穴が浅い!もっと掘らないと腐敗臭が漏れるわ虫がわくわ、カラスや犬も来ますよね。その後も土壌の富栄養を反映して生える植物が変わりますから、えらいことになるんじゃないかと……。
そんなわけで、DVの父を殴り殺してしまった中学生の黎(福士蒼汰)
通報を止めた母(鈴木保奈美)の企てで死体は自宅の庭に埋められ、失踪を工作して11年。司法修習生になるも、妙に加害者に肩入れをしてしまう黎は、恋人爽(川口春奈)と結婚の運びになっても、秘密を抱いたまま幸せになることに不安が募ります。
しかし爽の方にも何やら秘密があるようで……
「あの親父の息子なんて絶対無理」
と言う爽の兄。は? 爽は元々男なの?何? ……違ったw 父親が鬼検事(遠藤憲一)だったのね。
挨拶に来た黎を、取り調べさながらにあれこれ問い詰めるお父さん。父親のことは、4年前に<病気で>死んだと答える黎。え、4年?失踪7年で死亡宣告が出たのが4年前ってことですかね。そして、検事裁判官でなく、弁護士志望。犯罪者の味方になりたいと言うと、きれいごとだと責められます。 まさかそこに自分を重ねているなんて思わないでしょうからねえ……。黎も、わざわざ自分から犯罪に近づかずに、それこそ県庁にでも務めてたらいいのに……。
研修でも、犯罪者を見下し理解ゼロな同期と違い、我が事のように考え、聞き込みや調査の手間を惜しまない黎。そして傷害事件はでっちあげだった、と救ったはずの青年が同じ日に目撃者の少女を殺していたと判明し愕然とします。更にその殺人者は言うのです。
「死体も罪も、沈めたのに」
沈めて、みつからなければ罪は無かったこと。それは、父を埋め車を海に沈めた母が、黎に言いきかせた言葉そのもの。
確かにお母さん、おかしいんですよね……。悩む息子を尻目に、まるで何もなかったかのように暮らしていて。爽に逆プロポーズをそそのかしたりと後ろめたさの欠片もない様子。え、それでいいの?庭に旦那が埋まってるのに??
そしてついに来た、庭に埋まる父をほのめかすメール。
その埋めた場所に置かれる黄色い薔薇。あの晩、色が違う、と薔薇が黄色だったことで狂ったように母を殴打していたことを知る人なんて……母しかいなくない?
更に翌朝、掘り返されている庭!
重機もなく音もなく忍び込んでこんなこと出来なくないですか(^^;;;) 夢遊病状態で黎がしたとか?
(実際、父を埋めた時にだって夜に穴掘ってたらご近所に目立ちそう。海に車捨てに行っても、そんな辺鄙なところから徒歩で帰る親子が目立つでしょ。11年前が杜撰すぎて謎です)
罪は暴かれるのか?
2017 夏ドラマ
舞台はテレビ東京旧社屋。そういえば移転しましたっけ。
もう使わない旧社屋ならロケもし放題、利用料ただw しかも残された大量の素材テープの中身確認が必要だと、物語にも移転を利用するとは。やるなテレ東!
そんなわけで、旧社屋に配属になった新米AD(村上虹郎)
不機嫌な美女(早見あかり)とおっさん(田中啠司)と共にテープチェックを始めると、心霊ロケ番組。当時売り出し中のアイドルが自殺した原因が、この放送されなかった心霊現象だったのか……? ネタにできるかもと美女ディレクターが言うので、現場から逃げ出したカメラマンの自宅に突撃取材。廃人寸前で会話にならない彼を映すカメラ画面には、肉眼では見えない長い髪の人影が?
それにも懲りず、ロケの再現をしよう!と現場のトンネルでカメラを構え、同じようにクラクションを3度鳴らすと……ぎゃー出たああああああ(><)
その後、旧社屋に現れたカメラマンが
『やめろと言ったのに……』
と繰り返すところに、鳴った電話はその男が自殺したとの連絡。いやそんな、さっきまでそこにいたのに! え、ここで終わり?どうなっちゃうの?
と、夏向きホラードラマに30分涼しくなりましたよ。
なのに予告ではもう、別のビデオで別の心霊現象を見ていてちょっとがっかり。トンネルの幽霊、カメラマン殺したら満足しちゃったの?それとも次々別の霊にとりつかれてたら、そっちで潰しあってくれるのかなw
エンディングは虹郎のお母さんUAでニヤリ。
イチゴ野郎から、スイカ野郎に! 夏ですねえ。
オリンピック競技場予定地で殺人が!
