様ですよ。……あれ、那須田要らなくない?

 看護師長に寺島しのぶ、外科医菜々緒を擁しますが見せ場あるのかな〜

「合コンに行ったら女がいなかった話」1☆☆

 おっとBLじゃないぞ??

 冴えない大学生3人が、彼女を求めて合コンに。しかし約束の場所にいたのはスーツ姿のイケメン3人。どうしてこうなった??

 ……って男装の女性で、普段は普通に美人さんらしいのですが。その格好でバイト先の男装BARから直行して来たのみならず、何故か立ち居振る舞いも発声も男役タカラジェンヌなイケメンのまま男の子たちを翻弄し続けます笑

 王様ゲームでキス!
戸惑う彼らははイケメン同士キスは頬へでも直視できないし、男同士はもちろん嫌!男女の組み合わせでも何故か男子の方が受け身で迫られて…無理無理無理と大騒ぎですw
 って、ムキムキマッチョに襲われているわけでなし、そこまで騒がんでも〜。わちゃわちゃ男子は可愛いですけどね。

 普段から周囲の女性に遠巻きに騒がれているらしきイケメンさんたちの思惑など、これから描かれるのでしょうか? そして男女で恋愛話になるの? それ、このドラマを見る様な人嬉しいのかなあ。

 ここでやっと公式サイトを確認。元宝塚男役さんが主演なんだ、いや3人とも宝塚出身なんだ、納得〜。
てなわけで男装女子が蘇芳(七海ひろき)大学院生、藤(瀬戸かずや)男装BARオーナー&漫画家、琥珀(如月蓮)男装BAR店員
大学生が常盤(井上想良)、浅葱(小西詠斗)、萩(増子敦貴)  常盤と蘇芳が元々の知り合いです。

追っかけ女子大生が利休ゆみ(小槙まこ)、山吹りりか(うらじぬの)、水柿しゅうこ(辻凪子)  吹っ切れたコメディ演技で盛り上げてくれていましたよ。

「霊媒探偵・城塚翡翠」〜最終回☆☆☆

 そう来たか!笑

 ミステリの最終回といえば、犯人当て。
しかもどんでん返しが大宣伝されてしまうってことは、犯人らしく描かれた人はそうじゃない訳じゃん!となるジレンマよ。
 ところがこの最終回の肝はそこじゃなかった〜!

「私の予言は、絶対です」
と何度も、自らの死を予告してきた翡翠(清原果耶)   そしてついに! その予言の死を実現すべく牙をむいた犯人『透明な悪魔』に対峙した翡翠ときたら…大爆笑?
霊媒なんて嘘っぱち〜だそうですよ?はあ?
初回から丁寧に、霊はいる、翡翠には分かる、霊が翡翠に教えてくれる…と繰り返して来たのに? 段々とそれを信じた犯人と一緒に、そりゃ視聴者だって騙されて信じますよ!てか視聴者はそこは疑わないよドラマなんだもん、タイトルだって霊媒探偵なんだもんorz

 てなわけで、戸惑う真犯人に霊能力抜きの「推理」を畳み掛ける翡翠さん。初回の割れたガラスも、作家殺人の血痕の理由も、女子高生連続殺人の犯人も、どれもこれも秒で全て見抜いたと胸を張ります!でもそれってラノベにはよくいるパーフェクトヒューマンで、このタイミングで後出しジャンケンな謎解きをされてもなあ。初回からこんな
「ぼっち?この美しい私がw」
と嘲笑う翡翠さんだったら2話以降見てないはずなので複雑〜、でも初回の遺体発見時に、誰も慌てず騒がずねと書いた自分の感想がある意味正解だったことはちと嬉しかったですかね。

あと、真犯人にとっては死後の世界や降霊が現実であってほしかった、という悲しい過去は成程ではありましたが…やっぱり後出し強めでは。

 まだ連ドラとしては期間半分。第6週からは、小芝風花秘書の存在強め霊は営業道具な「霊媒探偵」として続編というかB面が続くそうですよ。そこも新機軸! 楽しみです。

 

