2話、特別養子縁組に申請のため、まずは里親認定に四苦八苦。でも最後に子供から手を握ってくれます。
3話、里親に。『試し行動』に苦しみ縁組を断念。思い直し、再度迎えに行った夫婦にハジメ(と名付けた)は歩み寄り、また手をとってくれたのでした。

もう毎回泣かされてます(><)
そして毎回ダンナがうざいですよねえ。
「ピアノを聞かせてあげる!」
と言ったら立ち上がって、ついてきた。なのにピアノに直行せず遊園地行っちゃうってさ、信次は超善意で最大限サービスのつもりでも、約束と違います。ボートに乗せられながらも、男の子はイライラしてたのかも。夫婦そろって注意をそらしたわずかの隙に失踪です。ああああ (子供の失踪は経験ありすぎて、ドラマでみてても胃が痛く……orz)
場内呼び出しをしようにも、男の子に名前がないw
『ハーフパンツを履いた、男の子が……』
なんてざっくりしすぎの迷子お知らせが徒労すぎてもう、絶望。しかし、彼らには奥の手があ~る。広場にはお誂え向きのピアノがイベントに向けて一台セッティング中。常識人の美奈だけならまさか実行には移せないところを、強引にマイウェイな信次はぐいぐいと妻を座らせて、まあいいからと弾かせてしまうのです。と、本当に木陰から現れるハーフパンツ妖精、もといあの子。

ここで脱走を叱る美奈が
「この人は絶対にあなたを裏切らない。そんな人の手を離しちゃダメ」
と教える場面は……美奈自身も、そう思って信次の手をとり夫婦になったんだなと思えてとても素敵な説得でした。それに応えて男の子が握るのが、まず美奈の手なところに笑い、次に信次に伸ばした手が、ほら江口洋介がデカイから子供の手がますます小さく見えて……うるうるっ。

里親認定のための聞き取り調査では、夫婦の間の隠し事があれこれと明るみに出ます。
美奈の職業病の痔(レッスンって座ってしますしねえ)はともかくw 美奈の母が自殺だったこと、その時手を離したことをずっと気に病んでいること……。小さなハジメの手をとる今は大きな美奈の手も、当時は大きな母の手に握られた小さな手だったのに、可哀想に。
なのにまた信次は「なんで言ってくれなかったのー!」とグイグイ来るんですよ!ウザいよ、言えなかったんでしょうよ。なのに自分は自分で、事故で父と兄を亡くした時の母との揉め事をむにゃむにゃと誤魔化すんですよ。大したことじゃないって、そりゃこっちのセリフだー!
ついでに言うと、美奈が子供の世話をしているとニヤけて『お母さんっぽい』と喜ぶのも、時間の語呂合わせ以上にウザいんじゃとずっと思っていたら、美奈からも文句が。ですよねえ。
しかし信次はある意味、 美奈のフリーダムな父に似ているし、美奈は信次の母にクールなところが似ていそうです。家族や夫婦ってそんなものなのかもw

そして里親認定がおり、夫婦とハジメは3人で暮らすことに。
「これからの方がもっと大変」
と児相の堂本さんがあれこれ予言してくれていたように、ハジメは『試し行動』を律儀に開始。パンと海苔しか食べず、ジュースをケチャップをソースを床に撒き、タンスの中身を放り、そっちを片付けてる間にこっちにまた……orz うわあああああ、と毎度トイレに向かって叫ぶ美奈ですが、これってむしろ狭い個室で声が響くのではw せめて流して音でごまかさなくていいのでしょうか(^^;;;)
もう家中匂うは腰は痛いわ痔も悪化するわw
でも止めても怒ってもダメ、本人が納得してやめるまで見守るべきですって。そこで記念に写真をとる信次……orz

自分もこんなことした?とJKの娘。うんしてたしてた、ただし0歳1歳の頃にね!
どれも赤ちゃんなら、見てない大人が悪いね、あらあらダメよーこぼしちゃったねーで済ませるようなささいなこと。それが5歳じゃ冷蔵庫も上の棚も手が届く、力も強い、ダメと分かっているはずなのにするから腹も立つでしょう。黙って見守るなんてどんなに辛いか……(ちなみに障害のある息子の問題行動ならやはり、騒がず反応せず淡々と処理するのが鉄則ですが。それでもまず止めるしダメと教えることもするわー)

そんな修羅場に、わざわざ親戚を集めハジメの披露パーティをサプライズで目論む信次。こ、こいつはどこまでウザいのか……(^^;;;)
またそういう時に限って問題行動はひっこめて大人しくしていて、それも腹立つよねw 折り合いの悪い美奈父も呼び、どうせ来ないと思ったら来ちゃうし。ピアノが好きと聞いて弾いてくれたら、美奈の父との唯一の思い出の曲「白鳥」で、思い出通りのことをハジメにも語ってるのもおそらく嫌なら、ハジメがいい子に連弾を始めたのもしゃくにさわるでしょう。せっかくの祖父と孫との交流を、声を荒げて遮る美奈が大人げないですが、そうさせたのはお父さんなわけで……。

もう限界、信次がこの子の親になるなら別れるとまで言いだす美奈に、折れて養子をやめようと決める信次。え、そんなあっさり?
翌日訪ねた施設でもハイハイと受諾。美奈の言い訳は中途で遮られ、怒られもせず。堂本さん曰く、特別養子制度は親のためじゃない、子供のためにあるのだから次の受け入れ夫婦を決めるのが先で、美奈を叱るなど時間の無駄だと。なるほどです。そして養子申請の取り下げに別室に向かった信次でしたが……。
後日、我に帰り愕然とする美奈が施設に走ると、なんのことはない。信次は手続きを保留していたのでした……!カーッとなった妻に何をいっても無駄で、落ち着けばきっと気が変わると完全に行動を読まれていましたねw 信次、なんてまたうざ……GJなの!

そして「帰ろう」と呼ばれたハジメは小さな手を差し出し……。今度は一緒にジュース撒くぞ!という養父母の変なテンションを察してか、もう汚しまくりは卒業したのでした。していいなら、しないんだよねw

その次は四六時中ママにべったりが始める模様……。
一日中抱っこにおんぶ、昼寝もママの上で!って2歳児でもかなり辛いのにねえ。また大変です。そうやって育て直して、初めて喋る言葉はなんでしょうね。初めて呼んでくれるのはいつでしょうね(過去に喋ってたかも分からず、障害がないとは限らないのでは。本筋とは外れるからそんなことないでしょうけど)