なんとそれの第一発見者になったスイカ警視小早川冬彦(小泉孝太郎)ときたら、浮かれてTVで警察批判(^^;;;)と、またも虎三さんを筆頭にまともな署員を悩ませますw 捜査に来た一課の同期の伊達(駿河太郎)を、
『あの難しい国家公務員一種試験で8000人中2位だった人だよ!凄いんだよ!』
と紹介。……ご自分が1位だったんですよねえw
そのうちに、某作家のデビュー作と殺し方が一緒と看破し、小説の通りならあと二人殺されると捜査会議に乱入するわ第2の殺人も第一発見者になるわのやりたい放題です。なのに新任副署長(若村麻由美)が叱るどころか捜査権をくれたのは、期待しているから……でなく、失敗の責任をとらせて追い出すため??
フリーダムな警視は、自分から言いだした模倣殺人説を、細かい部分が似ていないと突然引っ込め、第3の殺人現場へ。小説に合わせたにしては最後の白骨死体だけ古そうですよ。さあ犯人は誰なのか?現場から思わせぶりに去る元総理の目的は?
これを通常の時間で終わらせて次回に続いてくれてほんと助かります。初回2時間とか拡大枠は見る前から疲れちゃう、お馴染みゼロ係はお気楽に見たいです。
ゼロ係のカレー(TKO木下)が黄色、事務の安達祐実が紫、新人ハッカーくんがピンク、虎三さん(松下由樹)が青、警視は赤系の柄(スイカのシャツ☆)と、各人色分けされたのも見やすいですね。初回は警視が死体をみつけちゃいますが、普段は公園でお年寄りのメガネを探すのがお仕事。もっと役に立たないっぷりを発揮して、なのに事件を解決しちゃう回が早くみたいです。カレーの桜庭が副署長にホの字な様で、その辺のエピソードもありますか。
それにしても、真似された作品の知名度が微妙。警視も発見してすぐでなく後から読み返して『似ている』と言いだし、虎三も知っている風ではない作家のデビュー作w まさにツイッターでザワザワとするのにピッタリなのですが……多分SNSしない層がターゲットなので、世間のつぶやきなんか出てきませんw
そうそう卓球の伊藤美誠ちゃん本人役で出演!いつものハキハキ元気からしたら声ちいさかったぞーw
なーんと、ついに麦野くんの胸に飛び込む加穂子!……ってか全身でぶつかって乗っかってますw 幼児かw そして泣き疲れたら寝るw
従姉妹のイトちゃん、勝負のコンクール。しかし酷使した腕が演奏中に動かなくなり……。
同じ芸術家として、と助言を求めた麦野くんには<近寄るな>と言われてたのに。まっすぐに心配し、片手で弾ける楽器まで調べ「歌もある」とかとか言っちゃう加穂子ちゃん。落ち着いた頃ならまだしも発症直後、原因も見通しも不明な時にそれは……。 案の定爆発したイトちゃんに頑張った千羽鶴を否定され、出て行けどころか
「ずーっと嫌いだった!」
と暴言を浴びせられて衝撃で呆然。
いやいや、子供時代に言われてきたでしょうと思ったら、なるほどママに相談して昇華できていたのね。でも家族関係に響くこれは、言えない。そこの判断はついてるんじゃないの加穂子ちゃん、偉い偉い。そして人生初の大事件が起きてしまったその時に、相談できる麦野くんがいてくれてよかったよかった。
幼稚な行動だった、とはきちんと教えつつも
「お前はなにも悪くない」
と、お前は過保護だと責めたあの正しさで言ってくれたら救われるでしょう。でもそこに加えて
「俺の胸で泣け!」どーん
ってw 冗談が冗談にならない加穂子にそんなこと言うから、本当に飛び込んできて号泣w 色気ない代わりに子犬のような信頼が微笑ましいです。もちろんホントにこんな女子大生いたら嫌すぎるし、前回にも増して知的に大丈夫なのかと心配になりましたけども。
ここから恋に発展は、麦野くんがお世話係すぎて可哀想かなぁ。いくら加穂子が麦野くんのミューズでも、もう少し……いやかなり急成長を遂げて&ママが子離れしてくれないとw
将来に悩む、今の加穂子へのオススメは「13歳のハローワーク」w
確かにあの本いろんな仕事が載ってますよね、漫画家から外国で傭兵まで! ママが当然のように専業主婦を勧めてくるなか、おばあちゃんがバシッと否定してくれてホッとしましたよ。結果としてそうなる場合はもちろんあるけど、目指す職業じゃないもんね専業主婦。
神……いや、甘味のみぞ知るw
甘味食べ歩きをしたいばかりに、内勤SEから書店営業に転職した男 飴谷甘太郎(尾上松也) 仕事には全力!だって早く終わった分だけ、近くの有名店に寄れるじゃないですか!
