捕まっちゃってたんだね佐野(深水元基)……。
束の間の自由から、命の綱の盗撮データも取り上げられての拷問に口封じでした。合掌。

 一方の、絶望の逃避行で海に向かったらしき柿野夫婦。佐野死亡の報道を受け、訳が分からないままに普通の暮らしに戻ってこちらも、束の間の幸せを味わうのでした。
 ここで分からないのが、そのニュースに金貸し(杉本哲太)は笑っていたこと。適当な死体に佐野の名刺を持たせて警察を騙したそうですが……焼死体に? 本体で身元確認ができない損壊遺体の横に、読めるぐらい焼け残った名刺がそっと置かれていたら怪しくないですかw  挙句に、本物の佐野も同じように焼いちゃうとは。今度はこっちに別の身分証を添付して、ぐるぐるとアリバイが確保されているのでしょうかね。

 その間にも病んだ萌弟は、街中で正隆(北山宏光)に斬りつけます。 あーあ。法が裁くのなんて待てなかったね。

 そしてついに!柿野家に乗り込んできた金貸し御一行様が、萌を掘り返している写真で脅し、要求額は一億円! いくら縁を切ったつもりでも、正隆の柿野製薬とのつながりが期待されてしまいます。でもこういうの、払ったからって収まる保証はないわけで。
「殺すしかない」
と、決意を新たにする雪映(中村ゆり) ついに主犯になっちゃうよー。 殺害に慣れた金貸し相手に、窮鼠猫を噛むのか? 包丁以外の手段を用意していて欲しいものですが、さて。