ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら10年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村雅彦押しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

NHK

「透明なゆりかご」3、4 ☆☆☆☆

我が子を抱けぬまま逝った夫と、出産直後の急変から戻らなかった妻。避けられなかった悲しい死と、遺された配偶者と嬰児と。

3話では、不機嫌な妊婦安部(田畑智子)がアオイの何気ない励ましの言葉や、ささいなミスを責めて立てます。萎縮して益々ミスを連発するアオイ(検尿のコップ落とすとか嫌だー)
看護学校の研修で産院を離れ、老人病棟では誰も怒鳴らないとホッとしているとそこに、安部さんの姿が。旦那さんは、盲腸手術後から意識が戻らないまま入院中だったのです。

以来、邪険にされても食らいついていく様になるアオイ(^^;;;)

危篤のご主人に子供を合わせたい、と早すぎる分娩を望む安部さんを説得する由比先生。正常出産までなんとか永らえた旦那さんと赤ちゃんが対面を果たす時、瀕死のはずの旦那さんの目から一筋の涙が溢れるのでした。

4話では、サータアンダギー差入れ妊婦の真知子(マイコ)が出産。ずーっとラブラブしていた旦那(葉山奨之)も立ち会いで無事な出産を喜んで、いたって普通の分娩だったのに。出血は止まらず、意識は低下。いち早く搬送を手配し大学病院に送られ手術になるも……帰らぬ人に。出産ってそういうことがままあるんでしょうね。
夫の大暴れと母体死亡の影響で閑古鳥がなく由比クリニック。訴えると言われても、誰も悪くない。母体死亡は医師だって看護師だって悔しくて、二度と起こさない様にカンファレンスが行われ、由比クリニックでも対応マニュアルが作られるわけですが……だからって奥さんの死は諦めきれるものじゃありませんよね。
外で旦那さんに遭遇するアオイ。美月と命名された赤ちゃんを、一人で育て疲れ果てている旦那さんは、もう訴訟する気力もないそうです。帰宅後、美月ちゃんの泣く声に自殺を思いとどまる……のではなく。ミルクあげてから死のう、となる思考は傍目からは愉快でしたがw ミルクを作ろうとすれば湯沸かしに『冷水で冷ましてね』 布団に一緒に転がれば『添い寝は危険!』 その他家中に『無理しないでね』『泣いていいんだよ』と、亡き妻が残した大量のメッセージが、あまりにタイムリーに目に入る様子はもう半分旦那さんの夢なんじゃないかと思ったり。それとも奥さんは、実家にも頼れずに子育てするだろう未来の自分のためにあらかじめメモを張り巡らせていたんでしょうか。役にたちましたよ、それ。二人で育てているんですね……(涙)

どちらも涙なしには見られないエピソードでした。

そしてアオイの行動が、いいさじ加減に妙。不機嫌な安部さんがいくら怖くたって、萎縮もしすぎなら隠れ方もやりすぎでしょ。なぜ怒るのか、知りたいとは周囲に漏らしますが、いざ旦那さんの事情を知ったら知ったで、距離近すぎですよ(^^;;;;) そして、脳死の夫にも赤ん坊の声は聞こえるのかと問われると、戸惑いながらも

『聞こえません』

と教科書通りのお返事。そ、そこは『きっと聞こえますよ』と言ってあげるところでしょーと視聴者動揺しますが。あまりの嘘のなさに安部さんは苦笑して許してくれるのでした。

真知子さんの夫にも、悪気なくとんでもないものを手渡します。
出産直前、はしゃぎながら産院の壁を塗った日の旦那さんの注意書き&真知子さんのメモ。捨てずにとっておいた気持ちは素敵ですが、乳飲み子を抱えて、妻の死から立ち直ってない人に今見せるもんじゃないと、居合わせたアオイ母(酒井若菜)が顔をしかめますが、アオイは平然とメモを褒めるばかり。そこで泣いて同情するより、結果として旦那さんを救ったかもしれませんが……。

世間的には、大出血にショックを受けて辞めると言い出す看護婦さんや、『自分の子を産むのが怖い』とごちる沙也子先輩(水川あさみ)の方が共感力が高いと評されるのでは。器用に生きられず、世界は謎に満ちているアオイは今日も、瓶に入ったご遺体や、生まれてくる赤ん坊を前に
『命ってなんだろう』
と問いかけ続けるのでした。


「半分、青い」☆☆→×××

朝ドラ、実はずっと見ています。でももう辛いのです。偶にツッコミ入るなら愛嬌ですが、素でイヤおかしいだろ……とドン引きすることが増えてしまいました。

だいたい週末に、週の6回を旦那と並んで続けて観ます(^^)
旦那は片耳失聴で私は漫画描いてた時期があって。お互いにうんたらいいつつ、星野源のオープニングもとばさずに6回見てw 永野芽衣ちゃんが可愛くてねえ。そうか漫画家になりたいのかと、応援していたものです。
それがプロポーズ断った(ことになった)あたりから、ストーカーなど鈴愛の奇行に戸惑うようになり。断筆しての第二の人生だって暖かく見守っていたのですが……。クズとの結婚はともかく。離婚も……『映画を作りたい』ではなく『別れて欲しい』から持ちかける旦那がやっぱり酷いとも思いつつ。

出戻ってからの鈴愛は、ずっと「変」じゃないですか?
いくら実家でも、自営業で必ず居ると分かっていても。ひと言の連絡もなく子連れで住みにやってきて、営業中の店内でいきなり喧嘩を始めるって。地上げ屋の嫌がらせより酷いわ。そして、大昔のプロポーズを蒸し返したり『律を支えたい』って、はあ? 
どれもこれも、離婚話から即日泣いて帰って不安定というならまだしも、季節が変わるほど婚家に世話になってからなのに? そして実家でのんびりと家事もせず、むしろ娘の世話は家族に丸投げで楽チン楽チンと朝寝してるのに?
そのうち考えついた仕事は、雇われるのがイヤだからと2号店。元手は両親の世界旅行貯金 ← 鬼か。

