めっちゃ既視感。
怒鳴りちらすばかりの刑事……昭和!黙々と調査する法医研究員には凄惨な過去が。遺体を見ちゃったヒロインは肉を食べられず。それでも『こんなの初めて観た~凄い!』とハマる誰かは常にいるでしょうから、面白ければいいんですけどね。怒鳴るボス刑事に寄り添う部下(矢本悠馬)が一輪の花のごとき癒しですw あ、ビニール手袋が紫なのは斬新w

そんなわけで、バラバラ遺体の手首がどーん(アイドルイベントで見つかる意味ゼロだったじゃん……)

法医研究員の主人公真野(錦戸亮)は、付着した珪藻の種類云々で流域特定はできているのに虎丸刑事(船越英一郎)には告げず警察は見当違いを捜索。真野は新人ノンナ(新木優子)を伴って当該流域へ。お花を摘みに(隠語w)行ったノンナが残り部位を発見します。

同僚からも「おたく」と揶揄される真野。本来担当でない遺体探しをしたように、普段から過剰にお仕事する人だそうです。だったら、虎丸に怒鳴られようと『絶対◯◯川だから!』と怒鳴り返しておけば、大勢の捜査員が無駄な川底さらいせずに済んだのに~。その後もずっと、「刑事のカン」優先の虎丸から必要ないと怒鳴られながら、周辺の微物を集め勝手に花のDNAだ種の同定だ親子の火傷の痕を照合だと検査を続け…… 初めは仕方なく補助していたノンナでしたが、
『ほんの数日前まで、君と同じように生きて楽しんでいた』
と真野に指摘されて初めて、被害者女性にも未来や希望や人生があったことに気がついて……。えーっと。そんな覚悟で科捜研に。

というか、周囲が変人扱いする真野がむしろ一番まともに見えませんか。
赴任初日でバラバラ遺体とご対面、食欲をなくしたノンナ(解剖実習とかしてきたはずですが、不意打ちの他殺体はまた違うのね)の歓迎会を焼肉屋で強行する科捜研ご一行さま。ノンナがえづいてるのにスルーで、大声で死臭がどうこうって(^^;;;;) 真野の仕事バカを笑うのに、自分たちも仕事に慣れきって周囲に配慮できてないじゃないですか……個室とって下さいw 被害者の名前間違いを真野が指摘するのも、よくあるエピソードとはいえ大事です。そして、真野の決め台詞らしい
「気持ち悪い」
は、根拠なしの妄想を刑事が語る(しかも長いw)ことへの拒否。常に真実のかけらを求めているそうですよ。それ変人どころか、科捜研のお仕事直球ストレートど真ん中じゃないですか~!

結局バラバラ事件は、DV義父(吹越満)と口論の末かと思われたものの室内水回りからルミノール反応はとれず。真野の提案で外廊下を調べることとなり……血痕が途切れた先は(って灰皿で殴られた傷、床に滴るほど出血してたのに普通に歩いて帰ろうとしてたんですか!)なんと隣宅のドア。 盗聴していた隣人が、守ってやるとか抜かして引き込んだ末に殺害という、刑事のカンにまかせてたら絶対分からなかった犯罪でしたよ。ほれ、謝れ虎丸。

今のところヒロインの影が薄すぎ、カニ食べると腹下す情報しかありません。それが真野の薫陶を受け立派な法医研究員になるんでしょうかねえ。あまり興味湧きません。で、真野の家族大虐殺と、刑事部長に就任した千原Jrに何か関係が。犯人かなw