ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

NHK

「伝説のお母さん」1、2 ☆☆☆☆

 面白い! そう、ドラマは何一つ文句なく面白いのですが20年前の我が家のあれこれが思い出されてムカッとしてしまうのだけが問題かもw

 10年前、魔王を倒した伝説の勇者たち。
今また魔王の復活が告げられ、パーティに招集をかけられるも魔法使いメイ(前田敦子)には問題が。ハイハイの赤ちゃんを抱え、保

園には入園を断られて外出ままならないのだ!ちなみに父親は役立たずorz

 原作が始まった頃からのファンですw  毎回パンチの効いた皮肉に大笑い。保育園の待機列が長すぎて
「旦那さんが死ねば…」
と、入園判定ポイントのシングル加算を助言されるところとか(ドラマの「殺せば」は過激すぎw 離婚でも死別でも同じはずだし)、そのうち魔王(大地真央)側が保育を充実させて勇者マサムネ(大東駿介)が24時間受け入れOKの魔界保育園に惹かれて一家で寝返っちゃうところとかw 最高。
一方の自国の国王(大倉孝二)の「名案」は、メイの旦那モブ君(玉置玲央)のうやむや解雇。無職で家にいれば、子供は旦那がみるだろ?という浅知恵でしたが、モブ君はゲーム三昧で、愛娘さっちゃんのオムツも変えずミルクも離乳食も忘れて放ったらかしorz  挙句、さっちゃんは放置されたタバコをあわや口に…orz

 もう家にいる方が危険!と、魔王との戦いに赤ちゃん連れて参加したメイ(旦那は温泉女子会だと思ってるw)
それってカッコイイっすよ、などと無責任な新人(前原端樹)が持ち上げたりするも、赤ちゃんで気が逸れてる間にマサムネが死んだりしてw  どうやらちょうどその時間、保育園に子供をお迎えに行く約束になっていたらしいマサムネ。え、街から遠く離れているのにどうするつもりだったのって問題はさておき、死んでいたせいで連絡もつかず、激怒した奥さんが宿に乗り込んできてもう大騒ぎ。
 そりゃあ、保育が充実している国に移りたくもなるってものです。
 敵の魔王も、有能なブレーンのおかげで対策しつつも何で人間界がろくな対策もせず少子化なのか、さっぱり理解できてないのがいとおかしorz

 美術が可愛い。メイ家のリビングの中央にドーンと木が生えてたり。お役所も柱にちょっと木がくくりつけてあるだけでお安めにファンタジー感出ていていい感じです。戦闘シーンがまるきりドラクエ画面なのも楽しいったら。MEGUMIのシーフもかっこいいよ!
あとは早くモブ夫が改心したり「子育ては女の仕事」とか言い切ってる新人も目を覚ましたりしてくれないかなっと。 

「ハムラアキラ 世界で最も不運な探偵」1 ☆☆☆

 のっけから遺体が「葉村晶」!
タイトルにも不運と謳われる探偵が、殺されるまでを描いちゃうのかと思いきや方向が違いました。終始不機嫌なシシドカフカがかっこいいです。ボサボサショートカットも意外に似合うね。

 冷静根暗なハムラアキラ(シシド・カフカ)宅に、突如現れるチャラい実姉珠洲(MEGUMI) 次から次へと男に貢ぐ金をアキラに無心。断っても勝手に家財道具を売られ…と回想が悲惨orz  そんなとんでもない姉が、いきなり『セブ島旅行』をプレゼントしにわざわざ?パスポートがないなら今から作ろうと熱心に?
 休日は家で本を読む!と、海外行きを断固拒否したアキラでしたが、そこへ探偵の依頼。幼馴染メイの夫を名乗る生沢曰く、妻を見張っていてほしい。100万円支払おう。いやいや休日だって言ってんだろ、と不機嫌全開のアキラは塩対応。他の探偵を紹介します、信頼できる人を紹介します、それともご自分でどうぞ。と、喫茶店で押し問答をしている間に世間に流れていたニュースが、冒頭の死体発見。黄色いコートで顔を潰された遺体は「葉村晶」さんと見られ…
知らない間に歩く死体にされていたアキラなのでした。

 早速「葉村晶」の職場である本屋に警察が。
なんでも、本屋のバイトとして採用されて彼女の転々とした職歴(押しかけてくる姉のせいだよね)を面白がった店長(中村梅雀)が探偵事務所も始めたせいで女探偵を兼任なんだとか(^^;;;;) 集まっていた常連も皆、アキラが何かした側だと決めつけるわ、被害者側と察しても面白がるわ、推理マニア丸出しで不謹慎ですorz  
コロシの被害者として家宅捜査されるアキラ宅。がらんと何もない部屋は逃亡犯のようと怪しまれ(姉のせいだよね…)不憫なり。

 入れ替わりで帰宅し、やっと「葉村晶」さん殺害のニュースを知って警察に向かおうとするも殺されかけたアキラ。とりあえず大流血の手当てを書店でする間、謎のイケメン警視(間宮祥太朗)の問いかけに答える形で、薄々気づいていた事件の真相がまとまっていきます。

「今度の男はいい人」と、海外旅行を持ちかけた姉珠洲。
やたらアキラを車に乗せたがった生沢。妻の見張りを持ちかけながら、本人と話そうとすると唐突に依頼は打ち切りに。この2人がぐるだとすると。