 

「高嶺のハナさん(2)」〜6☆☆☆

 もっと変な人出てきた〜笑

 弱木くん(小越勇輝)とハナ(泉里香)が好き同士、と知って一旦は引いたもののやっぱり諦められない苺(香音)とチャラ田(猪塚健太)  
特に苺ちゃんはね、フェアでありたい!と
『紅茶ぶっかけたのもUSB狙ってワザとでした』
と当時の嫉妬を打ち明けてハナに謝罪w    強火ですw

 そこに赴任してきた不動(小柳友)は、ハナさんの憧れの元上司。
不動さんに認められたい!と、ラブラブランチまで返上し仕事に励むハナさんなのですが……なんか変。そう、昔からハナさんが好きすぎて言動が狂う不動さん、海外赴任で離れて業績を上げてきても、戻ってハナさんに会ったらまたポンコツに。褒めたい企画も貶してしまうのに、有能なハナさんは勝手にその裏を読み、更に企画を良いものにして不動を崇拝する勘違いサイクルにハマっていたのでした〜。
 その横で安定のバカ企画を産み続ける弱木きゅん。デートの代わりに企画チェックまでしてもらったのに、ハナの慣用句な助言を文字通り実行してしまうポンコツっぷり(「まだ甘い」と言われて甘くないお菓子に、でしたっけ?)流石の苺ちゃんまでバカすぎるとガチ怒りでしたけど、でもそのダメさも含めて好き。
 キスを迫る苺ちゃんに
「こういうことは好き同士じゃないと」
と、流されず断れる男な弱木なのに、どうしてじゃあ好き同士なハナさんとだと目をつぶってキス待ちしちゃうんだよお笑

 そんな間に、ハナも不動宅にお呼ばれでイケナイ感じに! 互いに誤解しちゃったりするのかな、あまりこじれないといいなあ。

今はパーフェクト女子なハナさんが、就活の時期は連戦連敗。不動とお菓子に出会って目標を見つけ変わるエピは素敵でした! これで不動さんがポンコツじゃなかったら、入社してすぐ捕まっちゃってたかもね
 そうだ影が薄い弱木の同期うめちゃん(中村里帆)、彼女だけはなぜか不動の真意をミラクル理解してました(BAD=Best Answer Desu !)それをハナさんにも教えてあげて〜!
 

「北欧こじらせ日記」2〜最終回☆☆☆

 全4話。短!
 しかも「寿司職人になる!」と言っても修行もまだ始まらず、とりあえず住みたい国フィンランドに3週間暮らしてくる〜と飛び立つ、その日の朝で終わり〜。いやそんな半端な、とは思いつつ…逆にここまでだからこその見易さ、共感のし易さもあるのかも。

 オフ会を思いつき、SNSフィンランド仲間と屋外でピクニックを主催する縞子(本田仁美)!
ハンドルネームで呼び合う今日初めて会った人たちと、持ち寄ったフィンランドものを飲み食いし旧知の仲の様に歓談。同じものが好きな集団が心地よく…そうだ、カフェを開こう!(分かる)
 紹介されたカフェでバイト。その日の儲けより場の理念を優先する難しさを学ぶ(分かる)
 いっそフィンランドで開業したいよー(ええっ)
 まずフィンランドで働くだけ働いてみるとして、何の仕事?そうだ、寿司職人になろう(はあ?)

 カッコで心の声をつけてみました笑
まあ原作エッセイ既読、その後10年ほどの紆余曲折ありながら実際に寿司職人になられたのも知ってる訳ですが、ドラマではあまりの決断の速さに知っていてすら驚く。可愛い本田仁美を見たかっただけの人なんて、彼氏(萩原利久)同様びっくりしながら、無理無理、現実を見ろ、と画面の前で反対しているのでは。
 でもその一方で、やりたいことをちゃんと探して見つけて、そこに向かって爆速で努力できる縞ちゃんにハラハラしながらも憧れる……と吐露する彼氏の気持ちも分かりみですよね。

 フィンランド滞在の宿は日本に来たいチャット友達とアパート交換で無料だし。そもそも会社を辞めて行こうとしたのに3週間も休暇もらえたりと(その為=人生で本当にやりたいことを見つけるまでの居場所?=に会社はあるんです、と上司に教わるホワイトっぷり!) 驚きの好条件がありつつも。いままでのしまちゃんがその人脈を開拓してきたんですからね!
頑張れしまちゃん!

