泣きました。


実家の葬儀屋を継ぐ話、などと事前の番宣で耳にしていてもっとノウハウドラマ的なものをイメージしてました。最近立場上お通夜お葬式への参列が多いし勉強に見ておこかな、とか。山ピーと榮倉奈々なんだし、ひょっとしてドタバタもありかなぐらいの適当なイメージで見始めたら全然違いました。

自殺か事故死か?

「きらきらひかる」や「ヴォイス~命なき者の声」を思わせるような真実を探る展開です。それも、主人公は当事者なので知りたい動機が自然です。


ブラック気味な居酒屋チェーン店の社員山ピーが、ノルマでぎゅうぎゅう締め付けた翌日に雇われ店長(設楽統)が屋上から転落。自殺?自分のせいで??


『葬儀屋の人が亡くなった状況を知りたいってー』

で、警察があんな簡単に調査内容を教えてくれるのかは謎ですが、そこはそれ、合コンで知り合った榮倉奈々が実は警察の人で担当になったしw(先輩がデュークw) 榮倉刑事と現場にあたるうち、ボールを拾おうとして落ちた可能性も出て来てホッとする反面、ただ手を伸ばして落ちる再現映像があまりに間抜けでやりきれません(><)

霊柩車に親指を隠す、レジに飴を置く。仕事で接していたときには見下していた優しさの価値に、だんだんと気づいて主人公が変わって行く過程にも胸を打たれました。そして

「自殺の筈が無い」

と、言い切る主人公。自分が楽になりたいからなら最低ですけど、あんな親思いの優しい男が母1人残して自殺をする筈が無いと言われては母も、チェーン本社を恨む気持ちが溶けていくのでした(実は山ピーが社員だと知りつつ、葬儀屋として泳がせていたとはw)
「ありがとう」
と言われる葬儀って素晴らしいです。 


そこで、亡き父の墓前に捧げられるのが小学生の頃の作文です。

「僕も葬儀屋になってパパと働きます」的な。

それきっかけでイジメられて嫌うまでは、理解していたんですね葬儀の、父の仕事の大切さを。ううう(><)


閉める筈だった実家の葬儀屋を継いで……、でもこれでめでたしとはいかない模様です。

亡くなった店長の子どもには「恨んでやる!」と言い捨てられ、身元不明のご遺体を引き取りに行けばそれは、面接を後回しにして帰ってもらった青年。

えー、第2話も自分のせいで死んだかもしれない男の死因調査?この調子で毎回死亡が絡む事件に巻き込まれて行くの?榮倉刑事の大事な人が死んだ話もする?いつもの家出でいない兄もこりゃ生きて帰ってこないのかも……と、いろいろ怖い考えになりつつも2話も見ます。

上で全然書いてないけど父死亡にあたっての兄妹家族の話も良かったです。
それとバナナマン設楽が好演!「ダーティママ」の児嶋といい、1話ゲストに芸人さんを使うのがトレンド??w