そこからは、仙吉さんに五平餅特訓されて、速攻でマスター。拍子抜けしてたらなんのとこはない。開店したら習ってない弟子も焼いて客に出してるじゃん!特訓の意味ない~! そういう雑さが随所に見られてもうイライラしっぱなしなんですよ。 仙吉さん急死で、カフェの名前が決まらない騒動も長い。それより、やっと命名ができて喜ぶ仙吉さんが見たかったなぁと思ってたら、なんだ。カンちゃんから仙吉案を聞き出すために、人形に携帯仕掛けたかったんですねえ。その延長に、カフェのアイドル岐阜犬が喋るアイディアがあって、それが懐かしの糸電話を彷彿とさせ……って、待ってよー。

店名案は仙吉さんとカンちゃんと愛狐ココンタ3人の秘密だったのに、家中の大人が教えろ教えろと騒いで、知ってるはずのココンタまで『忘れた、教えろ』と言ってきて。気が付いたら店にはその名がついてるんですよ、非道くないですか。カンちゃん怒っちゃうのかな、と心配したのに、店名に反応する場面なし。そもそも「センキチカフェ」と聞き出してからほぼ登場しませんorz
律(目上を呼び捨て!)の家に上がり込み、病気のおばさんに歌をきかせ(迷惑…)、漫画借りてと、野放し状態を延々見せられた挙句に用済みですか。あ、ママお手製の岐阜犬と陽気におしゃべりしてました。喋るココンタの裏切が響いてないのかと。『世界はひとつ』『パパとは心が通じてる』などと壮大なことをよく語るカンちゃん、携帯電話のギミックなどお見通しのこまっしゃくれた子供だと思ってたのに、逆にあのお題目はお莫迦の証拠で、丸っと言われたまんまを信じちゃうってことだったんですか?
どんなに頼んでも、一度もお絵描きしてくれなかったママが描いた岐阜犬。カンちゃんのためじゃないんだよね……切ないなあ(その設定も、断るエピソードの積み重ねでなく『一回も描いてない』と言うだけ)

またその岐阜犬の中の人が、和子さんorz
開店時間内、ずっとスタンバイしてるの? 余命宣告された病人が? 殺す気か。仕事があると張り合いがあっていいわねーって、それは元気な人に言うことでしょ。

サンバのサトエリさんが来て、仙吉さんの五平餅の思い出を語ったというのに、センキチカフェで鈴愛のを食べさせるでなくお父さんが作っちゃってびっくりですよ。
てかね、五平餅ですよ。オープンに秋風羽織を呼ばないの?
てか、先生が癌だったことは忘れていいのかな?
忘れるといえば、ママが漫画家だったこともカンちゃんはもう忘れちゃったかな。
夫の映画が完成して、試写会もしたのに評価はなにか流れてこないのー??

律の嫁が敵みたいに描かれていますが、あんな変な幼馴染そりゃ警戒するでしょ。和子さんも、遺品を鈴愛から律に渡してとか、自分の死後の律が心配とか、嫁をないがしろ。ほんとこのドラマ、巣立って親と違うコミュニティを築いている子がいないんですよ……。

さて今週は旦那の出張もあって土曜を待たずに見ちゃったら、ほらやっぱり和子さん、岐阜犬中に具合悪くなっちゃってる(あのオープンスペースで浮気だ友達がいないだと、ぺらっぺら相談するのも不自然ですが)
その後イチゴを頼まれて買いに出た律くん、当然のように閉店後の「センキチカフェ」に入り込み(戸締りは??)売り切れ閉店を知らずに復活した岐阜犬に向かって、『あなたの子で良かった』を繰り出しますよ。う、うん。20代ならそれでいいけどさ。もうアラフォーで人の親だよね律くん。家に帰って直接言えよ、それ。その前に、閉店を知らせるシステムが無いとは、病人を待ちぼうけさせるのか最低だぞ鈴愛。

爽やかなオープニングの、無邪気で可愛い鈴愛ちゃんを見るたびに悲しくなるんです。平凡な日常に、明るい落書きで彩りを加えてくれたこの娘はどこに消えちゃったんでしょう……。

「ワンダーウォール」 ☆☆☆

京都発地域ドラマ。
とはいっても、観光客を呼ぶ京都らしさなどどこにもない、ヒリヒリと痛い青い物語でした。

ここに住みたい
と、寮で志望校を決めるなんてことがあるんですね。築100年を超えるオンボロもボロボロの近衛寮。もうどっからどう見ても京都大学の吉田寮ですw そして本家同様に、取り壊したい大学側と、補強で乗り切りたい学生側とが延々と折衝を続けているという図式。
自治を標榜し、なんでも話し合いで決める寮生たち。学校側とも延々と話し合い、良い返事をもらったと思えば撤回され、詰め寄れば責任者が倒れ。それでも、話し合いとは真摯に行われるものでその先には相互理解があると思っていた学生側はやはり無邪気だったのでしょう。時間も予算も有限なのですよ……。

学生の要望を受け取る、学生課。ある日そこに文字通り壁が築かれ、職員とのやりとりはガラスの壁越しに行われるように。そして、寮生の要望を受け流していたいつもの事務員さん(山村紅葉)ではなく、美女(成海璃子)が現れて応対します。すると言葉につまり、無言で立ち去る代表三船(中崎敏)動揺する生徒群の中、志村(岡山天音)だけが気づくのです。恋が始まった!……のではないことにw

廃寮の危機感に焦れ、寮の活動に不満爆発のマサラ(三村和敬)が1回生。記録係のキューピー(須藤蓮)が3回三船志村が4回? 学年が違ってもタメ口なので混乱します。しかしその、年齢や学年で上下を決めない『敬語禁止』が寮のモットーなんだとか。廃墟寸前の寮のボロボロ具合、その中でのやりたい放題には本当に驚かされます。き、汚い……。女生徒もいるとかマジか。私も寮暮らしはしましたが、さすがに個室に鍵はあったし、共有スペースにこたつも万年床もありませんでしたわ~。積んだままの本が旧字体、さすが築100年(^^;;;)いつからあるのw ゴキブリどころかネズミもいそうですよ。