 遺体は生沢メイ。それを隠すため、入れ替わりに選ばれた身元がアキラだった。埋めもせず目立つコートで放置して発見させて、珠洲が姉として「晶です、間違いありません」と証言すれば、見事生沢メイ殺しは完全犯罪に。もしセブ島に行ってたら、そっちで殺されていたのかもね(帰国後、金で説得を考える警視。お育ちが良いw)

 そして港で対峙する珠洲と晶。自分の写真を貼った生島メイ名義のパスポートまで持って!豪華客船に乗るつもりだったって? アキラの誤算は、また男に騙されたとばかり思っていた姉が、むしろ主犯で晶を殺すつもり満々だったこと。えええー。
「私をバカだと思ってるんでしょ?」
と煽る珠洲、うーん、後釜の内縁の妻におさまるならまだしも、生島メイになりすますのは即バレ必至でバカだと思うよw  

 実の姉に命を狙われる。
珠洲の自殺を止められなかったこともあり後味の悪い事件ではありましたが、葬式で全吹っ飛び。母が来ない理由が
「黒を着る気分じゃない」
他の姉2人も母の態度を肯定で、側にいたのに助けられなかったアキラを責めるとかマジか。珠洲の死を悼む様子もなくて、一体葉村家どんな修羅の館だったのか。厄介者の黒い羊」だった珠洲。でもそれは晶も同じ、と言い遺されて。
これから起こる事件より、葉村家や母に俄然興味が湧いてきましたw  
 また、アキラの無数の職歴が探偵業に活かされる展開が見たいです(アメリカドラマにあったよね、毎回「昔手品師だった」「飛行士だった」「サーカスにいた」と特殊技能の数々を「え、言ってなかった?」で済まされるのw) 


「麒麟がくる」2 ☆☆☆

 びっくりしたー!びっくりしたー!
侍大将の首級をあげる!二つ取ったら借金チャラ!と逸る十兵衛が、敵兵を組み伏せてみると…叔父上光安?? えええええorz
でもお顔に古傷が?んん?
 混乱したまま見ていけば『叔父上に似ていた』のですね。止めを刺す手が思わず止まるほど(そっくりどころか、中の人同じですから演出も人が悪い) 腕もたち押せ押せ思考で殺してきた若侍十兵衛が、敵もやはり人なのだと改めて突きつけられて、武士の誉れの虚しさを悟ってしまうこの体験。序盤にして、既に後々を思わされて辛いです。

 声を合わせて攻め合う両軍、エイトウエイ等の掛け声や鳴り続ける太鼓が運動会の様。殺しあいながらどこかのどかです。その中で「侍大将~」と言い続けている十兵衛の武具が赤い双籠手(もろごて)青い錣(しころ)とこれまた美しくて、今までにない戦闘場面でした。

 戦乱の京都を焼け出され、城で小見の方を診る穏やかなお仕事にきたはずの医者東庵と手伝い駒が、戦の真っ只中に連れてこられて手当てに駆り出されていて不憫w

 1話でもケチと評されていた親方様。帰るなり「半額返せ」ですからね…。いやどうよそれ。戦さ場でもあちこち愚痴られていて、人望なくて笑えるほどです。しかし、能がないとは誰も言わない。「籠城」と宣言し、味方すら騙しておいて討って出ての勝利。更には、裏で織田と手を組んでいた土岐を毒殺。娘婿なのに、唄いながら平然と(予告でなんて、暗殺の指摘に心外ぶってましたよw)有能ですがサイコパス。 
主君を敬愛できない上に、武士道にまで疑念が湧いた十兵衛の、明日はどっちだ?

 今回の光安様は、似た人との二役は勿論見せ場でしたが、冒頭の天守閣の下で立ち話の場面も好きですねえ。建物に対して背が高すぎて、鴨居や梁に頭をぶつけそうな明智家二人(^^)  十兵衛の普段着は色が派手なだけですが(染めはむしろ黒に近いほど高価だとか)、光安殿の装束はいかにも高額。この立ち話の時もキラキラしています(^^)  戦で傷を負われたそうで、お大事に…。

「心の傷を癒すということ」1 ☆☆☆

 あれ、地震は?

 とはいえ引き込まれました。
 子供のホンのいたずら心から、自分が日本国籍でないことを知ってしまう兄弟(本人にも知らせずに育てるものなんだ…)
兄(森山直太朗)は親の意に添う、役に立つ仕事に。弟和隆(柄本佑)は進路に悩みつつも親友湯浅(濱田岳)に在日である境遇を告白し。共に医学部へ。
ただし、元々著書を読んでいた精神科医にどんどんと傾倒していき、父(石橋凌)に『役に立たない』と罵倒されると分かりつつ、精神科専攻を選択する。そして映画館で知り合った終子(尾野真千子)と結婚し、子供が生まれる。
 さてこの幸せな一家に、これから何が起きるのか。

