ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

2011年夏ドラマ

「2011年夏ドラマ 総括」

もうすっかり秋です。

今週には続々と新ドラマも始まってしまうので、その前に急いで総括です!


じゃすみん的ドラマランキング発表~パフパフ♫


1位   「それでも、生きてゆく」

     「勇者ヨシヒコと魔王の城」


3位   「ドン•キホーテ」

      「下町ロケット」(wowow)

5位   「全開ガール」

6位   「IS アイエス 男でも女でもない性」

7位   「人間昆虫記」(wowow)

8位   「桜蘭高校ホスト部」

      「荒川アンダーザブリッジ」


10位   「ジウ」

13位   「美男ですね」


(追記  「ブルドクター」 忘れてた!! マジで!!
      その程度ということで 11位に入れといてください) 



「それ生き」と「ヨシヒコ」を並べるな!というご意見もあるかと思いつつ(^^;;;)


悲痛な苦しみの中でも人は笑う事ができる「それ生き」と、ぐだぐだ低予算の中にも時にキラリと信念の光る「ヨシヒコ」。どちらも方向性が違うだけで素晴らしさは甲乙つけがたいのです!どちらも毎週ぐいぐいと引き込まれ、次週が楽しみでした。

よって同位で1位!

以下、じゃすみん好みに明るく希望に満ちたドラマがトントンと続きます。

「アイエス」は、地味でしたが啓蒙性に◯。

(実は「恋愛ドラマ」より、思春期の揺れる心が切なく描かれていたりして)

「ホスト部」は原作に忠実な脚本。原作ファンとして好感はもてましたが……意外性ゼロなら漫画読むしね。「荒川」は逆にビジュアル再現性が神だそうですが……原作知らないとそこは感激しないし。難しいものですねえ。

「ジウ」は好みじゃないとしか。

「美男」はねぇ。家族が見ていたので最後までつきあいましたが、ファンはアレを楽しめたの?主演の娘は「てっぱん」といい、杜撰ドラマと縁が深いのかも……。




ちなみにアカデミー風に表彰すると、


主演男優賞 山田孝之(「勇者ヨシヒコ」)

主演女優賞 美波(「人間昆虫記」)

助演男優賞 佐藤二朗(「勇者ヨシヒコ」「全開ガール」「人間ロケット」)

助演女優賞 大竹しのぶ(「それでも、生きてゆく」)

新人賞   満島ひかり(「それでも、生きてゆく」)

メイク賞  「荒川アンダーザブリッジ」


でした!


異論は認めまくりw





「勇者ヨシヒコと魔王の城」~最終回 ☆☆☆☆

「涼しいのです!」

冷房のかかった部屋から出られなくなる勇者ヨシヒコw またそれを堂々と言い張るところで声出して笑ってしまいました(><)

そもそも、魔王の国がそのまんま東京だったのにも笑った笑った。予算カット効果+寓意でお得でしたよねー。


そんなこんなで、長かった勇者ご一行様の旅も終わり。

ああ楽しかった!


おかげで我が家でもwiiの復刻版ドラクエ買ってしまいそうです。

海外にもドラクエファンは多いでしょうが、このドラマ楽しんでもらえるんでしょうか。ドリフやAKBのパロ満載じゃ、よほど日本マニアでないと駄目かしら……

でも日本の漫画、アニメも広く薄く見られる様になったせいか、目が大きくて手足が長いキャラは「日本人じゃない」という外国人の主張が最近、目立つんだそうですが。あの鳥山明のかまぼこ目なドラクエキャラだって、山田孝之で実写化されていささかの問題もありませんよね。「ドラゴンボール」の実写だって、主人公がアメリカ人でびっくらこいたのに。(特に周囲と比べて誇張されているか、設定が「外国人」じゃ無い限り、こちらの脳内では人間=日本人。宇宙人でもw)

その辺も、このドラマで汲み取ってもらえるといいんですけどねー。


映画化はしないで欲しい。

最後の台詞が笑えなくなっちゃう。(「スペック」映画化だそうでがっかり)

「IS 男でも女でもない性」〜最終回

大団円。
ハルも男子の制服で登校できるようになってよかったね!