でもそれぞれの理由で寮に惹かれ、集まってきている生徒たちはもちまえの小賢しさで自分たちの城を守りたいのです。
なのに代打の美女をきっかけに、『いつかラスボスと対決だと思っていたのに、最前列の小物が入れ替わるだけと気づいてしまった』という志村。その美女が、突然寮に現れたと思ったら、なんと三船姉だったそうですよ。美女の胸、でなく名札を見ていた志村だけは気づいてましたけど。そしてなんと卒業生。大学院まで行きながら、学問は諦めて派遣で事務員ですか……。そして裏事情を告げることには、寮の建替理由は安全などではなく跡地利用で。補助金を目当てに講義棟が建つことがほぼ決定、なんだそうですよ。結局金なのかー!
酔いつぶれたマサラは、寮を守れと誰かれ絞めあげては騒ぎ
『ここが無くなったら、行くところがない』
と泣くのですが……。金も力もない若造たちに、一体なにができるでしょう。
本の山が崩れて現れたのは、床の間と掛け軸。まさかのドレッド(若葉竜也)が慣れた手つきで茶をたてて、せめてもの一服です。全国から集まったか、京都弁など誰も話さない学生たちが見せた、京都らしさったらこの暁の茶事ぐらいだったでしょうか。

えええ、そのまま解決ゼロで終わっちゃいましたよ!
近衛寮はそれぞれの心の中に息づいて、9月には解体されて永遠にさようならですか。ラストシーンのごった煮楽団、三味線とトランペットとほうきとチリトリが合奏しカエルが合いの手を入れる楽しいイベントは一体なんだったのでしょうw いつもの地域発ドラマらしさはゼロでしたが、引き込まれて緊張感に息を飲みました。脚本は朝ドラ「カーネーション」の人だったとか、なるほど。
彼らのその後が見たいです。

「透明なゆりかご」2 ☆☆☆

自宅出産直後に自転車!前かごに嬰児!!
イタタタ…そりゃ予後が良くないわけです。産声をあげなかった赤ちゃん、もしかしてこの振動で息を吹き返したのでは……(^^;;;)

産院前に紙袋で置き去りにされていたのは、生まれたての赤ちゃん!とりあえず『しずか』ちゃんとアオイが命名し、世話する間に情が湧いてきてお母さん気取り。2週間後に、家族に連れられやってきた本当の母親(蒔田彩珠)が同じ女子高生と知り、しかも愛情も興味もない振る舞いに憤るのですが……。
思わず飛び出し、『しずか』ちゃんが妹として特別養子に引き取られた、その女子高生の家に向かいながら。案外遠いこと、途中で捨てられる場所なんかいくらでもあったことが流石のアオイにすら分かっていく場面ホッとしました。生きていて欲しかったから、遠い産院まで来たんだよね。
『望んでなくても、あの子は8ヶ月近くお腹の中でこの子を育ててきた。あなたはせいぜい2週間でしょ?』
と言い聞かせる先輩ナース(水川あさみ)も良かったです。
(しかし、大きな戸建の家。上品な両親。風呂場で産み落としてる、まさにその時にも母親在宅で声かけてるのに娘の出産に、てか臨月にも気づかず、相談もできなかったってそんな)

そして平岩紙は、芸名の由来にもなった色白を生かした持病持ち妊婦で蒼白。いろいろ悪化の可能性も指摘されつつ、妊娠を継続し……失明してしまった様ですが。透析はどうなったんでしょう。支える夫や義母に何かあったり、最悪生まれて来られない子だったらとか、授かった子に会いたい気持ちは分かりつつも、これ美談にしていいのかちょっと不安(^^;;;) 同じ状況で、産みたくない人が責められません様に。 

もう一人ザ・幸せな妊婦真知子(マイコ)が、誕生を楽しみにする夫と共にいつも幸せそうで、事情のある人たちの背景として描かれると対比で余計に可哀想に(^^;;;;) それともこの先、サータアンダギー妊婦に何か降りかかるんでしょうか。いやーん。
そして車の前に飛び出すアオイちゃん。妊婦の乗る車に急ブレーキ掛けさせちゃダメ!
命名に気を取られて、他の指示が聞こえない。作業中に肩を叩かれ、驚きすぎて周囲を驚かせる。そんな発達障害描写の一環の描写でしょうが、アレはお腹大丈夫だったか心配になりました(^^;;;;)
そしてJKの住所を知っていたのは、作中に描写なかったけどカルテ見たんでしょうねえ。それもダメ(^^;;;) 


「独眼竜 花嫁道中」☆☆☆

宮城発地域ドラマ。

仙台を舞台に独眼竜政宗を推すのは当然ですが。渡辺謙主演の大河ドラマ映像を何度も流し、主演は息子の渡辺大って反則ですw 顔だちより声が似てますねー。そして女装したところは杏に激似w そう、女装なんですよ。脚本協力サンドウイッチマン、盛大にふざけつつ震災復興も勿論とりいれてのいい話です。 麿赤兒の女装は、身のこなしがさすが! ヒロイン栗山千明も豪華ですね。

主人公は、街の酒屋の藤次郎(渡辺大)
伊達政宗公の大ファン。眼帯をつけて大河ドラマを真似れば、別人の様にシャキッと出来るのですが普段は内気で弱気です(^^;;;;)

町おこし会議でも眼帯パワーで、他所もしている武者行列でなく政宗の正室愛(めご)姫の嫁入り行列イベントを思いつきます。しかも自分が政宗、幼馴染ミキ(栗山千明)を愛姫にして、イベントの勢いでプロポーズしちゃおう(注:つきあってもいません)という迷案込み。そのせいの失言で女性陣が去り一般参加者もゼロに。仕方ない、とノリノリで女装を始める町長(麿赤兒)と町内会メンバーについていけず、もじもじ隠れるばかりの藤次郎に『堂々と女装の方がまだ男らしい』と呆れるミキ。でも実は、ミキに守られてばかりだった子供時代にも、一度だけ藤次郎がミキのために戦ってくれたことがあって……それを忘れずにいるミキだって、憎からず思っているようなのですが。急接近の大手酒屋イケメン店長(狩野英孝)になびいちゃうの?
アレコレ乗り越えての本番当日。何故か愛姫は藤次郎w 眼帯で気合を入れて行列を終えれば、迎えた政宗はこれまた何故かミキ!愛姫の扮装で政宗公になりきって求婚というダブル眼帯のややこしい状況ながら、うなずく政宗=ミキを赤い傘の下抱きしめる愛姫=藤次郎なのでした。そう、あの思い出の雨の日と同じ赤い傘の下で。

