びっくりするほど仲良し母娘。
娘美月(波瑠)のデートを母(斉藤由貴)は尾行し、美月も職場のトラブルを速攻ラインで母に相談……お互いそれで幸せならご自由にどうぞですけどね。美月は円形脱毛症に。
母がなりたかった教師になり、服も母の好み通り、インテリアも母のサインを察知してまるで美月の意見のように提案する、ずっとそれを当たり前だと育ってきたけれど、やはりストレスなのかも。母が趣味にしているスーパードルフィー(精密人形)がまるで娘の波瑠そのものを閉じ込めているようで不気味です。また祖母と母は不仲で、そこでは母は今も支配される側なのもイヤンな感じ。音楽がホラー系ですよね。

そしてついにほころびは生じ……。

母の助言通り不登校の女生徒家庭を訪問するも、休みがちと聞いた途端に母親は我が子を殴り罵倒する。手土産の菓子さえも嫌味にとられ呆然と帰宅する美月だが、笑顔の母に「どうだった?」と聞かれれば上手くいったと応えてしまうじゃないですか。
また、家の新築で出入りするハウスメーカーの松島(柳楽優弥)を気に入り、デートをすすめる母。松島の母親が鬼籍で、姑がいないのがポイント高い模様ですw 気乗りしないまま初デートに臨む美月でしたが、貴女とお母さんの好みって違うでしょ、と言い当てられて動揺。思わず彼の手を掴んでしまうなんて……(またそれを母は双眼鏡で見ているなんてw)

しかし松島も誠実とは言えないタイプ。なにしろ『お名前がうちの母と同じで他人と思えなくて~』が得意のセールストークで、どの客にもなんですよ(^^;;;;) めんどくさい母娘とわかったら速攻逃げそうですよね。

美月が自我に目覚めて独立し、脱毛症の治る日がくるのでしょうか。母は追うのでしょうか。ほとんど空気な父親(寺脇康文)が実は社内でクビ寸前なことは、どう影響してくるんでしょう。見守っていきたいです。

これ娘を持つ母は皆、ドキドキしつつ自分たちと違うところを探すでしょうねw 我が家も娘とは仲良い方ですけど、服やインテリアを勝手に決めてお気に召してもらえる自信はゼロです(^^;;;)まして結婚後も同居とか勘弁だし。娘も『いつか赤ちゃん生まれたらお正月は見せに来るねー』と言ってますよ、核家族で自分も祖父母との距離がそんなだからw

松島の同僚、壇蜜もいい味出してます。そのうち絡んでくるのでしょうか。