うーん切ない。
誕生日ディナーのはずなのに現れない恋人直木(佐藤健)を待つヒロイン悠依(井上真央)
 放映日と同じ日付で、去年の誕生日一昨年の再会と幸せな日々の回想が続き…その後こうなると知ってるのに辛いです。
 冒頭から萎れる悠依の横にいて、幾度謝っても無視されている直木は、ドアを突き抜ける…?
いつも言葉足らずでいた反省に、今日こそ愛を告げ、多分プロポーズもする予定だったのに、
「ワタシが直木を好きすぎる」
と不均衡を嘆く悠依に、もう声が届かないんですよー!

 霊感家系の魚住刑事(松山ケンイチ)は、彷徨う直木に助けを求められ悠依の家まで行きますが。ウーピーゴールドバーグ(@映画「ゴースト NYの幻」)ならざらぬ真面目な刑事さんは、直球で
「彼はここに居ます!」
とやらかして初手から拗れまくり。それじゃ信じるわけないしー。

 直木の霊がいる=死んでいるとなるよりはと、フラれた&直木自ら失踪した説を唱え始めた悠依を説得したい直木は、魚住に「いつものハンバーグ」を作らせようとします。
 再会のキッカケになった、中学時代から続く2人の思い出の味。失踪した日にも準備されていた……シェフ直木にしか作れないハンバーグ。
ですが実作業が魚住だと上手くいかず、直木の店の厨房にも不法侵入。悠依に見つかってまたも怒らせたところで…なんと魚住の身体に直木が憑依し短時間なら動かせることが判明!
そして作られたハンバーグは、見事にいつもの味で…。

 じゃあ本当に直木は死んでいるのね……と、悠依が霊も死亡も受け入れて来週に続きましたが、実はどこかで昏睡中で目覚めてハッピーエンドとかになりませんかねえ…。

 映画「ゴースト」で霊媒師のウーピーは、例えるなら佐藤二郎ばりのおちゃらけ感で重い空気を吹っ飛ばすし、主人公が乗り移ってヒロインに愛を囁こうが女性同士になるわけですが…
松山ケンイチだと真面目だし魚住と悠依の気持ちに何か生じてしまいそうでそれも心配なんですよ〜。

 おや、殺人事件関連の監視カメラに直木が写ってる?

更には、何度か無言ですれ違っていた黄色ダウンの男(板倉俊之!!!)が予告で
「生き返る方法を教えてやろうか」
ですと? ←知ってたw
 モブにしては目立ちすぎる真っ黄色ダウンで、あからさまに魚住と直木を注視していた謎の男。そんな怪しい板さん目当てに見てるんですから、活躍はしてほしいけどコント演技にならないか心配でドキドキですよ。

 中学時代、里子で同居していた直木と悠依。あの佐藤健の子供時代を演じる子役くん、美麗さはいま二つですが低めの声が似ていてなるほどでした。