めでたしめでたし。

美容師ミキちゃん、趣味は剣道。美剣士栗山千明とは、高嶺の花感ハンパないナイス配役でした。でもせめて、普通にデートに誘えればいいのに。ミキの仕事中に美容院の入り口でプロポーズ始めようとするとか、内気以前の問題な気がします(^^;;;) その他ほんとダメなのに、政宗の様に眼帯をすれば途端に堂々とする藤次郎w イベント反対運動にも、甲冑兜をつけて大河ドラマのセリフ真似でなら立派に応対できましたけど。もう一歩、子供時代の思い出以上に、今好きになれるいいところを見せて欲しかったんですけどねえ。ミキちゃん本当にこいつでいいのw
サンドウイッチマンはノリノリで、伊達は町のパティシエさん。町内会会員で女装もするけど振袖にパティシエ帽w 富澤は女装の指導に来たオネエさん。ボケまくりツッコみまくりです。伊達が似顔絵ケーキ作ってきちゃ、落としたり顔つっこんだりで力作台無しですし。オネエを笑うのも今時どうよ感もありますが、やっぱり賑わいますよねえ。狩野英孝も含め楽しいゲストでした(そして、伊達のパティシエ姿。何かに似てると思ったら…そうだ「こぐまのケーキ屋さん」店長さんw)

花嫁行列に使う馬を探して、馬場もあの津波で流されていたと知る場面。政宗公の時代にも震災があり、見事な復興指揮をとったと語られる場面など、震災の記憶も描きながら、華やかな武者行列や記念館、蝋人形の紹介も忘れません。青葉城から政宗公がから見下ろす街並みも美しく、訪れてみたくなりますねえ仙台。
花嫁行列も、本当にどこかしたらいいかも(^^)


「R134 湘南の約束」 ☆☆☆

神奈川発地域ドラマ。
R(ルート)134は国道134号線のこと。横須賀から逗子、鎌倉、大磯、茅ヶ崎とサーフィンのできる浜をつないでいるような道路です。漁師もいるけどサーファーもいる。米兵さんに会いに来た恋人もいて……。

主人公のコータ(宮沢氷魚)は無気力で、仕事のミスもきちんと謝れずにクビになるような青年。
ひょんなことから、英語しか話せない老婦人マリア(ニーナ・ムラーノ)に借りができ
「この場所に連れて行って」
と、海岸に米兵が立つ古い写真を見せられます。

とりあえず連れ立って江ノ電に乗るも、着いたのは江ノ島の見え方が全く違う場所。帰りたがるコータを余所に、マダムマリアは誰彼かまわず写真を見せては、言葉が通じないなりに逗子だ葉山かもと、情報を集めてきます。
翻訳アプリを教えれば
“It’s like a magic! “
とはしゃぎ、写真の男はときかれれば、恋人ジャックと再会を約束したのだと頬を染めるマダムマリアの可愛いこと。でも「約束」が嫌いなコータはイラつき、ジャックは死んでる、Jack is DEAD! と声を荒げてしまうのですが、結局おんぶまでして探索につきあってくれる優しい子じゃないですか。

そして、竜宮城みたいなラブホテルに同宿w
歌いながらシャワーを浴びるマリアのシルエットに、必死に
『いや、まさか、ないない』
と何かを否定している様子はさすがに振り回されすぎで可哀想でした。大丈夫、マリアおばあちゃんすぐ寝ちゃうから(^^;;;)

実は葉山出身のコータ。
冒頭、連れ立っていた弟はその後コータのせいで磯で大怪我を負い車椅子に。負い目を感じたコータはもうずっと実家に帰れずにいて、浜で再会するもろくに話もせずに立ち去ってしまいます。
『壊れたら、戻らない』
と彼が約束を妙に嫌うのもそのせいですが……。ヨットも楽しんでいる弟さんは、もう前を向いてコータにも声をかけてくれたのに。

そして、マリアさんが事故で運ばれてご家族登場。
聞けば、写真のジャックとは無事再会し幸せな結婚生活を送るも、彼の死後記憶が混乱しがち。家族が住む日本に引き取られてからは特に、ジャックを探しに出て行ってしまうというのです。

何事かを決心したコータは、お孫さん(池田エライザ)の力を借りてなんとジャックに変身!髪も服も米兵スタイルにキメて、病室のマリアをバイク観光デートにエスコートするのでした。いやいや、夢うつつではコータとジャック間違えましたけど、同じ格好では逆に似てなさが際立つw でもでも、背中からなら。バイクに二人乗りの場面には納得でした。しがみつく暖かさは本当にジャックが戻ってきた様だったんじゃないでしょうか、メットや革ジャン(ジャックの遺品!)を撫でるマリアの表情が胸に染みました(やだ、書いてて涙が……)

そして、最後にコータが連れてきたのはまさに写真のあの場所。
風景に写真を重ね、大喜びのマリア。コータがいなければ多分たどり着けなかったことでしょう。でもコータにとっても『やり直せる』とマリアが思わせてくれなければ、二度と来られなかった場所。……弟が怪我をした場所。 
「連れてきてくれて、ありがとう」
と、コータから礼を言えば、マリアもまた “Thank you, Kota” と、ジャックにでなくコータに礼を言ってくれたのでした。借りを作った時の記憶も戻り、シャキッとしたようで良かったです(^^)

