面白かったー!!

 のっけから迫力の場面を見せておいて、こりゃどうなるんだとハラハラしながらも仕掛けは二転三転!その合間にも美和子さんは年越しうどん(違)打ってるし、ウェイトレスとマネージャーの恋もいいスパイスでした。うん。(「妻には明日話す」が伏線でしたねー ^^;;;)

 別に巨悪は描いてないけど…政治家はまた、悪者!
子持ちバツイチと結婚でも、それが大塚寧々なら納得だったのに、
「ハンデのある子供を育てている彼女は有権者受けがいい」
って、どこまで腐ってるのかと(^^;;;)
一時は、狙われた政治家本人か側近が仕掛けた事件かもとまで疑っちゃいましたよ(^^;;;)

 そして、その子供(耳が聞こえない)とさらっと手話で話す右京さん♪
これはその後、子供を人質にとった真犯人に操られる大塚寧々と、右京さんが秘密裏に連絡を取り合う伏線にも繋がってなかなかスリリングでしたよ?。

 さらわれて縛られた子がまた可愛くってね。
自分の命が危険なだけじゃなく、お母さんが苦しんでることもお父さんになる筈の人のことも『聞こえない』から分からなくって本当に良かったと思いましたよ。読唇はまだ出来ないのかなぁ。まぁいいや。
この子だったら、殺すには忍びないと思うよね、うん。
(でも、サンドイッチもらって手話で「ありがとう」と言うところ、これで『ビルでも手話で連絡出来る』って気付くのかとハラハラしちゃいましたよー。)

 そしてスナイパー寺島さんですよ!!
寒い中職務忠実に頑張ってたんですよね!!ありがとう!!

 もちろん穴もあって。
恨んだ理由は分かったけど、だからってこの事件を計画・実行に移すのはかなり無理、とか。犯行女性の高笑いはやりすぎじゃないかなぁとか。
やりすぎといえば大塚寧々のお正月の唄もやりすぎだし(^^;;;) 装填した銃で顔をぐりぐりするところも、引き金に指がかかってるの、ありえないですから!発射に必要な力ってグラム単位ですから!!(殺したら子供の居場所分からなくなるのにー)

 壊れていた、壊れそうになっていた家族が2つ、事件の後で元の鞘に戻っていく。暖かい気持ちになって終われて良かったです。
 その分、絶望の末に事件を起こした兄妹にも何かの救いをあげたかったかな。元凶の彼はちゃんと、社会的に抹殺されるんでしょうか。そうそう。海に墜ちたお兄さんの怪我も心配です。

 今年も彼女のいない伊丹んも、鑑識さんも、出世し損ねたラムネさんも、餅つきそこねた人も孫置いてきた人も、そしてもちろん特命の2人も。
 カレンダーの赤い日に休もうなんて甘い!という一年がまた、始まりましたね!