ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

2017 秋ドラマ

「2017年秋ドラマの総括」

じゃすみん的ドラマランキング~!うっかり年も越しちゃってるので簡単にね!


NHK1位 「この声をきみに」  大人のファンタジー
     「アシガール」    若さのエネルギー花丸
民放1位 「監獄のお姫さま」  いくつでも成長できる
     「ブラック・リベンジ」ハラハラワクワク

  2位 「コウノドリ(2)」 良作
     「陸王」       良作

  3位 「先に生まれただけの僕」教育に興味があれば
     「ユニバーサル広告社」 何も起きない面白さ

  9位 「奥様は、取り扱い注意」多少イラつきました
 10位 「フリンジマン」    反面教師ってことで

ずいぶんリタイアしちゃって、最後まで見たのはこの10作。いろいろ甲乙付け難くて並んでしまいました(^^;;;)  
「コウノドリ」と「陸王」は完成度は高かったのですが、逆に突飛なことは起きる筈もなく、1話抜かしても大丈夫なところで2位に。自然、オリジナル作が上に並びました。以下は個人賞ですよん。


新人賞 「陸王」御園社長 松岡修造 流石の存在感。台詞回しもばっちり

助演女優賞「ユニバーサル広告社」和久井映見 物語を明るくしましたね
助演男優賞「アシガール」若君 健太郎 新人賞とどっちにするか悩んだw

主演女優賞「アシガール」唯 黒島結菜 あの無鉄砲はこの娘じゃなきゃ!
   次点「ブラックリベンジ」今宮沙織 木村多江 薄幸女優の新境地!
主演男優賞「この声を君に」穂波 竹野内豊 イケボ教授がイケてないw

また2018年もよろしくお付き合いお願いいたします! 

「フリンジマン」~最終回 ☆

なんだかんだ、最後まで見ましたよorz
そして結局誰も愛人できなかったじゃないですかw コンプライアンス遵守w
毎度、愛人原石の見分け方だの女性を口説くテクニックだの、女性からすると笑止千万な戯言はいてましたけど、真面目に怒るようなドラマでもないしw どんどんとゲストもふざけてきて、料理教室の生徒全員が愛人だっていう毒蜂料理人バズコック(東幹久)、それに対抗するために教授が呼んだドクター森鴎外もとい森尾凱(村上淳)はメキシコ出身かという出で立ちでギター持って登場ですよ、もうなんでもしてw

最終回、教授の愛人リストを手に入れたと勝ちほこるバズコックの電話がつながる先は、雀荘や愛人同盟メンバー。こりゃあ教授も、愛人愛人とは口だけだったか?と思ったのですが。そこはバズコックの愛人を寝返らせ、偽リストを準備していたのだとか。
「教授は、あなたより優しいの!」
来たー、最終回途中で通りかかっただけの息子が『絶対だれか「この人の方が優しいの!」とかいって裏切るだろ』と予想したセリフがw でも誰も予想できなかった筈なのが、バズコックが教授を目の敵にする理由!
「俺の母親を愛人にしやがって!」
お、おう(^^;;;)
未亡人なら不倫でもありませんが、息子はそりゃ嫌ですよね。てか教授の守備範囲の広さよ。それも、そこに愛がない故か。

愛人づくりハウツーだった今作ですが、本当にドラマ通り実践した視聴者なんていませんよねえ(^^;;;) 反面教師で、ああやっぱりダメだ、家庭を大事にしようと思うものなんじゃないのかな、ねえ、お願いしますよw

そして愛人同盟の活動のせいだか左遷された教授は、ど田舎でもキャリーバッグをコロコロ。農作業中の女性と見つめ合い……愛人づくりは続くようですw 

「陸王」~最終回 ☆☆☆

ボトルを、差し出した~!

毛塚vs茂木、因縁の対決をこれだけ盛り上げてくれるとは(><)
初登場からずっと、言い返しもしない茂木にこれでもかという憎まれ口を叩き続けてきた毛塚(佐野岳)、いっそ気持ちイイほどのヒールでしたよね。なのに、毛塚が水分補給のボトルを落としたとみるや、自分のを差し出しちゃうんだ茂木。なんていい人なの。
実際のマラソンでも、実業団ごとに集団で走り協力しあって回したり、オリンピックだったら自国同士で渡したりは見た事ありますけど。世界選手権出場を争う同士でそんなことはなかなかないのでは。そしてたっぷり戸惑った後、悔しげに受け取る毛塚。その後も最後の最後まで争った挙句に勝利をもぎとった茂木を、真っ向から褒め称えます。
やだー、裏表ないだけの正直くんだったんじゃないのよ(><)

もちろんその前の、アトランティスRー2を履く茂木だけど応援しよう!という こはぜ屋も粋ですし。それをこっそり伝えちゃうシューフィッターさんも、感激にむせぶ茂木も感動的でね。そしたら結局、履くでしょう陸王を。
買収騒動も(松岡修造、演技上手いのね)息子の就職も、どれも収まるところにきれいに収まって、ほんと何一つ意外なことはない予定調和な成功神話なのですが、音楽も含め毎回盛り上がって楽しかったです。

正月に埼玉に帰省、清酒「陸王」私も呑んできました~。「陸王饅頭」は予約で1/15まで完売状態だそうで拝めず。高校陸上部同窓会に参加してきた旦那、ロケの後ろに後輩の学生さんやランナー仲間が結構参加していたと聞いて盛り上がってきたそうです。ほうほう、このストレッチをしてる子も宴席にいましたか。
で、竹内涼真は!竹内涼真の素顔とかは!! せめて和田正人は!

