ある日、突然のパニック障害発症。
本来は休職なり、勤務時間を減らして対応してもらうなり、職場の理解を求める道もあったはずなのに。見栄っ張りの主人公(北村一輝)は、転職でもするかのように辞表を出してきてしまいます。家族にも相談しないまま……。
元々日本中を旅して回るお仕事、海外企画も目前なのに通勤の地下鉄にも乗れず、出世列車からも途中下車。
人一倍有能だっただけに、ショックだったんだろうなあ。
隠さなきゃと思うが故に、余計に辛かったんだろうなあ。
でも、見栄で内緒にされた家族も辛いし、妻(原田知世)も似たもの同士で黙ってパートを増やして倒れる始末。
家族なんだから、もっと一緒に悩もうよ…
そんな時救いだったのが一人息子の樹くん(松田知己)
あんなキリキリして有能な父親の子とは思えないのんびりふんわりした子でw
無理に電車に乗った父に、 飴あげて「何味でしょう?」とクイズw いい感じに気がそれて発作が弱まったりして。海で遊んだり、実は学校を勝手に早退してきたんだとわかるところも良かったわ~
そして父子で登山旅行 (^^)
いままでは、可愛がりつつも仕事仕事ですれ違っていた父親とゆっくり過ごす日々。強くてなんでもできるパパから、実はちょっと弱いんだと打ち明けられるパパになって、絆は強まったのかも。
でも
「病気になって、かえって良かった」
と、主人公が言っちゃうのはまたぞろ強がりだよねw
「ならなかった方が良かったよ」と奥さん
「そうだけど、それでわかったこともあるし」な主人公
そんな二人が手を取り合ってのエンド
パニック障害についての啓蒙あり、安易に励ましたり解決したりしないところも含め良いドラマでした。
カウンセラーの野際陽子も良かったな (^^)
いやあ、「途中下車」の意味が、よ~くわかりましたよ!
パニック障害だったんですね。。。(^^;
自分も、あそこまでひどくはありませんが、似たような症状になったことがあったんで、よ~くわかるドラマでした(汗笑)
>飴あげて「何味でしょう?」とクイズw
なるほど、マスカット味の飴をなめれば、よかったのかぁ(笑)
気を紛らせる事も、大事なんですよね。
知らない間に終わってる、のが一番のようです。
>学校を勝手に早退してきたんだとわかるところも良かったわ~
こういう問題を含めて、子供は、存在自体がセラピストのような感じがしました。
・・・「お守り」とは、いい表現です。
2人のセラピスト(理論派?の沢渡と実践派の樹)がいたんで、灰島さんも鬼に金棒でしたね(^^)
レジや床屋で症状が出て、逃げ出したくなる気持ちは、よ~くわかります。けど、一度逃げてしまうと、後になって、逃げたことに頭かかえるんですよね(^^;;
よ~く作られてると思いました。。。
以来、心理系に興味を持つようになりました。連ドラ見てるのはその一環かも~(笑)