そして弟を訪ね、事故以来の何年越しだかで果たす約束のキャッチボール。
海風が爽やかに吹いていました。

リーゼントのバーテン三浦大輔、サーファーにベッキー。


「そろばん侍 風の市兵衛」1~3 ☆☆

元々は武士の出ながら、今は渡り用人(いわば派遣会計士w)の唐木市兵衛(向井理)が主人公。

1~3話では当主が心中をした高松家に遣わされ、すらすらと資産管理を明らかにしてきます。問題は、使途不明の借金50両。普通に考えれば心中相手の女に貢いだのでしょうが、調べるほどに怪しい事ばかり。家が取り潰しにならないのも妙なこと……と思っていたら、暴漢に連れて行かれた先は筆頭目付片岡信正(筒井道隆)の屋敷。
なんと信正は唐木の実兄で22年ぶりの再会だし、事件はまさかの阿片がらみで目付も隠密裏に調べていたとは!現代物刑事ドラマもかくやな展開にびっくりです。

天狗の子、と謳われたほど幼くして優秀すぎた市兵衛は、家督を継ぐ兄の邪魔にならないように父の死後すぐ遁走していたのでした。兄に密偵を頼まれるも、やはりお断り。権力とは距離を置きたい様です。
算盤だけでなく剣の腕も立つ市兵衛。侍が算盤とは軟弱、と初めは見下していた高松家嫡男頼之(鈴木福)ですが、すぐに見直されて頼られ、遂には父の敵(鶴見辰吾)を討つ手伝いまで!

初めて人を狙って剣を振るったのだろう頼之の決意と衝撃も存分に伝わってきた上に、市兵衛のサポートが的確でさりげなく、本人は一人で打ち取ったと思っていそうで素晴らしいです。

さて心中は偽装で借用書も偽物。高松家の面子も財政も立て直す道筋がつきました。
去る渡り用人唐木と、見送る高松家一同を、突風がなぶっていたのは撮影日の天候のいたずらでしょうけどドラマチックでしたねw

冷静沈着な唐木に向井理の配役が良いです。算盤を弾く唐木の指がきれい(^^) 未亡人としてしっかり唐木と距離を置く奥方(村川絵梨)も、算盤に夢中になって顔が近くてドギマギ…ですよね!鈴木福くんがいい感じに頼りない少年から、しっかりと後継の顔になっていきました。

口入れ屋の渡辺いっけい、奉行所同心原田泰造は引き続き出演でしょう。暗い話を明るく盛り上げてくれます。そうそう、敵方の中国武術家清に山本千尋。武術太極拳の腕前を存分に発揮してくれますよー。そこも楽しみ。

「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」2 ☆☆

学校勤務はブラックでやりがい搾取。非常勤講師は更に低賃金。
そんなお上が絡む問題に切り込みましたよNHK!もとい田口弁護士!
2週見てもまだ、田口が「弁が立つ」と思えず看板に偽りあり。ドラマがダメなわけじゃないのですが(^^;;;;)

ご近所との騒音トラブルにはガンガンと判例や法律用語を並べ、それでも不満なら診断書持ってきやがれ的木で鼻をくくった対応の田口弁護士。お、おう。相変わらず貫禄のない。
「誰だお前は」
とご近所さん(渡辺哲)が聞いてくれたので名乗れましたけど。下手したら生意気な生徒会長でも来た風ですよ(舞台が中学校でセーフw)そしてまた、穏便に対話や見学を進めようとしていた学校側の邪魔になる~。

その青臭さのまんま、教師の労働環境を知った途端に策もなく「やめろ」「変えろ」「休ませろ」とキャンキャン噛み付くわけですが……。教師って代わりを立てるのが難しいんですよねえ。「先に生まれただけの僕」櫻井翔校長みたいに、田口が教壇に立てるわけでも、部活の指導や引率してくれるわけでなく。いやいや例え出来てもそれは筋が違いますけどね。

実母の老人ホームへの引っ越しを、有給を諦めて徹夜で済ませたという宇野先生(佐藤隆太)
すったもんだで一旦は認められた有給ですけど、代わりの授業を引き受けてくれたのが、既にギリギリまで働いてる教務主任三浦(田辺誠一)では任せ難いですよね……(引っ越しの方を業者なり便利屋なりに頼めなかったのかなあ) 
上の我慢は下にも我慢を強いる、あなたは人の上に立つのをやめるべきと三浦を面罵する田口。でも華麗にスルーですってば。人さえ増やせればなんとかなるとしても、それを決めるのは現場じゃないのですから……。


昔話「桃太郎」の犬猿キジ労働がブラック、という視点よりも『国選弁護士はくじ引き』に驚きました~。名簿順に電話かかってくるとかじゃなくて、並んでくじ引くの? あと、非常勤講師より田口の年収が低いこと。そ、そうなんだ(^^;;;)

「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」1 ☆☆☆

スクールロイヤー制度。なるほど。

新米弁護士田口(神木隆之介)が中学校で、学校ならではの諸問題を法律で切りまくる!……はずが、そうそう上手くはいかない様です。
学校に弁護士。水と油。
信頼関係を元に穏便に済ませようとする教師たちと違い、刑法罰金でいわば脅す弁護士は、一旦は相手を帰らせることができても、後々のことを拗らせる……。米倉涼子「モンスターペアレント」でもあった切り口ですね。でも信頼だけで解決できない問題はどうするのか。

まだ法廷に立った事もない新米田口が、どう困惑し解決し、どう成長していくのかも描くのでしょう。いいですね。

甲子園での松井の敬遠。
最近でも四球で出塁狙いのバッターが激しく非難されましたよね、ルールの枠内で最大限努力してるだけなのに。そんなルール(法律)と教育のせめぎ合いに正解はない気がしつつ。

初回は過保護でモンペな母(堀内敬子)と、そんな親を見て増長している娘が問題。
絶対に手を出せないと分かっていて、担任望月(岸井ゆきの)に泥水かける、挑発する、友達の弁当を頭から浴びせる……。うわあ。せめて自分の弁当にしろや。ここまでのバカを、ぶっとばしたら悪者って、いくらなんでも先生が可哀想ですよねえ……。ギリギリの線で、弁当をダメにされた友達と、その親に謝れともみ合いになると、結局またモンペ母が学校にやってくるw
自分の娘がそもそもクズなことを、この保護者知っているのかいないのか。そこも知りたいです。クズだけど殴るな、なのか。うちの姫がまさかそんな、なのか(^^;;;)

