「この学校に イジメはありません。」オイオイ!

 のほほんとしてた事故直後から、あーなってこーなって一回転して、イジメ否定に戻っちゃった加地先生。悪代官副校長に、丸め込まれてしまいましたね。よ、弱い。
 職員室での無視イジメ&無駄なオーバーワークで弱っていたところに、生徒の一言がよほどダメージ大きかった訳でしょうか。
「生徒を裁判の証言になど立たせたくない」と、副校長。
そのために、証拠の落書きされた教科書ノートが必要じゃなかったのかい、加地先生!!

 それにしても、面白いです。

 正直、行楽疲れの身体で観るには重たくて録画をため込んでいたのですが、やっと見始めたら止められない。

 最低男だと思ってたお父さん、アルツハイマー故の失踪だったんですね(><)
 2話の回想で暮らしていたアパートが質素だったので、まさか雑誌に載るようなビジネスマンだとは。 そんなパリッとしてたパパが、今や会話もままならないのに明日香ちゃんの死を悼み、生まれたときを思い出す様子に、涙してしまいました…。

 イジメの証拠を探し、友人らしき子をみつけ、裁判の原告になる父を捜し……といった部分は、まるで推理サスペンス。 女史なんて、お友達に近づくためにピアニストだなんて嘘までつきましたよ(すぐバレたけど ^^;;)
 かと思うと、謎が謎をよんで明日香の死を忘れそうになるころに、ちゃんと誕生日のケーキなんてみせてくれたり。
 
 学校は敵だ、生徒の死を真剣に追う加地先生こそが正しいんだ、という視点でずっと見ていたもので、
「僕たちが殺したと思っているんだ!」
と生徒が傷ついて加地を嫌うとか、まーったく思い至りませんでしたよ。
 もちろん、本当にクラス全体が彼女を死に追いやり、男子生徒もそれを分かってて加地を牽制している可能性だってあるわけですが。とにかく、面と向かって罵倒された加地が、教師としてショックを受けてしまうのは分かります。
 生徒の名前だってちゃんと覚えてる、いい人なのにねー。
(名前と顔覚えるの、苦手なので…。キャバ嬢先生に同情。生徒も訂正しろっつーの)

 ホテル前の加地と女生徒を激写したのは、やっぱりあの男子生徒なんでしょうね。(写真がいきなり現れたりには、3TD「生徒諸君!」か??とか、思ってしまいましたよ・笑)

 証拠を隠したり、教師イジメを指示したり、かと思うと明日香の墓には参る副校長。
ラストで突然現れた、ムショ暮らしの息子は何事ですか??

 目が離せません。