 高校時代、「不安の安」と自分の本名を称していた和隆が、恩師には「安心の安」ですと名乗る。その何年かの間に、自分の名へのわだかまりが解けたんだなとホッとしました。そして「自分の名が嫌い」という終子に「素敵な名前だと思います」と別れ際に、伝えなくてはと強く思ったその底にやはり、この名前への想いがあっただろうと思うとまた胸熱ですねえ。
 近くを電車が通る映画館、あったなあ…。「フラットライナーズ」の怪しい地下鉄の場面でちょうどゴゴゴゴゴときて4D気分でしたよw それがドラマ内ではあの静かな小津安二郎「東京物語」 気になるやり取りの、オチがちょうど聞き取れない確認で初めて言葉を交わした和隆と終子。やっぱり気になって見にきた映画館で再会するも、また聞こえずw  その後、バスの中でまた会って、3度目の正直を報告するエピソード大好きです。実話なのだとしたら本当に映画w

 これから何も起きて欲しくないですね。 

「麒麟がくる」1 ☆☆

 衣装が美しい~。そして空撮の発達か。上下に奥行きのある撮影が多かったような。

 新緑豊かな田園風景に散らばるパステルカラーな若侍たち。これから野盗が来て殺し合いになるとは思えない風景ですよ。

農民も色鮮やか。この美濃の村が豊かなことを示すのかとも思いましたが。その後、主人公十兵衛(後の明智光秀:長谷川博己)が堺にて鉄砲を買い求め、京にて名医を探し、と漫遊する間にも、とにかく市井の人の衣装が色とりどりに模様も大胆で美しい。戦国時代というと、奥方の豪華な打掛以外の衣装は小汚いか、とにかく暗い色なイメージでしたけども。そうですね、街中にもこんなお洒落があったのかもしれませんねえ。

 とにかく目立つな、と言うばかりの叔父明智光安(西村まさ彦)にも、商人出でケチくさいお館さま斎藤道三(本木雅弘)にも文句はあれど、だから従わないというわけにもいかないだろう!と酔ってくだを巻く十兵衛。今日会ったばかりの、光秀の懐の金を知って目を輝かせる男松永(吉田鋼太郎)の前で酔いつぶれちゃダメよ~とハラハラ。翌朝目覚めれば、案の定懐の財布がないじゃないですか、ああ~。 と、思ったらちゃんと代わりに鉄砲が置かれておりましたよ。案外律儀な松永w   そうだ鉄砲屋の主人宗次郎がいい声だと思ったら大塚明夫でした~。

 そして京でも戦とつけ火。
名医かもしれない東庵(堺正章)の助手駒(門脇麦)は、自分も幼い頃大火で両親を亡くし「大きな手」に助けられたと語ります。その「大きな手」の人が、いつか戦争のない世の中になる、麒麟がくる、と教えてくれたと。タイトルテーマが語られる盛り上がり場かと思いきや、なんとそれを聞いた十兵衛は
「麒麟は来ない」

と言うんですよ。おお。そんな簡単に胸打たれ、麒麟の国を目指すんじゃなかったんだ。でも心に残る言葉になるのかな。美丈夫十兵衛、これから紆余曲折ありますよねえ。楽しみです。

 そして光安メモ。愛でていた鳥はメジロですね(^^) 背筋の伸びた細長い家系で素敵です。 

「ホーム・スイート東京(3)」1 ☆☆☆

 日本の夏は耐え難いって外国人の婿ブライアン(BJフォックス)が嘆いてるのに、クーラー止めるお義父さん(渡辺哲) 風鈴と扇子、打ち水で大丈夫って東京オリンピック委員会か!とツッコミ入れてたら、小池都知事が被ってた傘帽子まで登場w 本気でディスってますよ、もっとやれ!

 てな訳で、全編ほぼ英語で日本の暮らしを紹介する、NHKホームコメディ。
妻いつき(木村佳乃)の実家で義父暮らすため、英国から越してきたブライアン。当面は主夫生活。愛娘アリスの為にも、流しそうめんに七夕の笹飾りと日本の夏の風習を学んで体験していきます!
 真夏の日本、UV対策長手袋&顔が見えないサンバイザー装備で帰宅したいつきに腰を抜かすブライアン。美白あるあるですよね~!
木村佳乃の英語がナチュラル。英国生まれNY育ちだそうで大納得。でも渡辺哲さんのカタカナ単語並べるイングリッシュも大したもんですよ。

 シーズン3にして初めて存在を知りました。もっと放送して~。NHK World Japanの人気番組の様ですね。


「みをつくし料理帖 スペシャル」☆☆☆☆

「いけねぇ、こいつはいけねぇよぉ!」
 と、つる屋の店主(小日向文世)もまた騒ぐw みんな大好きNHK「みをつくし料理帖」が前後編で帰ってきました!原作6巻「心星ひとつ」を中心に、その前後も含んで翻案。

 降って湧いた小松原さま(森山未來)との結婚を踏まえ、澪(黒木華)に武家行儀見習いの話が持ち上がります。 でも澪は、小松原の気持ちがわからないままご母堂(富司純子)や妹君早帆(佐藤めぐみ)さまの意向で進む縁談に戸惑い悩むばかり。やっとのことで本人の口から
「俺の女房殿ににならぬか」
と聞かされる場面はもうこちらも胸熱ですねえ。そして喜びのあまり言葉が詰まる澪に「さっさと答えんだよお!」となだれ込んでくる一同には微笑ましいやら(^^)  その報せに、お祝いを言いにきて雨の中傘を忘れて帰るほど動揺している源斎先生(永山絢斗)が哀れです(^^;;;;)