その前の結婚記念パーティー。
いくらなんでも、伊吹先輩のお父さん(大杉漣)まで上がり込んで一緒にワイワイするのはやり過ぎでしょーとツッコミつつも。未来に希望を持って、誤解も解けて、謝ったら許して、明るく楽しく終わりたいという意図もわかるのでいいや。 

ハルはハル、私は公言せずに生きていくと決められたもう1人のISの剛力彩芽も良かったです。
彼氏もいい子で(^^)

いろんな生き方や、相談先を示唆出来て、啓蒙ドラマとしても良い出来だったのではないでしょうか。

「ドン•キホーテ」最終回 ☆☆☆☆☆

そう来たかー!


意味もなく中身を入れ替えた暗雲が、またわけもなく2人を入れ替えてハッピーエンド!

3ヶ月、違う世界や違うものの見方を知って、互いに成長しましたよね。

「お前と入れ替わって良かった」

死ぬかと思って残す言葉として、これは最高でした!

実際鯖島、あのガン!ドン!ズドン!だけでは総長になんてなれませんでしたよねー?城田くんはあのままでも、児童相談所をやめたりはしなかったでしょうけれど。マニュアル通りじゃ解決しない機微を学んで、親友が出来て、酒の飲み方も知って人生楽しくなった筈。


最後、西やんと兵藤が入れ替わった様子。

分かってて「ほっとこうか☆」って、酷い~!でも乗り越えたら、こんな絆が2人にも……って、児相と鯖島組の間にはなんか因縁でもあるんですかw 次はあゆみさんとミネコさん入れ替わっちゃったらどうするんですかw


ただ最後まで、「ドン•キホーテ」じゃなくていいじゃんって部分は残りました。まあそこも含めて、ほっとこうか☆ 面白かったからいいですけど。

無駄な手助けなんてない。じゃんじゃん子どもたちを救って、いい街をつくって欲しいです

(しかし面白かっただけに、「ごくせん」「セーラー服と機関銃」路線の心温まる弱小ヤクザは、これ以上もうコメディに出しちゃダメじゃないかと思います。ヤクザはヤクザだよ? 鯖島組じゃなくても金貸し老いぼれじいさんでも良かったじゃないのねー?)


「美男ですね」~最終回 ×

だからあ。

そっくり入れ替わりドラマで一番見たいのは、その2人がやっと揃って

「ホントにそっくり!」

と周囲が驚く場面でしょう??
少なくとも私は楽しみにしてました。 

なのに、妹(美子)に自分の代わりをさせていた兄(美男)、帰国して「ありがとう」と言うでも「迷惑かけてごめんね」とねぎらうでなく。マスコミとAエンジェルメンバーの前でポーズとっただけ。最後まで兄妹ご対面の場面無し。
おーい!


廉との恋はもう好きに描いてくれたらよろしい。
コンサートで客席に降りて来て、ひとりを抱きしめるなんて暴動が起きそうですが。それが自分だったらと妄想して幸せになれるひとがいるなら、それでいいよね。
でも美男美子の関係に代表されるような適当さがあちこちに見えて、ただのドラマ好きには楽しめませんでした。(中学生女子は、これをみてないと日常会話に困る程流行ってたらしいです) 

「ジウ」~最終回 ☆☆

黒木メイサは猛々しくも美しく、多部未華子はひたすら可愛いw

それだけでぼーっとみていられる、配役勝利な深夜ドラマでありました。でも2人は警察所属ですから、凄惨な殺人事件が目白押し&職場の人間関係は殺伐。その点は嫌でしたね(><)


だってさ、誘拐された子どもの指を母親が発見!ですよ。

そこで狂乱せず、犯人の指示に従える母、冷静すぎ。私ならつい放り出してなくしてしまうかも。つなげない(><)