初回は人形町の『あまみどころ初音』
町の成り立ちにも『初音』の由来にも歌舞伎うんちくたっぷりで、なるほどだから歌舞伎役者をあててきたんですねー。
そしてあんみつを、いえ白玉あんみつを、いえやっぱり白玉小倉あんみつを……とトッピングたっぷりで。白蜜か黒蜜か。小豆の産地に言及し作り方を云々、滝のように蜜を浴びちゃったりしてもう食べる前から脳内は大変なことになってるんですけどそれだけじゃありませんでしたw 食べたら食べたで、桜んぼや求肥えんどう豆寒天が職場の人たちになって
『それぞれの個性が溶け合うよー』
てな異空間を形作ってくれるんです。こ、これ毎回いろんな甘味でやってくれるんでしょうかw (アニメ「ミスター味っ子」を彷彿としますよw)
そして予定通りに帰社!
待ち構える上司(皆川猿時)のお小言を切り抜けただけでなく、回ってきた人形町の書店からどんどん注文が舞い込みます(壇蜜写真集w 蜜だから?)デキる男甘太郎の甘味紀行、来週も楽しみです!
しかし、甘味ブログの更新を社内でするのは不味いのではw
もっと楽しい話かと思ったら、旦那がクズだったですよorz
今日はかわいい王子、麗音くんの誕生日!
アパレル勤めのカンナさん(渡辺直美)、保育園にダッシュでお迎え、料理も飾りつけもおしゃれも完璧でイケメンパパ(要潤!)を待っているのに、遅いので麗音くんは寝ちゃいましたよ……。
これがなんと、仕事でなく女と! 謝罪もなく、翌日きた義両親は息子の擁護ばかり。問い詰めれば
「浮気じゃない、本気だ」
とまで言われ、ショックのカンナさんは離婚を言い渡してしまいます。周囲は考え直せという人ばかり……でも、保育園のパパ行事にやっぱり来ないパパの代わりに参加、本気のドッジボールを真正面から受け続けるうち、逃げずに立ち向かう決意が固まっていくのです。
てなわけで、シングルマザーになるまでで1話。
渡辺直美の衣装はド派手でどの場面でも見て楽しいし、心配だった演技も「五つ星ツーリスト」(弊サイトレビューこちら)の頃よりかなり良い感じになってます。それがあのシュッとした要潤と夫婦でラブラブって楽しそうね☆と思ってたのに……。
なによシシドカフカと浮気って!元カノって!思い出のデート思い出のプロポーズ、カンナさんがぐいぐい行ったわけじゃなく口説かれて結婚してる感じなのに、結局スタンダード美人にまた行くだなんてがっかりです。しかもかわいい息子の誕生日をすっぽかすだなんて。
それでも、カンナさんと麗音が事故でケガしたら飛んでくる。優しい人……ではあるけれど、じゃあ恋人と妻子どっちも大ケガしたら?と問うと黙るんですよーorz
で、そんな優しいだけの男とはやっていけないと、雨の中泣きながら別れを告げるカンナさん、良い場面なのかもしれませんが長い。これがラブラブ夫婦の崩壊を描いたドラマで、雨の別れがクライマックスだったら一緒に泣いて長ゼリフもカタルシスでいいんでしょうけど……まだ今日から見始めたばっかりだもん。この先シングルマザー頑張る!な話になるのか、旦那と結局よりを戻す流れになるのかも分からずにのめり込めません。キャラ描写の配分からいったら、保育園の頼りない若いの(工藤阿須加)や暑苦しいパパ(佐藤隆太)と恋して再婚って可能性だってあるじゃないですか! いや、そうなって欲しいわけじゃありませんけどw
導入部はほぼ原作通り。作者「エデンの東北」深谷かおる好きだし、掲載の女性誌「YOU」ではこれで何の問題もない流れでしょう。この漫画をドラマ化するなら、確かに主演は直美で間違いなーい! でも逆に原作だけ考えたらそこまでお茶の間向きでもなく、少なくとも3ヶ月前提の連ドラにするなら構成を多少は変えればよかったのでは。 渡辺直美好きで、楽しもうとTVをつけた旦那はクズ旦那捨てる話を見せられて凹んでましたよ(><)
何気に、斉藤由貴演じる義母が無神経でイヤんでしたね、斉藤由貴だから可愛くて騙されかけますけどね。 予告でまだ義母出てくる様だし、やはり夫とやり直す話なのかしらん。旦那同僚のシソンヌじろういい感じ。
保育園でブンバボン! こここそ唄のおにいさんに出て欲しかった! 「警視庁いきものがかり」とトレードしたかったですw
原作懐かしい〜古すぎるでしょうw
でもその泥臭さが案外心地よいです。人情とお節介がモットーの探偵社は、まほろ駅ならぬ下赤塚駅前。かなり無茶な依頼も受けちゃいます。てなわけで、初回の依頼は深田恭子……と思わせておいての伊藤淳史。
