いいですね! 町田啓太の美しさと正しさがマッチ、ハマり役なのでは。

 シェフ頭を勤めていた店を辞め、雨の中を彷徨う中内(藤原季節)  
 学級委員だった雨宮(町田啓太) と出くわし、優等生がバーテンに?と戸惑いながら招き入れられた店には、もう1人見覚えのある男が。モテモテ陽キャだった小林(森崎ウィン)が、随分と陰気に…と思ったら現在小説家、ただし代表作は10年前のデビュー作のままなのだとか。「一発屋か」と声に出しちゃう中内、酷いorz
「ファンです!」
と声を上げた女性客(大友花恋)が、彼の本(の、装丁w)に憧れてデザイナーになった流れで、今抱える案件の苦労が語られるのですが。
そんな彼女を癒したのは、客のはずの中内の料理。
「いいお肉を、少し」
のリクエストに、牛肉のマンゴーソース(^^)美味しそう(^^)

 実はこの店で出す料理は全て缶詰アレンジ。中内の味覚障害を見抜いていた雨宮は、既に味付けされた缶詰に、今だけ頼ったらいいと中内をスタッフに誘うのでした。

『ストックの缶詰がなくなったら閉店』

と、終わりが決められた洋酒堂。傷を抱えた同級生同士。…立ち寄る客を癒しながら、きっと小説家(&オーナー)もシェフも、まだ明かされていないけれどバーテンダーの苦悩も、癒されていくのでしょうね。

インタビューで『雨宿りの様な物語』と町田氏。詩的〜! まるでリハビリだと思ってしまった私とはセンスが違いましたw