黒木メイサの過去も、不誠実な恋人を殺してたり、いちいち怖いんですよね。←そんな過去があったら警察雇わなくない?多部ちゃんも殺されかかるわレイプ未遂だわ。

そして上司に恋。

……と勘違いする上司を笑うとこかと思ったら、本気で後ろからギュッと抱きついたりして……。デカわんことは違う顔を見せてくれましたが、似合ってるかといったら不思議な感じ。


ラスト、可哀想なジウもM(石坂浩二)もどっこい生きてて内通者も健在、続編がありそうですが。

やっぱり嫌な事件の話なんだろうな、苦手だなあ。


「全開ガール」最終回 ☆☆☆

ちゃんとダンゴムシと結ばれて、めでたしめでたし☆


そうなるに決まってるって1話から分かってみていても、やっぱり「どう」そうなるのかは気になるものです。

意地っ張りな2人、周り中が若葉と草太が好き合ってると分かっていても違う違うと別の相手を選ぼうとしてて、特に若葉は結婚式当日、もう対外的に引き返せないところまでひっぱるから!

いくら当て馬と分かってる相手でも、式の最中に逃げちゃ可哀想すぎるとハラハラしちゃいましたよー。


で、いざ式場に向かえばセッティングをしているシェフ=草太しか居ないw


そこでプロポーズ!
いくら当て馬さんが身を引いてくれたからって、即って冷静に考えればどうかと思いますけどー。ドラマだからね!

いざ一緒に暮らし始めたらアレコレ不一致で離婚とか、そんな可能性は忘れて。相思相愛の美男美女の嬉しげなキスシーンは眼福でした。草太がお姫様だっこしてのキス、いいわーされたいわーw


そして一年後。

あれ、即結婚じゃなかったんだ(^^;;;)

フランス修行から戻った草太が、今度こそ自分の店「ル・シャトー」を開いて若葉を招いたところで終わり。実際に弁護士とシェフが結婚してどうなるのかの一年後は見せないという、上手いごまかし方でした。

(初回に、こぶ付きかーと思わせたビー太郎もお母さんとNY。こっちも上手くごまかしましたよ!)


恋が実ってゴール、でなく。

結婚がゴールだってことにするのなら、その結婚が幸せなんだと見せてほしいものなんですけどね。

とりあえず久々に面白くて全部ちゃんと見た月9でした!!

「それでも、生きてゆく」最終回 ☆☆☆☆☆

こう来たか!なラスト。タイトル通りかもw

もっとシリアスないい場面、届かない手紙を延々結び続けているところで終わったって構わない筈なのにー。あえてかっこ悪い日常をもって来るところも好きです、このドラマ。
 

家族が殺されても、実る筈の恋が結ばれなくても、それでも、あの日のビデオの延滞料は刻々と時を刻んでつもり続けていたのでした。 あえて返却にいくってめちゃ勇気ある。

(最期の言葉が「砂肝…」だった草なぎ君を思い出してしまいました。)


前回、プールに沈んだフミヤを助けてしまったこと。

それも殺そうと持っていた刃物を使って助けてしまった皮肉や、更には『もう殺そうと思わない』と泣いて語りかけるのにフミヤには通じない空しさに唸って、正直最終回を見るのが気が重くて日が経ちました。

それから考えたら、それともドラマ初回頃から考えたら、これでもずいぶん希望に満ちた最終回だったのでしょうか。

大事な人が出来たし、デートもしたし。

フミヤが死なないと終わらないと思っていたけれど、死なずに自首して、今度こそきちんと償う機会が与えられて、本人にも家族にも良かったのかも……。サトエリの脳死だけはやはり、取り返しがつきませんが。