「コウノドリ(2)~最終回 ☆☆☆☆

実家を継ぐことにした四宮先生、スキルアップを目指して出る白川先生、皆それぞれ散っていく。

初回の離島医がまた来て、こうのどり先生もペルソナを出るのか? と思わせておいての
『ここで皆を待ってる』
と。そう告げた瞬間、スタッフの皆がこうのどり先生の家族に、ペルソナが家になったんですね。天涯孤独の彼にとって、それって素敵なことなのでしょう。……ますます結婚が遠ざかる気がしますが。もししても、部長のように家でお客さんになってしまう悲しい未来もセットな気がしますが(^^;;;)

シリーズ2作目も磐石に深イイ出産あるあるの連続でした。前半にイイ話、後半に死産や障害など辛い話をもってきた構成も新規視聴者を引き込むのには賢いやりかただったのでは。

『オランダへようこそ』の詩、初めて知りました。出産準備を旅行計画に例え、障害児を持つことを、イタリアに行く予定だったのに突然勝手にオランダ旅行になっていた様なもの、だと優しく諭すのです。うわあもう20年ばかりオランダにいますよ私。
でも確かにそこは、真っ暗でも危険でもなく、違うだけで案外幸せで、まあ時々イタリアらしきところにも寄れたりしてます、うん。大丈夫大丈夫。
ただし思春期青年期になってからまたひと山あるのでねえ……。可愛い幼稚園児のお母さんが妊婦や新生児期のお母さんに語る障害児育て体験談は、微笑ましくありつつも複雑な笑みがこみ上げてしまいますが。その頃になれば、健常に生まれたってつまずきもあり、どの子育てにも悩みがあるって分かってきているでしょうね。ホホホホホ。

最終回、あのインティライミが(放映当時、ネットでダメ夫の代名詞にさえなった)ちゃんと子供抱いてて奥さんが笑ってる、そんなちょっとした光景でもホッとしましたよ。

すべてのお母さんがよく眠れて食事が美味しくてちょっとはゆっくりお風呂に入れて、すべての赤ちゃんが幸せに生まれて元気にすくすく育ちます様に! 旦那はまああれだ、頑張れ。
 

「監獄のお姫さま」最終回 ☆☆☆

「更生したぞー!」「更生!」
やったー!ついに更生=復讐を果たし、姫の冤罪は晴れて真犯人が裁きを受けたぞ!(なのに、退廷する姫はやっぱり手錠に腰縄なんですね。ひどくない?)

爆笑ヨーグルト姫の由来になった爆笑画面。何度も何度も見てたのに。そっか、そこにどーんと証拠があったのかw ウェラブルカメラあるある、撮ってると思わなかったーってヤツですねえ。挙句に無能すぎる追求に業を煮やして、自分からべらべら喋り出すという有能犯罪者にありがちな誇示スタイルでしたよ。背中の刃物を抜こうと、ピョンピョン跳んでるって間抜けなだけに鬼気迫りましたね。
法廷で謝られて、むしろ怒る姫。
こんなところで、そんな簡単に謝るなと。
裏切られ、世間に誹られ、無実の罪で、6年も、我が子とも離されてきた、その元凶にただ頭下げられても。
無期懲役になったそうですが、懲役先で友達もやりがいもできず資格も取れずにつまんなく暮らしてるといいな。男の刑務所にはオバさんがいないから大丈夫かな。

そしてやっと出所する姫を、迎えに来た悪ウーマンw と、勇介くん。悪のイケメン社長め、とんでもないねじくれた奴だったけれど、奥さんはいい人でよかったですよ。でも「お母さん」とは呼んでくれない勇介くん。まだどう関係を説明していいのかわからなくて……と奥さん。で、ですよね。そこですかさずオバさんが
「この人はね『お姫さま』よ」
うわー、そうきたか。子供には馴染みのあるステータスですよねお姫さまw そして二人のお母さんの間で、片手ずつつながれて歩いていく勇介くん……。え、三人で暮らすの?これからどうするの?
とりあえずEDOミルク新社長には姫が就任したそうですよ。

と、事件を語れば姫に始まり姫に終わりますが、じゃあ物語の主人公はといえば、ちゃんと馬場かよの成長更生物語だったなあと感無量
「ありがとうございました!」
と、刑務所に感謝w

あのときバカな旦那を刺さなければ、今も必死に家事と仕事を完璧にこなしつつ嫌味言われてたのかもしれません。少なくとも履歴書の賞罰欄の罰は書かずに済んだでしょう、息子とも暮らせたでしょう。でもね。
仲間がいて、資格をとって、「更生」をやり遂げた馬場かよは、輝いているじゃないですか。若い男にプロポーズまでされていますよ!
『可愛いだけの女は、年をとったらオバさんになるけど。可愛いオバさんはオバさんにならない』
見る目あるぞ、のぶりん!