30分1話があっという間に終わりました。田口が立て板に水で法律を語る度、ベテラン教師(田辺誠一)が
「滑舌がいいですねえ」

ってw 長々語った内容じゃなくて、そこかw


他ベテラン教師に濱田マリ他、校長に小堺一機。続きも見るでしょう。
髪型もスーツも垢抜けない神木くんや、可哀想な望月先生のいかにも大人しめなブラウスやカーディガンといった衣装が何気に気に入ってます。

「11人もいる!」でパパと息子だった田辺誠一と神木隆之介が、教師と弁護士ですってー。最近タグ修正で過去記事を読み返したばかりなもので、何かと感慨深いです。大学受験する高校生だったのにねえ神木くん。今でもCMでは高校生してますけどw


「真夜中のスーパーカー」☆☆☆ 

さながら「ナイトミュージアム」w 愛知発地域ドラマです。

ヒロイン白雪(山本美月)は、ナゴヤ自動車の新米デザイナー。
理想は伝説のスーパーカー、ナゴヤ2000GTなのに、世の流行は家族向け。あげく自動運転車部門への異動に、辞職を決意した白雪は、ナゴヤ自動車博物館所蔵の2000GTに最後のお別れにきたのですが……閉館間際、泥棒リカルド(上遠野太洸)が侵入します。 2000GT盗難を阻止しつつ、ナゴヤ車の素晴らしさを熱く語る間にうっかり時間が閉館を過ぎると……。

展示車に灯がともりエンジンが唸りだし、古い車たちが動き出すのです! 
2000GTの運転席には、レーシングスーツの男(唐沢寿明) 彼にレースで勝たないと、ナゴヤミュージアムに囚われたまま戻れない?? 

明日ブラジルに経つはずのリカルド、飛行機に間に合うのか。いやそもそも、不思議な空間から二人は脱出できるのか?


なるほど愛知県ったらナゴヤ、もといトヨタ。自動車産業をささえてきた車愛を感動的に物語ってくれました。

『国産車は欧米に負けない』
戦後のそんな証明(時代の要請!)のため、わずか1年で作られた2000GT。
他社の設備や技術を借り、価格設定は度外視。壊れるギリギリでの72時間に及ぶテストドライブ。高級な木の内装も、ハマヤ(ヤマハw)のエンジンを使ったついでのピアノ関連技術で、芸術品を目指していたわけじゃなかったんですねえ。

憧れの車相手に萎縮する白雪でしたが、元テストドライバーだった守衛さんや精霊wから学び、闇雲な2000GT崇拝から逃れた2度目の挑戦でなんとか、2000GTを下して現世に戻ってくることができたのでしたw

その間に、もう
「どんな車でもいい、だれかの気持ちに届く仕事がしたい!」
と、辞職する気なんかなくなった白雪。
リカルドも、実は祖父も2000GTに関わり仕事を愛していたと知り、ただ腐っていた自分を反省。新天地ブラジルでの努力を誓います。そして白雪に頼むのです。現場の労働者が「作っていてハッピーな車」にしてくれ、と。

それってどんな車でしょう。
お年寄りでも怪我しても動かせる。自動運転車? 心拍数も血圧も把握、人と語り合えるパートナーな車?(「ナイトライダー」って海外ドラマがあったよねw)、それとも空を飛ぶんでしょうかw

いやもう、トヨタ丸儲けなドラマです。
そして豊田市にお越しの際は、寄らなきゃいけませんね。自動車博物館に!戦後すぐは、戦闘機の技術で自動車を作ってたとは知りませんでしたよ。
唐沢寿明はリアルに2000GTオーナーだそうで、この撮影に参加してて楽しかったでしょうね(^^) 塗り絵応募作をバックに水木一郎氏が歌うエンディングも楽しかったです。

その他の愛知、セントレア空港や名古屋城を巡りつつ、明治村できしめんや豪華なモーニングを食べたりするかもしれないドラマも、また期待していまーす!

「越谷サイコー!」☆☆☆

埼玉発地域ドラマ。
「越谷には何もない!」と嘆いていたヒロインが、最後には「何もないけど、あるんです」と自信たっぷりに我が街を推すようになる。セオリー通りの展開とはいえ、楽しい1時間でした。

雑貨屋を営む祖母(竹下景子)と二人暮らしのヒロイン加奈子(佐久間由衣)は、母の離婚で9歳から越谷住まい。職場の住宅展示場では「のどかで便利で住みやすい街」と繰り返すものの、都会と比べたメリットは……安いことぐらい?
日光街道沿いの実家は蔵付きで大きいけれど住みづらく、なんとトイレは外! そんなある日、物音がする蔵で鉢合わせたのは……泥棒?いいえ、ご先祖の伝蔵さん(佐藤二朗)だったのです!幽霊かーいw

もうそこからは佐藤二朗が大活躍で飽きませんね。
なんと祖母も子供の頃から見えていて、馴染みだという伝助さん。お殿様から預かった櫛を失くしてお手打ちにあい、幽霊になって蔵で櫛を探し続けているという悲しい来歴の割にご陽気で、参覲交代で越谷が栄えた仕組みを紙芝居(祖母作?)で説明してくれたり、蔵を離れてお出かけも出来ちゃいます。

伝助さんに今の越谷を見せようと回る、レイクタウンのショッピングモール、カフェ、高層マンション。家康御殿跡ほか史跡、イチゴ狩りw 
初めは、蔵を売り飛ばしてのカフェ改造狙い。伝助さんに引越しを承諾させようと連れまわしていたのですが、後半祖母の余命がわずかとわかってからは、伝助さんを連れてのおばあちゃんが行きたいところツアーに(涙) 地域発ドラマの影の見どころ、名所名産紹介がどストレートに盛り込まれておりました!
食事は取らない伝助さんですが、仏壇に供える高杯に乗せると味はわかるんだとかw スタバの抹茶パフェ的なものに感激して叫びます。
「越谷、サイコー!」
って甘味が1番でいいんですかw レイクタウン前でヨットにも乗っちゃいますよ、幽霊がちゃんとライフジャケット着込んでw 

