社会派ドキュメントか??という導入から一転、ドラマが始まったら……登場人物それぞれの紹介に、名前だけじゃなく『年収』が!!いや〜金額設定が微妙で笑いました(トレンディドラマでは家賃も表示してほしい・笑)
 ベストセラーからぱくったお手軽タイトルな割に、楽しませてもらいました。

 バリバリ優秀な派遣社員が主人公、と聞いていたのですがそれだけじゃないのね。
ヒロインは新米ダメ派遣(加藤あい)の方で、高額派遣篠原涼子と過ごした3ヶ月で彼女の人生が変わるのね。それならなるほど、観れるかも。
 過去に勤めた会社が潰れたかリストラされたかで、愛社精神を「ムダ!」と言い切るアイスドール篠原は、本質変わることなく去っていくのでしょう(最後に笑顔ぐらいはみせるかな)例によって期限は、連ドラタイマー3ヶ月。

 正直、いくら優秀でもあの態度は…ていうか、優秀さに笑顔も含まれるだろとは思いますが。
その愛想笑いをするなら、残業もして呑み会も行かなきゃならない。どこかで引く線を、ドラマらしく極端に1か0かで引いたということでしょう。
ニコリともせず機械の様に働く篠原涼子。「女王の教室」か、「アンフェア」か。

 いちいちつっかかるクルクルパーマ(…って、脚本に書いてあるそうで凹んでましたよ・笑)大泉くん。そのうちに、オマエもとい大前(篠原)の主張に納得する日がくるのでしょうか。
 大前の上司、孝太郎くんの気弱な感じも可愛い♪ 嘱託のあのオジサン(小松政夫)も久しぶりに観たわ、和む職場だよね。

 でも書いてて、この先の展開や最終回がどうでも良くなってきた。2時間ドラマで対立→和解(&加藤あいの意識改革)を描けば充分な素材なんじゃないでしょうか。
 それとも大事件が起きますか?それこそ大前に『私には関わりございませんが、何か』と言われて終わりでは。