 でも幸せと引き換えに、弁当で保っていた野江ちゃん(成海璃子)との縁も切らなくちゃなりません。武芸や和歌に勤しむ代わり料理をしない、出来ない生活になって果たして本望なのか。自分の料理を喜んでくれた人たちの笑顔が浮かんでは消え…。
結局、これだけは譲れない生きる標=心星、に従って、辛いながらも料理人の道を選ぶ澪。「もやは迷うな。道は、1つきりだ」と受け入れてくれる小松原さま。いつもの呼び名「下がり眉」でなく、やっと「澪」と呼んでくれたのがこんな別れの時だなんてorz  そしてなんと、やはり出世に有利な縁組がしたいと触れ周り、悪役になって破談にしてくれるのです…。早穂さまに謝られ、兄を詰られても、違う、自分のわがままだったとも言えない澪は苦しむばかり。そして嫁取りの日にも、節分の豆にまた澪を想う小松原さま。辛すぎですorz

 そんな傷心の中、遊郭での花見の宴を頼まれた澪は、女の料理だ、格が低いだと登龍楼にケチつけられながらも見事な仕事をやり遂げます。あさひ太夫、もとい野江とも襖越しながら言葉を交わし、励まし合い。いつか野江の身請けはできるんでしょうか。雲外蒼天の身ならばこそ、雲を摑むような夢を…!

 75分✖️2、通常放送なら5回分と思えば短くはなかったのですが、2週で見るには駆け足に感じました。ワンクールで見たかったような、それでは澪の苦しみが長引いて余計に不憫なような。そして癒しの小松原さまが出ないこの先、ますます辛い展開で不憫極まるのですが、そこを乗り越えてこその旭日昇天。するならきちんと最後まで描いてくださいね!


 ところで序盤、戸惑う澪が自分は若くも美しくもないので嫁に望まれる気がしないと吐露。そんなことないよ澪坊~可愛いよ!と心の中で声をかけつつ、民放版が続いていたらそれ北川景子が、と当惑。北川景子は何も悪くないけどw やはり配役は大事で、ああ、あさひ太夫を北川景子で見たかったー。

「怪談牡丹灯籠」3、4 ☆☆☆☆

 牡丹灯籠は3話で成仏ー!

 え、かの有名な、朝だと思ったら違ったよのくだりは?別の怪談と混ぜて覚えてた? でも結局は愛し合う2人が、幸せそうに死んでいったんだからいいや。
 ただし許せないのは、幽霊からの賄賂wを受け取り札を剥がし、金無垢の仏様まで盗んだお世話夫婦! 結局は新三郎(中村七之助)がお露(上白石萌音)の幽霊を受け入れたとはいえ、夫婦がしたことは完全に人殺しの手引きですからね! 流石に悪事の自覚あり、取り調べ前にそそくさと逃げ出す夫婦…(実際、その100両はどうしたとなったら「幽霊が」では通らずに、強盗の嫌疑かけられそうですよね)

 一方お国(尾野真千子)と源三郎(柄本佑)は、遺言状を偽造、平左衛門(高嶋政伸)を釣りに誘って海に捨てる算段まで。何も知らぬげな平左衛門、釣りの前夜から泊まっていけと呑気な提案をするものだから、弟子の孝助(若葉竜也)は気が気でなくて…間違えて平左衛門を斬ってしまいましたよorz  旦那さまはちゃんと分かってて、2人が離れでいちゃつく間に殺害計画の証拠を探していたのに。
孝助による深手を負ったまま、浮気現場に踏み込んだ旦那さまは公式には源三郎に斬られ絶命。そのまま出奔した2人を追って婚家を出た孝助は、仇討ちを誓うのでした…。

 いやあ、電話もないニュースもない、聞き込みに顔写真も見せられない時代に人探しなんて雲を摑むようorz  荒んでいく孝助が不憫で仕方がないわけですが、そこは因果応報。100両を元手に成金になった世話夫婦と、今や酌婦で源三郎を養うお国がバッチリ知り合って、旦那(段田安則)がお国に貢いだの浮気だのと責める妻(犬山イヌコ)を追い剥ぎを装って殺す騒動にまで…! 更に偶然現れた、お露を診ていたお医者さま(谷原章介)が、成金オヤジとお国の両方を脅して殺し殺されw  お国が逃げ出す前になんとか間に合った孝助も見事仇を討ち!
 この世に悪は栄えなかったのでした。めでたしめでたし!

 終わってみれば、一番有名な牡丹灯籠の下りこそ賑やかし。平左衛門が浪人を斬り殺した発端から、その息子孝助が父の死の真相を知ってなお平左衛門を慕い仇討ちをやり遂げる、血なまぐさい人間の物語でしたよね。お江戸で原作落語聞いた人たちも、伏線すごーいとか、偶然同じ町に集まりすぎ!とか、ガヤガヤ騒いだのでしょうか(^^)