更に、すべての元凶だったちびっこ社長(後のイケメン社長だったのか!)CMを、なんと勇介くんと姫でリメイクというとてつもない自虐ネタで締めw そうだね、勇介くんが次期社長だね(涙)

導入がとてつもなく長かったのと、女刑務所ドラマに既視感ありありなタイミングがもったいなかったですが、そのハードルを乗り越えてきたから味わえたこの満足感。やっぱクドカンは面白いわー。そしておばちゃんの味方だわ。
ありがとうございました! 


「先に生まれただけの僕」~最終回 ☆☆☆

学校に残るのなら、企業から籍を抜け。
そんな加賀屋の嫌がらせに、一度は『会社に戻る』と婚約者聡子に告げ、結婚話を進めようとする鳴海でしたが、それじゃドラマになりませんよねえ。最後はやはり、学校の校長先生でいることを選ぶ鳴海と、そんな彼を受け入れてプロポーズにイエスの返事をする聡子。思わず抱きしめちゃったりして、陽が高い時間の社内ですよ、大胆な~ひゅーひゅー。
そして春、卒業生は受験で最高実績を上げるわ新入生は優秀だわ。愛妻弁当は美味しいわ。もう上手く行きすぎで鳴海校長の世界は輝いているのでした。

そうそう、早速モンペになった加賀屋はしげしげ高校にクレームをいれにくるも「校長先生」と言いたくなさすぎて変顔オンパレード! ←ここにカットが入るメタな締めくくりw 
……やっぱり教育ドラマというよりファンタジーだったんですねえ。

だって『外から来た』というアドバンスはすり減って行きますよね。校長にしては若いというギャップもしかり。いつか会社に戻る、外の知恵をもたらす来訪者だから出来た革命は、ずーーーっといる人になっちゃったら終わりをつげるのでは。
また、人事を私物化し放題の加賀屋へのペナルティが、ただ悔しいだけだなんて。
鳴海にしてきた仕打ちが明るみに出て降格されるなり、そんなに学校経営に興味があったなんてと加賀屋が校長にされちゃうなり(それは生徒も可哀想かな)何か加賀屋に対して溜飲が下がるようなこと、欲しかったです。

そんな終わり方への不満を除けば、毎回考えさせられて、毎回なにかしら回答があって、輝かしい未来に向かって皆で成長していくいいドラマでした。。生徒だけでなく先生も変わらなきゃ、という鳴海の激励に、観ている誰もが前向きになれることでしょう。櫻井くんのダンスでプロポーズ(注*妄想)まで見られてね。
楽しかったんですけどね。
現実にはどこにもあんな先生も、あんな素直に影響を受ける生徒達もいないんだと、我に帰るとちょっと悲しくなりました。

「アシガール」~最終回 ☆☆☆

なんと唯ちゃん、正室に(あくまで若君の希望で、まだ周囲は反対ですけどw)
寵愛、と聞いて『超、愛してるってこと〜?』と、聞き間違いは健在w 戦国の若君と女子高生の恋、見事実って大団円でした。

現代暮らしも経験している若君、中盤では唯に帰れと言ってたし。結ばれるにしろどっちで二人で暮らすことになるのかなーとか。最悪やっぱり離れ離れ、でも歴史は変わって地元に若君の子孫が生き残ってるほろ苦いラストもありかなとかさ、多少は心配しつつ見守っていたのですが、なーんだ最後はもう、現代のげの字も出てこずにラブラブで終わりましたよw 
タイムスリップものにありがちな、弟の発明品が発掘されちゃうとか、姫の絵が妙に姉貴に似てるとか、そんなエピソードも無しとは潔い
アコ姫の身代わりに高山に囚われた唯之助。
もうその辺から、まったく想いを隠さずに唯ぞっこんな若君でしたもんね……。挙句単身高山に乗り込んで、バカ息子宗熊(加藤諒ナイスw)との婚儀寸前で唯を奪還!そこまでしてくれてる、行動力あふれる若君なのに、やっぱり唯のスタンスが「守る!」なのは何なんでしょうねw お互いに、我が身はどうなってもいい気質だから大変です。
自分が捕虜に、と言い張る若君を電撃で眠らせて戦場に走った唯は、今度は兄上に危機を知らせようと鉄砲隊の前に走り出る(^^;;;) もう何なの、この子 orz

でも、さすがにここまでまっすぐな子の言うことは、ねじれた兄の心にもやっと届いた様子。そろ~り周囲を信じてみては、暖かい応答や謝罪を受けて雪解けです。この先は兄弟本当に助け合って生きていけそう。あこ姫に気持ちがありそうなのも、お互いいろんな意味で良い縁組ですよね。

ところで、正室を目指しての厳しい特訓中の唯姫、はたと
「正室って、もし戦になったらお供できないかも……」
と気づいて動揺。それなら正室でなくてもって、ほんとブレませんね(^^;;;)
しかもそれを姫装束でなく、何故かこ汚い下人姿で、しかも身を隠した藪から訴えてくる唯の、頬の涙をぬぐいつつ
「では戦の無い世にしなくては、の」
と応える若君。この人もほんと、器がデカいw いや内心は唯の無茶に焦ったり呆れたり、してるかもしれませんが表に出さないのは大事。高山からもその落ち着きだけで逃げてきたんですもんね。

突っ走る唯ちゃんの魅力が輝いていた作品でした。末長くお幸せに!