市内ツアーの足は、加奈子の幼馴染でタクシー運転手の三ノ宮くん(飯島寛騎)
見えない伝蔵を紹介されて怖がりはするものの、空間に語りかける加奈子や祖母を全く否定しない優しい人です。彼も史跡に同じ名字があったりと、ご先祖様をなんとなく受け入れる土壌があるものなのかも。それに……大好きだから! って、あの古い家が?それとも加奈子が?w
いわくの櫛も見つかって、さあ伝助さんも成仏ですかね。

祖母亡き後も、ご近所さんがたむろして店番してくれて雑貨屋は続いていきます。「なんで越谷?」と詰問してきた若夫婦(今野浩喜&吉澤ひとみ)もどうやら市民に加わる予定。何もない街越谷に、新しい歴史を加えるのは貴方!だそうで、見たら住みたくなる……かもw

☆加奈子のコートが可愛かった……! グレイ地に白い鳥と黄色の。 haupiaとsanpoコラボ、カモメと松ぼっくりのコートだそうですよ。再注文あるみたい、欲しい(><)


「弟の夫」1 ☆☆☆☆

まずタイトルが秀逸。
たった3文字にして「ん?」と二度見せざるを得ない違和感w そして原作を活かしたキャスティング最高でした。

カナダで同性婚をしていた弟リョウジ(佐藤隆太)が死亡。
双子の兄弥一(佐藤隆太二役w)は複雑な想いで葬式にも行けず、弟の「夫」だというマイク(把瑠都)の訪問を前に落ち着かずにいた。

ドラマは、まだ幼さの残るリョウジ少年のカミングアウトの場面から始まるんですよね。いつも通りのサッカー遊びの最中、オレ彼女ができたぞ羨ましいだろーってな兄弥一に我慢できずに
「僕はゲイだ」
と宣言して走り去ったことで気まずさが生まれ、以来ろくに話もせずに今日まで……。
確かにいきなり「夫」に訪ねてこられてもさぞ気まずいでしょうが、天の助けで弥一には小学生の娘カナちゃんがいるんですよ!天真爛漫なカナちゃん可愛い~。
「カナちゃんのお父さんの弟の、旦那さんだから叔父さん」
という、タイトル同様に途中から性別がねじれた説明に疑問符いっぱいw でも「親戚」と納得したらもう全力でなついてくれますw 男同士の結婚に
「そんなこと出来るの~?」
と素直に驚けば「出来ます」とマイク「出来ないよ!」と弥一w 
カナダでは男同士でも女同士でも結婚して、子供ももてるのね(余談ですが、海外生殖医療に興味持って調べた時に企業は需用頭打ちの高齢者不妊者から高所得同性婚者をビジネスターゲットに移してきていて驚きましたよ)
また、大人はきっと思っても口に出来ない質問が
「どっちがお嫁さんなの?」
これはどっちも旦那さん、ハズバンド同士なんだそうですよ。なるほど。

風呂場で鉢合わせたマイクの裸体にあせる弥一。弟がこいつに抱かれていたなんて……て胸中複雑なわけですが、対等にハズバンドなら逆の可能性も…   ←と、つい下世話になりがちな思考も、清涼剤カナちゃんで中和w 焦点はそこじゃない、愛と家族の話なんですってば。

畳に布団で寝られて嬉しい、と明るく振る舞うマイクですが、まだリョウジを亡くしてたったひと月。亡きリョウジの部屋では人目を偲び床を撫でながら泣き。行きたい場所は観光地でなく、リョウジから聞いた近所の遊び場ばかり。カナちゃんと遊び、酔って帰れば瓜二つな弥一を抱きしめて泣き崩れる様子に、弥一もマイクをお客様でなく、弟を愛してくれた家族として受け入れ出すのです。

しかし弥一は大人ですから、ご近所の人にマイクを誰かと問われれば
「弟の、友達です」
と答えるのですが。カナちゃんは、まっすぐにマイクを受け入れた分、お友達にもそのまんま紹介しちゃってますよね。男同士で結婚したの!ってw その辺の揉め事は次回以降に。

弥一の元妻(カナの母:中村ゆり)も来て、ちょっとホテルで休憩したりしてw 家族にはいろんな形があるんですね。 

「あったまるユートピア」☆

兵庫発地域ドラマ。
概ねの舞台は城崎温泉です。でもまさかのシリアと兎w

かばん職人のヒロイン伊織(倉科カナ)が、温泉に浸かってぼやく冒頭。かばんの街豊岡で修行の日々の疲れを、城崎温泉での出会いが癒してくれるのかなーと思っていたら物語は思わぬ方向に右往左往していきます。
☆ネット小説をパクる女子高生
☆ヒロインの兎、逃亡死亡
☆ダンサーの妻はシリア人
正直、詰め込みすぎでわかりにくくなりましたかね。

実は神戸の震災で両親を亡くしている伊織。
「死にたい」と口に出来ずに小説に思いをこめ、ネットにあげたまま忘れていつの間にか10年。訪ねる予定の城崎で、その『死んだらやりたい放題で、案外楽しいじゃん!』という小説「楽園に行こう!」が高校演劇になっているとはなんの偶然なんでしょう。 でも脚本に困ってネット小説にアイディアを借りた女子高生蓮(堀春菜)の方は、仲間に脚本を褒められ困り、代役で出演を迫られてまた困りで、なんと当日逃亡。上演は中止にorz
一方、城崎でひとり所在なさげだった外国人ララ(アヤカ・ウィルソン)は、遊人(渡辺豪太)に城崎が甚大な被害を受けた90年前の震災を教えられ、内戦で荒廃した出身地シリアに重ねて復興を願います。

