ほーら、いい人だった。

 小児病棟に3ヶ月も入院していて荒れる子供。「母さんは帰れ!」・・・それが、家で待つ幼い弟妹を思っての事だなんて。小さな身体で、”病気になってすみません”なんて思っているなんて。いや泣けました。
 でもそれって、こんな刺身のツマの様に出してくる話題じゃないでしょう。
 明日手術の子とお母さんが過ごす代わりに、僕が弟くんの誕生日を祝ってあげるよ・・・って、知らない兄ちゃんが来ても嬉しくないよ!!ママと居たいんだよ!!

 それでも、主人公とヒロインを近づけるためには有効なエピソードだし、「君は悪くない」と子供を抱きしめる主人公は我が身にも語りかけているようで、それなりにいい感じではありました。
 さて、伊藤美咲の親権騒動は何か本筋に関係ありますか?

 ”目が見えない練習”をしてみる藤木くん。
 いきなりガッシャンガッシャン壊しまくってるので笑ってしまいました。そーっと動こうよ。コップにも、表面張力試すほど注がなくても。ちょっと入れて呑んだらいいじゃんよ。
 何も壊れなくても。 こわごわと暮らさなくてはいけない、という絶望は伝わったかと思うのですがどうでしょう。

 そんなこんな言いつつ、エンディングは最後まで正座して見ちゃってます。
好きな場面もあるんです。例えばエレベーター。記憶がフラッシュバックして
「彼は眼科に通院しているのでは・・・」とヒロインが気づく場面など。でも、細部に神が宿っていない感じが惜しいです。
 ホールのケーキを4人で食べて、お兄ちゃんに残すのが飾りだけとかさ。(あれ食べても美味しくないのに。)