原作をチラ見しちゃったら、娘さんが健気でホロリ。感想書きにくくなっちゃってましたけど、とりあえずは一話見た感想を。

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透明な天井、の主張に苦笑。
人種や性といった変えられないことでなく、学歴によって評価に差があるのは単に区別でしょ。ここまで明確な差に、ぶつかるまで気づかないのが逆にすごいよねw
なので、阿部サダヲは好きでもこの中卒仲間とつるんでクダ巻く父親は好きになれなかった一話。でも間違いっぱなしで気にもしない母(深田恭子)と違って、主人公信ちゃん(阿部サダヲ)はきちんと調べられる子。『誤認逮捕』が5人を逮捕じゃないって知ってるしw すぐに検索、正解を調べる習慣があり娘にもそれを教えてるなど学ぶ下地はある人なのかも。
一方で、エリート社長の家庭では同じ小五の娘が成績はいいけど、誰にもそれを見てもらえずに家政婦さんが作り置きしたご飯を一人で食べている……って、こりゃ先々
『エリート=冷たい=不合格』vs『貧乏=愛いっぱい=合格』
の短絡的な図式がくるの?

そんなわけで、信ちゃんは中卒の不動産屋。
人間学歴じゃねえよと、大卒の部下に仕事を教えるはずがタワーマンションを買いに来たお客様と部下は同窓生で盛り上がる。
「貴方はどこ大学のご出身?」
「中卒大学です!」
自虐ギャグは大滑り(^^;;;) 挙句に担当を部下くんに変えてくれろとクレームまで入り、駅前の賃貸営業に回る羽目に。それも大事なお仕事ですが、格落ち感は否めない上に赤ん坊を抱えた夫婦は
「私たち高卒同士だから、この子も大学なんか……」
そういえば信ちゃんの大工の父親も中卒、妻も中卒。親のひいき目には賢い小五の娘も、このまま中卒で、中卒の旦那が働かずに家の金を持ち出して、食うに困って万引きで捕まる未来がああああああああ!と悪夢に飛び起きる(^^;;;)  無料の全国模試や、塾のお試しテストを受けさせても当然芳しくなく、今から頑張れば東大だって行かれないのかと聞いて失笑されて逆ギレ。そんな子は頑張らずに100点ばっかりとってるのよ……。
でも娘本人もね、このままだと未来が限定されることに気づいてしまったのかも。『誤認逮捕』を5人と思ってる友達と離れて走り出し
「私、勉強する。中学、受験する!」
と宣言。じゃあ自分が教える、自分も一緒に勉強するんだと決心した信ちゃんと娘の二人三脚が始まろうとしているのでしたー。
うん、頑張れ。

いくつになっても学ぶ姿勢は尊いし、向上心は大事。しかし何もそれが中学受験である必要は全然ないと思うのですが。私立中学の学費を払えるのか君の稼ぎで。
学費だけが高いのでなく、そういう学校は平気で修学旅行が海外だったり、制服がやたら高額だったり、同級生の小遣いが万単位だったりするのよ。公立中学でいいじゃない……と一旦は思いましたが、いやいや小五で既に基礎が怪しい娘ちゃんは、今ここで盛大に詰め込みなおしておく必要は楽かにあるのかも。その結果を確認するための中学受験は、有効かな。
でも私立に行く必要はないと思うぞー。


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と、合格のその後を心配してもやもやしていたのですが、現実では父親がまとめた『親子で中学受験体験記』が売れて(こうしてドラマにもなりw)売り上げが学費になるようでめでたしめでたしw ドラマでは学費諸雑費問題はどうするんでしょう、触れないかもねw このドラマ見て、突然子供の尻を叩くフォロワーは印税は真似できませんから大変ですね。


2話と3話はまだ録画未視聴のまま。

これをプロ野球選手目指す話に置き換えたらさ、のちの名選手ならもうリトルリーグでエースだったり日本代表でハワイ遠征している小五の時点でキャッチボールもできてない奴に、パパも頑張るからお前も頑張れなんて酷だと思いませんか。それでもトライしないより、最低限キャッチボールができるようになれば世界は広がりますが。
深キョンは最高可愛いのだけれど、もう見ないかも……。