『亡き娘に似た子を探して欲しい』という父親(伊藤淳史)
愛する妻子が事故にあい娘が即死して一ヶ月、昏睡から覚めた奥さんに娘は死んだと言えず、会いたがっているから……とは泣かせる話じゃないですか(><) それでも湿っぽくならないのは探偵二人、五郎(瑛太)とグレ(森田剛)の持ち味ですね。こんなの探偵の仕事じゃないとぼやきながらも頭をひねっての、子役オーディションは愉快でした。
そして公園で似た子をみつけるも、孤児で難しい育ちのその子には「早く死ねばいい」天国で会える、自分も死にたいと身も蓋もないことを言われてしまいます。でもそこは知性より人情な五郎さん。子供相手に土下座までして、危篤の奥さんの病室に『元気な我が子』を連れて行くのです。すると、もう目も耳も……と言われていたのに反応する奥さん。
「ママ、死なないで」
と、いつの間にか依頼人と一緒に泣き叫んでいる替え玉の娘。それが目の前の知らないおばさんにでなく、生きていて欲しかった自分の亡き母への言葉だったとしても……泣かされちゃいました(><)
その後、やもめになった依頼人がその子を正式に引き取った……という情報には、ちょっとそれ、どうなの、と戸惑いましたが。女傑所長(山口智子)に、缶チューハイに実は焼酎でなくウォッカが入ってるのを例に
「偽物でもいいの、酔えれば」
と締めくくられたら仕方がない。子を亡くした<親>と親を亡くした<子>が、死んでいくお母さんを騙した共犯者として一緒に暮らしていくのはwinwin、ですよね。親戚が騒いでも何をしてくれるわけでなし。 しかし同じバレエ教室にいれてるのは、周囲が混乱するでしょ(^^;;;;) 同様に、今までの家に住んで同じ小学校に通うのも、替え玉、偽物というより『幽霊』扱いになりそう。是非引っ越しはしてほしいですね。
次回からはいい女深キョンが登場!メロメロな探偵たち、どう転がされるのでしょう。楽しみ~。
うわー、第1シリーズからもう10年も経つんですか!
当時の新米ドクター達も(それを演じる俳優たちも)立派にベテランに!そして安定の『新人使えないわー』な1話でした。
いやいや君らも、シリーズ当初は使えませんでしたよ。それも触れ込みは精鋭、やるぞ出来るぞトップは私よと新米同士で火花ちらしていた割に、前線に行ったら何もできなかった記憶が……(「コードブルー(1)1弊レビューこちら) それに比べて今時のフェローは、搬送の連絡あってもスマホいじってるわダラダラやる気なさそうだわと見るからに使えなさそうな分、現場で本当に使えなくても罪はないかもしれません(^^;;;)
そして祭りの会場で事故。
山車に轢かれた人転んだ人、下敷きになった人と、路上のけが人だけでもてんてこ舞いなところ、軽症者を診るはずの新人ドクターが呼び込まれた民家では、飛び込んだ山車と部屋の壁に挟まれた男の子が、生死の際で踏みとどまっていたのでした……! 何も出来ないフェロー嬢、トランシーバを使うのも忘れてよろよろと徒歩で先輩を呼びに行ってしまうとは……動転すると慣れない道具は忘れちゃうの、分かりますけどね。そこで、救命救急でない脳外科藍沢(山下智久)を呼び出す判断をした白石(新垣結衣) 藍沢から『全体を見渡す司令官を目指せ、向いている』と言われ目の覚める思いをしたようです。今シリーズはそこが中心なのかな。
しかし大ベテランが家庭の事情で抜ける現状、白石と 藤川(浅利陽介)と使えないフェローだけでは人手不足! 結局、産婦人科緋山(戸田恵梨香)と脳外科(山下智久)が戻り、懐かしの4人が古巣に揃うってドラマ的には素敵ですけども……。主人公たちより下の世代を育てなかった上の人も計画性なさすぎですよねえ……。七夕の願い事にも、子供の可愛い短冊に混じってドクターが切実すぎること書いててちょっと怖いですw
またシーズン3ともなるとヘリ飛んで当然なのか、乗り方や夜飛ばない等の細かい運用をフェローに教える場面もなく、藍沢がすぐ飛んできたりと予算は大丈夫か心配に。私もシーズン2見ていませんので、ちょっと視聴者には不親切な作りかなと思ったり。
あとガサツな戸田恵梨香が新鮮でしたw 患者の見分けに「太い方」とか「太ってて(妊娠を)見落とした!」とか酷いw
加穂子(高畑充希)ちゃん、かーわーいーい!