「盤上の向日葵」3、4☆☆☆

 ジジイ最期まで迷惑かけやがってorz

 タイトル戦の最中も桂介(千葉雄大)に纏わりつく東明(竹中直人)、専属コーチでもしてる距離かと思いきや、なんだやっぱり死んでるじゃないですかorz
回想される東明の死は、もうとんでもなく壮絶です。
持病で余命わずか、ヨレヨレの身で『真剣』勝負を挑んできた東明の願いは、もし自分が勝ったら
『殺して埋めてくれ』
って、えええええ。桂介を巻き込むなよ。桂介も受けるなよー! 案の定、反則の2歩で負けた東明は、当時IT社長だった桂介に
「プロになれ!」
と言い残し、目の前でグッサグサ自分の腹を刺して絶命するのです。泣きながら血を拭いた駒を、遺体の胸に抱かせて葬る桂介……。いやその穴は何時間かけて掘ったのw  途中まで車で来たにしろ、シャベル積んでましたかw まあいいんだけど。思いのほか拓けた場所だったので、人目が気になりましたよ(^^;;;;;)

 そんな回想で気が散ったのか、同じ二歩で勝利を逃してしまう桂介。勝利の向日葵に裏切られるなんて。
放心し自暴自棄のところを逮捕された桂介は、東明殺しを自供。動機は依頼した父親殺害の口封じ。だから自分はもう二人殺している、と嘯く桂介がホシと警察は決めつけますが、奨励会上がりの佐野(蓮佛美沙子)だけが食い下がります。憎い男に、大切な駒を手向けるだろうかと。曰く、駒に残るルミノール反応は表だけ。殺すために山中に行ったのではない、二人で将棋を指したのだろう、と。
 出会いは明らかに佐野を軽んじていた石破刑事(大友康平)が、こいつの意見を聞けと周囲を制する下りには胸熱。腰抜けの負け犬どころか、一線級の棋士にも迫る戦士だったと認めてくれたんですよ!
 そこに駄目押しで現れるクズ親父。生きてたじゃん!
確かに、瀕死の東明が肉体労働者の親父を殺せたはずがない。脅されて逃げていただけで、息子逮捕のニュースにしゃしゃり出てきて「罪を重くしろ」とぬかすんですよ、それでも親かー!
…まあ、名家のお嬢さまだった母が、実兄(千葉雄大二役)と関係して出来た子で、駆け落ちに付き合っただけの元使用人クズ親父の血なんて引いてやしなかったのですが。

 結局釈放され、また将棋盤に向かう桂介。
幼い頃、あの諏訪の温泉で初めて知らない人と対戦した時の相手も、実は東明。桂介の人生の岐路には必ず東明がいたという、めっちゃBLな感じありつつもw 見応えがありました。原作では男性な佐野を女性に変えたのも良い脚色でした。

「ミス・ジコチョー 天才・天ノ教授の調査ファイル」1☆☆☆

 いや大学教授に秘書って!普通いませんからね!

 台風の夜、大規模化学工場でタンクが爆発。
「白い鳥が」と言い残し、爆死した部下の責任なのか?事故調査委員会に集められた識者たちが、リスクを避けて無難な説をとる中、大胆な仮説を唱え検証を続けるその人こそが、ミス・ジコチョー。失敗学の権威、東京第一大学工学部教授天ノ真奈子(松雪泰子)なのでした!ジャーン!

 嵐の晩に飛ぶはずがない白い鳥。
そこに現場に燃え残った作業着の切れ端と、ご近所工場での勤務状況を加えて天ノの頭脳が出した答えは。 そちらのボンベが倒れ、干してあった作業着を巻き込んだまま300m飛んでガスタンクにぶつかったはず! って、すごい発想力。 でも台風が近づく南の島でわざわざ再現実験をしたものの、なかなかそこまで飛距離は出ないorz
 そこで来たのが、ドラマ定番。助手(堀井新太)のなんでもない一言ですよ。
爆発したタンクでなく、そこに加熱を抑えるCO2(だっけ?)を送り込んでいたラインが、破損した。実際そっちでは、ご近所由来のボンベ破片も見つかりました。一本足りないことにも気づいてない管理体制、気づいても言えない空気、そもそもの超過労働…。そんな過失が生んだ重大事故として、さて焼け野原になった補償を、あの儲かってなさそうな工場がかぶるんでしょうか!ヤバイ!
しかし、そもそもタンクが暴走しそうだった予備冷却装置の故障。それは報告されていたのに、ラインを止めて修理する余裕がなく上司(升毅)は気づかないふりを指示。1ヶ月後に発見したふりで修理する予定だった、と。だったら化学工場のせいもある?? 天ノは真実にしか興味ありませんが、金のことを考えると責任割合が難しいですね。

 とにかく、亡き部下はミスが多いやつと言われてたけど、むしろ隠さず全て報告していただけでした。
1つの重大事故の陰に、重大にならなかった29の事故が隠れ、その陰には300の事故につながるヒヤリ、ハッとするミスがある…というハインリッヒの法則。だから隠さずミスを共有し、フールプルーフなど現場を整え事故を防ごう、という考え方。働いてた頃講習受けましたわー。実際には面倒だったり隠されたりで、報告改善にに至らないことが多いんでしょうね。

 その失敗学の傍、タイムマシーン開発も目指しているという天ノ。
「最大の失敗を防ぐため」
それってなんですか、と聞けば離婚と絡めて冗談で返しますけどね。どうやらチェルノブイリ、スリーマイルと並んで福島の原発事故を起きなかったことにしたいようです。 


「怪談牡丹燈籠」1、2 ☆☆☆☆

 ジャン!と琵琶の音。から~んころ~んと下駄を鳴らし、お供の侍女を引き連れてやってくるのは……
出たー!もう死んだはずのお嬢様でしたよ!

