「ビゼーより シューマンへ」
いくらクラシック好きな2人だからって、美世と秋男がこう呼び合うのはどうかと思います。でも、感性の一致したまさしく『理想のカップルだった』んですね。

 そんな2人の先輩だった千草検事(西村雅彦)は、偶然の再会から夫婦の関わる殺人事件の捜査に乗り出すこととなり・・・・。
 見事、解決はするのですが誰も救えない、哀しいお話でした・・・。

 まず一年前に事故で子供が死んでいる、というだけでも憂鬱なのに・・・現場に花を手向けていた奥さんの失踪、発見された男の死体。 捜査するうちに、近親相姦だ、人物偽装だ、口封じだ変装だって、なんかもう、どうしよう。
 それでも、妻の不貞を静かに罵倒する秋男を勝村さんが好演。
しかも自分でもそれを信じていたのかどうか、曖昧な皮肉さにも惹かれました。その抑えた気持ちをどうするのか、後半での感情の爆発に期待をしたのですが・・・・そういう場面はほとんど回想&ナレーションで処理されてしまっていて残念でした。
 ナルホド、原作と大きく外れても、無理矢理でも、崖の上に追いつめる場面が欲しくなる時もあるんだなと思ったり。

 お目当ての西村さんはじっくり堪能できました♪
「真実は ひとつ」
そう呟きながら、考え込む姿、素敵。うふふ。
再捜査を命じてばかりで、刑事からさぞ嫌われてるかと思いきやシンパも居て。
「貴方の足です!」「私は片腕に」
と慕われている好人物。
 携帯に不慣れで、着信の度に探すお約束もお茶目でした。それでいて、雛形あきこと知り合う場面はそこはかとなくエロい♪

 原作もシリーズらしいので2弾、3弾があるのでしょうか。その度にこんなに救いのない話なのでしょうか。可愛い奥さんとは何才差なのでしょうか。
 仕事優先でドタキャンばかりしていると、容疑者捜索より奥さんの家出捜索をしなくちゃいけなくなっちゃうぞ。