連続殺人犯は、山崎樹範♪
”悪の中間管理職”樺島@西村雅彦も相変わらず素敵なところにこの配役、もう私の為にあるドラマだわー、となっても良さそうなものですが、喰い足りなかったです。
そして30分が長く感じました。

だいたい木島@ヤマシゲは、どうやって真相にたどりついたのか??(描写あった??見逃した??)
警察が総力あげて隠蔽していた情報を、素人が独自の捜査で見破っちゃまずいでしょ。
最終回での神崎の
「35才になる前に殺してやってもイインダゾ」
という脅しも、”35才で死ぬと決まってるから現在不死身”という設定を根本から覆す脅迫で、それって変でしょうー。
そうそう、その”現在不死身”も描写薄かったよね。

自身の不死身を利用した作戦を立てるわけでもなく。
ただ刺されたり撃たれたりだから、無謀なだけに見えちゃうんだよね。で、”普通なら死んでる”という前置きもなく、次のカットでは元気なウタダ。設定を忘れてつい「生きてたのかー!」とツッコミ入れてしまいます。
樺島なんて、完全八つ当たりでウタダを撃ったのに、罪が殺人にならなかったじゃない。本人よりも、むしろ犯人に都合いい超能力(笑)

せっかくウタダに惚れていた娘も死んじゃって、理容店で観る幻は切なかったのですが。
一話で殺された娘のことだって、ずっと好きだったくせにそれっきりだった訳で、2人ともウタダの人生をただ通り過ぎた様なもの。
原作通りだったのかもしれませんが、いっそ作り替えて恋人にでもして、ウタダ自身の大切な人と殺人を天秤にかける様な(つまり木島と対比できる様な)ギリギリの選択が観たかったのかもしれません。

wowowドラマ、もうすぐ始まる「空飛ぶタイヤ」に期待。