手堅く面白かったデス。

誰でも目にするあの画面の向こう、通販番組のドラマなら「ツーハンマン」がありましたけど、更にその先”苦情処理係”を舞台に持ってきたところがまずナイス。

24時間営業、なんでも売っちゃう。その分だけネタがあり、苦情とドラマがあるわけですねー。

で、そんな電話(受注も苦情も)を受け付けるコールセンターは本社ビル内でなく、人件費と家賃の安いド田舎にあるわけで。
イケイケ売れ売れでやってきた営業部の青年が、
「どっかにあるらしいよー」
と言ってたその部門にとばされてきてドラマは始まります。
おっとり好青年な小泉孝太郎が、クレーマー相手だと無礼者になっちゃう。お坊ちゃまらしく現場を知らずにヘマをする、怒られる、ヘコみつつも現実に目を開いていく。はまり役な感触です。
田舎が圏外→私用電話、24時間交代勤務で夜間も誰かいる→セクハラ疑惑広まる、の流れも細かく気が利いてます。

謎の女、青山さんとやらにミムラ。
彼女の笑顔が大好きなんですけど、しばらく封印かしら。 電話では物腰柔らかく、主人公には高飛車&平手打ちというギャップがこれまたいい感じです。

通販番組の立役者、南極アイス(南極でもアイス売ってやる!! 笑)と青山の間に何があったのか?

……今回の目玉商品、高枝切りばさみに関してはー。
途中奥さんが家を出ちゃって「エー?」と思わせたのが、別々に2本購入させるためだったのがちょっと無理矢理。ただでさえ苦しい家計に無駄な出費と思うと
「一家で2本ご購入、ありがとうございます!」
とか頭を下げている場合じゃ無い(><)とも思うのですが。
事件発生時、TVに映っちゃ困る困ると言ってる首脳陣が、事件解決&すぱっと桃を切った途端に小躍り、今プッシュしたら売れるわよーという南極アイス(名取裕子)に押し切られそうだったのには笑いました。

冒頭の「徹子の部屋」出演時には青山さん行方不明?? しかも、「帰ってきて」とか「徹子の部屋が好き」と知っていたりとか、主人公との間にもフラグ立っていそうでフフフー♪