なので双葉は、果樹園でゆりちゃんのお母さんになる決心です。そんなー。

(一度止めた筈の延命治療を、再会出来るのかも気になりますが、それはさておき)お母さんになるのなら、自分が産む子のお母さんになればいいのに。

洋貴も、抱きしめたまま離さなければよかったのに。

でも決心や「忘れちゃいけないこと」は、変わるかもしれないから。届かない手紙を結ぶだけの2人が、また出会って同じゴールを見る日が、来たらいいなと祈っています。


進め。


「IS 男でも女でもない性」8☆☆☆

身体の秘密について校内放送で語るハル。


……なにも全員に告げなくても。

……なにもそこまで明け透けに語らなくても。


思わず、その昔某女子マラソン選手の恋人が「ゲイでした」と告白した場面を思い出してしまいました。あの時も、何故このタイミングで。何故日本のマスコミに。まず2人きりで彼女だけに知らせてあげればいいのにーと思ったものですが。
「正直にあれ」
と思い詰めた人は、世間にむけてどーんと発表するべきだと思ってしまうものなのでしょうか。


離れて行く友人たち。
これは謎だー。温泉で裸でも見せてたなら「男だったの??」と怒ってもいいだろうけど、ハルは更衣室すら使ってなかったのに。なんで挨拶も日常会話もできなくなるのやら。
でも先輩は、好奇の目をむけるバカどもをきっちり締めてくれましたし。心はまだハルの味方よね!


近所のおばちゃんにも「ISとは」のチラシを配れたし。「質問箱」には励ましのメッセージももらえたし。頑張ってるハルは胸を張ってもいいんだよね!


ところで先輩の秘密は、障害のある姉でした。

同級生が知らないとか、内緒にしたいとかナニ? 同じ小学校に通ってたら地域ぐるみで知られてて育つのが当たり前なのにー。こういうことがあるから、出来るだけ幼い頃は地域でとなってきたのかなー。それとも事故か何かで途中からとか? まあ細かいところはさておき。

「居なければいいのに」

と思ってしまった自分を責め続けていた先輩。辛かったんだろうな。

ハルの家なんて「お兄ちゃんが居たら恥ずかしい」と本人に怒鳴るわ、後でちゃんと謝るわ許すわのフリーダムですよ。「居なければ」と思ってしまうことがあっても、やっぱり愛してるのが家族!
星野家は極端ですが、こういう辛いドラマの中では希望の光です。ああなりたい。 そしてハルを障害者扱いで可哀想がり「私たち健常者は」と演説をぶつ女教師。ああなりたくはない。 


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「ブルドクター」10 ☆☆

息抜きに歌舞伎w


妻子の海外留学中に、内緒で始めた趣味ならテニスとか。
照れくさい系なら社交ダンスとか、いろいろあるじゃないですか!それをなぜ歌舞伎に、それも天下の市川亀治郎が本職で踊るVTRを称して
「ちょっと習ってた」て!
そんなおふざけは断りましょうよ亀さん。

夫の見知らぬ一面に驚き、やり直しを夫婦ともに誓うといういい場面が台無しですよー。
結局、全体通しても一番印象に残っちゃったのが歌舞伎でした。
2番がゴローちゃんのプロポーズを蹴る釜津田。 


教授の不正とか、命を狙うのは誰かとか、政治家だとか、そんな本筋はスタッフにとってすらどうでもいいのね。


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「全開ガール」8.9 ☆☆☆

若葉のお父さん(神戸浩)って、実の父親?

あまりに強烈でダメ親父としては完璧鉄壁なのですが、才色兼備の若葉母が恋をした相手かと思うとキツ~。いくらいい人でもキツ~(><)そしてこのドラマには、元妻の連れ子を育てているカッコウな男が実際にいるわけで、実父じゃない可能性あるよねー。


と、そんな打ち明け話を期待してた8話だったのですが、最後まできっちりいいお父さんで泣かせてくれてお帰りでした。あれれ。

おまけに、ダメ父の借金も調べがついたのに責めるどころか清算してくれる新堂家。リッチでハイソなだけでなく、懐も深い!ますます、別の人の方が好きかもなんて言えなくなる若葉なのでした。

えー、うそつきー。


9話でやっと告白したら、今度は草太(錦戸亮)はそよ子(蓮佛美沙子)が好きだと言うよ。

えー、ここでー?


