パッと見『海猿」なのに、扱う事件がややこしい。2時間ドラマの香り……。

 DCUとは、Deep Crime Unit だそうで。なんと海でも川でも、ダムでも潜っちゃう!海上保安庁所属の、手錠を持ったダイバー。最新機材抱えた捜査集団なのでした。海の中でもドローンって使えるんだ。
そして探すのが、古いご遺体だったりするー! 
 更に物語の縦糸になるのが冒頭の、主人公新名(阿部寛)がバディ成合(吉川晃司)を亡くした15年前の事件で、これもややこしい。
 内部スパイに警戒しながらの海難救助。主人公的にはバディを疑いつつ事故で死なせ、救助されていた子供瀬能くん的には、笑顔で近寄ってくる主人公こそがスパイで殺人犯⁉︎ (と思って見ると、笑顔が怖いよ〜)
そんな新名を慕い同じ職場目指して資格取って頑張った瀬能(横浜流星)、色々思い出してショックでしょうけどちょっと待て。救助の勉強してたなら、爆発事故後に海に浮かんで朦朧としてた自分の10歳当時の記憶なんて、信じちゃダメだと思わないのかなー。
ついでにややこしいのが、新名の婚約者(市川実日子)が当時は成合の恋人でした。殺して奪った感ありあり〜違うのに〜
 その時に成合から奪った鍵を、今も首から下げて肌身離さず持ち歩いている新名w   さて何を閉じ込めている鍵なのかな。でもしばらくは過去の因縁より目の前の謎事件が先です。
 ロシアで失踪した恋人(宮野真守)が、実は実家で殺されてダムの底に沈んでました〜な無茶な事件を(1日で偽造したパスポートで別人が出国てw)、しかも捜査の守備範囲を巡って県警や公安と喧嘩ですよね。毎回そんななら見てるの辛そう〜。、