そのうち、タイムマシン2号で救援物資が届いたり、孫の顔見にご両親が来ちゃったりするのかも……w 

「奥様は、取り扱い注意」~最終回 ☆☆☆

私たちの戦いは、まだ始まったばかりだ! 的なw 何も終わらない最終回でしたねえ。それもまた良きかな。

元エージェントの奥様と、それを取り締まる立場だった旦那様。
格闘ができる綾瀬はるかと、格闘ができる西島秀俊が揃った時点でどシリアスで泥の中を這い回る様な諜報ドラマや警察ドラマを作ることだってできたはず。なのに格闘ができて可愛い綾瀬はるかと、格闘ができてカッコイイ西島秀俊が一目惚れをしあって地方都市でぬくぬくと新婚生活を送りいちゃいちゃし、たまに事件も解決する格闘コメディを産み出しちゃうとか、天才か。

我が家では旦那が一番楽しんで見ていました。
私自身は、元AV女優は町から出て行けだ、盗聴だ、レイプだ、主婦売春だと、毎度起こる事件がどうにも生臭いのと、当事者の我慢や解決法がどうにも受け入れ難くてもやもやしていたのですが(ex:夫がレイプ常習犯と確信し、被害者を招き入れ殺させる妻。双方の協力体制が理解不能。自分で殺せない、まだ愛してるとかも無いわー。知った途端に旦那ぶっ刺しそうです私)、毎回のいちゃいちゃと格闘シーンは大好物でした。もっとカラッとした事件を解決ならいいのになあと思うことしきり。

その間も旦那様はずっと、奥様が犯罪解決に関わった証拠を必死に握りつぶして回っては、何気ない顔で帰宅し
「今日は何があったの?」
と尋ね、妻の適当な返事に適当な答えを返していたとはねw それがついにごまかしきれず、もうドイツに行くしか道は無い……んだそうですけどね、スリルと興奮の中でこそ生きてる気がする奥様は、大人しくしているつもりはない様ですよ。

もうさ、ドイツでいいから夫婦で諜報員になってさ。ホームパーティーなど開く傍ら何食わぬ顔で、ホストに気づかれずに悪い奴をギュギュッと捕まえるような町の番人になってくださいませよ。子供の遠足ついでに巨悪をこらしめてもいいよー。
そのうち、日本の国益に関わる大事件に巻き込まれたら是非、映画化で!

「監獄のお姫さま」~9 ☆☆☆☆

「更生するぞー」
「更生!」
世にも珍しいこのエール、本当は言うに言えない
「復讐するぞー」
だったんですね。そりゃ、場所が刑務所じゃなくても大声で言えない言えないw

回を進める毎に段々と進む回想で、冤罪を訴え始めた姫が獄中出産、わちゃわちゃしたおばさん達に助けられつつの獄中育児。
『地獄に仏、刑務所におばさん』
とはよく言ったものですねえ(違)可愛い勇介くんを中心に、嫌が応にも絆を強めていく姫とおばさんたち。私もわちゃわちゃしたおばさんですから、もう仲間に入りたくて。
なのにその勇介くんを奪い去る吾郎社長……。しかも冤罪の原因、憎いぞ。

そうか、誘拐された勇介くんは姫の産んだ子で、みんなで育てたからあんなに懐かしげにみつめていたのねえ。その時は小生意気なガキに見えた勇介くんだったのに、成長を見守った後では可愛く見えますw なのに社長は、連れ去ったその子をモデル嫁との実子とマスコミにリーク。男性不妊と分かった社長にとっては、獄中の姫から奪えた実子は、願ってもない奇跡の子でしょうからねえ……。

そして獄中で計画されるG(吾郎)復習計画は素人のすることですし娯楽の域を出ず。うっかり目にした刑務官もびっくりです(誤字だわ杜撰だわw) でも、そのために資格取得も進んで生活にハリが出て、出所後の生活の支えにもなり……。更に、出所後連絡をとると決めたメアドを間違える、安定の馬場かよクオリティw


これで、若井が元刑務官になって動かなかったらそのまま苦い思い出となって過ぎてしまったのかな。でもまた集って、計画練り直してターゲットを社長から勇介くんに変え、ヨーグルト食べて、情報集めて、ちゃんと誘拐できたじゃないですか!ああよかったー、犯罪だけどw

と、やっと視聴者も誘拐された社長も事情を飲み込んだところで、吾郎社長誘拐から7時間弱が経過
「もう2、3ヶ月経ったかと思った」
ですよねえ、経ってますw 

マスコミもおばさん達を特定し始め時間がない中、勇介くんを育てる現妻も誘拐現場に現れての簡易裁判が始まります。タイに送還されてた実行犯も現れたー!(タイ出身の服役囚がいたの、下手な日本語で和ませる以外の役割がちゃんとあるよね) 馬場かよカレの検事はちゃんと証拠みつけて帰ってくるのでしょうか。