でも超過保護。
それもただ甘やかされたレベルの過保護じゃなかったw 就活する年齢で毎日の服も、面接で答える長所短所も親に決めてもらってるって自我ゼロか。親戚中から愛されて育った加穂子ちゃん、ワガママではなくむしろ思いやりのあるいい子なのですが、母(黒木瞳)にべったり全て母の言いなり。横でさすがにこれは酷いと思ってる父(久しぶりの時任三郎)も、結局娘可愛さと妻怖さで止められないんだから同罪ですよね。
そこに、嵐のように現れた苦学生麦野(竹内涼真)が
「お前のような過保護がいるから、日本がダメになる」
とズバリ!
さすがにこれには衝撃を受けた加穂子ちゃん、就活も元からうまく行かない中『働くって何』『どうして働くの』と根本的な疑問に目覚めます(今更!社会学部で何を学んでたの!)
雛鳥のように麦野に習い、生まれて初めてのティッシュ配り、生まれて初めてのピザ配達。麦野のバイトを丸投げされただけなんですけどw 不器用ながら言われた通りに必死な加穂子、しかもピザの配達はクレームならぬ感激のお電話が入るほど素晴らしい接客をしちゃった様ですよ(映像でそこを見せないの、上手いw)
労働の後の食事の美味しさは格別で。さて加穂子は変わっていけるのでしょうか!
……って、家のソト、しかも男性と一緒なのに眠かったら寝るw 立ったままでも墜落睡眠って園児レベルw 麦野が押さえなかったら顔面打ってるし、置き去りも置き引き誘拐もされ放題なとんでもなさ! なついた相手が、口は悪いけど性根は良さげな麦野で本当に良かったですこと。
そして眠る加穂子を思わずスケッチする麦野。
目覚めた加穂子は麦野の絵への感激を、これまた素直に表現するんですよね。あなたの絵は人を幸せにする、書き続けて、とは最大級の褒め言葉。いくら自らピカソを超えるとビッグマウスな麦野でも、絵で食っていけるのか不安でいっぱいでしたからね、麦野もまた、加穂子との出会いで変わっていくはず。実にロマンチックでない、運命の出会いです。
「人を幸せにする仕事がしたい……!」
と両親に宣言する加穂子ちゃん。それが何かをみつけるのは、就活より難しいのだぞ。でもドラマなら卒業までの間にしっかりみつけてくれるでしょう。まさかまさか、就活やめて花嫁修行したらいい、と言われた通りにお嫁さんになって終わったりしないよね(それも勿論、幸せですけどね)
母が過保護に走る背景には、専業主婦の屈折や夫への不信などなどこちらも問題です。
「全部、私が悪いっていうんでしょ!」
と斜め上な逆切れで泣いてる妻を、夫は妄想通りに抱きしめて感謝の言葉をささやいてラブラブ出来たら、娘に100パーセント入れ込むんじゃない生活が出来るでしょうにね。それとも犬飼うとかw
妻実家での加穂子誕生パーティ(妻実家、夫実家、家族3人での計3回祝われる22歳w)では、才能あふれる従姉妹がチェロを披露。同様に溺愛されている様ですが、そちらは過保護じゃないのかな? 加穂子父の心の声の様に、加穂子は本当に従姉妹に引け目を感じているの? また加穂子母が、チェロなんてどうでもいいとちくちくディスるのも気になってました。次回ではその、従姉妹との確執が描かれる様で楽しみです。
全体に昭和………、そしてなぜ韓国。
冒頭ちょっとだけかと思ったら、もう延々韓国で韓国語で、部下の長瀬といちゃつく韓国ヤクザ若頭(←誰?韓流スター?) ただでさえ危機感薄いヒロインの行動も、外国だと余計に馬鹿かと。そして主人公の家出も、外国で未成年が行方不明って国際問題じゃ?