 1話も十分不穏でしたけど、怪談というには幽霊がまだ出ずw 元をうろ覚えの旦那は、幽霊はまだか、化けて出るのは尾野真千子か戸田菜穂かってw どっちも化けなくても既に怖いですけどね、牡丹灯籠は一見普通で取り殺されるから怖いんじゃないですか~。
 そして、お札を貼り回して篭っていた男が、明るくなった朝だーと、出てって喰われるクライマックスが楽しみなわけですが、そこ以外にも敵討ちから不義密通まで芸達者が揃って見応えたっぷりです。
エンディングのピアノ曲も、時代劇に何故ピアノと思いつつ情感たっぷりで似合っていますね。

 てな訳で舞台は旗本飯島家。
剣の達人飯島平左衛門(高嶋政伸)は、名剣の誘惑に負け、折良く絡んできた浪人黒川を一刀両断。人を斬ってみたい欲望を叶えてしまいます。後に、父の仇と知らずに奉公に来た息子、黒川孝助(若葉竜也)を黙って召抱え、稽古をつけて育てるその心境やいかに…。でもそれはまた別の話。
 病弱な平左衛門妻が亡くなり、元々妻の侍女だったお国(尾野真千子)は暇をもらうどころか、平左衛門のお手つきになって益々我が物顔に飯島家を取り仕切ります。年頃の愛娘お露(上白石萌音)が婿をもらったら隠居する、という平左衛門の予定に付き合うのはまっぴらごめんなお国は。隣宅の放蕩息子源次郎(柄本佑)と密通するようになり、平左衛門を亡き者にして縁戚の源次郎が後を継ぎ、自分を嫁に…と、お家乗っ取りの算段を始めます。それを聞いてしまった孝助は…。でもそれもまた置いといて。

 お国を嫌うお露は、侍女お米(戸田菜穂)を連れて別宅に移り住みます。そこに訪ねてくる、亡き母の主治医志丈(谷原章介)とその友人新三郎(中村七之助) なんとお露と新三郎は、一目で深く深く恋に落ちてしまうのでした。
まさか女嫌いだった新三郎まで本気だとは! 双方に、無理だ身分違いだ、と諦めろと言って聞かせる志丈先生、大変(^^;;;)  挙句、姿を見るだけならと、川縁の別宅前を新三郎が乗った釣り船が通る程度の、逢引ですらない引き合わせをしただけなのに、激情で事切れてしまうお露orz   焦がれ死にって、ビートルズが来た時の失神女子より更に激しすぎですよ、お露さん…。責任を感じたお米も首を吊って果てます。

 可哀想にと、2人が並んで葬られたことなど知らない新三郎。夜更けに連れ立って現れたお露とお米を招き入れ、まんまと一晩共にしちゃいますよ。いやいや…良家の箱入り娘が、こんな大胆でいいのかとちょっと戸惑いましょうよ(^^;;;;) そして明け方には戻っていく2人。

翌日も現れたところを出歯亀にきた下男の伴蔵(段田安則)、新三郎と睦みあい絡み合うソレがもうこの世のものではなくて仰天、陰陽師(笹野高史)を召喚~!屍人と交わった新三郎はもう、半分死んでしまっているのだとか!
「何度交わりましたかな」
との問いにギョッとしましたが、
「二晩を共にしました」
とソツなく答える新三郎、さすが品がありましたw

 家のすべての出入り口にお札をはり、夜通し金無垢仏を拝みながらありがたいお経を読むことになった新三郎。その夜もやってきたお露は、本性を露わに牙をむき出して唸ります…。
そこにお国と源次郎の悪巧みやら、孝助の縁談やら、金目の仏像を狙う伴蔵の妻(犬山イヌコ)やら、他もゴタゴタするぞー。続きが楽しみです!

「盤上の向日葵」1、2☆☆☆

 タイトル戦に挑む若き棋士上条桂介(千葉雄大)
同じ頃、埼玉山中でみつかった遺体と共に掘り起こされる駒は!「菊水月作水無瀬島黄楊根杢盛り上げ」 一目で銘を唱えた、元奨励会員の佐野警官(蓮佛美沙子)とベテラン石破刑事(大友康平)は、駒の売買を手掛かりに遺体の身元に迫ろうとする……。
 もう絶対上条が殺してるじゃんorz

 時は遡り、諏訪の厳しい冬に薄着で新聞を配る桂介少年……。妻を亡くし呑んだくれる父(渋川清彦)に虐待され、衣食もままならない中で将棋雑誌に惹かれる少年を、気にかける唐沢夫婦(柄本明、檀ふみ) 
良かった、助けてくれる人がいるんだと思いつつも案の定実父とは揉め、どっちが埋められるのかと冷や冷やすることにorz せっかく抜群の棋才がありながら、奨励会にも行かせてもらえない桂介少年ですが、見事東京大学に合格! あのクソ親から巣立つはなむけに、唐沢が贈ったものこそがあの「菊水月作水無瀬島黄楊根杢盛り上げ」ですよー。

