そうかぁ、十兵衛はこういう不思議ちゃんが好みだったのね。十兵衛を導きたがる帰蝶さま(川口春奈)にも駒ちゃん(門脇麦)にもときめかないわけです。


 とは言っても男の子。わざわざ駒を送る好意はあったのですから、あんな裏読みで
『帰蝶さまを見送らなかったのは好きで別れが辛いから。私との別れは平気だから来る』
などと決めつけず、『私が好きだから来たのね!』と押せば案外言いくるめられて、それなりの進展があったかもしれなかったのにねw

 父と昔行ったお城に、米のお届け。

実は用事は米より十兵衛(長谷川博己)の縁談で、叔父光安(西村まさ彦)の心算ではそちらの城主が姫(木村文乃)によろしく引き合わせてくれる筈が、関係ない園芸の話が延々続く酒宴だったとかw でも大丈夫、若者同士は勝手に出会っていましたよ。子供相手にかくれんぼ。子鬼に花びらを撒き散らす様子に、子供の頃同じように遊んだ思い出や「オレの嫁になれ」と言っていた件など甘酸っぱくも色々蘇って、持ち帰った花びらを見つめて物思いに耽る十兵衛ですよ。帰蝶の昔話や、駒との同衾には平然としていた十兵衛が随分と浮ついているじゃないですか。恋よ、恋(^^)

 一方、淡く想っていた十兵衛の説得ならばと尾張へ嫁いだ帰蝶さま。なのに祝言をすっぽかされて、こりゃダメかと思いきや…。やっと現れた信長(染谷将太)は、キラキラした目で「もののけ」だ「村人の気持ち」だと語り続ける不思議な魅力ある青年でしたよ。端々に支配者としての才気も感じさせつつ、どこへ向くかわからない話に引き込まれます。そして差し出された「干しダコ」を分けて食べ、一気に打ち解ける2人。海のない美濃から来た色白の嫁が、常に波の音が寄せては返すこの城で、ついに海のものを口にして尾張の人間になっていくんですね。
初対面時の小汚い格好だけで嫌うでなく、鉄砲を勧められたら喜んで撃つ帰蝶w 女らしくしろ大人しくしていろ、などと言わない信長とはベストマッチで良い夫婦になりそうじゃないですか!(また、撃ち方指南で自然に寄り添うのも胸キュン ^^)

 しかしこの信長の魅力、実父(高橋克典)には全く通じないどころかマイナス評価です。
忍んできた松平一行を皆殺しにさせていた信長。更には松平広忠(浅利陽介)の首を『祝言の引き出物です☆』と、ご馳走を入れる器に入れて笑顔で渡しますか…orz  喜んでもらえると思ったのに、じゃないんですよーorz  渡し方が頭おかしいのも問題なら、今揉めたら戦力的にあれこれまずい。その辺の父の考えなど、もっと情報共有ができたらよかったのに。母もきちんとした次男の方を推している様子で、なかなか厳しい立場の信長くん…。
 その中で、人質竹千代は次男より優秀な信長に懐いている様ですが、その人お父さんを躊躇なく殺した人なのよ…orz  後々のあんなことこんなことに色々繋がる、興味深い信長像になりそうです。

 そして、鉄砲繋がりで「従兄弟」十兵衛のことを帰蝶が語り、面白くなさげに聞く信長。さて信長と十兵衛はどう出会うのでしょうね。

<光安どの>
 ラブリー! 例によって囲碁は劣勢w  息子の縁談が心配な母牧(石川さゆり)に急かされながらも、既に手は打ってあるとしたり顔です。そして十兵衛が立派に娶れば、亡き兄上に誓った様に家督を譲ると本当に嬉しそうに語るじゃないですか。下克上も辞さない世の中に珍しい穏やかなお方です…。自分には妻子がいないこともありますか。 
帰蝶の輿入れを道三と共に喜びつつ、自分の手柄もちゃっかり売り込んでますけどお茶目お茶目。土岐になんて、嫌われたっていいんだから…(ちょっと悔しい)