9話冒頭の草太は、もう結納までした若葉(新垣結衣)には告白しちゃ迷惑だと言い続けているのに。いくら仲間の危機に駆けつけてくれたからって、さっさと気が移るなんて草太にがっかりー。

もちろんドラマとしては盛り上がりますけどね。そよ子さんだっていい子なんだから、ここで喜ばせて最終回では結局若葉に負けるんじゃ可哀想すぎます。


園長(竹内力)と日向ママ、保母先生とリーゼントパパ、あと美人弁護士(青山倫子)と荒川良々。脇のカップルにフラグが立って終盤になってきたんだから、主役がめでたくゴールインなだけでなくそよ子さんもどうにかしてあげて……って、まさかセレブ新堂とそよ子が??


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「全開ガール」~7 ☆☆☆

楽しいよね!正当派恋愛ドラマ。


逆に、ここ何年かの月9はずーっと、どうしてこれが出来なかったのかってぐらいに展開はベタです。ベタすぎます。

出会いは最悪。

理想と正反対すぎるのに、何故かひかれ合う若い2人。

金持ちイケメンと交際するも、無理。貴方が好き!と思ったら他の女が。

当てつけでイケメンと婚約(バカだね)

でもやっぱり私が好きなのはー!!


ああ、楽しい!


一番は、主人公若葉が可愛いことでしょう。顔じゃないよ、無駄に元気でやる気で突っ走って、イヤな奴だけど悪い奴じゃない。それこそダンゴムシもとい草太目線で応援したくなるw

「ひよこは家畜(=食べ物)」

とか幼児に言っちゃうのは酷いけど、死なせない為の世話って実は、ただ可愛がるよりも大事なことだよね。人間にとっても!

そこから自分たちがどれだけ大事にされてきたのかを悟るのは、保育園児童には難題だったようで。それこそ無責任に去って行った元母をどう位置づけたらいいのやらよく分からない話になってしまいましたけど、恋話的には今度こそ、草太は流されずに元さやを断って、やっぱり若葉が好きだというのでした。

そうか二番には、草太が結構はっきりと若葉を好きなのもいいんだよね。

だから若葉も、元妻(浅見れいな)なんか気にせずにどーんと告白ぶちかませば良かったのに!!ちょうど鳩ちゃんが泣いて聞いてないとか、お湯が沸いたとか、ビー太郎が転んだとか、そういう理由ですれ違うなら良かったのになー。偽の婚約指輪なんてバカみたいじゃない。まあ、イケメン上司はいかにも当て馬キャラで、明日にも笑って婚約解消してくれそうではありますが。


元母まで我が子をビー太郎と呼ぶのはどうかと。ビービー泣いてたのはママが居なくなる前からだっけ?とか悩みつつ。

さっさとくっつけーw


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「それでも、生きてゆく」7 ☆☆☆☆

うわ、マジキチ。どん引き。


当初から、反省していない、また殺すと加害者家族側から断じられていた文哉。

でもいつか彼の側から描かれれば、彼の気持ちが語られれば、そんなことなく何か理解や同情が出来て被害者家族に寄り添えるだろうと思って待っていたのにー。そんな甘い話じゃありませんでした。


文哉の日記に綴られる殺人への欲求はもう、更正もなにも完全に理解不能。

正直ドラマで殺人者が描かれる場合、完全に「敵」側で化け物な場合をのぞいては、やむにやまれぬ事情があったり、正当防衛や誤解えん罪偽証の結果で悪人ではなく、悔いて償ったのに周囲に理解されないなど、同情や理解を示せるものなのに。こ、これじゃ双葉ちゃんたちが可哀想。


人間はみんな金魚鉢の金魚で、殺したい。

これで出所出来ちゃうなんて。

そんなのと笑顔で暮らして、結果殺されかけた女も可哀想でした。もちろん医療少年院時代から誘惑して追いかけて同棲しちゃう看護婦というのもろくなもんじゃありませんが……すくなくとも妊娠するまでは支えや抑えにはなっていたようなんだし……。


