冨永愛の吉宗、すんばらしかったです!!

 奇病、赤面疱瘡の流行で男子が極端に少なくなったお江戸の物語。
 まずすっかり女将軍で大奥には美男がひしめいているのが当たり前な時代で始まり、移行期の悲恋に移るのは映画→連続ドラマとなった民放版と(確か原作とも)同じこと。話がわかっている分どうしても、柴咲コウ&二宮和也と見比べる形になってしまいますが、いやあ冨永愛の大迫力にはぐうの音も出ず。 武士の役がしたくて乗馬や殺陣を昔から嗜んでいたそうで、恐れ入りました。台詞回しというか発声が異質なのも、今作では邪魔してないです。

 えーっとその分相手役の水野(中島裕翔)が添え物でしたけどまあいいか笑 名を変えて町民になって、元気に暮らして欲しいです!
 しかし男子が貴重で、貧乏人は普通では婿もましてや子供なんて望むべくもない世の中。無駄に大量のオトコを囲っている大奥が贅沢の象徴、となるのも苦笑いですが。
 水野がお人よしなエピソードとして
「無料で長屋の女に種付けしてる」
と、あからさまに性的な話を大店の未婚のお嬢様信(白石聖)が平然と語るのがなんとも照れ臭いですよね。

(…アップし忘れていたので今更ですが投稿。この先もずっといいよねー仲里依紗の将軍も好き)