外した、松原くんが紙袋外した~(クララが立った調でw)

なんと最終回は松原くん側からのナレーションで始まります。初めての電話でゆいこが恋に落ちたように、松原くんだってゆいこの声に胸トキめかせていたんですねー。

甘酸っぱい青春ドラマを最後まで見届けてキュンキュンですよ。ちょっと肌とか若返ったかもw
この話の良いところって、皆きちんと話をしているところかと改めて思いました。
顔が見えないだけに、相手の声や仕草から想いを読み取ろうとする<分かろう>だけでなく、<伝えたい>もしっかり描いていて、凡百の恋愛ドラマが安易な盛り上げに使う悪手
『強がって誤解される』
『勘違いのまますれ違い』
てなことがありませんでしたよね。

会長とゆいこ、松原くんと幼馴染嬢の2組が外で出会っても『あの二人はつきあってるんだ、もうダメだ』とか『やきもち妬かせてやれ』的な逆ギレもなく、単に合流してまた2組に別れてw 会長はちゃんとゆいこに告白してお断りの返事を爽やかに受け、松原くんも静かに他の人(ゆいこ)への想いを告げて無問題。この、まずちゃんと話してみる手順を省いて揉めてるドラマ多すぎですよね。

さてその松原くんの「大事な話」から一度は逃げたゆいこでしたけど、翌日には(授業休んでw)再度屋上でお話し合いにトライなのです。きちんと素顔で……と紙袋に伸びる松原くんの震える手を、そっと包み込むゆいこの手。
「私の 好き に紙袋は関係無い」
今じゃなくていい。でもいつかそれを取るとき、横にいられたらな…… だなんて、可愛いぞー!!!!

そしてニコニコとお付き合い、朝待ち合わせて、昼メロンパン買って、夕方一緒に帰る日々の幸せの中、やっぱり不安になっていく松原くんの背中を押すのは、ライバルだった生徒会長じゃないですか。漢だね!
曰く『お前の気持ちは体に出てる』とw 
外したら周りの人間はどう変わるのか、と考えて、なにも変わらないかと思えたとき……ついに彼と世界を隔てていた紙袋は役目を終えるのです。顔は映らないけど!
その辺りはずーーーーーっとゆいこの表情のどアップです。驚きを抑えたり、見つめあってることに照れたりする松原視点のゆいこちゃんがまあ可愛くて可愛くて、この幸せ者~な松原くんがどんな顔なのかはこちらの想像にまかされての終わりで文句ありませんでした。

机の上にピシッと積まれていた未使用紙袋のストック、もう要らないんですねえ……w

ラブラブ松原&ゆいこの横で、親友同士もいい感じになりそうで良かった良かった。第二ボタンを請われて(学ランだと心臓に近いから第2ボタンなのにブレザーでもそれ言うんだw) 上着ごとあげちゃう生徒会長も、幸せになってほしいです。


ちなみにエンディングに松原くんのボディ役名が初めて出ました。永井響、顔の映らない理不尽な主役を難しいのに好演していたと思います。いつか別のドラマで、覚えのある背中に出会えるのかもしれません!