若頭が別パートの日本人ピアニストと似て見えたので、間違って襲われるのかと見てたらピアニストの役どころは生き別れの弟wで、お茶の間で『~だったりして☆』と笑い話にする一番ありえないコースが正解だとかw 笑うw 長瀬のヤクザも「タイガー&ドラゴン」「マイボス・マイヒーロー」と目新しくもなく、大名作と比べられてむしろ損かも。
そんなわけで、延々ディスりながら半笑いで見てしまいました。
韓国で盗難にあい、日本人律(長瀬智也)に食事をおごられてホッとするヒロイン凛華(吉岡里帆) でも実は律は犯人とぐる。売り飛ばそうと拉致の直前、心変わりした律に連れられて逃げ、律が12~15才に暮らしたという河原のバラックで寄り添い野宿することになる二人……(え、20年前?いつから置いてるベッド?)ここキービジュアルで、冒頭の律が既に死んでいる未来にヒロインが再び訪れて花を手向けたりするのですが……。 どっちの場面でも、その時点で住んでる人いそうでハラハラ。衛生面でもやもや。うっとりさせたい場面でしょうが無理ですorz
さて寄り添い野宿の続きに画面は戻って、目覚めると荷物は全て揃っていて律は去り、ヒロインは帰国。
その後若頭をかばって重傷を負った律は、ヒロインの言葉を思い出して何十年かぶりで日本に。余命のあるうちに生き別れた母に会おうとする……と、それがヒロインの関係者だったという超ミラクルw ヒロインが世話してる幼馴染ピアニスト(坂口健太郎)の母(大竹しのぶ)こそ、赤ん坊の彼に「律」という名前と指輪だけを残して捨てたその人だったのでした……!父親だろう人も有名指揮者、旋律の律だったんでしょうね。
怪しい男(六角精児)から聞き出した豪邸を訪ね、せっかく生母と運命の再会のはずだったのにヒロインが居合わせたせいでストーカー扱いされてしまう律。息子だと、分かってくれず歓迎されなかったこともショックでしょうが、母を守ろうとする他の子供が居たことにも傷ついたのでしょう。指輪も見せずに律は消えてしまいます。
それでも予告で坂口健太郎といたので、親子兄弟の名乗りはさておき「弟」と知り合うのね。その後もしかしたら音楽の才を見せたりしてw束の間の触れ合いに満たされて死んでいくのでしょうか。うーん、お涙頂戴は苦手ですが、素直に浸れないのはもっと嫌。
帰国してまず律が訪ねたのが、育った養護施設です。園長によれば、律ったら引き取った夫婦の赴任先ソウルで家出して、今に至るだそうですよ。そんな子が今更パスポート申請したら大騒ぎだったろうな、とか。幼馴染若菜(池脇千鶴)が、事故の後遺症でまるで当時の子供のまんま、律大好きと泊めてくれて「勉強もしてる」と小学生ドリル見せてきて、律も全部は読めない……と小笑いをとる場面。むしろそんな育ちなら、半分は読めた律、すごいんじゃないかとか。ツッコミに忙しくて気が散りすぎです。
ここまで書いて、ちらっと紹介記事みたら原作では韓国からオーストラリアへの養子だったそうですよ。なるほど韓国では多い国際養子縁組、日本では不自然だから海外赴任先での家出に。でもそれ、2才で養子10才家出な自国民を探さないのとは、事情が違いすぎですよねえ。更に設定27才!年齢も違いすぎ……。
また、幼馴染の息子の名前が魚w これ衝撃だったのですが原作では「母親が魚が好きだから」w これを母わかな、子さかな、と音を似せたアイディアはナイス。というか日本版リメイクで一番素敵な改変それかもしれません。
しまった、ディスりすぎて興味が湧いてきています。魚(大智)くんも見たい。
面白かったけど……続くの?