 東大の将棋部は生ぬるく、覗いてみた街の将棋会館で連勝の末……将棋で稼ぐ真剣師「鬼ごろしのジュウケイ」こと東明(竹中直人)に、出会ってしまうのでした。
あんな殴られて食い詰めて育った割に、お人好しな桂介。言われるままに連れ回され、家に泊め。東北のなんとかいう真剣師(渡辺哲)との1局100万円7番勝負だとかに巻き込まれ。名勝負には名駒がふさわしいだなんだと提供させられていた「菊水月作水無瀬島黄楊根杢盛り上げ」を担保に、東明が 400万円を借りる借用書に署名してしまいます。その後は見事東明の連勝で勝つものの、借金を返さぬままとんずらされて……。思えば、第1戦を無茶な手で負けタネ銭を無くしたのも、自分の駒を担保にさせる作戦だったと泣いて訴えるも、駒を買った相手(田山涼成) には関わりがないこと。


 そんなこんなを回想で挟みつつ、現在の圭介は押しも押されぬ新進気鋭の「奨励会出身でない初のプロ棋士」として竜昇戦に挑んでいる真っ最中。一方で、名駒を追う警察の捜査はついに、唐沢夫妻まで及び。我が子のように可愛がっていた子に駒は譲った、と語る奥さんは誇らしげに彼の名を告げるのです。
「上条桂介ですよ、棋士の」
あああああああああ、もう駄目だー!

 駒は「埋葬品」つまり遺体は、名駒を贈るにふさわしい相手だろうという佐野警官の推理。回想での東明の裏切り。そうか埋められていたのは東明かあ……と、思ったところで、何戦目かの対局を終えゴージャス旅館のゴージャス部屋へ戻った羽織袴の桂介に声をかけるのは東明!
桂介だけに見える亡霊なのかと思いきや、生きてますよこのクソジジイ。桂介ったら許したのかあの所業を。そしてなぜ部屋にいる!同宿か!(ちなみに竜昇戦のアナウンサーに山寺宏一、解説者に加藤一二三w)
 勝つ、竜昇の座を手にいれる。犯行が露見する前に!と決意も堅い桂介。既に遺体発見のニュースは見聞きしているんでしたっけね。それでよく動揺せずに指せるものです。そして予告のチラ見せから、埋まってるのはクソ親父の方らしいです、嗚呼。
美しく儚く、でも何か暗いものを秘めた桂介に千葉雄大、いいですね。

 生前の母と訪れた、満面の向日葵畑。時に盤面にそれが咲き、唯一の打ち筋を残して消えていくのは壮観です(もっとも幼い桂介の視点からは、あんな空撮満開映像でなく見上げた向日葵になってる筈w イメージだからいいけど)

「宮崎のふたり」☆☆☆

 宮崎発地域ドラマ。

 その昔は新婚旅行の聖地だった宮崎。自分も嫁と来たもんだ、といいながら現在の寂れ方をディスりまくるご老人(柄本明) 耐えかねたタクシー運転手詠介(森山未來)がキレ、途中で降ろされてしまいますが、流石に年寄りを放り出すわけにもいかず戻ってきたのが運の尽き。クソジジイ呼ばわりをしながらも、思い出の地巡りにつきあうことになるのでした。

 まだ爺さんがバリバリ働いていた頃、妙に奥さんが旅行に行きたがったのにドタキャンしたのだとか。実はすでに痴呆治療を始めていた奥さん、一人内緒で宮崎を訪れ、この旅行で夫に話すつもりだったのにと、旅館の女将さんには打ち明けていたそうですよ。 今は無き思い出の旅館、詠介の恋人咲耶(池脇千鶴)の実家だった縁で、古い古い新婚旅行の宿泊客を収めたアルバムなど繰りながらの思い出語りを聞いていた詠介。夫婦ってそんなもとかと。ただでさえ結婚に踏み切れない現状で、冷めた想いを抱いてしまいます。
 しかも、わがままジジイが行きたい場所はつぶれたり閉鎖された場所ばかり。やっと突き止めた場所でも
「嬉しくなんかない」
とうそぶくジジイに閉口するのですが。手にしていた絵は、もう話せない奥さんが施設で描いて送ってくるもの。それを、きっと思い出の宮崎だと信じて探しにきたジジイが
「なんでお前がいないんだ」
と吠え、ついに吐露する妻への想いに心動かされ……結婚を決意する詠介なのでした。分かり易すぎて咲耶さんも笑ってますよw

 ところで冒頭でディスられていたパームツリー。南国風に、と植えられたけれど寿命を迎え(大阪市立大学キャンパスでも名物でしたが、今年ついに伐採)植え替え費も莫大で、バカじゃないかとジジイがさんざん叩くのですが……。全国に植樹を呼びかけ、結婚記念に夫婦の木として植えてもらうプロジェクトがあったんですね!
 植樹の様子を見守る詠介と咲耶。咲耶はかねてから計画の料理修行に、東京に旅立つのですが……このふたりなら、きっと大丈夫(^^) そんな温かい気持になるドラマでした。

 私も新婚旅行じゃ無いけど、30年前に宮崎行ったな〜。あちこち懐かしかったです。


「ひなたの佐和ちゃん、波に乗る!」

 宮崎発地域ドラマ!

