冒頭からいきなり、片づいた部屋に乱れた文字の日記。死んでるっ死んでるのねこの日記の主は(><)ああー

 でもそこから先は淡々と、いえむしろ賑やかに楽しげに豆腐屋の日常が綴られて明るいホームドラマ。
こういう明るくてウザイ父親を演らせたら陣内さんピカイチですから!そしてヒロインときたら、可愛い運動好きの優等生。ちょっと恋の予感もあって、あらいいじゃない♪面白く観られそう・・・と思うけど、待って、無いのよこの先の未来は!

「お姉ちゃんなんか、いなきゃいいのに」と生意気な妹。
「私たちには、時間がある」と、級友を諭すヒロイン。
後で、謝ったり 自分の言葉の皮肉に泣き笑ったりする展開が丸見えですよ。
同級生の医者の息子だって、斜に構えてたけど 本当に命短い人の前で
「長生きしたいだなんてニンゲンは欲張り」
とは、もう言えるもんですか。 ああもう、どうしよう。

 転ぶことが増えたり、箸使いがおかしかったり物を落としたり。運動機能を司る 小脳が萎縮していく病気だそうです。元看護士の眼で娘の異常に気づいた母親@薬師丸ひろこですが『治癒した例は一件もない』と主治医@藤木直人に告げられ・・・・・・

 どうなっちゃうのー

と不安に突き落とされたところで1話終了。
これからどう本人が知るのか、どうあの親バカパパに伝えるのか。病状はどこまで進行するのか。気になって観ちゃって、結局泣かされてしまうのかも知れません。

 ただね、そこでいきなり亡くなった御本人の写真が出てきたのはいかがなもんでしょう。実話が元なのは知ってましたけど、もうヒロインの顔は沢尻なんとかちゃんでイメージされちゃっているじゃないですか。そこに別の写真出されても・・・・・逆に物語に入ってた気持ちがすーっと冷めてしまった気がします。
 それとも、それも狙いのうちですか?

「母ですから」と毅然と立つ薬師丸ひろこが良かったです。