笑って泣いて。

障害者たちの噛みあわない会話がまるでコメディで、あったかくなりました。その分、訪れる不幸に泣きました。グループホームが舞台の、笑って泣ける映画なんだってよ!と、障害者家族の会メンバーで見に行ったので他人事じゃなくて、もらい泣き必至。

…でも全体としては納得いきません。


本当なら、いろんな人に大切にされて楽しく暮らしていける筈の娘さんだったのに(貫地谷しほり好演)

舞台のグループホームも、古いけど吹き抜けや庭が気持ち良さそうな素敵な居場所だったのに。

「オレじゃなきゃ」「オレが居なくちゃ」

と囲い込んだ結果、身動きとれなくなってちゃダメじゃないですか(竹中直人も好演だったけどなー)


まあ、ネットでの評判をみたら皆さん胸を痛めて障害者の現状に興味をもってくれた様なので…啓蒙には成功なのかな。でもやっぱり物語の中で、他の道を示して欲しかったです。寮母さんの台詞に「一言言ってくれれば」とあったけど、そんなご近所助け合い以外の選択肢ね。

この映画を見た若者が将来障害のある子を持って、『親子心中上等』な結果だけ思い出したら悲惨じゃないですか。これが「実話」でも、イコール「正解」じゃないってことは一緒に伝えておいてくれないと…。 成人の障害者も、案外街で普通に暮らしてますよ。全員犯罪者やホームレスになってるわけじゃないからね!
(例えば子どもさんが自閉症と診断されて思い出すのが「レインマン」だと、なんだかやっていけそうな気がするでしょうw)



なので、観賞後、家族の会でくっちゃべったことを下にまとめて書いておきますのでご参考まで。

そして逆にそこでは黙ってたけど、漫画ファンとして黙っていられないのは、あの掲載誌。違うでしょー!!

いっぽん先生のあの作風なら、青年誌。モーニングかアフタヌーンっぽくしましょうよ。何故マガジンみたいな少年誌w 表紙の遊戯王みたいな絵がいっぽん作なのかとびっくりしちゃいましたよ。 


↓ここから具体的にああすればこうすれば満載w↓


☆脱走は、本人に中古GPS携帯でも持たせればいいのに(障害者割引もあり)

☆てか、あんなに脱走される施設の責任を問え。契約先を変えるべき。

☆障害者=ダサイ服って腹立つ。うーやん妹は兄にオレンジでオシャレさせて。

☆娘の障害の為に定職につかなかった発言が意味不明。

(小中学校に養護学級も特別支援学校も、放課後サービスだってある。シングルで障害児育ててる社員なんて普通にいる。ショートステイでもガイドヘルプでも居宅支援でも……本人の介護度が低くても父親も病気ならいけるいける)

☆障害者の兄が原因で破談。それは現実問題あるかもしれない(ご近所に侵入してカレー喰ってる兄だし、イキナリ馬乗りで殴り掛かって謝らない謝らせないし。周辺で聞き込みしたら評判酷そう)しかし、35才兄を妹が引取るとかありえない。職もありグループホームで自立していた環境からじゃ逆行w 自分の子どもたちには絶対させたくない選択。

☆人が減っていって閉鎖になるグループホーム、もったいない。

 昼だけも受け入れるとかいっそ人数を増やして補助金額を増額、雇用人を増やして、と拡大経営をして欲しかった。運営側が医者って、夜間でも安心なイメージで近所にあったら預けたい。

☆橋下愛がうるさい。

 知的障害者の近くでは優しく喋って欲しい←他人にそう怒鳴っている橋下愛が一番うるさかった(「あまちゃん」で彼女に、無口でたまにキレると怖い役をさせているクドカンは使いどころを分かっている)
☆後見人制度を利用する(←親の死後、障害者年金などの収入や身の振り方を責任持って見守る他人を自治体が世話してくれる、らしい)


うちのも失踪癖があって、お金の価値は分かってない模様です。それでも刑務所や公園で暮らしてる将来を心配したことなんてない…のは、私が死にかけてはいないからでもありますけど。1人で育ててきたんじゃないんだから、まさかの時にもきっと誰かが気にかけてくれると信じたいからです。 
障害者福祉は無駄遣いとかって流れになりませんように。障害者を安心して託せる社会じゃなかったら、自分が老いたり傷ついたりした時に暮らせないもの(><)