隻眼に眼帯。
こちらは刀の鍔を使っています。穴が2つ開いている、小さい方は耳掻きを刺して携帯する為の穴だったそうですよね。と、要らない豆知識を眼帯が映るたびに思い出してしまうのですが。「風林火山」勘兵衛現在のアワビの貝殻よりは見栄えいいこと間違いありません。

 シリーズ5作目?
例の狂言師演じる由井正雪は、あの時もこの時も悪巧みを十兵衛1人に潰されてきたんだそうです。そりゃ恨むよね。
 でも、安泰の世の中に無用のサムライが浪人として余ってしまっている無策を嘆く気持ちにはちょっと共感。現代でも、大学院生を年間1万人増やす国家プロジェクトをぶちあげて10年、彼らを雇用する受け皿は用意されなくて、博士号を持ちながら定職につけない若者が溢れていますから。可哀想に身近にも何人も。
(参考に:博士が100人いるむら)http://www.geocities.jp/dondokodon41412002/index.html
 なので、ちょっと正雪にも頑張ってもらいたいような。黒幕が西村さんだから言ってるんじゃないですよーっ
 もちろん、最後は主人公十兵衛が勝ちますよね。時代劇だもん。
 母恋の剣…ちょっといい年して、とも思いましたが。
 家庭の不和がトラウマで子を望めない十兵衛。もしや全て解決したラストには、美人の奥さんが可愛い子を産んでめでたしめでたしなのかしら??

 西村さんの役どころは徳川頼宣。
将軍家光とは、剣術稽古役の十兵衛と共に3人で幼馴染み。当時から、あわよくば自分が将軍にとか狙い続けて何十年ってことらしいです。子役の青年の、目つきや口元に面影があって笑ってしまいました。ほほほ。

 シリーズ途中からという不安の割に、分かり易く見られました。
アグル大次郎もみられてちょっと幸せ。
 しかし、王道時代劇なのにエンディングに小柳ゆきなのはどうかと思います。演歌でいいじゃんよ。