女子高生と、大人たちと、外国からのお客様と。接点がなさすぎる人たちがすれ違う鄙びた城崎w
かの有名な志賀直哉「城崎にて」にもちなんだ生と死/居場所/生きているうちに、と段々と重なりが出てくるまでいろいろ戸惑います。
ララの夫(アンドリュー・エルフィンストン)がダンサーなことで城崎国際アートセンターも紹介でき、さらっと英語で道案内する遊人は世界を巡って地元に戻ってきた魚屋(と、ここでも生と死) 神戸だけでなく城崎も世界から人が集まる街だと印象付けられる……のかな。分かるような分からないようなw あ、でもダンスは素敵でした。
妄想の舞台は楽しくて、亡き兎とも再会!そんな皆が「死んでよかった~」と口々に叫ぶ物語に、蓮が現実に戻ってくる場面を付け足してくれたことで、伊織は生への肯定を強く受け取ります。もうこれは蓮の作品。そして、逃げたことを謝るなら
「生きているうちに」
と若者の背中を押すのでした。←と、なるための中止だったんですねえ。でも無事上演させてあげて欲しかったです。


そして亡き兎の毛皮付きの手製カバンを、ララに託す伊織。世界をめぐるダンス公演と共に、兎も世界を飛び回ってくれますように(って、実は兎生きてたので、あの毛皮主はいったいw)

風情ある城崎の橋や町並みと同じぐらい、カニの爪オブジェもインパクトありましたね!

「女子的生活」1 ☆☆☆

志尊くん、お化粧すると永野芽衣に似てる……!
トランスジェンター「ミキ」を志尊淳が好演。旦那は「NHKもここまでやるか」と驚いていましたが、逆にスポンサーのいないNHKだからできるドラマなのでは。珍しく小汚い町田啓太くんもいい味出してます。

戸籍は男でも、いまは職場も含め常に女性として暮らしている小川幹生/ミキちゃん。そのアパートに、高校時代の同級生後藤(町田啓太)が転がり込んできて騒ぎが始まります。
「もしかして小川の……」
恋人さんか、姉なのかってw 元々の知り合いなら、恋人かは抜きで似てる=姉?に行って欲しかったですけどw 見覚えのある癖に、やっと本人と気づく後藤w  がさつで鈍いよw 女装=ホモおかまゲイ? 泊まったりしたら妙な関係に……となっちゃうところもダメダメに失礼(^^;;;) そこを笑顔と舌鋒でやりこめて常に優位に立つミキちゃん女子力高すぎるー!

一泊だけのはずが、戻ってきて頭をさげる後藤に出した交換条件は……。


合コンw
でもミキの狙いはなんと女子の方なんです。きれいで可愛い娘と、女同士イチャイチャしたいのだとか。わかるようなわからないような(^^:::)  とにかく、後藤と同居しても何もないことだけは了解ですよね。

合コンに集まった可愛い娘ちゃんと、一見ただの褒めあいをしながらも品定めしあい、言葉の裏を読み合う様子は、さながら火花散る戦い!えええ、これが女子力? 男子は総じて鼻の下伸ばしてるだけのバカに描かれていますけど、女子力スカウターで計測されたら私もそっちか、せいぜい褒められて喜ぶだけの巨乳ちゃん程度です(^^;;;) つ、辛い。

作中ではミキちゃん、買い物や合コン程度の接触なら100パー女性扱いされてます。流石にサイズ感が大でそれは……とツッコミつつも、仕草もスタイリングもちゃんと女の子で、声も無理ない線ですからね。高身長美脚の女性、と世間は扱いますよね、そりゃ。じゃあ元男性なことは内緒かというと、そんな葛藤の時期は過ぎたのだそうでオープン! 同僚は皆、戸籍が男性なことは分かった上での女子トークですよ。雇用側も、働いてくれりゃなんでもいい派w 多少ブラックとはいえ、いい職場じゃないですか!

しかし特殊な性癖ゆえに「彼女」は望めず。
合コンで意気投合した娘とも一晩の遊びで満足と自分にいいきかせ、ヤリ捨てかとまた無遠慮に口出す後藤につい、老いて女装もキモくなったら相手にされないから今だけなんだと未来への絶望をさらけだしてしまうミキ……。
じゃあ俺、応援する!と、ガサツなりにいいところをみせた後藤は、じゃあどうするんでしょう。別の合コンでもセッティングしてくれるのかな?あの意識高い系セレクトショップの彼女(小芝風花) との仲は発展するのかな?

とにかくミキに幸せが訪れますように。


「たからのとき」☆☆

福岡発地域ドラマ。

舞台は博多から2時間の山あいにある東峰村。『とうほう村テレビ』が村の紹介番組をつくることになり、普通のお母さんたから(寺島しのぶ)が住民代表ディレクターに。慣れない取材や撮影に奔走し、生放送のスタジオで大失敗をしながらも仕事の楽しさにのめり込んでいくたから。遂には、娘みのりの大学受験懇談をすっぽかしてしまい……。

と、働く女性と家族の問題でいくのかと思いきや話はちょっと違う方向に。たからは懇談のやりとりを全く覚えておらず、みのりの勘違いとまで言いながらカレンダーを見ると、自分の字で予定の書き込みが。なんと若年性健忘症と診断されてしまうのでした。
えー、盛り込みすぎではw

家のことがおろそかになったり、学校でからかわれたと反発する娘。番組で家族の思い出を語ったことも、プライバシーの侵害だなんて小難しく怒るわけですが、父親の助言できちんと見返した母の番組は優しさと村への愛で満ち溢れていて……。
生本番に現れない母を、村じゅう総出で探し回るなか、みのりの足は自然と家族の思い出の場所へ向かうのでした。

ほら健忘症に触れずともドラマチックなあらすじじゃないですか(^^;;;) 
もちろん家族のことをやたら語ったり、思い出の地に取材に行く動機は『覚えておきたいから』ですし、いい大人が本番に来ないからと即大騒ぎしたのは家族に病識があるせいでもありますが。東峰村の自然と寺島しのぶの貫禄で、別に大きな病気を絡めなくても十分に行けましたよね。 それとも、失われていく記憶を絡めたら、若年性でない健忘症を抱えるご本人やご家族にと、より広い共感を得られるだろうマーケティングだったり?
濱田貴司氏の音楽も良かったです。

また撮影直後の豪雨で東峰村もひどく被災され、このドラマが貴重な記録になったそうです。復興のドキュメントが併映されていました。

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