さてどうなる最終回、真犯人だけじゃなくあの鳩な母親もがっつり締められたらいいな。

「ユニバーサル広告社」〜最終回 ☆☆☆

うわ、最後まで淡々とほのぼの。
最終回じゃなかったのかーと思った矢先に『おわり』って出たw

さびれた町に広告社がやってきた。
でも別に老舗がめっちゃオシャレになったり、観光客が押し寄せたりすることなんか全然なかったですねー。何か企画を立てるたび、ちゃんと理路整然と功罪まとめてプレゼンがあって。最終的に依頼をうけた街のリニューアルでも、できることほとんどないけど、まあHPどうにかしようかと(更新もせずほってあるサイトなら無いほうがまし、には同感w)
で、ホームページ公開したからってただのスタートで、即どうこうなんてことないですよー! って言ってるのに、天下とったかのような宴会始まっちゃうしw

それでも舞い込んだ、映画ロケ。やたら張り切って出迎える町人たち。逃げる監督w だよねー。ただの視察に、楽団つきで花束抱えて盛大に迎えられちゃったらビビるわ。まだ本決まりでもなかったのに
『ロケ来るー!』
だけ騒いで回る、覗き見おばかさんをなんで止められないのかとorz そして監督が撮りたかったのは、もう終わってるさびれた町で死にゆく主人公。暗いw 救いが無いw

もう辞めたい監督と、得にならないと怒る待ち人。あーあー。
でもその間に立って必死に説得する主人公は熱かったですよ。監督への説得は町の人に失礼(ちゃんと終わってます!ってw)、町の人への説得は監督に失礼(誰か一人は興味もつかも、間違って賞取っちゃうかもってw)と、ハラハラしましたけど、結果オーライだからいいか!
その説得のおかげだか、映画のラストもちょっと前向きに、死なない程度に変更されてロケ決行。小資本ならではの融通の効き具合でいいですよね。
ゴミをばらまき、暖簾を破って、更にさびれた町を演出した町の人たち。『手入れをやめたら、この町も本当にこうなっちゃうんだね…』なんてつぶやきはちょっと寂しいですが、案外まだ幼稚園の子もいるじゃないですか。うん。ぎり死んでない。

ラブも、さくらさんと主人公の間にほのかに始まったのかも。『鈍い…』と文句をいいつつ、すぐ気付く男は好きじゃないんだよねえとうそぶくさくらさん。わかる、分かりますよ(^^)
しかし猪熊嬢とムラサキくんは名前の印象あるのですが、主人公って最後まで印象薄いw このまま薄く、次シーズンありますかね。その頃にはさくらさんが押しかけ女房になって、猪熊とムラサキの仲が進展しますかね。
でも♪さくら通り商店街♪はそのまま、ぎり死んでないそのままでお願いします(^^)

「先に生まれただけの僕」6、7 ☆☆☆

なんと加賀屋部長の娘さんが京明館高校志望にw

それも納得のオープンスクールでしたからね!
自分たちの企画で中学生と父兄をもてなした、その自信が制服の着方に現れる。集団としてみられている意識や、母校愛が芽生えつつんですね、素敵です。
そこに続く説明会では、キリッとお若い鳴海校長が「ゆくゆくは進学校に」なんてぶち上げちゃうw まだアクティブラーニングだのペップトークを導入したってだけじゃないですか。しかもいままでと同じ指導陣で、そんなに変われますか? 部活指導に外部プロを雇うなら、教師も入れ替えるべきでは.……という保護者からのごもっともなご指摘ですが。リストラを嫌う鳴海は否定します。
辞めさせたのは、生徒と向き合えなかった教師だけ。今の教師は熱意を持って生徒を指導するでしょう……!
それを聞いた生徒が
「僕、ここを受けるよ!」
と即決、確かに先生を切り捨てない学校は、生徒も最後までめんどうみてくれるでしょうw 中学生以上に現場の先生たちが、この発言には胸を熱くしたんじゃないでしょうか。自分たちは認められている。

加賀屋に呼び出されていた良々先生なんて、自信がない、京明館がレベルアップしたら自分は捨てられると泣いてましたもんね。それが、保護者に向けて太鼓判を押されたら、ずっと反抗的だった3人組が変わりました。個別相談ではそれぞれしっかりと、指導します、君ならできる、と希望に満ちたサービストーク、できてるじゃないですか!
嘘から出た誠、じゃないですが。やれる、できる、変わる、とはっきり口に出すことで、生徒たち以上に先生たちが変わってきているのがわかって、なんだかこちらも元気になります(^^)

一方で、先生方の恋の行方はね。
鳴海を好きな蒼井優先生なのに、英語の先生から好かれちゃう。もんじゃ焼きを一緒に食べていただけで、デートだと囃す生徒たち(^^) 高校生ってそうだよねー。かわいいやらうざいやら。

