今、復刻版が大人気のたまごっち。
小学生の好きなものちゃんと分かってますね(^^)
これが「刑事部屋」だと、「10時にゲーム売り出すから並ばなきゃ」なんて、いつのドラクエの話だよってことになるんですが。

 親の好きなこともちゃんと分かってます。
成績がいいこと&「先生がみてて下さったわ」「うちの子は特別」・・・でしたっけ?
集団で乗り込んできたのに個別に崩す戦法も上手いですよね。

 そして、小学生の嫌いなこともちゃんと分かってます。

 前回からいい感じにおちゃらけていたユウスケの家庭の事情を、クラスメートの前で徹底的に暴露していく阿久津先生。事実の上に更にかぶせて、孤独だったろう、虚勢をはっただろう、でも誰もお前を好きじゃないと追い打ちです。手加減無し(涙)

 ここで、後先考えずに止めに入る主人公だということは・・・・両親の夫婦喧嘩を再三ジャマしている描写で自然に納得いきました。丁寧ですね。
「先生はこいつのそんなところ知らないでしょう?」
「私はこいつ 大好きだよ!」

 ここで普通、主人公が泣きながらクラスメートを庇うなら音楽も盛り上がって、感動の嵐がやってくるはずじゃないですかぁ??? でも、誰も他に賛同者なく・・・・・
「逆らったから雑用係ね」
とアッサリいなされる容赦なさには、もう完敗です。

 なんだろう阿久津の教えたい事は。社会の理不尽さと、それに立ち向かう強さなのかしら。
それとも、ただ楽しんでいたらどうしよう。
 圧倒的権力+体力。絶対に勝てない。
乳幼児を虐待に走る親は、その絶対権力を握っている誘惑に負けるんだと読んだことを思い出します・・・。イヤマサカソンナ。

 事後の掃除当番で、ユウスケが和美にいちいち
「誰にも愛されてないとか、思ってないから」等々否定して、和美もいちいち「分かってるよ」と受けて、改めてユウスケが
「でも、ありがとな」
と礼をいう場面、素敵でした。

 それから、思い切り前後しているけど あのスローモーション!!
個人的ドラマ史上に残る緊迫感でした!たかが小学校の遅刻なのに