 たった4話なのに、毎回冒頭に1話からの振り返りがつく親切設計は普段ドラマを見ない人向けを意識したのかなあ。寿司職人修行も見てみたいです。海外ロケも入れて続編ありませんかねえ。

「PICU 小児集中治療室」2〜4☆☆

 何この主人公、応援しづらい、怖い。

 留守番中に幼い姉弟で火傷。
子供さんが痛がってるだけでもツラいし、弟の重傷に責任を感じる姉だなんてそれだけで泣けますが、なんと姉も軽症とはいえ気道熱傷で声帯が傷つき歌えるようには多分ならない。それを隠す、と親を交えた会議で決めたのに、主人公シコッちゃん(吉沢亮)ったらぺろっと告げちゃう。
「理解してくれました」
じゃねえよ!自分が嘘つくの辛いからって!まだ傷も癒えない小学生低学年に「本当のことを教えて」と言われただけで、大好きな合唱は2度とできないと答えるのが正義なの?
 上司植野(安田顕)がちゃんと怒り、お母さん(紺野まひる)にぶっ飛ばされ、少女もストレスで急変となって流石に志子田も反省した様でしたが……。

 他エピソード見ると本当には分かってなさそうで嫌なんですよお。
「お母さんも医療チームの一員だ」
と言われてハッとしてましたが、そうでなくたって昨日今日会ったばかりのお前より、母親の意見の方が重いと思えないって、親をバカにしすぎ。

 4話、新生児が危篤だと母親にオニ電!
いや望んで産んでてもまだよろよろしてる時期、まして里子に出すと決めてる未婚女子大生だよ?来ないって言ってんじゃん、そんな遺伝上の親呼びたいなら、逃げた父親呼ぼう?
 そこに志子田と母(大竹しのぶ)、臨月の女友達(生田絵梨花)、我が子の死因を知りたくて訴訟する先輩医師綿貫(木村文乃)などを絡めるから、母はみんな我が子が大好き!って描き方ですけど……んなわけない。そもそも赤ちゃん大好きな私だって、それとキャリア中断して産むのは話が別。差し支える時期や相手に逃げられての出産で縁を切ろうとしてるなら、会いたくない、会わない方がいいと思って何が悪いのか。ここは、虐待母でも絡めて、志子田の母性信仰をガツンと砕いて欲しかったですよ。
 なのに、木村文乃の説得で女子大生母来ちゃうんだもんなあ〜。いろんな親がいるんだよ(by植野)  、母来ないまま赤ちゃんの容体持ち直してもいいじゃんよ〜。

  交通事故児の肺を全摘か?問題もまた、様々な選択肢と優先事項を考える局面。
温存して難しい術後管理で死なせるよりは、全摘してでも生きてる方がいい。それだって立派な判断なのに、しぶとく他科に頭を下げた『志子田の頑張り』でスタッフが集まって温存できました〜なんだもんなあ。
熱意は大事よ、若さゆえの無鉄砲も分かりますよ。でも、いつでもそれが通ると思うなよ?(元気になってほしいよ?でも願って人手を増やしてもやっぱり、ダメな時はダメなのが命なのでは)

 さてそこに、網走に赴任してた同期悠太(高杉真宙)が意識不明で運ばれてきて5話に続く!このところ少しおかしかった彼に、何があったのか?
 志子田の挫折はこっちで描くのかな?

 目覚めた子が、意識不明の間も他の患児のおしゃべりや約束が聞こえてたエピソードは好きです。いいところも多いドラマなのに、主人公が好きになれなくて辛い…

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