うーん、いろいろ腹が立って治まらないのに終わっちゃった。

「優秀なものを劣等なものが排除」
という言葉でイジメを正当化していた月本。それを何故いけないかと問われても、まあびっくりしてすぐに応えられなかったんでしょう。あとから
「誰にとっての優秀か、どう決めるのか?」
と解答を繰り出す先生ですが、遅いって。すぐさまぶっ叩いて俺さまの方が優秀だ文句あるかーとぶちのめして欲しかったのに(無理 ^^;;;)

でも、薄々察したクラスメイトが「お前だろ?」と詰め寄るのに、当のいじめられてた子が黙ってるのは何?先生もお茶を濁すのは何?なんでいじめたバカを守ってやらねばならないのか。
お前が私をいじめた、とはっきり指摘も出来ず、さりとて皆の前で許す、友達に戻りたいとも言えない被害者にまで腹が立ったりして、困りました。

更に、何故か走って解決することに。
生徒が交代で伴走するのはなるほどで、最初は青空相談室が微笑ましかったけど、大会運営的にはかなり迷惑(6時間超えるゴールタイムも 笑)且つ多分規定違反。先生が足に怪我してるなんて余計な演出もあって終盤はろくに会話出来ない状態までボロボロに。いくらメロスにしたいからって。更に、それをみた月本が素直に感激&反省。エー。

好きだからいじめた的理論をまた展開してくれちゃって、バカで同じ高校に進学出来ないから駄目って何それ。ただ嫌いか、相手の美点を認めた台詞ならともかくー。ああこいつはこの先の人生も、勝手に執着した人間が自分と同じ道を選ばないからといって嫌がらせをするのかと嫌な気持ちに。

そうだ、教師を辞めさせられるかもというプレッシャーもあったのですが
「お前等は永遠に俺の生徒だー!!!」
というストーカー紙一重の絶叫があまりに面白くて吹っ飛んでしまいました。

せっかくのいい素材を、味付けを濃くしすぎて微妙にしてしまったような。
例えば副担任も悪意をむき出しから一転、熱烈支持者になっちゃって辟易でした。主人公養護の熱弁を振るわれる程、君が言いますかと思ってしまうし。DVやイジメの問題も、痛みが分かる先生なのはいいのに、その先の解決策が結局マラソン??

ツレは毎月のマラソン大会参加が趣味。ついに感化された私もちょっとずつ走り出し、先月参加して楽しんできたところなだけに、走るとすっとするのは分かりますけどー。見てただけの人にそんな特効薬みたいに効果バツグンて。

それより、目を閉じて歩いてみるの、怖いですよね。相手を信じないと、手を引かれて走るなんて出来ませんよね。
それを生徒が感じてみる演出もなく、一緒に走る展開になったことも残念。

奥さんと子供は超可愛かったです!