殺意を封じるスクワット、怖いです。そして

「生まれて来なければよかった」

が地雷ワードの様でした。亡くなったお母さんにそう言われ続けていたのでしょうか?そして義母は、この危うさを知って嫌っていたのかしら。


今まで「女」として文哉にすりよっていたのに、幼女殺人を知って途端に「母」となって噛み付くサトエリ。あれって、あれって殺されちゃったのかしら~~~(><)


すべての間の悪さの元凶が、文哉父の訪問だというのもこの父子の悲しい巡り合わせで。次回を見るのが怖いです。

瑛太じゃなく、父が殺さなきゃだめなんじゃないかな文哉は。でもそうも上手くいかなさそうな。


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「それでも、生きてゆく」6 ☆☆☆☆

いや「悪い」よ。

殺人犯のお金だって、盗ったら駄目!


他人様の金を盗って当然の女にめちゃくちゃ腹が立つのですが、ここは女の思惑通り、窃盗問題より「幼女殺人犯」という言葉の影響が勝ってしまいました。だよねー、「幼女」殺人犯に娘を抱いていて欲しくないよねー。


でもその文哉も、やっと事件について語ると思ったら

「あの子は天国にいる」だの

「生まれて来ない方が良かったんだ」だの

反省には程遠いマジキチ発言。
も、もっと共感できる何かじゃないのね(><)

突き飛ばされては追いすがり、謝りに行こう、悲しんでいる人が居るんだよと説得を続ける双葉ちゃんがただひたすらに可哀想でした。


その時にも兄に、洋貴は自分と同じ、という双葉。

でも他にも「私は貴方と同じ」と洋貴に言う人が居て、だって同じく家族を殺された側だから。だから洋貴の悲しみを半分にしてあげられる、と。でも双葉さんは悲しみを倍にする人だ、と。

どうなんでしょ。

彼女の悲しみは、本当に洋貴と同じなんでしょうか。けなげな双葉ちゃんを悪く言うなんて嫌いになりそうです。


双葉と文哉の母は因島出身だそうで、その辺の話はまだ出てくるのでしょうか。


文哉を知る看護婦さん(酒井若菜)が、逃げる。

捕まえたところで今回終わり。え、もう??と声に出てしまいました。そうめんとスイカが精一杯の冒頭からテンション下がることなく、毎回まったく息詰る素晴らしさです。

(だから疲れている日には見たくないの……)




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「IS 男でも女でもない性」〜4 ☆☆☆

「私もISなの」

3話終わりでこれを聞いて、どひゃーとひっくり返りました。

ハルだけでなく、あの不思議ちゃんもIS!!

まあ2000人に1人ならそれぐらいの頻度で遭遇しても不思議じゃない筈。でも不思議ちゃん本人がたった1年前に知って荒れてしまっていた様に、隠している場合が多いわけで

「あなたがISだって伝え聞いて」

の情報経路が謎だったのですが、弁護士父の発言で謎が解けました。学校側が言いふらしてたわけですねー、今度そんな面倒な子が入学してくるぞ、と。ここは職業柄、内部事情を聞くことがあるということで納得しておきましょう。

で、その父が西村さん。
こっちの家庭は、お母さんが壊れかけているのも含め、夫婦間の話し合いがされていないのが問題ですよね。


そんなわけで、ハルとなら分かり合えると思っていたのに、両家の受け入れ方の違いに更に傷つく不思議ちゃん。そのまんまのハルでいい、学校では女だけど家では「お兄ちゃん」と呼んでる、というあの家族の方が確かに珍しいんでしょうけど、双方両極端だから……。


心揺れるハルの前にまた現れる先輩(井上正大)

男同士の友情じゃなく、ハルを女の子と思っての恋心がすくすく育ってますけど!!この人が良き理解者になるのか、もしや敵になってしまうのかと思うとハラハラです


啓蒙な部分だけじゃなく、ある意味究極の自己肯定をめぐる青春ドラマでもあって、地味ながら楽しく見ています。前にも書きましたけど、周囲にバレて云々とかの凄いドラマはなくていいからハルちゃんを平穏に暮らさせてあげて欲しいです〜


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