原作懐かしい〜古すぎるでしょうw
でもその泥臭さが案外心地よいです。人情とお節介がモットーの探偵社は、まほろ駅ならぬ下赤塚駅前。かなり無茶な依頼も受けちゃいます。てなわけで、初回の依頼は深田恭子……と思わせておいての伊藤淳史。

『亡き娘に似た子を探して欲しい』という父親(伊藤淳史)
愛する妻子が事故にあい娘が即死して一ヶ月、昏睡から覚めた奥さんに娘は死んだと言えず、会いたがっているから……とは泣かせる話じゃないですか(><) それでも湿っぽくならないのは探偵二人、五郎(瑛太)とグレ(森田剛)の持ち味ですね。こんなの探偵の仕事じゃないとぼやきながらも頭をひねっての、子役オーディションは愉快でした。
そして公園で似た子をみつけるも、孤児で難しい育ちのその子には「早く死ねばいい」天国で会える、自分も死にたいと身も蓋もないことを言われてしまいます。でもそこは知性より人情な五郎さん。子供相手に土下座までして、危篤の奥さんの病室に『元気な我が子』を連れて行くのです。すると、もう目も耳も……と言われていたのに反応する奥さん。
「ママ、死なないで」
と、いつの間にか依頼人と一緒に泣き叫んでいる替え玉の娘。それが目の前の知らないおばさんにでなく、生きていて欲しかった自分の亡き母への言葉だったとしても……泣かされちゃいました(><)

その後、やもめになった依頼人がその子を正式に引き取った……という情報には、ちょっとそれ、どうなの、と戸惑いましたが。女傑所長(山口智子)に、缶チューハイに実は焼酎でなくウォッカが入ってるのを例に

「偽物でもいいの、酔えれば」

と締めくくられたら仕方がない。子を亡くした<親>と親を亡くした<子>が、死んでいくお母さんを騙した共犯者として一緒に暮らしていくのはwinwin、ですよね。親戚が騒いでも何をしてくれるわけでなし。 しかし同じバレエ教室にいれてるのは、周囲が混乱するでしょ(^^;;;;) 同様に、今までの家に住んで同じ小学校に通うのも、替え玉、偽物というより『幽霊』扱いになりそう。是非引っ越しはしてほしいですね。


次回からはいい女深キョンが登場!メロメロな探偵たち、どう転がされるのでしょう。楽しみ~。