鑑識に仕事をさせてあげてください……w

動物の骨の中から人骨を見つけた標本士九条櫻子(観月ありさ)は、博物館の新人館脇正太郎(藤ヶ谷大輔)を急き立てて森へ向かい、白骨死体をみつけます。骨からわかる特徴で、遺体の性別年齢、死因をどんどんと推定する櫻子を警察は怪しみますが、本人は全くとんちゃくせず。どこでも踏み込み、事実だけを告げ、ついに真相に迫ってしまうのでした。

櫻子さんの変人っぷりが全てですよね。
前髪がシシド・カフカ並みのギリギリラインでデコも眉もみえない観月ありさ。輪郭もシュッとして見違え、ツン9割で骨とケーキに1割デレる姐御を好演しています。

骨を愛で、骨が褒められると喜ぶ美貌の変人科学者vs常人館脇くん。
本来視聴者は館脇くん側なのでしょうが……私は『動物の死体を煮て骨を取る』側、生物学部出身なのです。本棚に骨の写真集も、冷蔵庫が骨と動物の死体でいっぱいの人の本もありますよ。なので櫻子さんの方に親近感。さすがに死体の歯のお土産は要りませんが、ドラマのあのきれいに横たわる白骨には、なんで指先齧られただけで……と思ってしまいますね。もっと食べるでしょう。原作では土中から指先だけ出てたとか?
推理も雑ですよね。
生前の部屋からベラドンナが消え、現場にポツンと咲いていたからって、イコール自殺になる意味がわかりません。顎の骨が折れた状態で、鉢抱えて遠くの山まで死にに? それにベラドンナの毒は錯乱して嘔吐窒息するそうですよ、遺体が見苦しくなって嫌じゃないかな(そう、最後苦しんだのにきれいに仰向けの白骨死体変なんですよ。誰かが整えないとああならないでしょ) もしくは、妹や恋人が無理に食べさせることだって出来ますよね。

あ、ベラドンナ触った指を食べたからキツネ死んだってことなのかな。左手中指だけどw キツネには効かないかな。

と、ツッコミどころありすぎですが肝はそこじゃなくて。
『先入観は、見たいものしか見せなくなる』
という櫻子の持論でしょうね。

遺体の女性が知人、三島多香子だったとわかるなり「優しい人だった」と感情に溺れる館脇は、それは願望で根拠がないと諭す櫻子を
「人を人だと思わない」
と責めますが、
「それはお前も同じだ」
と櫻子。そう白骨も人。多香子と分かる前の遺体を気味悪がった館脇にそんなこと言う資格ないですよっと。そんな対極にいた二人が思い直して歩み寄った1話。この先もっと相棒として共に過ごし、互いに影響を与えあったり、もっと館脇が役に立つようになったりしますかね。

そして「少年!」と呼ばれた館脇が「館脇正太郎です!」と名乗ると、画面にひらりひらりと舞う桜w あれ、何か過去に因縁でも。