出オチドラマは30分でお願いしますw
あとカフェの森田甘路、今期めちゃ観ますね

 江戸の花魁が東京にタイムスリップ!
そこで起きるドタバタが楽しい原作漫画を、岡田結実主演でドラマ化です。美しい~。
いや原作は、引き目鉤鼻しゃくれ気味いわゆる浮世絵美人そのままのヒロインが現代ではブス扱いなのに自信満々なのも笑い所だったはずですが、まあいいか。他にもたしか女2男1で集団タイムスリップ、若い方はすぐ現代に馴染んでバイトもするのに年上の花魁は戸惑いがちだったりしていた気がしますが。ドラマでは花魁仙夏(岡田結実)が一人で現代TOKYOに迷い込み、親切で脳天気なカフェオーナー蔵地(田中直樹)に拾われて、居候の俊輔(葉山奨之)と一緒に翌日からカフェバイト。
またオーナーの娘(山口まゆ)が江戸マニア、仙夏の『花魁コスプレ』が完璧と感激したりw 現代事情を江戸風俗になぞられて解説する時にお役立ちです。仙夏が実らぬ恋に身を焦がした『直さん』そっくりの社長、鳥居直樹(前田公輝)が『直さん』の弟の子孫と家系図を調べてきたり(早世した街の八百屋の記録なんてどこを辿ったのかw)、そもそもしゃちょうが分からない仙夏に「大名みたいなもの」と吹き込んだりw大活躍で、便利な翻案でした。

 さてフリーター俊輔、実は大企業社長令息? 父親と衝突し蔵地家に転がり込んだようですがそこはさておき。カフェで高校時代の同級生春日泉美(古川彩子)と再会し、密かにラブ。恋には手練れの仙夏に速攻見抜かれて、応援されています。
もっとも、恋文に小指を切って添えると本気! とか、吉原流の助言は概ね実行不可能なのですがw 自由に逢い引き出来るのにもったいない、と不自由な身だった上に想い人と死に別れた仙夏に言われてしまうとぐっとくるわけです。その他、泉美を振り回す上司に説教したり、秘書として雇われた取引先に啖呵切ったりと、江戸の常識で押し通されてハッと我に返る瞬間が楽しいドラマです。しかも、言うだけ言ったら、さあ!と舞い始めw 秘書もスーツ姿に頭だけ日本髪に簪が刺さってるギャップw
 現代会社で、取引先の接待役だけを期待して女子社員雇ったら顰蹙ですが、そもそも性的接待が本職の仙夏はそこは気にしませんよねえ。コピーはとれないけれど茶は点てる。キャバクラでオーラを放つw でも無料でお尻は触らせない、とw

 しかしちょっと長い……。
せっかくいい説教で決めた後に、回想なんかしなくていいのに。ジャージに日本髪カフェ制服に日本髪なだけでもうオモシロなのでスッキリ30分で見せてくれてたらと思ったりします。

 それにしても花魁の盛り盛り日本髪、あれ仙夏は自分で結えないのではw 崩して洗い髪になる場面そのうち出てくるのかな~
あと社長=大名は、身分が武士ってことになってしまうので大違いでは。大店の若旦那、いやさ身一つから大店を立ち上げた、とでも言ったら良いのかと思いましたけどドラマ的にパッと笑わせるなら=大名なんでしょうねえ。