えー??オダギリジョー結婚??
しかも相手20才?何この嬉しそうな顔はー。意外ー!
と、映画鑑賞には微妙なタイミングでニュースが飛び込む中、前日に借りて来ていた「蟲師」観ましたよ。

あまりに静かな映画だったので、途中で食器洗い機と洗濯機を止めました。(あ、つけてこなくちゃ)
いくら一話完結の原作をつなげるとはいえ、真冬の積雪から真夏の蝉時雨って!とは思いつつ、原作未読の観客にいきなり淡幽や虹朗との現在をみせる前に、”蟲師”の仕事を教えるにはいいエピソードかな、とも思いました。風景きれいだったし。

先々週また観た「どろろ」の背景の植生が異国で、どうしても違和感があったので(一応「どろろ」は無国籍ってことになってるけど)、本当の日本の山がたっぷり観られたことが嬉しくて、そこに+☆。
ロケの深山や山頂は、いっそ「風林火山」より広々と美しいですもの。

そして間をつないでいくヌイとの過去は切なく、しかも原作と違ってヌイの出番がずーっとひっぱるとなると、喜怒哀楽の少ないギンコよりもヌイの方が主人公に思えてきてしまいました。
だいたいギンコの旅に目的がない(日本一の蟲トレーナーになるべくバッチを集めてバトルして回ってたりしない 笑)ので、”どういう話?”と聞かれても応えようがなくて、「鬼太郎みたいかなー」と騙して一緒に観てた同居人、爆睡。
でも少なくとも私は飽きずに観ていられました。しまった、この出来なら悩まずに劇場でちゃんと観るんだった。
オダジョーのギンコも、蒼井優の淡幽も虹朗も、意外や江角のヌイもいいじゃないですか。
(アニメは忠実すぎて、だったら漫画読み返せばいいよ派)

淡幽ちゃんとギンコが共に旅をする未来。
映画オリジナルでそんなことを考えるのなら、虹朗の恥ずかしい妄想なんかで語らせずに堂々とエンディングのメインにしてほしかったです。