 ヒロイン佐和ちゃん(池間夏海)、高3なれど進路決まらず。
父(玉山鉄二)のサーフィン狂が原因で両親が離婚、沿岸育ちなのに家でサーフィンの話題は厳禁……の筈が、ボードを抱える弟と遭遇してビックリ。勉強しろ!と叱るも、弟の反論にぐうの音も出ません。苦労して2児を育てる母(田中麗奈)の手前「やりたいこと」を諦めていた自分に気づいた佐和は、まず父とサーフィンに挑戦。知らずにいた魅力と難しさを知ります。プロサーファーを目指す同級生武瑠(立石ケン)の夢と不安にも触発されて、ついに母に宣言するのです。
「私、歌いたい!」

 爽やかでいいドラマでした、佐和ちゃん可愛い。この撮影で本当にサーフィンにはまったというのも可愛いわ(^^) そして玉鉄のダメ父もキュートですw
歌手になりたい、プロサーファーになりたい。町を出たい。そう言うと大人はすぐに「無理」「甘い」「ちゃんとしろ」と返すけど、それがサラリーマンになりたいだったら、甘くないの?「挑戦ぐらいしたっていいだろ!」という佐和ちゃんの啖呵には納得です。それも、まずは武瑠の夢を嗤った武瑠父に向けて怒り出すところがいい。自分より、友達のための方がパワーでるよね!

 酔うと、何かと地元小の校歌を歌う大人たち。未だプロサーファーを目指してるお父さんの様に、町の大人たちにだって夢があったはず。見ている私たちにだってね。そんなことを思って甘酸っぱい気持ちになりました☆

 そして海辺のラストコンサート、やっと見に来てくれたお母さんの前で歌うのは! かっこよくアレンジした校歌だよーん。 武瑠父も、佐和ちゃんに叱られてから武瑠の試合を見にきてくれたそうで大団円なのでした。

「戦艦大和のカレイライス」☆☆

 広島発地域ドラマ。
舞鶴、横須賀、呉、佐世保。旧軍港4市海軍グルメファイトって、ちょっとオモシロ美味しそうw

 ヒロイン沙織(秋元才加)は『平和』の溢れる広島市出身。東京でモデル業もしたけれど……今は呉市のミニコミ紙「KURE:YON」のモデル兼ヘボライター。呉の誇り戦艦大和をヤマト表記にして怒られても口答え(^^;;;;) それでもグルメをまかされて出会ったのは……。
寡黙な料理人長二(三浦貴大)と、彼が作る 戦艦大和のカレイライス!

 リンゴの角切り入り、肉は牛。長二が作るカレイが旧海軍の、それも『戦艦大和のカレイ』に似ていると好事家が集まっています。
グルメファイトにぴったり!とはしゃぐ沙織には断るばかりの二郎ですが、戦艦大和の生き残りという友人祖父のためにはカレイを作ってきてくれました。しかし、ご老人の長い昔話の締めくくり
「人生に無駄なことなど、ない」
という言葉に、死んだ兵士もかと噛み付く長二。更には「思い出のままにしておきたい」とその日の試食を断られ、鍋の中身を庭にぶちまけて出て行く非礼……。追いかけた沙織と言い合いになりますが、「俺たちは」と、まるで戦時中にそこにいたかのようです。

 あの男に似た人が、大和の厨房手(料理人)に居たと言い出すご老人。
 金の種類や電話のことなど、現代の常識を事細かに(縦書きで!)書き留めた長二のノート。
「私ノ人生ハ無駄ダッタノカ」
そこに挟まる写真の女性を突き止める沙織でしたが、別の写真に並んで映る婚約者「司」はどう見ても長二です。「大和ミュージアム」戦没者名簿には、司長次郎、の名。

 まさかの、SFなんて縁がなさそうな沙織側からタイムスリップを確信。しかも、長二郎を追って超常現象に巻き込まれ……大和から海に放り出された長二郎を呼んだ「死なないで!」の声と手が、沙織のものだったとは。
改めて過去と決別し、なにか吹っ切れたような長二郎です。

 そしてグルメファイト当日。
会場に食べにきたご老人は、あの時のままの味だと。そして思い出と同じ言葉をかける長二郎に、車椅子から立ち上がって敬礼までしてくれるのです。もっとも、今までに美味いものを食べ過ぎて、あのカレーが人生で一番美味いと、当時の様にはもう思えないのだそうですが。今日の長二郎はそれでいいのだと、穏やかに笑います。
「人生に、無駄なことなどない」
やっと、そういえる様になったんですね。


 いやあ秋元才加のスカートが短い! もとい三浦貴大の生真面目な風貌が昭和で良いですね。
正直、海から上がって時代が違うと気づいた時や、その後アパートを借り屋台のバイトを始めるまでの、長次郎の人生が気になります。戸籍もあるのか心配ですが、それはまた違う話(^^;;;;)
坂の多い呉の街、見下ろす坂の奥にけぶる港がいい背景でした。作中で語られる広島と呉の違いも興味深いですw
 しかしこの役、広島出身の娘じゃなくなぜ秋元才加? 滑舌も発声も申し分ないのですがその分、興奮しての長台詞がキャンキャンと煩くて参りました。しかも内容が、モデルを諦めた自分と大和を降りなかった長二郎が同じだとかなんとか……おい。長二郎も「違う」とはっきり遮りますが、そのもっと前に本当にもう黙れと思ってしまいましたよ。
あとカレイライスに添えられてるのフォークでしたw 大和ではそうだったのかなw 

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