ある日、周囲のスマホ送受信がばっちり見える<スマホ人間>になってしまった主人公圭太(伊藤淳史) 同僚や、信頼してた先輩(池田鉄洋)の悪意を知ってしまい落ち込みますが、このままでは捏造した証拠で退職に追い込まれると分かりさすがに反撃に。
「世にも奇妙な話」でとりあげそうな設定ですよね。
そして企んでた先輩も反省し、自分から退社してくれたんですから、もう最初に望んだように電源切って、こんな能力使わなくたっていいじゃないですか。はい終わり終わりw
そう、特異体質でなく、首の後ろにON/OFFボタンや、充電ジャックができちゃってるんですw 改造人間w その辺の謎と、同時に<光>を浴びた林家ぺー師匠も<スマホ人間>になっているらしい……のは気になりますかね。
都市伝説<スマホ人間>に興味津々のヒロイン柳子(新川優愛)、ゲスい利用法を考えているようなのでその線で振り回されるのでしょうか。なにしろ彼女、人ごみで誰にともなく「覗いてんじゃねーよ!」と送信しては周囲の反応を観ていたんだとか。狙い通りの挙動不審でまんまとみつかっちゃう不器用な<スマホ人間>に、伊藤淳史はナイス配役です。
あと柳子の同僚に安藤なつ、さすがの存在感です。役名が部々香ってw
30分が長い……5分の食育啓蒙ミニコントでもいいんじゃないの、これ。
一人暮らしのあなたの食事が、健康であるようにサポートしてくれるアンドロイド「孤食ロボット」
でもミニサイズなので料理してくれるわけでもなく、可愛いだけ。摂取状況を記録して、塩分過多だ飲み過ぎだ自炊しよう、と注意されるだけなんですよ。うざいわ……。勝手に食材の宅配も注文、支払いはもちろんご主人さまw しかも充電は指定の居酒屋でしかできませんって、そりゃ待つ間に呑むでしょ居酒屋なんだから。するとそれをロボに叱られる矛盾(^^;;;) そもそもポイントが溜まった方へのプレゼントですからね、毎日めっちゃ外食してる人のところへお届けになるわけですよw 上手くできてるw
と、設定そのものは興味深いのですが、物語はあるのかないのか。
ムジャキ、ヤンチャ、オットリと充電で3体集えば楽しいフリートーク。互いの主人が誰でどんな食生活か、把握して馬鹿にしたり、ってどんな高性能ロボですか!見た目も行動も、ロボというより妖精さんレベルです。これ演じてるHeySayJumpファンなら可愛くて楽しめるのかなー
とりあえず一話では、ムジャキの必死の説得でのんべ女史(三倉茉奈)が一人、初めての自炊。二日酔いに優しいたまご粥を作りましたよ。コイツの前でなら失敗しても平気、と呟くところをみると、以前やらかしてふられたりしたのかも。褒められて、食べるときにも一人じゃなくて、励みになるよね。
ぼんやり観て、ちょっと幸せになる感じかも。
やだ面白い。アイドル主演のお手本になりそうです(上戸彩やあややにも、こんなよくできた役をさせてあげたかった!)
捜査一課のエースだった須藤(渡部篤郎)は、捜査中に被弾。リハビリに異動された総務部動植物管理係、通称「いきもの係」の閑職っぷりに呆然とするのですが、同僚の薄(うすき:橋本環奈)の果てしない生き物愛に振り回されるうち、なぜか様々な事件が解決してしまうのでした。
婦警の薄ちゃんは獣医学部卒、若いのに動物園水族館に勤務経験のある動物のプロ!必要とあらば亀でも犬でもなんでも保護して回っているのだそうで、可愛い娘が可愛い生き物に囲まれて嬉しそうで可愛い上に、婦警さんのコスプレまでって!天国か! 更には事件もどんどん解決って名探偵か!
土管に詰まった猫を保護すれば、それが凶悪たてこもり犯(蝶野w)の愛猫で自ら投降。
事件容疑者が意識不明、自宅のペットの世話を頼まれればなんと鳥100匹。
エアコンをつけないと可哀想!現場保存より、十姉妹ちゃんの快適!と騒ぐ薄婦警をなだめている間に、羽の落ちていない床/鳥かごを動かした形跡/妙にしっかりした防音と、いくつもの不審な点に須藤の刑事のカンが騒ぎ出します。薄が鳥マニア界事情や餌の仕入先にも目を向けた結果、不正な野鳥取引まで露見し殺人事件も見事解決なのでした。
須藤と薄、捜査一課といきもの係が変に対立せず、どんどん協力し合うところも見やすいです。ま、一課の係長(長谷川朝晴)は可愛い薄ちゃん贔屓ですしw 須藤も一課で尊敬されているわけですが、その須藤が実は、頭部に銃弾を受けた以前の記憶を無くしているのも、プライドをさておいて薄の推測を素直に聞ける要因なのかもしれません。
生き物に詳しい刑事といえば三上博史の「実験刑事トトリ」がありましたけれど、あれは変人っぷりが優先『人間も動物』と目して捜査にあたる感じでしたし。このドラマの方が動物登場が自然です。同じ鳥でも世話や餌、習性が違ったり、捕獲を禁じる法律があることなどなど各種ウンチクも、薄が動物が好きすぎる流れで可愛く聞けます。なんと次回はペンギンですよ、ペンギン!
