うう・・・心臓がいたーいっ

 拷問みたいな場面から突然始まって、ガンガン最前線。
息つく間もなく潜入変装誘拐爆撃・・・・スパイ道具の紹介や、ちょっとしたお笑いも挟みつつ、観客に考える間を与えない、正にノンストップアクションでしたー。
大音響の中「やめてーっ」って叫んじゃった(^^;;;)
メチャ面白かったです!

 でもよく考えるとあれこれ不思議。
 あれだけ精巧&容易に変装して、声も偽装できる、と。
それでよく周囲すべてのニンゲンを疑わずに生活できますね(^^;;;)  もしくは、仲間も素顔を知らない工作員もいて不思議じゃない。『30分しか保たない』とか『めっちゃ高価で常用は無理』といった、縛りはなくていいのか(^^;;;)
 読唇術も同様で、それが出来るって分かってる人を拘束するなら、別の監視方法を採らなくては。
・・・まぁ、いいんだけどね、細かいことは。

 もっとどんでん返し、もっと裏切りに継ぐ裏切りにだって出来た筈なんだけど。
その辺をシンプルにシンプルに、アクションに時間を割こう!という思いっきりの良さは成功していたと思います。(一応、パーティーの読唇や、恋人が看護婦だったことも伏線には出来てるし)

 ラストだけは肩すかしで、もうちょっとどうにかならなかったかと思っちゃうけど・・・アメリカ人だからしょうがないかー。
 見終わった時よりも『見ている間』が最高に刺激的な映画。是非劇場で!!