素晴らしかった!!

 まずはトモミ役の子の、長丁場大熱演。
辛い思い出を吐き出す過呼吸に、全ての責任を引き受けたうつろな瞳に、ひきこまれました。 ここが不味いと意味がないので、彼女にどーんとまかせたスタッフの度量にも驚くわ。

 そしてついに明かされる真実。
明日香は生きようとしていた!!(だとしたら、尚更その死が悔やまれて・涙)

 あれ、でもじゃあ裁判てもう意味がない?と思ったところで即「一年後」、結審前日。
珠子さんは闘っていた模様です。それを讃える元婚約者に、笑って、でもピシッと言い返すところがもうサスガ珠子さん。
 刺された加地も他の先生方も教師を続けている描写に、ありのままの現場に立ち向かっている様子に、明日香を語り継ごうという取り組みに、じんと来ました。
「世界を変えることが出来ますか?」
この問いかけに、生真面目に応える中学生たちがまた、可愛いんだー。
悪魔にも、天使にもなれるんだなぁと(懐かしいフレーズね)思ったりして。

 そして、転校後連絡を絶っていたトモミと珠子の再会。
2人で訪れた思い出の場所に、残る明日香のメッセージ。
「私がここで止まったら、明日の私が悲しむ。
 昨日の私が悲しむ。」
だから死んじゃダメだ!
ストレートな表現に胸を打たれました。この時の明日香にしか言えなかった言葉かも。そして、この想いを受け止めてトモミちゃんは立ち直って行かれるのでしょうか。
そこも、安易に笑顔や決意表明を言わせずに、肩を抱く珠子しか見せなかったところに好印象。
呆然とする頬を流れる涙は、きっと再生の涙なんだよね。
そして「あなたは私、私はあなた」。
明日香の分も生きていってもらいたい!!

 総集編エンディングも見応えがありました。
もう一度一話から見直してもいいかも……!!

 ちょこちょこ疑問も、兼良陸はその後どうしてる?とか。雨木息子はまた刑務所ですか?とか。今日じゃなきゃダメ!は何故だったのかとか。
(実は、証言後のトモミの虚ろな目。来る前に息子に刺されでもして、息絶えたのかと思ってしまいましたよ)
他にも、トモミが目撃した「知らない援交男」が陸の父親だと、明日香が知ったのはそれこそ何故なんだとか。あれ以来出てこない明日香父・祖父とか。
あるのですが、それは別にどうでもいいことなんだろうとも思えたし。安易に時間拡大せずに締めくくって正解でしょう。

 とにかく今回は、構成の旨さに唸りました。
他でも書いたのだけど、加地:積木珠子のダブル主演。それも、とっつき易い加地の目線で事件を始めたところ、とても考えられていると思います。そりゃあ事件は現場:学校で起こってるから、とも言えるけど。
あのアクの強い珠子さんだけをメインにして始めたら、主役が嫌いだから見ない、となる可能性も大でしょう???連ドラは続けて見て貰わないと意味がないもの。
 何故?どうして?次はどうなるの??というひっぱりが、テクニックだけにならずにきちんとメッセージを届ける為だったことに感激でした。

 だから、死なないで。   (これはセクロボだけど)