と思ったら、その囃してたクラスから「進学せずに結婚する」なんて生徒が。
お相手は30歳って、どんなクズがJK騙しているのかと思いきやきちんとした人じゃないですか.……。それでもね、妊娠して子育て待ったなしならともかく、ただ結婚するだけなら奥様が女子大生でもOLになっても、全然問題ありませんよね。恋に恋するJKが結婚結婚騒ぐならまだしも、それに乗っかって進学放棄をよしとする30歳ってなんなんだか。老親の介護でもさせる気なのかと邪推してしまいましたよ。
単に、俺は学歴関係なしに今の職でやれてるよってかー。

それでも不測の事態は誰にでも起こり得る。
貰い事故にでもあって彼女が未亡人になったら、高卒無資格じゃ路頭に迷うでしょ。その辺、先生も同様の意見を(死ぬ、でなく失職の場合に支える方向でw)きちんと主張してくれてホッとしました。少なくともJKの方には届いたようで、母娘の仲がこじれ無くて良かったです。


「ブラックリベンジ」~最終回 ☆☆☆

廃校にそんな簡単に入れちゃダメじゃん……w

シリアス演技の佐藤二朗編集長がビルから飛び降り、妹綾子が殺され悠斗くんは行方不明と怒涛の引きでなだれこんだ最終回。朱里先生が黒幕なのは早くから描かれてましたけど、何故?を知りたくて前のめりでしたよ。だって卒業アルバム見せられてもわからないんですもん。学生時代を演じてるのご本人たちじゃないしw
灯里と朱里で、妹が死んだかなんかの復讐かなと思ってましたら、こちらも偽名で同級生同士でしたよ~。声聞いて分からない程度の仲のw

淡い恋を育んでいた同性カップルが、キス現場を見られて噂になったのを苦に片方が自殺。遺された灯里=朱里は言いふらした美幸=沙織を恨みぬいた挙句、同じく大切な人を失わせようと決めたのだとか。
いや待って、美幸が広めた様子ないんだけど(^^;;;)
それにあの年頃の仲良い女の子なんてどこでも一緒で手をつないで距離近いでしょ?女子校時代を思い出しても皆あっちこっちでハグハグチュッチュして戯れてたのに、あれが後ろ指さされるようなことですかと当惑。 もっとも、つるむのが灯里とだけ、だったり。自分の性的指向に既に悩んでいたからこその過剰反応なのかもしれません。
それにしても、沙織だけのせいにされる筋合いがなさすぎて理不尽千万。むしろ飛び降り直後の彼女をがくがく揺さぶってた灯里の方が……という冗談はさておき、誰かのせいにしなければ耐えられなかったのでしょう。
問題はその後の行動力がありすぎたことですよね……。
美幸を付け狙いつつカウンセラーだか精神科医だかにきちんとなったこともそうですが、妹に近づき圭吾への想いを探り、星流に偽記事を書かせ、妊婦の美幸が避難中と知るや不倫を焚きつけ、とまあ忙しいことw
「貴女と私は同じ」
と言う沙織も確かにきっちり復讐記事を仕上げましたけど、元秘書と黒幕朱里のサポートありきでしたからね。朱里は美幸への言いがかりを完遂するために一人でこつこつやり遂げたのかと思うと、なんかもう、やるせなくて困ります。そして
「終わらせましょう」
なんて言い出されたら、刺し違えて終わりかと少しがっかりしてしまったのですが、そうは問屋が卸さなかった。悠斗くんですよ!

「ぼくがゲスフリンだからぁ……?」

とお茶の間の涙をさそったあどけな可愛い悠斗くん。妹と夫の不倫の結晶と分かってしまった今でも憎みきれない甥っ子を、育ててやらなきゃならないから沙織は死ねない。うわーなんて周到な嫌がらせ(><)
朱里とともに死ねなかった沙織。それでも悠斗くんが差し出した小さな手を、やっと握れたエンディングにホッとしたのにかぶるセリフはとんでもなかったですよね。復讐は継続中。えええええ、誰に何の! その曖昧なひと言でいろいろ怖い考えにさせる、実にナイスな締めでした。

薄幸女優木村多江の堂々たる代表作万歳。
楽しいテーマではないのに、次が気になって見てしまいました。ざわざわするテーマソング大好きです。佐藤二朗の怪演も、カミナリが大事に出演させてもらってたことも良いアクセントでした。編集部のみんながそれぞれ希望の道に進んでいた描写もいいですよね。
そしてどうにか、沙織=美幸さんも幸せになってほしいなあ……(編集長が生きてたんだから、朱里も生きていろいろ償っても良かったような気がしつつ)

「この声をきみに」~最終回 ☆☆☆☆

誕生日に贈るものがないから、貴女の耳に口を寄せて
「この声を君に」
って、っっっっっっっって!! うおー(訳のわからない滾りw) 「おめでとう」でいいじゃないですか、なんだって声を贈るだなんて気障をささやいたうえに、照れてまで見せるんですか、も、萌えてまうやろー!

