通りすがりの人の病名も妊娠も、そしてこれから犯罪を犯す昂りも、すべてお見通しのスーパードクター現る!
しかしそんな異能の為頼先生(西島秀俊)、何故かしょぼくれた町医者です。

駅前で包丁を手に暴れる犯人を、まだ何もしてないのに察知して通報するのは衝撃的でした。被害最小限で取り押さえた後は一番の重症者を的確にトリアージ。肺の傷も、超初期の妊娠も、まだ医者にかかってない持病もテキパキと伝えて注意を促すという大活躍です。 すごい設定だわー。しかし自分の腎盂腎炎は誰でも知りたいでしょうけど、超初期妊娠は嫌ですよね。刺されたのきっかけになんて知りたくないし、未婚か既婚か誰の子か、条件次第ではめでたくないですし(^^;;;)
で、そんな超人がいますよって話なら「ドクターコトー」「医龍」「Dr倫太郎」と各科まあ医者モノにはありがちな話なわけですが。このドラマがちょっと違うのは、そこに目をつけた刑事早瀬(伊藤淳史)がいたこと。

ただ自然死で処理された女性を、主人公にみせて判明したのは中毒症状(これは鑑識がわからなきゃダメなことだと思うけどなー!)、そしてあれよあれよと言う間に、女性の隣人の薬物合成、大量殺人目的と、事は大きくなりコンサート会場での犯人捜索に協力を申し出る為頼医師。見事犯人をみつけ、取り押さえますが……。実は先生が本当に気にしたのは、まるで犯人さながらの症状を呈する早瀬のことだった模様です。

為頼曰く、『犯因症』。
血管が浮き出て白目がなくなる異相……、気持ちわるーい(><)

悪を憎むあまり、ついやりすぎてしまうらしい早瀬。正義のためなら、犯罪者の側に簡単に一線踏み越えそうってこと?
もうこれだけで随分お腹いっぱいなんですが、他にも『犯因症』が見えるらしい医師(伊藤英明)やら、禿頭の中村蒼、一家殺人をしたと言い出す金髪の女子患者(石橋杏奈)
と、まだまだ具沢山。為頼が大病院から町医者になっているあたりも亡妻にからんでなにかありそうで……満腹満足か胸焼けするのかw


しかし為頼、能力が高すぎて一目で見抜く故、ドクターショッピング患者には『きちんと診察しない』と不信感を持たれてしまうのも皮肉w
とりあえず来週も様子みます。
superflyの主題歌が印象的。