元相棒に三浦翔平、お巡りさんに歌のお兄さん (横山だいすけ)、何気に浅野温子もいたりといろんな世代の女性にも嬉しい配役です。
エンディングは動物園でダンス(^^;;;) 皆がノリノリで踊る中、ずっと棒立ちの須藤がそのうち一緒に踊り出すのもお約束。オープニングの若冲「鳥獣花木図屏風」風タイル絵 もナイスでしたよ。主題歌もいきものがかりかと思ったら、そっかお休み中か、超特急でした
深夜の飲み屋ドラマ。
「深夜食堂」「ワカコ酒」路線かと思いきや大森南朋や篠原涼子が本人役で登場するメタドラマでしたよ。なのに、主人公西尾(永山絢斗)は本人でなく売れない俳優役なんだ。
どこも満席で腐ってた夜、SNSのお勧めで行ってみた食べログにもない店「ふじ」 サイン色紙が壁から天井からぎっしり貼られた店内で、初対面からぐいぐい来るアナログな常連たち。応援してくれたオーディションに落ち、もう行けないと思ったのに常連に引きずり込まれて
「ほら、あんたの席」
そう言ってもらったことが、どこにも居場所のない彼には嬉しかった。
……うんうん。このいい話だけで、メタはなくていいのでは。
でも、忍び込んだ篠原涼子が店内で何を探しているのかは、知らない誰かが探してるより確かに気になるかも。何だろう、アイドル歌手だだった頃の色紙を捨てたいとか、プレミアがつく何かがあるとか? え、実在の店なんですか? え、これからまだ水川あさみや椎名桔平が本人役で??
今は亡き店主の逸話が鉄拳アニメなのも見所です。
ところで死体役から抜け出したい西尾くんですが、足しか映らない警察官役より死体の方がちょっと大きな役だと思うの。常連の大きなおばさん(平田敦子)なんて、ちゃんと2時間ドラマの最初の死体だってわかってくれたじゃないですかw (そして某ドラマの撮影風景では、屋上の死体横で立ったままポットから茶を注ぐメガネの刑事さんとw エアフォースジャケットの誰かさんがw 「相棒」のイメージっていまだ右京&亀山なのね……)
優しい世界。
料理上手で可愛い妻沙也加(松岡茉優)に尊敬される、素晴らしい旦那さまのはずの司(錦戸亮)なのに、実は社内でつまはじき。入社7年目にして異動8回の問題社員なのでした……。
って、どこがそんなに悪いのか気になりすぎでしょ。
初回の間にスマホを忘れて出勤すること2回w 会社まで届けに行った沙也加は、司が同姓同名社員から
「お前はダメな方の小林司」
と罵倒される現場を目撃してしまいます! 見てしまった、見られたかも、と夫婦はぎくしゃく、お茶の間のこちらもどう無能が証明されるのかハラハラ。スマホ忘れるみたいに大事な書類を忘れるの?それ失くすの?……でも特になにもなく。やたら遅刻するとか釣りが好きすぎるとか……ってこともなく。誤解やイジメってわけでもなさそうで、忙しい部署でまかされた小さめの仕事は、どうやらきちんとこなしたじゃないですか。
と、思いきや。
土壇場で受けたデザイン修正を、母危篤で急ぐデザイナーさんに知らせず帰省させる大失態!
そりゃ、会社より親の死に目が個人的には大事でしょうけど、クライアントにはデザイナーの事情は関係ないわけで、司の一存で握り潰して『できません』じゃ、確かに無責任。少なくとも懇意のデザイナーに引き継ぐなど相談可能にして送り出すか(移動中にも手配できるもんね)、せめてその場で『え、無理です、帰省しました!』と報告するべきだった……というごもっともなお話。新入社員じゃないんだしねえ。 今までの問題も、こういうこと?
その後も、転んだ子供を助けてバスに遅れたりと、なるほどいい人だけど、生き馬の目を抜く広告業界では優先順位のつけ方が下手で無能なのですねえ。
と、これだけならお仕事ドラマによくいる、会長の母上をおんぶしてて面接に遅刻するようないい人キャラですが。このドラマにはそんな夫の情けなさをむしろ美徳として愛し、信じて支える妻がいてくれますから……!
心折れ、退職願いを出そうとする夫を
「あなたは素晴らしい!」
と褒め称え励ます終盤では、一緒にみてた旦那が感激しきりでした。あれれ、私だって日々褒め称えてるつもりですけどねえ、足りないのかも。もっと言ってもらいたいのかもw そんな人の心の栄養にいいドラマになるのかもしれません。
妊娠も判明、生まれるまでに名誉挽回に励むのか育児も頑張るパパになるのか? 育児休暇でもとる育メンパパになったりして。さて、どうなるんでしょう。
壇蜜が、珍しく色気よりズバズバ本音のできる社員役。ケバブ屋の小姑(江口のりこ)や、産婦人科で知り合ったママ友(イモトアヤコ等)も引っ掻き回してくれそうですが、基本悪人は出てこない様子で安心して見ていられそうです。
でもロングスカートで登山は山をなめすぎw