<深呼吸>

辞めないで、と京子先生に誰も言えないまま迎えた発表会。
片桐はいり女史はヨガで知り合った彼になんと愛の詩を送り(行替えを工夫して、全体がハート型になっている詩です。それを会場にも映像で見せないと、朗読だけでは……と気をもみつつ、彼が喜んでるならいいか)、杉本哲太氏はカエルになり。穂波氏は娘息子の前で、予定を変えて自身が小六時の作文を読むのです。
『僕の心にはぽっかりと穴があいている……』
でも数学の魅力に目覚めた、いつか数学オリンピックで優勝しフィールズ賞を取りたい。いや名文、穂波少年は数学の才だけでなく文才もたいしたものでした!勿論その幼い夢は叶わずにこうして大人になりましたが、皆に支えられて幸せ。そんな風に締めくくったんじゃなかったかな。 今は別々に暮らす子供達に、いい思い出になったと思いますよ。
そして朗読というより寸劇「大きなかぶ」では、サプライズで舞台にあがる京子先生。う、うん、元奥さん来てないし、 穂波氏は京子先生好きだけどまだ何もないし、時期的にも浮気じゃないし、ギリセーフかな?

時は経ち、以前とはずいぶん違った様子で授業を進める穂積氏。生徒の評判も上々です。訪れた京子先生とそぞろ歩いて通りかかるのは、なんと初めて会った教会。その頃にはお互いに別の婚約者がいたのかと思うと実に微妙な思い出ですがw 大人だもん、そんなこともあるさ。 そしていまだ本名も年齢も教えてもらっていないことが明らかに。え、付き合ってるんじゃないの?
大人だからはっきり言えることもあり、でも大人だからゆっくりしか近づけないこともある、のかしらん。

年齢が素数かどうか知りたい、という穂積氏らしい興味は却下され、代わりに明かされたのが今日が誕生日という情報で冒頭に至るわけですがw<深呼吸>

時折微妙な気持ちにさせられつつも、素晴らしいドラマでした。番組内で朗読された本がめちゃ売れしているそうですね。私はJCOMの「いとおかし朗読会」を録画して楽しんでおりますw 会場になるお寺や、周りの町の紹介もいとおかし。

人生はいつでも変えることができる。豊かな方向に。


「陸王」5 ☆☆☆

足軽大将w 名前がいいよねw

足袋の技術をつぎこんでランニングシューズ陸王を作るも、資金難に苦しんでいた こはぜ屋でしたが、逆転の発想! 陸王で使う素材シルクレイを主力の地下足袋にも使い(特許利用契約に上乗せ?)ちょっとお高いけど軽くて丈夫なニュー地下足袋『足軽大将』を発売したところがバカ売れですってよ。次々舞い込む追加注文、関東の郊外型ホームセンター列挙で、旦那が昔バイトしてたところも出て懐かしくて笑ってしまいました(^^)

でもねえ、社員平均年齢が高すぎる こはぜ屋。大量注文は老体に鞭打つわけでおばあちゃん社員が入院に……。シルクレイ担当顧問は怪しいやつらにボコられて骨折入院。靴底が作れないじゃないですかー!

そんなダブル危機に、目覚めるのは後継者たち。必要とされる嬉しさにミシンのお嬢さんが立ち、シルクレイの機械の方は、ほらほら、ずっとサポートしていた大地くんが、今まで断られていた設計図を、ついに見せてもらえるまでの信頼を勝ち取って無事、地下足袋用シルクレイぐらいなら作れるようになりましたよー!
それでもまだ、大手なんとかサラダの面接に向けて出発する大地でしたが。
欠陥品がみつかって納品がピンチだと、機械の動かし方を電話で聞かれちゃあ、戻ってくるしかないでしょう。ただの手伝いでなく、一人で機械を動かせる立場になったからこその決断ですね。

そしてもう一人、もっと気持ちに正直になっちゃったのが意外や、銀行の人でしたw
融資依頼の条件、大量納品を見届けに来たといいつつも、どうせ無理でしょな態度。さーてここから、こはぜ屋の部活動みたいな熱気にあてられて、ダンボールでも運び出すのかと思いきやもっと上をいく こはぜ屋ファンに大変身!いつか「陸王」が出たら買います、と。インドア派じゃなかったんですか!
もちろん業務でも、今まで却下する側だった融資を積極応援。満額出せなかったと謝罪までしてくれて、有望な織物ベンチャーも紹介してくれました。業務を数字だけで見ていたら分からない、品質への老舗の矜持がまた一人銀行マンを動かしたんですね。

そして布部分も新素材でばっちり軽く仕上がった「陸王」決定版!
対するアトランティスはプレゼント攻撃に加え、こはぜ屋の苦しい経営まで茂木にチクリってまでピンクの靴を履け履け行って来ますけどね、いやもう、絶対陸王を履くからw 分かってますからw

しかしニューイヤー駅伝当日、バスを降りた茂木選手の足にはR-2が!
……って、陸上してた旦那がもう勝ち誇った様に、本番用を移動中に履くもんか~アップまでR−2で、ジャージ脱いでから履き替えて本番は陸王で走るんだよ! とご高説。 その直後、控え室前の屋外で履き替え始めた茂木にはがっくりきてましたがw ドラマ的には、こはぜ屋の面々が感涙にむせぶ流れですからね。見せ場優先で、陸上的リアリティは後回しになったかな。まあとにかく、陸王で走ってくれるんですって!

