足が速い。そしてスタミナもばっちり!
集団イジメから逃げ切る黄金の脚を活かして、陸上部で国体とかインターハイ狙ってみたらどうなんでしょう。いやマジで。

 転校するなりイジメにあう信子。
それをついつい助ける主人公、終いには『人気者にプロデュースしてやる』とか言い出しましたよ!しかもそれを、断りますよ信子!!

 今回たまたまいじめられたワケじゃなく、今までの人生ずっとそうだった経験から ある意味キモが座っています。そうだねぇ、ウソついてまで持ち上げられても居心地悪いよねぇ。
 それに、そうやって心配してくれて話せる相手が居て、そうそうもう1人、トイレのイジメで一緒にずぶ濡れになって笑っているバカも居て、屋上で3人で話している様子はそれなりに楽しそう。目標が高くないなら、これで充分幸せかもしれない気がしますよ。
(あんなハッキリと目立ついじめなのに、管理側は放置なんだ??)

 それでも、エスカレートするイジメに耐えかねてついに相手の死を願ってしまう信子。
猿の手にとはいえ、それは恐ろしい。結局はキャンセルして
「あいつのいる世界で生きていきます」
と決意してくれてホッとしました。

『野ブタ』っててっきり、いじめ側がつけたニックネームかと思っていたのに 信子本人が選んだ名前だったことに驚きました。
きっかけは、彼女のネクタイをつくろった主人公が使ったブタのアップリケ。
そう、学校ではチャラ男を演じている主人公だけど、家では弟の服の穴にアップリケ縫ってやる家庭的な違う顔を持つらしいのですよー。とにかく、見ていてうっとおしいあの前髪を、家ではゴムでくくってちょんまげに。それだけで、実家での彼の方が好きになりました。

 そういえば、結構唐突だった『飛行機の事故で母親が死んだかも』エピソード。あれって何に必要だったんでしょう。何かの伏線になる?それとも、彼の優しい心が刺激されたってことなのでしょうか。

 モノローグが何か不吉なので、この先すんなり人気者になって終わるわけじゃなさそうです。
原作では野ブタは男だったそうなのに、女の子に変更したことで恋の恨みも混じると激しくなりそうでイヤな予感。でもそこにメッセージもありそうな予感。

 「カラス天狗」「猿の手」と、例の本屋。なんでもありっちゃありですね。