刑事物として十分面白いのに、刑事と殺人鬼が入れ替わっちゃうー?それでいて世界は、マスクを忘れると白い眼で睨まれるリアルタイムの現代です。
そして入れ替わるきっかけがw 古典w

 バリバリ正義漢の望月彩子(綾瀬はるか)は、正義を貫き刑事になったものの正論が過ぎ、始末書ばかり。
今度こそ手柄を、と行った猟奇殺人の現場では『清潔すぎる』とピンときた結果、とある洗剤会社のサンプル品にたどりつくほど有能ではあるのですが……あろうことか日高社長(高橋一生)が本ボシと主張を始めます。実はそれ、大正解! しかし捜査一課では望月がまた、と笑われるばかり。
それでも段々にデータを揃え、留学先でも殺人容疑をかけられた事実まで突き止めて。ついに明日はガサ入れ!というところで、なんと自首の説得に行った彩子は、もみ合った末に二人で階段を転げ落ち……。
 目覚めたら、入れ替わっていたのでしたw

 職場の望月彩子は、ツンケンと怒ってばかり。男社会でセクハラパワハラ受け放題でむべなるかなですが。その中身が日高社長になるとあら笑顔。むしろめっきりいい女ですw そして日高のくせである、耳を揉む仕草。 中身が彩子になって目覚める日高社長だって、揃えた膝もたおやかで、普段より更にフェミニンですよ。
 しかしこの状況を『どこまで幸運なのか、私は』と喜び、余裕しゃくしゃくの日高/外見彩子に対し、パニックもいいところの彩子/外見社長。慌てた挙げ句にひっくり返した日高のカバンから出てきたのは……血染めの凶器?? しかもそこに日高/外見彩子が入ってきて、自分を脅迫するのですよ!
 逮捕して、手柄を立てて、周囲からも賞賛される筈が。自分が揃えた証拠で追い詰められることに?? あまりの理不尽に泣きそうな彩子が……外見は社長でも可哀そ可愛くてもうたまりませんでした……orz(こういった入れ替わり演技って、それぞれ一度お手本を演じて見せたりするんでしょうか。でもそれじゃモノマネになりそうでもあり。こう動くはず、と想像で??それは難しすぎるようなw)

 さて、ここから一体、どうするのでしょう。
普通は双方元に戻りたいから、協力しあって階段落ちに再トライしてみたりするものですが。今回はそうもいきません。
彩子のバディ八巻(溝端淳平)は、中身が社長で笑顔の彩子を『なんか、いい感じ』と喜んでるぐらいで、事情には気づきそうもなくw 犬猿の仲だったセク原こと河原(北村一輝)こそ案外、望月の異常に気がついてくれそうですよね。あの学級委員がそない融通の利く返事をする筈がない、なんてきっかけだったらと楽しみです!
また、彩子には同居人陸(柄本佑)がいるんでしたっけ。not恋人、でも洗剤のことなど教えてくれた苦労人の金困くん。彼の働きはいかに。

とにかく楽しみです! あ、鑑識の変な人が林康文で嬉しいです(^^)