洋服ダンスを開けて。
さあ「これだけは必要」「あげる」「捨てる」に分けてみよう!

Every body loves Tim Gunn!
「ティム・ガンのガイドトゥスタイル」は、人気番組「プロジェクト・ランウェイ」にて、主役のデザイナー達への的確なアドバイスで注目をあびた校長先生ティム・ガンがメインのファッション指南番組です。
これがお役立ちで、笑えて、泣けて。実にいいんですよ。

指南されるのは、自薦のセンス無し素人さん。
自宅へ突然、ティム・ガンとスーパーモデルのヴェロニカ・ウェブがやって来て、さあ!と冒頭の三択を迫られます。
一切合切捨てちゃう人もいれば、高校時代のワンピまでまだ着ると言い張る人も(笑)

ここで大事なのは、本当に似合うのか、サイズが合ってるのかどうか。
昨日まで普通に来てたお気に入りだって
”ここにしわが寄るのはサイズが合ってない証拠”
”肩が狭い、丈が悪くて太って見える”
等々と客観的に指摘されて尚、着続けられる勇者っていますか(涙)

動き易い、と同じ丈のカプリパンツを色違いで20本も持ってた子育てママさんも、その丈は背を低くみせると言われて全部「捨てる」行き。
それにしても、どうして同じもんをそんなに…と、TV観てると思いますけど、実際自分の服を並べると色、柄、スタイル、似てますよね。
ティム・ガンに言わせると、10の最低限必要なアイテムを各1着ずつ持っていればことたりるのに、だそうなんですけど。

印象深かったのは、いつまでも子供服着ている女医さんと、へそ出し谷間見せでPTAに来て娘を嘆かせるセクシーママです。
特にセクシード派手ママは、
”地味な格好をしろっていうんでしょ?”と抵抗するんだけど
"No! I want you to be more sophisticated!"とティム。
もっと洗練されて欲しいだけ、mature年齢相応の、そして個々の体型にあったおしゃれをしましょうというのがティムさんの一貫した主張ですね。

で、クロゼットを終えたらブラジャーチェック!!
素人さんは動揺しまくり。泣く人も……。(ヴェロニカが速攻フォロー)
でも、全てのファッションの基本は土台づくり。良いブラをしてなくては台無し、とティムは譲りませんよ!
だいたいモデルの裸見慣れてるだろうティム・ガン先生(ゲイなんだろうしー^^;;;)どんな色っぽいレースでも黒でも無反応です。
それよりアヒル柄パンツや、時代遅れの肩パッド、蛍光カラーのスパッツ観て震えたり叫んだりする反応の方が面白くてお茶目ですから(笑)

「明日はヴェロニカと下着を買いに行きましょう」

と言うわけで、空っぽのクロゼットを前に呆然と佇む応募者を残しティムとヴェロニカは帰って行くのでした?

後半レビューはこちらにつづきます。