嬉し恥ずかし新婚生活☆ ……をすっとばして1年後orz
「ふ、福子さん」から「福子」「お前」に変わる途中も見たかったのに~。まあ1年たっても十分ラブラブで、義母鈴からの「体が弱い」「子供はまだか」攻撃だけ遠い目でやりすごしての、嫁姑ならぬ婿姑ホームドラマが繰り広げられております。そして天王寺空襲、疎開。

朝ドラ史上1親切な疎開先、上郡村は素敵なところ!
萬平の遠縁はあたたかく、きれいに掃除された離れに歓迎されご近所に野菜ももらえて囲炉裏で煮炊き、近所の川には魚をとって遊ぶ子供達。天国ですか。ただし離れに電気は通っていなかった……のに、早速特技を発揮した萬平さん、電柱から直に盗電で灯はともすわ、川で感電漁はするわ(^^;;;;;) 子供達の人気者になり、大量の新鮮な川魚を囲んでまた婿姑コントも観られましたが、村の大人からは注意される一幕も。それで電気を扱うことが周知され、村で重宝されるのか……と思いきや、そんなことはありませんでしたね。むしろ

『謝る理由がありません!』

と意地を張るとは、萬平の意外な一面をみてしまいました。いや福子を想ったら一途、戦時に兵器を作らない、憲兵に屈するぐらいなら死んでやる、と頑固の片鱗は見てましたけどw この時代兵役にも行けず、のんびり療養だけ期待されて手持ちぶたさな中、やっと発揮できた才覚を否定されたように思えたのかもしれません……。

その後も見た目には穏やかにスローライフ。腹膜炎で死に掛けたときは村人総出で心配され、さすがの鈴でさえお百度踏んで。峠を越えたときには皆に無事を喜ばれて。二度目の赤紙でやはり戻されても、誰に馬鹿にされるでもなかったのにね。鈴以外には。まさかの機銃掃射をきっかけに

『俺はなんの役にも立っていない』

と絶叫、咆哮、慟哭する萬平さんにこちらも驚愕。そ、そんな風に思っていたなんて……。そしてこの週の、平穏で事件の少ない幸せな田舎暮らしそのものが長い長い前置きになっていただなんて。やはりことあるごとに虚弱だ、情けないとチクチクいびられ、家長は自分と言い放つ義母がいて、激痛で苦しんでいても兵役逃れの仮病扱いにされたら、いくら温厚な人でも募る鬱憤がありますよねえ……。

それでもいい、貴方に生きていてほしい、『お国のために』は兵隊以外の道でも尽くせる、と励まし、寄り添う福子。なんかもう、夫婦といえどもこのご時世にその密着、人目もあるのにいいのかしらとハラハラしつつも、ふたりの絆に見とれる名場面でした。

しかし本当に今週は鈴さんが濃かったですわ。
全力で婿下げ、子作り連呼、夢枕の咲のお告げを振りかざしての疎開拒否(^^;;;) ラブ全開の新婚といて、軽んじられてる気になるのはそりゃ分かりますけども、婿と競って福子を取り合わなくても……。そして萬平の伝手で上郡に疎開できて良くしてもらってるのに、その親戚に萬平の愚痴を言っちゃだめでしょう~。挙句、咲のお告げが『これで福子も未亡人ね』とブラックになったら、途端に仰天して否定。福子の婿を、萬平さんを助けてくださいと神頼みに励むところは憎めないのですが。近くにいたらしんどい人だと思います……(^^;;;;;;)

そんなわけで、今週は医者を呼びに山越えて走ったぐらいしか活躍してない福子(上郡町トレイルラン福子杯の開催をぜひ!トレイルラン好きの旦那とエントリーしますw)次週は鈴さんを押しのけて、もっと話を動かしてくれるでしょうか。舞台はもう東京に戻って、戦後になる様です。
食べ物に執着する心の闇を、役立たずだと卑下した心の傷を、癒す発明を萬平はできるのでしょうか。そうそう恵さんは牧さんとご結婚でしたよ。先に兵隊に行った野呂さんは、復員してそれを知るんでしょうか~!!世良は、義兄たちは無事ですか〜!