ゲスト平岩紙。
実写化を演じる場合の役作りなど、今日は無駄話少なく矢継ぎ早に質問を繰り出すMC蒼井優です。台詞への反応、表情など全部みえるところが漫画は面白い、と紙ちゃん。でも忠実に原作に寄せる場合もあれば、読まずに演る場合もあると。作品次第だそうですよ。その区分けが知りたいかな。
ところで紙ちゃんが綺麗なんですけど!普段ドラマ等で見かける平岩紙となんか違いますよ、ふんわり巻き髪が美人さん。え、こっちが素なんですか?

選んだマンガはサメマチオ「マチキネマ」
前回のSFアクションから一転、家で妄想しつぶやくだけの主婦のお話です。しかしこれが結構深い。
「離婚してくれ」
と言ってきた旦那のためにアイロンかけてるんですから。しかも微妙に足りてない枚数から、別にもう洗濯する女がいることに気づいているという。

結婚もまだなのに離婚~と紙ちゃんも優ちゃんも自分でつっこみながらw その心理を探ろうとします。噂や相談で聞こえてくる話は通常、夫か妻かどちらかの意見。自分に都合のいいことしか伝えていない話だろう、というわけで。双方に経緯を聞ける場が欲しいと頼んだ結果は、なんと。離婚式でした!
新郎新婦でなく旧郎旧婦と司会が呼び、思い出のスライドはツーショットからそのうちソロになりw ラストは外した結婚指輪を叩き割る等々という儀式、聞いたことはありますが、ホントになんで人を集めてするんでしょう(^^;;;) しかも放映されて消えるワイドショーでなく、連ドラ枠の作中で。下手したらDVDボックスに残るんですよ。参列した平岩紙と蒼井優と共に! あ、そう考えるとちょっと嬉しいかな、いやいや複雑でしょ。
そしてその旧郎旧婦で語る、離婚までの歩みですよ。
期待って相手にだけじゃなく、自分にもするんですね。こうしてほしい&こうでありたい、その理想と現実のずれがお互いに大きくなっていったのだと、当の相手を前に淡々と語られる元ご夫婦。うーん、どうにかならなかったんでしょうかねえ。ならなかったから離婚式してるんですけどねえ。当惑しながらも、道を探っていく女優さん二人。これってこの先の仕事にめちゃ活かせますよね。離婚する役カモン!

そして平岩紙の演技を合成した漫画が、一風変わってました。 

離婚を切りされ、号泣……は妄想で、『って、すればいいのかな』と他人事のように評しながら淡々と家事をこなしていくんです。クスリと笑わせながらも、モロヘイヤに代表される旦那エピソードが結構クズで。
「いいじゃないの、モロヘイヤ。うちも食べるわー」
的なフォロー台詞を、旦那の同僚女性からかけられて気付いたんですって。献立の文句を会社で言いふらしていることに。うわ(^^;;;;) 
腹いせに『棺桶をモロヘイヤでいっぱいにしてやる~』と、旦那の葬式での仕返しを妄想する奥さん、可愛いじゃないですか(しかも実行するためには婚姻続行が必要……)それこそ「高台家の人々」でだったらテレパスでエリートのイケメンから求婚されそうな楽しい人なのに。結局離婚、するんでしょうか。

原作読んでみたいです。