うわー横浜って素敵(><)
そして物語も切なく、いいスペシャルでした。

 そういえば本編の最終回は書いてませんでしたっけw だって藤(池田エライザ)とお友達の喫茶店計画の頓挫は目に見えていた一方で、師匠と弟子2人の関係は深まりも壊れもせずに特に何もなかったですもん。
そこに新春スペシャル。
千晶さん(田口トモロヲ)の乙女建築ブログ更新も滞るなか、藤も仕事で忙しく、なんとなく疎遠になっていた2人。久しぶりの名建築巡りのお誘いは藤の地元?の横浜だったのでした。
 神奈川県立図書館と音楽堂。またもやル・コルビジェの名を聞きながら巡る名建築。いやー素敵素敵、行ってみたいです。本シーズンの様にざっくり「東京」と広すぎるより訪ねやすそうですよね。

 楽しく語らいながらも、端々にいつになく歯切れ悪く思い出話を挟む千晶さん。横浜には人に会いに来た……会う筈だった……という彼の背を押し藤も馴染みのホテルニューグランドに向かうとそこで千晶さんを呼び止めたのは、藤も幾度もみかけた凜とした老婦人(加藤登紀子)で……。
どうやら千晶の父の恋人だったらしいその女性。貴方にこそ持っていて欲しいと設計図を取り出します。

疎遠な息子に言い出せずにいたけれど、お父さんはこの設計図を貴方に模型にして欲しかっただろう、と。故人らしきお父さんが、恋人と暮らすための家ではありましたが。それで何やらわだかまりが溶けたらしい千晶さん。帰宅後作り始めた模型は、その家なのでしょう。
 赦す。その相手はもういなくても。

 藤相手には、建築家の父親の素性は確か語っていなかった千晶さん。 でも老婦人がいつも抱いていた本はKOUJI UEKUSA。藤も分かっているでしょうに、水をむけられても気がつかなかったふり。いい間合いです。たまに何かのテーマで少し会って、少し話して。ちょっと心が軽くなる。良い仕事ができる。それでいいんですよね。
(お土産のお返し、をいつも持ってくる乙女な千晶さん。それも『持ってきた』と言いつつも、荷物になるから別れるまではずっと千晶さんが持っているんですよ。そんなところも本当に優しく気の付く育ちのいい人です。犬には嫌われていてもw)