教育に、文字通り命を賭けている主人公?その狙いは、復讐?

 私立進学校で担任をもつことになった新任教師義澤経男(田中圭)、あだ名は義経。 クラスを牛耳るセレブがいてややこしいと先輩教師朝日(山田裕貴)に忠告されますが、何を聞いても
「そういうの、嫌いじゃありません」
と笑顔です。
さて、東大合格確実の美人インフルエンサー弓(久保田紗友)と飲食チェーン社長の娘薙(森田想)、そしてゼネコン社長の息子で叔父が政治家の力(高橋侃)は何かと反抗的。彼らの義経への難癖を止める、父が検察官の優等生刀矢(高橋文哉)を殴りつける力。挙げ句、何故か義経のせいで謝罪しろ、床を舐めろと言われるままにすんなり、土下座&床舐めまでする義経ですが、ちゃーんとそこを録画していたんですよね。

 それを証拠に、パワハラ訴訟!
 数々の横暴を本当に反省をさせるには、経歴に傷をつけるしかない。自分は退職も辞さないし、ネットで炎上し会社に影響が出れば父親も怒るだろうと力を脅す脅す。それがイヤなら、謝れ、と。
別に床舐めろでもないのに、いつまでも折れないから。力の兄が引きこもり、親の期待が力に移ってプレッシャーになっている家庭の事情までクラスメイトの前で晒されちゃうんですよ。

 仕方なく謝ったものの、裏で荒れる力……を叱る、グルだった刀矢と、更にそこに現れて『消しちゃえ』と殺人をほのめかす、朝日? いったいこの学校どうなってるのー??
そして冒頭では恋人(松本まりか)とらぶらぶ同棲をしていた義経先生、現在の彼女は意識も無く寝たきりだと1話の終わりで明かされます。そうかそれで、 「人生、突然何が起こるか分からない」 とコトある毎に力説するんですね……。

 2話では、突然父が社長じゃなくなった薙が、役に立とうと義経を『消す』ことに。
階段から突き落とされた義経、何か対策や安全策があったかと思いきや単に根性で戻ってきての晒しあげ説教大会でしたよ。
 昏睡状態の彼女も、同様に突き落とされていたのに? 更に、その糸を引いたのがこれまた、朝日! それが分かっててこの学校を選んだのに、無策でただ突き落とされたのかーい!折ったのが首じゃ無く腕でラッキーだったのね(^^;;;;;)

 黒幕はお前だ!
と朝日に突きつけるところまで、サクサクと話が進んで飽きません。
ただ薙への助言が「1人で生きろ!」でしかないのは、どうかと。友達関係を役に立つとかステイタスでしかはかれない薙に、そんな友達要らないと言うだけで、そんなのは友人じゃ無いとは教えてあげないのねー。まあそれは、自分でみつけることなのかな。
 不登校の生徒伊吹(秋谷郁甫)が揃える呪いや黒魔術の書籍。自分も「ネクロノミコン」で死者蘇生を考えたことがある、と義経。この伊吹の存在もなにか突破口になりますかね。まさかラストで彼女目覚めますか??学生の黒魔術で??

 30分なのと、旦那が教育ドラマ好きなので(教育ドラマとは?)これは見るのかも。しかし田中圭はまたBL臭を期待され、山田裕貴もまた、こんな役(^^;;;;;)