さあ次回は、陸王で走る茂木 vs R-2で走る毛塚。 アトランティスに吠え面かかせてやってー!

「ユニバーサル広告社」~5 ☆☆

すごい、何も起きないw

さびれた商店街に、都会から広告社がやってきた!そこそこ有能。
そしたら何か提案でもして、イベントしてばんばん客来ちゃった☆とか。家を継がせたい親と対立してた息子が、イベントの手伝いかなんかで目覚めて『俺、継ぐよ』てのを想像して見始めたわけですが。どうも違います。

むしろ、町の和菓子屋の息子が宣伝を依頼してきて、売れたら継いでもいいやとか嘯いてるのを親が『こんな店継いでどうなる!』と怒鳴りつけるというw
人の行き来の手土産に、そこそこのものを時々買う店。人がいなくなれば当然売上も減って、小手先でどうにかなるもんじゃないと町の大人は諦めムードです。都会の激務から逃れて店を開いた夫婦、よそ者の先輩として広告社と仲良くなれるのかと思ったら、2話にして店を畳んで都会にUターン。のどかすぎて客もいないんですってw
だいたい、その話をしてるのが葬式の席です! ザ田舎のつきあい!

喧嘩腰のみんなに話をきけば、昔おしゃれな広告屋に騙されたのね……(^^;;;)  広告のキラキラした魔法を信じてしまった。
でも、我らがユニバーサル広告社は、もっと堅実ですから。
「広告は魔法ではありません!」
が信条。どこから話がきても、毎度きちんと、内装やメニュー、レシピを変えたいのか。イメージ広告を出したいのか。その違いを説明していますよね。もちろんお値段の違いも。

そして女手ひとつで切り盛りしてきた魚屋(高橋ひとみ)には、魚料理を教える母娘料理教室をセッティング。 町の伝説、坂の上のサキ様からの「私が今も美しく、生きていると」世界中に知らせたいという依頼には、町おこしも絡めてポスターを制作(残念ながらキャンセルになりましたが)
並行して大手冷凍食品のコンペにも備えながら、決して大手の仕事だけが大事でなく、逆にそっちが魚屋の宣伝へのヒントになったりしてw 誠実で気持ちのいい仕事っぷりです。
 

5話のラーメン屋からの「売れるならなんでもする」という依頼には、ゴージャス猪熊ちゃんが妙に張り切って、レシピ考案から大サポート!でも最後に行き着いたのは、親父の頃からの50年続く味。それが好きで作ってたんなら、つまんなくてもいいんじゃない普通で、という姿勢w  だって目的は売れることじゃなく、プロポーズなんですから! 売れてからカッコよくプロポーズ、という目論見には猪熊ちゃん激怒で、まず言えよ、と。
大丈夫、不味い不味いといいながら通ってた食べてた彼女ですから、馴染みの味で喜んでくれるよねーと、涙のプロポーズを見守るつもりでいたら、なんと意中の人には別に結婚間近の彼氏がw あと一押しですらなかったのに空回りかーw

こういう厳しい肩透かし、ちょくちょく来るドラマなんですよ。他にも、社長が気に入った広告案はボツか考え直しとかw ヒドイw 喫茶店でも、町内放送の一の瀬くんは雑な扱いで、笑えるけどやっぱりヒドイw
「♪ さくら通り⤴︎商店街⤴︎です⤵︎ ♪」
の、想像を裏切る抑揚はツボで、流れるたび嬉しくなっちゃうんですけどねえ。

そして、製作中だった商店街の店紹介マップのコンセプトは見事「つまらない店」にw
ラーメンの味は普通。
サ店のメニューは2品のみ。面倒くさいから!
たまにしか営業しないカフェ。開いてたらラッキー?
なんじゃそりゃですけど、主人公の説明で町の人たちも分かってくれました。そして凡百の褒めてるだけマップより、SNSで話題になったみたい。常連しかいなかった店に、珍しいJKが来てキャッキャしてます。
……お、やっと少しなにか変わってきたのかな?

町が奇抜に姿を変えるのでなく、よそからきた人たちに『このままがいい』と言われることで、町の人たちの気持ちが変わってきた模様。 その究極モデルとして鳥取の鬼太郎ロード等、古い街並みのまま成功して観光地になっているところありますけどね。さくら通りはそこまでレトロでもなく、さてどうなるんでしょう。

変にレギュラーの色恋沙汰絡まないのも好きです。
主人公沢村一樹が惚れるのは、ちょろちょろ世話する和久井映見じゃなく古い写真のマドンナだし(若き日のサキ様!)  猪熊が妙にラーメン屋に肩入れして、プロポーズの話に微妙な顔をするのも別に依頼主が好きなわけじゃなく(それには二人のエピソード無さすぎるけど、唐突で平気なドラマもあるじゃん)、その昔ラーメン屋の男と何かあったそうでw 軽口を的中させちゃった犬猿の中の要潤とは、そのうち何かあってもいいけどw そのうちね。

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