いわゆるパニック・ムービー。


東京都心を襲う雹、地震、津波!

ほらこんなに大変なことに!…って、企画制作当時はともかく、3.11であの押し流される家々を生中継で見てしまって以降の私たちには、シミュレーション的な映像はもう響かないですねえ。


元レスキューの主人公(伊藤英明)が地下鉄の浸水に巻き込まれ、奇跡的に娘さんとも巡り会いながらも閉じ込められて救助を待つ、と。そしてタイトルの『252(=生存者あり、救助を待つの符丁)』を外に伝えようと、柱を2回・5回・2回、血豆がつぶれても叩き続けるのです。


研修医、韓国女性、大阪サラリーマン、主人公&聾唖者な娘、の5人が食料も無く居るのは、今はもう封鎖された地下鉄ホーム、幻の新橋駅。つい最近バラエティ番組で見たばかりの地下あるあるで、ちょっと嬉しくなっちゃいましたよ。東京の地下って怪しい構造物が多いって都市伝説みたいに聞きますよねーw

しかし旧新橋駅で喜ぶマニアはメンバーにおらずw 喧嘩だ輸血だと他の事で時間を取られて、案外525を叩いてない時間も長くてハラハラしましたよ。なにしろ未曾有の巨大台風が迫りつつあり、浸水した地下鉄構内は死屍累々、地上も被害甚大。居るか分からない地下の人をレスキューになんて来そうにない状態ですもん。

地上で取り乱す妻が、やはりレスキューの義兄(内野聖陽)に娘を早く助けろと迫る場面はむかつきます。捜索禁止命令も出てるのに、お義兄さんに死んで来いと?せっかく娘さん(絢音)は可愛いのにー。喋れないので笛で助けを呼ぶ場面のけなげさや、誕生日プレゼントを取りに戻る時の笑顔がたまりませんでした(^^)


お目当ての西村さんは気象庁の課長さん。

地震→メタンハイドレート→海水温上昇→巨大台風! という桶屋が儲かる報告を受けて、うーんまあ保留ねって対応をしちゃう普通の上司ですよね。スーツ姿が素敵w 温水さんと共に、最近より髪の量が多くておおっとなりましたw