くぅぅぅ泣ける!
でも図書館の本に落書きしちゃダメ、絶対。


 「図書館のマリエさんに呪われる」
 女子中学生の間の噂が、難波(須賀健太)の彼女伝いで高槻ゼミに到来。暗号を読み上げると呪われ、解けば助かるという珍しい形式と様々な枝葉に、今まさに新しい都市伝説の誕生に立ち会っていると興奮する高槻先生(伊野尾慧)w  しかし、知らずに暗号を口にしてしまった深町(神宮寺勇太)もまた呪われたかも知れなくて、今図書館に行けば喰われてしまう??
念のため留守番になった深町は「天狗に攫われた」高槻少年発見さる、の新聞記事スクラップを見てしまい戸惑う。
 先生と「天狗」の関係は。そしてマリエさんの呪いは解けるのか……?


 15年前、妊婦を助けて事故死した女子中学生がいた。
という1番ウソくさい、なんでそんなこと分かるんだ部分がなんと真実w  しかも、亡きマリエさんと当時図書館に入り浸っていた親友が図書館に配属になり、最後の夏にマリエさんが仕掛けた暗号が今も遺ると知り『内緒にして』と頼んだのが、噂の発端とはよくできています。そうね、他の職員が知ったら消すし。声出して暗号読むのは図書館では禁止よね、うるさいからw 
 暗号は、図書館分類法も使って次の本の場所を指定していくシステム 。告白してきた男子に返事をする☆という可愛い夏休みのお遊びで(だから本に書き込まず!栞挟んで!)
「解けて良かった」
と口にしつつ声が歪む、 親友雪村さん(松本若菜) 後味悪い系のドラマなら、結婚退職が決まっているという雪村さんのお相手がその告白してた男子で、雪村さんは当時解読の邪魔をしたとかなりそうなものですがそんなことはないのよー。むしろ、謎が解かれたらマリエが忘れられてしまう…というやるせなさがきちんと解決。
 はい、この子こそ、15年前助けられたお腹の子です!ジャーン!
だから噂の名も事故現場も正確だったし、呪いとされた車に轢かれかけた災難も、その母娘にはとっては『マリエさんがまた助けてくれた』解釈。その場所には毎月お参りに行っているんですって。
 これは以後、女子中学生の守り神として、なんなら恋のおまじないも加わってマリエさんの名は語り継がれていきそうですよね。 うーんうーん、本に落書きが引き継がれてしまうー。更に当時ちゃんと暗号を解いた男子、悲しいお返事「ずっと好きだよ」を書き残しているんですよー! 壁 に !  女子は本、男子は壁に書き込むと一生両思い、とか広まったら市民の憩いの図書館が大変なことになりそうです。よく出来たお話なだけに残念です。マジで警告テロップ入れて欲しいぐらい。
 
 さて、高槻ゼミで留守番して電話もとり、ついに自前のカップを置いた深町くんw  1年生にして既にゼミ生の様に出入りし、高槻先生サプライズ誕生日パーティにも勿論参加。それ以上に「君は大事な友人だ」と熱く語られる日々で……段々と問題が減ってきた深町くんよりも、先生の人生の方が心配になってきますよね。刑事さんの他に友達いないよね?
 その原因らしき天狗の話がどうなるのか楽しみです。