「今日、なんなら今すぐ死んでもいい」
と嘯くしょぼくれた木村拓哉はかなり好き。

 かつて高校ボクシングで国体優勝をはじめ四冠を総なめしたという桐沢祥吾(木村拓哉)だがその後全く競技を離れている。しかし恩師(柄本明)に呼ばれて渋々、ボクシング部の臨時コーチに。
 母校も今や進学校。廃部寸前の上に生徒には覇気がない…はずが。自主練しか出来ずにいた部長(髙橋海人)は、たった2分の祥吾とのスパーリングに「やっとボクシングが出来た」と咽び泣く。
 それを見た入部希望者も来て、キラキラした若者の情熱が、祥吾を絶望から救うのか?

 今回は暗く世を拗ねた木村拓哉。48歳にして店長でもオーナーでもなくピザ屋アルバイト。絡む輩には脚なんか狙わずに頭殴って殺せと迫るヤバい奴でした。奥さん(波瑠)を亡くしているせい??
 しかしバイト故にシフトのやりくりでコーチも可w むしろ時給2500円のコーチ謝礼ってピザ屋よりいいのでは。

 シャドウ、スパーリングと用語が出るたび、ボクシング部新米顧問(満島ひかり)が「何?何?」と聞いてくるのは視聴者に親切か。
校長(内田有紀)が元マネージャーで祥吾と昔馴染みなのはラブもあるのかな。

 部員を揃えて廃部をふせぐイベントは一話にして終了、さてこの先は試合成績とか、受験に影響するかとか? ボディパンチで肋骨にヒビを校長に内緒……でも保険を使って診療受けちゃ親が知って騒ぐよー??

 まずは2話に期待です。