凡庸。

 ネット匿名発言の責任を問う今作、1話は駆け出しモデルの自殺、2話は誤特定で晒された一般OLの悲劇。どちらも、実は友人が…、実は婚約者も過去に炎上し…と、捻りを入れつつ犯人はしっかり逮捕。
『指殺人』……チャチャっと入力パッと送信したその一言が誰かを追い詰めるという現代らしい現象を啓蒙するにはいいでしょうけどねえ。

 と、書きつつもこのドラマの侮れないところは、演じてるメンバー香取慎吾MEGUMI山本耕史は皆これくらいの罵詈雑言を浴び続けているんだろうことですよね。この文章だってどうなのか、他人事じゃないのかも…。

 だとしても2話、婚約者の過去を路上で警察側が叫ぶのはどうでしょう。盗撮や拡散を警告するドラマですのに。
『実は彼も、炎上を体験してます』
程度でまずはよくない?詳しくは屋内で。ほら自殺も止められるw   そこに社員が群れで駆けつけるのもさ…どんな探し方を…まあいいか…

 てなわけで新設『指殺人対策室』に、交通課から異動した咲良(関水渚)の相棒は、無愛想なおっさん万丞(香取慎吾) 
実は元捜査一課でノウハウはある万丞を、何も知らない咲良の熱意が動かしていく! しかし解決の度、捜査情報をネットに流出させるアカウント「アノニマス」
過去に万丞が死なせた相棒が、言い遺した言葉と同じ。関連はあるのか?

「強い人なんて、いない」
「自分に非があるからといって、相手の非を責める権利がなくなるわけじゃない」

「過去は消せない、でも未来は書き足すことができる」

等々と、背負う過去がある大人万丞の名言が染み渡ります。3話見ようかどうしようか…

 ヒロイン咲良、芳根京子だと思って観ていましたorz