バランスのとれた質のいい食事に正しい生活習慣。きちんと気を配って育てた愛娘が難病で、カップ麺で生きているヤツらが健康。
納得いかないよ、そりゃあ!! ・・・でも病魔っていうぐらいだから。
我が家にもややこしい病人がいるんですよ。食事で、育て方で避けられたんだろうか、って母親は責任を感じるものだけど、これは最初から決まっていたことなんだと受け入れていくしか・・・。

 と、まだ冷静なところへ今回は赤ん坊のころの御本人の写真。こ、この頃から、この未来が(号泣)
物語として他人事で見ている自分がイヤになるので、ドキュメンタリーにしないなら頼むからお写真は止めて欲しいです。

 医学書&ネットの記事を読みあさり、専門医に押し掛け、別の診断、治療の可能性を探す薬師丸ママ。
その間陣内パパがつんぼ桟敷に置かれているのがどうにも納得いかなかったのですが、それは看護士資格を持つプロとしての意地かなぁ。それともそう産み育ててしまった母としての負い目なのかなぁ。
 結果、誤診であり得ず、治療法もなく、病状は進行するだろうという事実を受け入れざるを得ない夫婦。

「私、何の病気なの?」
 なんて訊かれても、答えられませんよ・・・・。今はまだ。

 拾った子犬を飼わせてやり、バスケの試合を家族で応援に行く。
不憫な娘だと思えばこそだけれど、事情を知らない妹はそりゃあ、納得いかないだろうなぁこのエコ贔屓。

 そんな苦悩する両親の傍らで、当の本人は合唱コンクールに向けて着実にステップを固めたり(当日参加出来るのかしら・・・)、憧れの先輩に近づいたり(「先輩がね」って子犬に話すんですよ〜)、キラキラ青春しています。
 一年生ながらスタメンに入るほど運動神経いいのに、やっぱり症状は進行している様子・・・。

 病棟で知り合った女の子が「お父さんと同じところに怪我している」って。
 主治医も同じ清水先生で、同じ脊髄小脳変成症かと思わせる演出です。
でも、現在のお父さんは寝たきりで、震える指で文字盤を指して意思表示をする状態。小学生低学年の子が覚えているほどの短期間で、そんなにも進行してしまうのでしょうか??

 学級委員の片割れ青年の事情も少しづつ描かれ、医者を目指していたお兄さんを亡くしている様子です。まさかそれも同じ病気ってことはないでしょうが・・・・。そのことが青年とヒロインを近づけて行くんでしょうか?

 と、物語として興味を持つほど、冒頭でも書いたけど最後の写真に申し訳なくてへこむことに。
こうやってドラマ化されて紹介される傍ら、いわば茶化されることにご遺族はどう思うんでしょう。もちろん、同意されたからこそのドラマ化でしょうけど。
実話って辛いなぁ。